上 下
39 / 647
補習

失恋

しおりを挟む
「あかんな。」

教室の扉が開く
そこには
真也と、光が立っていた。

振り向く、
つおと、のあ

ひ「あかんな。」

のあは光に向かって叫ぶ

の「何があかんのですか!」

ひ「つおしは俺のだ、」

の「俺はずーと前からつお…

言葉をさえぎる、光。

ひ「お前がどんなに、
  つおしを好きでも魅入られても、
  お前にはやらない。」

つ「ひ、か、る!」
傷つけるな、と言いたげなつおし。

ひ「お前の気持ちは分かる、
  胸が痛なんねんやろ、
  締め付けられんのやろ、!、、
  俺かて、今そうやねん。!!」

つおし、のあ
「!!、、、、!!」

ひ「お前らあほか!!
  俺の大事な人が抱き合ってる!
  そんな姿みて、
  痛ならへん訳ないやろ!!」

の「………。」

ひ「お前かて、つおしを
  好きやねんなら、俺が
  今どんな気持ちで、ここに
  いるか分かるやろ!」

つ「ひかる?」

ひ「どんな、一緒に
  おっても、いつも不安や!
  誰かにとられはしないか。とな。
  そんな、俺に
  そんな格好みせつけるな!」

つ「ごめん。」

離れて、光のところに向かうつおし、
光の側につくと、
"ギュ~~"強く強く抱きしめる光。

"つおしは俺んや"
,つおしは俺んや"

そんな事をかみしめるように、
強く抱く
つおしは光の、顔を、見た
必死に怒りを我慢しているかのよう。

つおしは静かに、口を開いた

つ「ごめん。"のあ"
  気持ちは凄い嬉しいねん。
  やけど…僕は、光やないと
  あかんねん。
  ごめんな。傷つけて、ごめん。」

ボロボロ涙を流していくつおし
隠すように光の胸に顔をうずめる。

ひ「お前の気持ちは、分かる、
  俺だって
  紆余曲折、いろんな事
  あって、ようやく、
  つおしを手にしたんや。やから、絶対!
  俺はお前には負けへん。やから、諦めろ!」

その様子を黙って見ていた
丸が口を開いた

丸「のあ、諦めー。
  俺知ってる、どんなに
  先輩を思ってたか。
  やけど、
  愛し合ってる、2人を
  離したらあかん。」

そう言うと、丸山は、
"のあ"を立ち上がらせ、手を取り
教室から出て行った。

==========のあの教室=============

丸「のあ、大丈夫か?」

の「あかんかも。」

丸「失恋やもんな、
  辛いな。」

また、涙が出てくる
丸は"のあ'を抱きしめた

丸「俺がおるやん。」

の「……。

丸「忘れるまで、待ってるから、」

"のあ"の恋は終わった。

この時は…

=======光の教室========

"むすっ~っ"
機嫌が悪い光。

つ「ひかる?怒ってる?」

ひ「おこってるーーーーーーー!!(@へ@]」

つ「ごめん。って、」

ひ「ごめんやない!お前
  俺が見張らせてなかったら、
  どうすんねん。」

つ「……返す言葉もありません。…」

ひ「なんで、ちゃんと、言わないんや」

つ「やて、告げ口するみたいで。」

ひ「それが、今の結果や!」

"ぐすっ"T^T
涙ぐむ、つおし、

和、真
「あんまり、言うなや
 かわいそうやん。」

ひ「あかん!つおー
  お前今色んな人傷つけたんやで」

つ「はい。」

ひ「俺に頼っといたら
  "のあ"にあんなん、させんで
  すんだやろ!」

つ「…はい。」

ひ「やから、お前は
  俺から離れたら、あかんねん!」

真、カズ
   「結局は、それやねんな、
  奥さん離れちゃあかんて.
      旦那様独占欲、強くて大変やな」

ひ「せや、奥さんは
  側にいんと、あかんねん!」

つ「はい。」

ひ「うちの奥さんは、
  言う事聞かへんから
  ますます、監視するかんな。
  覚悟しとけよ!」

つ「………………。」

つおは、ますます、
監視されていくのであった。


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

さようなら、家族の皆さま~不要だと捨てられた妻は、精霊王の愛し子でした~

みなと
ファンタジー
目が覚めた私は、ぼんやりする頭で考えた。 生まれた息子は乳母と義母、父親である夫には懐いている。私のことは、無関心。むしろ馬鹿にする対象でしかない。 夫は、私の実家の資産にしか興味は無い。 なら、私は何に興味を持てばいいのかしら。 きっと、私が生きているのが邪魔な人がいるんでしょうね。 お生憎様、死んでやるつもりなんてないの。 やっと、私は『私』をやり直せる。 死の淵から舞い戻った私は、遅ればせながら『自分』をやり直して楽しく生きていきましょう。

僕を拾ってくれたのはイケメン社長さんでした

なの
BL
社長になって1年、父の葬儀でその少年に出会った。 「あんたのせいよ。あんたさえいなかったら、あの人は死なずに済んだのに…」 高校にも通わせてもらえず、実母の恋人にいいように身体を弄ばれていたことを知った。 そんな理不尽なことがあっていいのか、人は誰でも幸せになる権利があるのに… その少年は昔、誰よりも可愛がってた犬に似ていた。 ついその犬を思い出してしまい、その少年を幸せにしたいと思うようになった。 かわいそうな人生を送ってきた少年とイケメン社長が出会い、恋に落ちるまで… ハッピーエンドです。 R18の場面には※をつけます。

田舎貴族の学園無双~普通にしてるだけなのに、次々と慕われることに~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
田舎貴族であるユウマ-バルムンクは、十五歳を迎え王都にある貴族学校に通うことになった。 最強の師匠達に鍛えられ、田舎から出てきた彼は知らない。 自分の力が、王都にいる同世代の中で抜きん出ていることを。 そして、その価値観がずれているということも。 これは自分にとって普通の行動をしているのに、いつの間にかモテモテになったり、次々と降りかかる問題を平和?的に解決していく少年の学園無双物語である。 ※ 極端なざまぁや寝取られはなしてす。 基本ほのぼのやラブコメ、時に戦闘などをします。

くまさんのマッサージ♡

はやしかわともえ
BL
ほのぼの日常。ちょっとえっちめ。 2024.03.06 閲覧、お気に入りありがとうございます。 m(_ _)m もう一本書く予定です。時間が掛かりそうなのでお気に入りして頂けると便利かと思います。よろしくお願い致します。 2024.03.10 完結しました!読んで頂きありがとうございます。m(_ _)m 今月25日(3/25)のピクトスクエア様のwebイベントにてこの作品のスピンオフを頒布致します。詳細はまたお知らせ致します。 2024.03.19 https://pictsquare.net/skaojqhx7lcbwqxp8i5ul7eqkorx4foy イベントページになります。 25日0時より開始です! ※補足 サークルスペースが確定いたしました。 一次創作2: え5 にて出展させていただいてます! 2024.10.28 11/1から開催されるwebイベントにて、新作スピンオフを書いています。改めてお知らせいたします。 2024.11.01 https://pictsquare.net/4g1gw20b5ptpi85w5fmm3rsw729ifyn2 本日22時より、イベントが開催されます。 よろしければ遊びに来てください。

【完結】18年間外の世界を知らなかった僕は魔法大国の王子様に連れ出され愛を知る

にゃーつ
BL
王族の初子が男であることは不吉とされる国ルーチェ。 妃は双子を妊娠したが、初子は男であるルイだった。殺人は最も重い罪とされるルーチェ教に基づき殺すこともできない。そこで、国民には双子の妹ニナ1人が生まれたこととしルイは城の端の部屋に閉じ込め育てられることとなった。 ルイが生まれて丸三年国では飢餓が続き、それがルイのせいであるとルイを責める両親と妹。 その後生まれてくる兄弟たちは男であっても両親に愛される。これ以上両親にも嫌われたくなくてわがまま1つ言わず、ほとんど言葉も発しないまま、外の世界も知らないまま成長していくルイ。 そんなある日、一羽の鳥が部屋の中に入り込んでくる。ルイは初めて出来たその友達にこれまで隠し通してきた胸の内を少しづつ話し始める。 ルイの身も心も限界が近づいた日、その鳥の正体が魔法大国の王子セドリックであることが判明する。さらにセドリックはルイを嫁にもらいたいと言ってきた。 初めて知る外の世界、何度も願った愛されてみたいという願い、自由な日々。 ルイにとって何もかもが新鮮で、しかし不安の大きい日々。 セドリックの大きい愛がルイを包み込む。 魔法大国王子×外の世界を知らない王子 性描写には※をつけております。 表紙は까리さんの画像メーカー使用させていただきました。

愛しているからこそ、彼の望み通り婚約解消をしようと思います【完結済み】

皇 翼
恋愛
「俺は、お前の様な馬鹿な女と結婚などするつもりなどない。だからお前と婚約するのは、表面上だけだ。俺が22になり、王位を継承するその時にお前とは婚約を解消させてもらう。分かったな?」 お見合いの場。二人きりになった瞬間開口一番に言われた言葉がこれだった。 初対面の人間にこんな発言をする人間だ。好きになるわけない……そう思っていたのに、恋とはままならない。共に過ごして、彼の色んな表情を見ている内にいつの間にか私は彼を好きになってしまっていた――。 好き……いや、愛しているからこそ、彼を縛りたくない。だからこのまま潔く消えることで、婚約解消したいと思います。 ****** ・感想欄は完結してから開きます。

どうぞ二人の愛を貫いてください。悪役令嬢の私は一抜けしますね。

kana
恋愛
私の目の前でブルブルと震えている、愛らく庇護欲をそそる令嬢の名前を呼んだ瞬間、頭の中でパチパチと火花が散ったかと思えば、突然前世の記憶が流れ込んできた。 前世で読んだ小説の登場人物に転生しちゃっていることに気付いたメイジェーン。 やばい!やばい!やばい! 確かに私の婚約者である王太子と親しすぎる男爵令嬢に物申したところで問題にはならないだろう。 だが!小説の中で悪役令嬢である私はここのままで行くと断罪されてしまう。 前世の記憶を思い出したことで冷静になると、私の努力も認めない、見向きもしない、笑顔も見せない、そして不貞を犯す⋯⋯そんな婚約者なら要らないよね! うんうん! 要らない!要らない! さっさと婚約解消して2人を応援するよ! だから私に遠慮なく愛を貫いてくださいね。 ※気を付けているのですが誤字脱字が多いです。長い目で見守ってください。

処理中です...