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映画の撮影

可哀想に

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とりあえず、つおしが、男の方
に目覚めなかった事にほっとする。光。

まぁ、最悪
つおが男に目覚めたら
けつ出してやる、覚悟はあるけど、
正直、抱かれるより、
抱かれて、感じまくって、喘いでる
つおしの方がいい。

まぁ、俺だけじゃないやろうけどな。
一応、女の由美さんすら
男する気満々みたいやし。

とりあえず
つおが男に目覚めなくて
良かったわ。

"コンコン"

由美「入るわよ。」

"ガチャ"

由美「もう、終わった?
   今日はもう、帰るわよ。」

由美を見た光。

ひ「変態。」

由美「な、な、何よいきなり!」

ひ「つおに道具がなんちゃら
  話したんやろ。変態やな。」

由美「あっ。つお言っちゃったの。」

ひ「流れでな。
  道具ってなんや。俺に聞いたで!
  この、変態が!」

由美「まぁ、聞いちゃったなら。
   仕方ないわね。
   別に変態で結構よ!」

ひ「手ェだすなよ。
  旦那にチクるぞ。」

由美「つおに手ェ出した時点で
   覚悟してますからぁー。
   どうぞ、密告して下さい、
   でも、フリーになったら、ますます
   自由につおちゃん襲えるわね。」

ひ「この、あま!」

由美「好きにして、」

ひ「くっ。」

由美「はい、はい。諦めなさい。
   チャンスがあったらとは、言ったけど
   あなたがいるのに
   手は出せないでしょ。
   寮だって、2人一緒なのに。」

ひ「まぁ。そやな。
  今回は、大目に見てやる。」

由美「あら、偉そうね。
   今回だって、つおしちゃんと守らなかった
   あなたにも責任あるわよね。
   誰かさんが理性失うくらい抱いたり
   しなきゃね。
   つおちゃん。気を失わせるのは
   まぁ。いいとして。
   あなたが守れない状態になるのは
   如何かしら。」

ひ「うっ。」

由美「狙ってんの、私だけじゃないわ、
   気をつけなさい。
   今回だって。
   あの写真。載ったら
   要らぬ虫がわんさか来るわよ。」

ひ「分かってるよ。」

なんだ。かんだ
言いくるめられた光。

由美「さー。帰るわよ。」

ひ「つおし、帰るでー。 
  2人のスイートホームでえっちや。」

つ「えっ。もう。ぼく、きょうは。」

ひ「なんやとー。旦那がやりたい
  ゆーてんねんで、」

つ「やて、乳首ヒリヒリすんねん。
  お尻かて、腰かて、痛いねん。
  堪忍して。
  それに、そないにしたん。
  光やよ。」

ひ「確かに、今日は
  一か月分くらい、したなぁ。」

つ「やったら。
  今日は。」

ひ「誰や。由美とえっちしたんわ。」

つ「あっ。」

ひ「俺かて、今日は
  しんどいねん。やけど、
  由美がラストに抱いたのは
  あかん。
  ラストは、俺やないと
  やから、分かったな。」

つ「はぃ。」

ひ「よし。分かればええんや、
  じゃあ、スイートホーム帰るでー。♪」

つ「……………。」

由美「可哀想に……。」

ひ「なんやと!」

由美「はい、はい。
   なんでも、ありません。帰りますよ。」
 



  
   
   







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