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家の外で待機していたウィンに話しかける。
「お帰り、何か得るものはあったか?」
「ここに居る連中は何だか体調が悪そうだ。
恐らくストレスが原因だと思うんだが」
「本当にストレスか?」
「え?」
「本当にストレスかと聞いてる」
「えっと」
言われてみればそうだ。
どうして俺はストレスだと断言したのだろう?
もっと、普遍的な理由の方を想像するべきだ。
「病気とか、そっちの線は無いのか?」
「言われてみれば」
人が体調悪くなるのは、
大体細菌、怪我、毒、環境の4つだと思う。
どうして遠くにある、
ストレスを先に出したのだろうか。
「じゃ、えぇっと、ウィン先生でいいのか?
薬とか、作ってくれないか?」
「それは無理だな」
「どうして」
「悪いが吾人は医者じゃない」
「医者じゃないって・・・天使の命を救ってくれただろう」
「命を救っただけで医者とは限らない」
「それは」
「悪いが薬を作るのを手伝うのは無理だ」
「ウィン!」
彼は家の中へ戻った。
「これは処女の憶測ですが、何か事情があるのでしょう。そういう人間を強制させるのは賛同できません」
「くそっ・・・分かったよ」
俺たちだけでどうにかしなければならない。
でも、薬以外でどうすればいいっていうんだ。
俺は考えを巡らす。
「そもそもの原因を探ってみては?」
イリンクスに提案される。
「原因?」
「これだけ多くの人が苦しんでるのだから何処かに発生原因となる何かがある筈です、それを見つけ出せば・・・」
「そうか、分かった」
「自分が思うに、個人の問題かもよ?」
「探してみないと分からないだろう」
「へーへー、分かりましたよ旦那」
「探しに行こう」
「はい、管理者」
「了解、旦那」
俺たちは原因を突き止めるべく移動する。
話を聞いて歩く。
「体調悪くないか?」
男性に話しかける。
「あ?おー・・・おーおー。確かにそうだ。
何だ、占い師か?」
「色んな人に話を聞いてみると、体調が悪いと言う人が多かったんだ、だからあんたもと思ってね」
「なるほど」
「それで、聞きたいんだがあんたの一日の行動を教えてくれ」
「教えてくれっつってもな」
「何でもいいんだ、教えてくれ」
「ゴミ拾いをしてただけだぜ?」
「それ以外は無いのか?」
「無いってば、大体、ここに居る連中はゴミと向き合う以外生き方が無いだろう」
「そうか、教えてくれてありがとう」
「どうも」
俺は女性に話しかける。
「なぁ、体調悪くないか?」
「あら、よくわかったわね」
「変なことを聞くが、一日の予定を教えてくれないか?」
「私の予定を聞いてどうしようっての?」
「別に何も、ただ気になるんだ」
「変なこと聞くわね、って言ってもゴミ拾いくらいかしら?」
「なるほど」
「答えになったかしら?」
「あぁ」
「ばいばい」
「それじゃ」
俺たちは別れる。
「全員、答えることは似たり寄ったりだな」
「旦那ぁ、体調悪いのは個人的なもんだって」
「俺は・・・そうは思えない」
「つってもなぁ」
「ゴミ拾いしかしてないのならば、
逆に言えば、それが原因だって考えるしか」
「ゴミ拾いをして体調が悪くなるってことあるんですかね?」
「むぅ」
そうなると俺の世界で居たゴミ拾いのボランティアの人たちは誰もかれも体調不良を訴えても可笑しくない。
しかし、そういった話はあまり聞いたことが無かった。
「拾い方に問題があるのでは?」
「どういうことだ、イリンクス?」
「申し訳ありません、詳しくは・・・違和感を覚えた程度の話でしたので」
「違和感・・・違和感」
何故、イリンクスは違和感を覚えた?
そこを深く掘り下げてみれば何か分かるかも。
「おーい、旦那?」
「そうだ、思い出した」
俺は元居た世界のことを思いだす。
「何を思い出したんです?」
「ダイオキシンだ」
「ダイオ・・・なんです?」
「夜中に明かりをつけようと、火をつかう。
するとガス爆発が起きる危険がある。
だけど夜中に明かりをつけたいと思うのは人間として持っても可笑しくない心理だ。
そう考えると、その爆発の余波で、ゴミに引火した可能性があるのではないだろうか?」
「つまり?」
「有毒ガスが発生してるかもってことだ」
「ひぇ~、それなら止めないと」
「いや、もう止めようがない」
「何で」
「これだけ多くの人が居るんだ、
完璧に止めるなんて無理だろう」
人にそれは悪いことだから止めましょうと伝えても、全ての人間が止めるかと言えば止めないだろう。
暗闇に明かりあるメリットを考えると、完全に止めるのは無理だと思う。
「それじゃ、諦めるしかないんか、旦那」
「いや、影響を弱めることは出来る」
「何するんです?」
「一緒に作ってほしいんだ、頼めるか。
ボロ、イリンクス」
「それはいいけど、旦那。何を作るんで?」
「マスクだ」
結論から言うならば、売れた。
やはり命に危険があるということで
マスクを求める人が多かった。
マスクは手作りでもそれらしいものは作れる。
プロの物と比べれば劣化商品と言えるが、
ここに居る人たちはそれすら無いので効果はある。
売れることによって大金が入り、
俺はようやくエコの元へと戻ることが出来た。
「あんたか・・・なんの用だ?」
「・・・」
俺は袋をどんと置く。
人の顔よりも大きく膨れ上がったそれは見ごたえがあった。
「これは?」
「中を見てみろ」
「金だ!」
エコの顔に生気が戻っていく。
「これぐらいあれば店が持てる!」
「そいつは良かった」
「ありがとう、何て言ったらいいか」
「礼はいい、それより約束だ」
「あ、あぁ・・・もちろんだ。
こいつを売ってやるよ」
天使のパーツを見せてもらう。
「いくらだ」
「もう貰ったよ、持っていけ」
「ふっ」
俺は笑った。
「これで、自分は自由なのか?」
「あぁ、もう好きなところに行け」
「やった!」
ボロは自由になった。
そして、何処かへと走り去っていった。
「いいよな、開放しても」
「あぁ、もう恨みはねぇよ」
エコは笑う。
これでもう安心だ。
「じゃあな、エコ」
「あぁ、また商人の店を利用してくれよ」
「お前の店は高いからな」
「今度は安くしおくよ」
「だといいがな」
俺はこの場を後にする。
そして、キノコの家に向かう。
ウィンが外で水を飲んでいた。
「もう、あいつは居ないんだな」
「必要なものは手に入ったからな」
俺は天使のパーツを見せる。
それはネジだった。
「来いよ、使うから」
「あぁ」
俺はウィンにパーツを預けて待機する。
そして、祈りを捧げるのだった。
手術が上手くいくようにと。
「お帰り、何か得るものはあったか?」
「ここに居る連中は何だか体調が悪そうだ。
恐らくストレスが原因だと思うんだが」
「本当にストレスか?」
「え?」
「本当にストレスかと聞いてる」
「えっと」
言われてみればそうだ。
どうして俺はストレスだと断言したのだろう?
もっと、普遍的な理由の方を想像するべきだ。
「病気とか、そっちの線は無いのか?」
「言われてみれば」
人が体調悪くなるのは、
大体細菌、怪我、毒、環境の4つだと思う。
どうして遠くにある、
ストレスを先に出したのだろうか。
「じゃ、えぇっと、ウィン先生でいいのか?
薬とか、作ってくれないか?」
「それは無理だな」
「どうして」
「悪いが吾人は医者じゃない」
「医者じゃないって・・・天使の命を救ってくれただろう」
「命を救っただけで医者とは限らない」
「それは」
「悪いが薬を作るのを手伝うのは無理だ」
「ウィン!」
彼は家の中へ戻った。
「これは処女の憶測ですが、何か事情があるのでしょう。そういう人間を強制させるのは賛同できません」
「くそっ・・・分かったよ」
俺たちだけでどうにかしなければならない。
でも、薬以外でどうすればいいっていうんだ。
俺は考えを巡らす。
「そもそもの原因を探ってみては?」
イリンクスに提案される。
「原因?」
「これだけ多くの人が苦しんでるのだから何処かに発生原因となる何かがある筈です、それを見つけ出せば・・・」
「そうか、分かった」
「自分が思うに、個人の問題かもよ?」
「探してみないと分からないだろう」
「へーへー、分かりましたよ旦那」
「探しに行こう」
「はい、管理者」
「了解、旦那」
俺たちは原因を突き止めるべく移動する。
話を聞いて歩く。
「体調悪くないか?」
男性に話しかける。
「あ?おー・・・おーおー。確かにそうだ。
何だ、占い師か?」
「色んな人に話を聞いてみると、体調が悪いと言う人が多かったんだ、だからあんたもと思ってね」
「なるほど」
「それで、聞きたいんだがあんたの一日の行動を教えてくれ」
「教えてくれっつってもな」
「何でもいいんだ、教えてくれ」
「ゴミ拾いをしてただけだぜ?」
「それ以外は無いのか?」
「無いってば、大体、ここに居る連中はゴミと向き合う以外生き方が無いだろう」
「そうか、教えてくれてありがとう」
「どうも」
俺は女性に話しかける。
「なぁ、体調悪くないか?」
「あら、よくわかったわね」
「変なことを聞くが、一日の予定を教えてくれないか?」
「私の予定を聞いてどうしようっての?」
「別に何も、ただ気になるんだ」
「変なこと聞くわね、って言ってもゴミ拾いくらいかしら?」
「なるほど」
「答えになったかしら?」
「あぁ」
「ばいばい」
「それじゃ」
俺たちは別れる。
「全員、答えることは似たり寄ったりだな」
「旦那ぁ、体調悪いのは個人的なもんだって」
「俺は・・・そうは思えない」
「つってもなぁ」
「ゴミ拾いしかしてないのならば、
逆に言えば、それが原因だって考えるしか」
「ゴミ拾いをして体調が悪くなるってことあるんですかね?」
「むぅ」
そうなると俺の世界で居たゴミ拾いのボランティアの人たちは誰もかれも体調不良を訴えても可笑しくない。
しかし、そういった話はあまり聞いたことが無かった。
「拾い方に問題があるのでは?」
「どういうことだ、イリンクス?」
「申し訳ありません、詳しくは・・・違和感を覚えた程度の話でしたので」
「違和感・・・違和感」
何故、イリンクスは違和感を覚えた?
そこを深く掘り下げてみれば何か分かるかも。
「おーい、旦那?」
「そうだ、思い出した」
俺は元居た世界のことを思いだす。
「何を思い出したんです?」
「ダイオキシンだ」
「ダイオ・・・なんです?」
「夜中に明かりをつけようと、火をつかう。
するとガス爆発が起きる危険がある。
だけど夜中に明かりをつけたいと思うのは人間として持っても可笑しくない心理だ。
そう考えると、その爆発の余波で、ゴミに引火した可能性があるのではないだろうか?」
「つまり?」
「有毒ガスが発生してるかもってことだ」
「ひぇ~、それなら止めないと」
「いや、もう止めようがない」
「何で」
「これだけ多くの人が居るんだ、
完璧に止めるなんて無理だろう」
人にそれは悪いことだから止めましょうと伝えても、全ての人間が止めるかと言えば止めないだろう。
暗闇に明かりあるメリットを考えると、完全に止めるのは無理だと思う。
「それじゃ、諦めるしかないんか、旦那」
「いや、影響を弱めることは出来る」
「何するんです?」
「一緒に作ってほしいんだ、頼めるか。
ボロ、イリンクス」
「それはいいけど、旦那。何を作るんで?」
「マスクだ」
結論から言うならば、売れた。
やはり命に危険があるということで
マスクを求める人が多かった。
マスクは手作りでもそれらしいものは作れる。
プロの物と比べれば劣化商品と言えるが、
ここに居る人たちはそれすら無いので効果はある。
売れることによって大金が入り、
俺はようやくエコの元へと戻ることが出来た。
「あんたか・・・なんの用だ?」
「・・・」
俺は袋をどんと置く。
人の顔よりも大きく膨れ上がったそれは見ごたえがあった。
「これは?」
「中を見てみろ」
「金だ!」
エコの顔に生気が戻っていく。
「これぐらいあれば店が持てる!」
「そいつは良かった」
「ありがとう、何て言ったらいいか」
「礼はいい、それより約束だ」
「あ、あぁ・・・もちろんだ。
こいつを売ってやるよ」
天使のパーツを見せてもらう。
「いくらだ」
「もう貰ったよ、持っていけ」
「ふっ」
俺は笑った。
「これで、自分は自由なのか?」
「あぁ、もう好きなところに行け」
「やった!」
ボロは自由になった。
そして、何処かへと走り去っていった。
「いいよな、開放しても」
「あぁ、もう恨みはねぇよ」
エコは笑う。
これでもう安心だ。
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「来いよ、使うから」
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