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Scene23 キャンディーと俺の夜の小学校
第134話
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俺は用具室のマットの上に横になってる。
隣には乱れた修道服の女性。
スペース刑事見習いキャンディー。
俺が抱きしめると顔をそむけた彼女。
「お姉さんを口説こうなんて三年早いわよ」
「貴方はゲンさんをただの仕事の同僚と言っていた。
同僚が亡くなったのだって哀しむのは当然です」
でも彼女は逃げはしなかった。
「今は冬です、夜になれば寒い。
寒い所で一人で哀しむ事は無いです。
哀しくっても寒くても、
他人の体温を感じると温かくなる」
「貴方には……
あの娘が……」
最後まで言わせない。
抱く腕に力を込める。
「キャンディー、素敵な人だ。
抱きしめずにはいられない」
抱いた女性の身体から力が抜ける。
修道服を半脱ぎに。
下はビキニ水着のままだった。
水着を脱がせるとはち切れそうなボディーが露わになる。
俺は彼女のトランジスタグラマーな身体を堪能した。
彼女は精神に空いた傷穴を埋める事が出来たはずだ。
そんな交換。
円花のような少女とは違う。
担任の女教師と同じ、大人なのである。
いや、あの女教師は少し違うな。
あの女は……
「これは返そう」
俺はキャンディーに『プラズマソード』を渡す。
現在は光を発していない、ただのロッド。
スイッチでON、OFFが出来たのだ。
今はOFFにしている。
海底神殿で大型のDeep Onesを斬った。
そのまま俺が持っていた物。
「ゲンの遺品だ」
「それは貴方が持ってて良いわ。
唯の官給品だしね」
「その分、あの銃しばらく貸しといてよ」
トカレフの事だ。
キャンディーに渡してそれっきりになっていた。
「構わないが、そろそろ予備の弾が尽きるんじゃないか」
「そうね、残り少ないわ。
まあいい。
時空間クルーザーに戻れば『高電磁熱線殺傷銃』が有るわ」
俺の隣にいるキャンディー。
乱れた修道服がイロっぽい。
キャンディーは俺の顔を見て言う。
「貴方、何かフシギね。
学生だって言うけど、そんな風に見えない。
いや、外見は若い男なんだけど」
「海底神殿での落ち着いた行動。
他人に命令し慣れた人のモノだったわ」
「まるで、どこか遠い世界で配下をたくさん持っていた。
有り得ない様な経験をすごく積んで来た人。
別の場所で、リーダーだった。
イヤ、タダのリーダーじゃ無くて。
その世界の王様だったりした。
そんな男の人みたい」
隣には乱れた修道服の女性。
スペース刑事見習いキャンディー。
俺が抱きしめると顔をそむけた彼女。
「お姉さんを口説こうなんて三年早いわよ」
「貴方はゲンさんをただの仕事の同僚と言っていた。
同僚が亡くなったのだって哀しむのは当然です」
でも彼女は逃げはしなかった。
「今は冬です、夜になれば寒い。
寒い所で一人で哀しむ事は無いです。
哀しくっても寒くても、
他人の体温を感じると温かくなる」
「貴方には……
あの娘が……」
最後まで言わせない。
抱く腕に力を込める。
「キャンディー、素敵な人だ。
抱きしめずにはいられない」
抱いた女性の身体から力が抜ける。
修道服を半脱ぎに。
下はビキニ水着のままだった。
水着を脱がせるとはち切れそうなボディーが露わになる。
俺は彼女のトランジスタグラマーな身体を堪能した。
彼女は精神に空いた傷穴を埋める事が出来たはずだ。
そんな交換。
円花のような少女とは違う。
担任の女教師と同じ、大人なのである。
いや、あの女教師は少し違うな。
あの女は……
「これは返そう」
俺はキャンディーに『プラズマソード』を渡す。
現在は光を発していない、ただのロッド。
スイッチでON、OFFが出来たのだ。
今はOFFにしている。
海底神殿で大型のDeep Onesを斬った。
そのまま俺が持っていた物。
「ゲンの遺品だ」
「それは貴方が持ってて良いわ。
唯の官給品だしね」
「その分、あの銃しばらく貸しといてよ」
トカレフの事だ。
キャンディーに渡してそれっきりになっていた。
「構わないが、そろそろ予備の弾が尽きるんじゃないか」
「そうね、残り少ないわ。
まあいい。
時空間クルーザーに戻れば『高電磁熱線殺傷銃』が有るわ」
俺の隣にいるキャンディー。
乱れた修道服がイロっぽい。
キャンディーは俺の顔を見て言う。
「貴方、何かフシギね。
学生だって言うけど、そんな風に見えない。
いや、外見は若い男なんだけど」
「海底神殿での落ち着いた行動。
他人に命令し慣れた人のモノだったわ」
「まるで、どこか遠い世界で配下をたくさん持っていた。
有り得ない様な経験をすごく積んで来た人。
別の場所で、リーダーだった。
イヤ、タダのリーダーじゃ無くて。
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そんな男の人みたい」
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