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Scene05 高天原宇宙と俺の地下室
第27話
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「そうだな、コイツが色んな所にカメラを仕掛けたんだ。
感知器の様に見せかけたカメラ。
防犯カメラの様に見せかけた盗撮用カメラなんてのも有るな」
俺はウツの替わりに答える。
「それにこちらに映ってるのはおトイレですわ。
女子だけじゃなくて男性用まで有るじゃありませんか!」
「何ですって!
お嬢様のお手洗い、その監視映像が有るという事ですか?」
ネコ耳メイドが言う。
お前怒ってると言うより興奮してないか。
「ワタクシ猫屋敷三毛寝子は幼少の頃より円花お嬢様にお仕えしてきました。
まだ六歳だったお嬢様をお風呂に入れてあげた事もあれば、濡れた身体を拭いてあげた事もございます。
しかしっ、しぃかぁしぃー。
お手洗いを手伝った事はございません。六歳でも賢かった円花様は一人でお手洗いはなさると言って、絶対ワタクシに手伝わそうとしなかったのございます。
円花様の事を一番存じ上げてる私でも見た事の無い神秘の映像がこちらに有ると言うんですかっ!」
ドガッ。
凄い音がした。
ハァハァ。
息を切らしてる七鮎川円花。
手にはバット。
俺が持っていたバットを奪ってネコ耳メイドの頭を殴りつけたのだ。
メイドは静かになった。
というか倒れて動かなくなった。
放っておこう。
「すまないが、円花。
コイツの盗撮趣味は見逃してやってくれ。
間違いなく変態だが、自分の関係無い人間に迷惑かけるほどバカじゃない」
バカじゃないと思う。
ウツの奴は俺の話を聞いてない。
手に持ったキーボードに何やら打ち込んでいる。
「トイレの映像だね。
お望みの物を見つけたよ。
昨日の物、撮れたてホヤホヤの新鮮な映像だよ」
「な、何を言ってるんです。
止めてください」
モニターに大きくウインドウが開く。
場所は学校のトイレらしい。
見覚え有る造り。
徐々に映像がハッキリしていく。
倒れて動かなくなった筈のメイドはいつの間にか復活。
モニターをガン見してる。
円花は慌ててる。
やめて、やめてとモニターの前に立って映像を隠す。
けどそのたびにウインドウはズレて映像を映し出す。
俺も少し目がいってしまう。
いや、別に排尿シーンに興味は無い。
無いのだが、隠したがる円花を見るとつい見たくなる。
人のサガだな。
「うわー、ホントウに止めてくださいっ!
見ないで見ないで」
円花が言う。
まだモニターを隠そうとする。
ついにウインドウは多数開く。
円花の体を避け、いくつものウインドウが開く。
映し出すのは同じ映像、学校のトイレ。
これは。
チェックのパンツ。
ジッパーを下ろす。
合わせ目からモノを取り出す。
下から見た映像はクッキリと映し出す。
下半身からナメて頭部まで。
俺だな。
男物の制服。
男子トイレ。
そこに映し出されたのは俺の排尿シーンだった。
感知器の様に見せかけたカメラ。
防犯カメラの様に見せかけた盗撮用カメラなんてのも有るな」
俺はウツの替わりに答える。
「それにこちらに映ってるのはおトイレですわ。
女子だけじゃなくて男性用まで有るじゃありませんか!」
「何ですって!
お嬢様のお手洗い、その監視映像が有るという事ですか?」
ネコ耳メイドが言う。
お前怒ってると言うより興奮してないか。
「ワタクシ猫屋敷三毛寝子は幼少の頃より円花お嬢様にお仕えしてきました。
まだ六歳だったお嬢様をお風呂に入れてあげた事もあれば、濡れた身体を拭いてあげた事もございます。
しかしっ、しぃかぁしぃー。
お手洗いを手伝った事はございません。六歳でも賢かった円花様は一人でお手洗いはなさると言って、絶対ワタクシに手伝わそうとしなかったのございます。
円花様の事を一番存じ上げてる私でも見た事の無い神秘の映像がこちらに有ると言うんですかっ!」
ドガッ。
凄い音がした。
ハァハァ。
息を切らしてる七鮎川円花。
手にはバット。
俺が持っていたバットを奪ってネコ耳メイドの頭を殴りつけたのだ。
メイドは静かになった。
というか倒れて動かなくなった。
放っておこう。
「すまないが、円花。
コイツの盗撮趣味は見逃してやってくれ。
間違いなく変態だが、自分の関係無い人間に迷惑かけるほどバカじゃない」
バカじゃないと思う。
ウツの奴は俺の話を聞いてない。
手に持ったキーボードに何やら打ち込んでいる。
「トイレの映像だね。
お望みの物を見つけたよ。
昨日の物、撮れたてホヤホヤの新鮮な映像だよ」
「な、何を言ってるんです。
止めてください」
モニターに大きくウインドウが開く。
場所は学校のトイレらしい。
見覚え有る造り。
徐々に映像がハッキリしていく。
倒れて動かなくなった筈のメイドはいつの間にか復活。
モニターをガン見してる。
円花は慌ててる。
やめて、やめてとモニターの前に立って映像を隠す。
けどそのたびにウインドウはズレて映像を映し出す。
俺も少し目がいってしまう。
いや、別に排尿シーンに興味は無い。
無いのだが、隠したがる円花を見るとつい見たくなる。
人のサガだな。
「うわー、ホントウに止めてくださいっ!
見ないで見ないで」
円花が言う。
まだモニターを隠そうとする。
ついにウインドウは多数開く。
円花の体を避け、いくつものウインドウが開く。
映し出すのは同じ映像、学校のトイレ。
これは。
チェックのパンツ。
ジッパーを下ろす。
合わせ目からモノを取り出す。
下から見た映像はクッキリと映し出す。
下半身からナメて頭部まで。
俺だな。
男物の制服。
男子トイレ。
そこに映し出されたのは俺の排尿シーンだった。
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