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140話 岩城の恋愛・その後
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先日、外科の岩城に頼まれるままに、洋子さんとの仲を取り持ったんだけど、その後はどうなったのかな?
なんだかソワソワしていて気になる。今日にでもカフェに行って中村にどうなったのか聞いてみようか?。全く、中村はメールもくれないから、その後が全然わからないよ。
俺も洋子さんには早く幸せになって欲しいと思っているんだ。バツイチだしね。
それになんとなくなんだけど、もしかして俺の事が好きなのかな?と思ったことが何回かはあったんだよね。
でも悪いけど、俺は莉子で手がいっぱいだし、他の女性の入る余地がないんだよね。だから知らん顔をしていたんだ。まあ、それは今も同じだけど。そういう意味では莉子の女の勘で、執拗にやきもちを妬くのは本当に鋭すぎて怖いよ。18歳の莉子にも女の勘が働くなんてね。全く末恐ろしいよ。
莉子を連れてカフェにでも行くか?またパンを買ってくればいいしね。
よし、今から行ってこよう。莉子は部活で大学に行っているんだよ。迎えに行くって電話しようかなあ?
今日もみんなと一緒に絵本を作ることに励んでいるんだよ。やっぱり各自一人でやるよりテンションが上がるのかねえ。
で、電話したら、もうすぐ終わるから迎えに来てだって。早速に着替えて大学に向かった。
3号館の裏の駐車場に行くと、夏君と一緒だった。ん??なんで? 車を停めると、二人が寄ってきた。
「こんにちは」と夏君が言った。こんにちは。あれ?大学は休みでしょう?夏君もなんか部活をやっているの?
そう聞くと、一応テニス部なんですけど、激しい運動が駄目なんで、なら初心者クラスを担当してくれって言われたんですよ。すると莉子が、「そういうわけでテニス部のコートを見に行って来たんだよ」とうれしそうに言った。
へえ~そうなんだ。ふ~ん。それは良かったね。でもみんなうまいんじゃないの?
莉子は初心者だから迷惑をかけないかなあ?
莉子が「それがね。詩音ちゃんも一緒でね。初心者クラスを夏君が受け持つことになったからって、誘ってくれたんだよ」と弾んだ声で言った。へえ~。夏君ありがとうね。でも負担じゃないの?
「いいえ、大丈夫です。初心者はまだ他にも5名くらいいるんですよ。一般の部員と一緒は無理だから、初心者だけ別クラスを作ってやることになったんです」
そうか、莉子、良かったなあ。じゃあ、夏君、今度から莉子をよろしく頼むよ。「ハイ。お任せ下さい。無理はさせませんから」うん、ありがとうね。なんかあった時は連絡してね。
じゃあ、莉子、今日は帰ろう。「じゃあ、夏君ありがとう。またね。バイバイ!」と言って手を振った。俺はありがとうと笑顔で軽く会釈をした。
うわ~予想外の展開になってしまったな。軽いショックだ。でも莉子には言えないな。(泣)
せっかく莉子とテニスの練習をしようと張り切っていたのになあ......。
莉子、カフェに行くよ。中村に話があるんだ。莉子、お腹は空いていないか?なんか食べるか?
「うん、食べりゅう~」パンも買うか?「買いましゅ~」
カフェに着くと、相変わらず忙しそうだったが、中村はカウンターにいた。俺たちを見ると手を振った。
莉子、先に好きなパンを買っておいで。全部持ち帰りでいいぞ。
よおっ、元気か? この前は岩城が世話になってありがとう。あいつも俺も忙しくてさ、全然顔を合わせる暇がないんだよ。洋子さんはどうなったんだ?断ったのかなあ?
「ふっ、心配はいらないよ、意気投合したらしいよ」へえ~そうか!! それは本当に良かったなあ~、俺もホッとしたよ。しかし、よく洋子さんが決心したなあ~。あの岩城は結構無骨だろう?だからあまり女性には気の利いたことは言えなさそうなんだけどね。
「いやいや、どうしてすごいぞ。おれは驚いたよ。たった1時間で洋子があいつと結婚するって俺に言ったんだよ。でもまだ内密にな。まあはっきり決まったわけじゃないからさ」
ええーーーーっ??マジか!信じられないよ。へえ~。それは岩城も我が世の春だな。あははは。
いや~、さすがに天才的外科医だな。たった1時間でか?早業だなあ~すごいよ。まいった!でもゴールインすると良いなあ。あいつは良い奴だからさ、俺も洋子さんの幸せを祈っているよ。ふふふ。
なんだかソワソワしていて気になる。今日にでもカフェに行って中村にどうなったのか聞いてみようか?。全く、中村はメールもくれないから、その後が全然わからないよ。
俺も洋子さんには早く幸せになって欲しいと思っているんだ。バツイチだしね。
それになんとなくなんだけど、もしかして俺の事が好きなのかな?と思ったことが何回かはあったんだよね。
でも悪いけど、俺は莉子で手がいっぱいだし、他の女性の入る余地がないんだよね。だから知らん顔をしていたんだ。まあ、それは今も同じだけど。そういう意味では莉子の女の勘で、執拗にやきもちを妬くのは本当に鋭すぎて怖いよ。18歳の莉子にも女の勘が働くなんてね。全く末恐ろしいよ。
莉子を連れてカフェにでも行くか?またパンを買ってくればいいしね。
よし、今から行ってこよう。莉子は部活で大学に行っているんだよ。迎えに行くって電話しようかなあ?
今日もみんなと一緒に絵本を作ることに励んでいるんだよ。やっぱり各自一人でやるよりテンションが上がるのかねえ。
で、電話したら、もうすぐ終わるから迎えに来てだって。早速に着替えて大学に向かった。
3号館の裏の駐車場に行くと、夏君と一緒だった。ん??なんで? 車を停めると、二人が寄ってきた。
「こんにちは」と夏君が言った。こんにちは。あれ?大学は休みでしょう?夏君もなんか部活をやっているの?
そう聞くと、一応テニス部なんですけど、激しい運動が駄目なんで、なら初心者クラスを担当してくれって言われたんですよ。すると莉子が、「そういうわけでテニス部のコートを見に行って来たんだよ」とうれしそうに言った。
へえ~そうなんだ。ふ~ん。それは良かったね。でもみんなうまいんじゃないの?
莉子は初心者だから迷惑をかけないかなあ?
莉子が「それがね。詩音ちゃんも一緒でね。初心者クラスを夏君が受け持つことになったからって、誘ってくれたんだよ」と弾んだ声で言った。へえ~。夏君ありがとうね。でも負担じゃないの?
「いいえ、大丈夫です。初心者はまだ他にも5名くらいいるんですよ。一般の部員と一緒は無理だから、初心者だけ別クラスを作ってやることになったんです」
そうか、莉子、良かったなあ。じゃあ、夏君、今度から莉子をよろしく頼むよ。「ハイ。お任せ下さい。無理はさせませんから」うん、ありがとうね。なんかあった時は連絡してね。
じゃあ、莉子、今日は帰ろう。「じゃあ、夏君ありがとう。またね。バイバイ!」と言って手を振った。俺はありがとうと笑顔で軽く会釈をした。
うわ~予想外の展開になってしまったな。軽いショックだ。でも莉子には言えないな。(泣)
せっかく莉子とテニスの練習をしようと張り切っていたのになあ......。
莉子、カフェに行くよ。中村に話があるんだ。莉子、お腹は空いていないか?なんか食べるか?
「うん、食べりゅう~」パンも買うか?「買いましゅ~」
カフェに着くと、相変わらず忙しそうだったが、中村はカウンターにいた。俺たちを見ると手を振った。
莉子、先に好きなパンを買っておいで。全部持ち帰りでいいぞ。
よおっ、元気か? この前は岩城が世話になってありがとう。あいつも俺も忙しくてさ、全然顔を合わせる暇がないんだよ。洋子さんはどうなったんだ?断ったのかなあ?
「ふっ、心配はいらないよ、意気投合したらしいよ」へえ~そうか!! それは本当に良かったなあ~、俺もホッとしたよ。しかし、よく洋子さんが決心したなあ~。あの岩城は結構無骨だろう?だからあまり女性には気の利いたことは言えなさそうなんだけどね。
「いやいや、どうしてすごいぞ。おれは驚いたよ。たった1時間で洋子があいつと結婚するって俺に言ったんだよ。でもまだ内密にな。まあはっきり決まったわけじゃないからさ」
ええーーーーっ??マジか!信じられないよ。へえ~。それは岩城も我が世の春だな。あははは。
いや~、さすがに天才的外科医だな。たった1時間でか?早業だなあ~すごいよ。まいった!でもゴールインすると良いなあ。あいつは良い奴だからさ、俺も洋子さんの幸せを祈っているよ。ふふふ。
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