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122話 告白されて(仲間の打ち明け話)
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@莉子を守る会メンバーリスト
1・浅田夏輝 2・友井 涼介 3・坂間 翔 4・羽田 陽人 5・三輪 暖 他、
特別参加(送迎外)1・沢田詩音 2・木下裕司
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
莉子と莉子兄が帰って行った。
三輪 暖「はあ~、俺の衝撃ったらなかったよ。もうショックでショックで・・・・言葉が出ないよ」
友井涼介「全くだよ。どうしていいのかわからないよ。がっくりしすぎてさ」
木下裕司「ここまでダメージを受けるともう立ち直れないっす」
坂間 翔「なんだか力尽きたよ。なんだろうなあ~」
羽田陽人「やっぱり俺たちは最初からお呼びじゃないんだよ、きっとさ」
詩音「ちょっと~あんた達なんなのよ~。莉子の幸せを祈れないの??なんだったのよ。
そんなに莉子狙いだったわけ?誰が一番なの?よし、あみだくじを作ってやろうか?
結局、純粋な応援じゃなくて、邪心だらけの男の会になってんじゃん。
だいたい、あの莉子兄に勝てると皆マジで思っているわけ?? 私だってショックだわよ。
憧れのイケメン医者の莉子兄なんだよ、もう恋に破れたんだから、皆と大して変わらないけどさ」
フフフ、と夏君が笑っている。
「全くさ、お前たちもいい加減にしろよ。あのイケメン医者の莉子兄だぞ。お前たちがライバルになれると思ってんのか??全く・・動機が不純なんだよ」
まあ、そういう俺だってさ、莉子のことは前から気になっていたさ。でも莉子がトイレで倒れた時に莉子兄が表れて、診察して注射までしてさ、抱いて駐車場まで行ったんだよ。誰にそんなことが出来るって言うんだよ。
誰か一人でもいるか?? おまけにさ、最初に俺が莉子を送って行った時さ、めちゃめちゃ立派なマンションでさ、
莉子兄の部屋には医療器具がずらーっと並んでいるしさ、それはほとんど莉子のためにある器具だったんだよ。
もう俺は圧倒されたぜ。おまけにさ、莉子の治療を手伝ってって言われてさ、これから先のことを考えて、色々プライベートなことまで詳しく話してくれたんだよ。それは全部、莉子の為なんだよ。分かるか?
莉子兄の深~い愛情で莉子はいつも包まれているんだよ。見てればわかるだろう。
むしろさ、莉子兄が、莉子に好きな人が出来たら手放すって莉子に言ったんだぜ。そっちの方が俺は衝撃的だったさ。
そこまで莉子を愛しているのか!って驚いたよ、俺には絶対出来ない事だよ。信じられないよ。お前たちだったら同じことが出来るか?誰もいないだろう。
おまけにあの莉子の泣きはらした目を見ただろう?どんだけ莉子兄を思っているかってことだよ。手放すって言葉一つであれだけ取り乱すんだぜ。入る隙間なんてどこにもないんだよ。なのに、なんで横恋慕が出来ると思ってんだよ? みんな100年早いぜ。ここまで言うと、皆、しゅ~んとしてしまった。
そこで詩音ちゃんが言った。
「皆さ、莉子兄の誠意を前向きに考えた方がいいよ。もし知らないままに進んでいったら、莉子の取り合いになったんじゃないの?で、どんどん勝手に恋しちゃってさ、傷ついたり、けん制し合ったり、時間と労力と精神の無駄使いをするところだったんだよ。それを莉子兄が心配して事前に止めてくれたんだよ。本当に愛情のある人で大人なんだよ。みんなのそういう姿が見えたから、先に教えてくれたんだよ。だから感謝するべきなんだよ。
みんな勝手に暴走しようとしてたんじゃないの? 私には見えてるぞ===っ!」
そこで夏君が言った「本当にその通りだな。莉子兄にはかなわないよな。勉強させてもらったよ。みんなもいいな。余計な邪心を捨てて、莉子を守る会の初心を忘れないこと。よし、エイエイオーで気勢をあげようぜ。それで一件落着にしよう」
皆集まって!、片手上げていいか?せーの!「エイエイオー!!」 よし、解散だ。みんな、お疲れさんでした。
1・浅田夏輝 2・友井 涼介 3・坂間 翔 4・羽田 陽人 5・三輪 暖 他、
特別参加(送迎外)1・沢田詩音 2・木下裕司
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莉子と莉子兄が帰って行った。
三輪 暖「はあ~、俺の衝撃ったらなかったよ。もうショックでショックで・・・・言葉が出ないよ」
友井涼介「全くだよ。どうしていいのかわからないよ。がっくりしすぎてさ」
木下裕司「ここまでダメージを受けるともう立ち直れないっす」
坂間 翔「なんだか力尽きたよ。なんだろうなあ~」
羽田陽人「やっぱり俺たちは最初からお呼びじゃないんだよ、きっとさ」
詩音「ちょっと~あんた達なんなのよ~。莉子の幸せを祈れないの??なんだったのよ。
そんなに莉子狙いだったわけ?誰が一番なの?よし、あみだくじを作ってやろうか?
結局、純粋な応援じゃなくて、邪心だらけの男の会になってんじゃん。
だいたい、あの莉子兄に勝てると皆マジで思っているわけ?? 私だってショックだわよ。
憧れのイケメン医者の莉子兄なんだよ、もう恋に破れたんだから、皆と大して変わらないけどさ」
フフフ、と夏君が笑っている。
「全くさ、お前たちもいい加減にしろよ。あのイケメン医者の莉子兄だぞ。お前たちがライバルになれると思ってんのか??全く・・動機が不純なんだよ」
まあ、そういう俺だってさ、莉子のことは前から気になっていたさ。でも莉子がトイレで倒れた時に莉子兄が表れて、診察して注射までしてさ、抱いて駐車場まで行ったんだよ。誰にそんなことが出来るって言うんだよ。
誰か一人でもいるか?? おまけにさ、最初に俺が莉子を送って行った時さ、めちゃめちゃ立派なマンションでさ、
莉子兄の部屋には医療器具がずらーっと並んでいるしさ、それはほとんど莉子のためにある器具だったんだよ。
もう俺は圧倒されたぜ。おまけにさ、莉子の治療を手伝ってって言われてさ、これから先のことを考えて、色々プライベートなことまで詳しく話してくれたんだよ。それは全部、莉子の為なんだよ。分かるか?
莉子兄の深~い愛情で莉子はいつも包まれているんだよ。見てればわかるだろう。
むしろさ、莉子兄が、莉子に好きな人が出来たら手放すって莉子に言ったんだぜ。そっちの方が俺は衝撃的だったさ。
そこまで莉子を愛しているのか!って驚いたよ、俺には絶対出来ない事だよ。信じられないよ。お前たちだったら同じことが出来るか?誰もいないだろう。
おまけにあの莉子の泣きはらした目を見ただろう?どんだけ莉子兄を思っているかってことだよ。手放すって言葉一つであれだけ取り乱すんだぜ。入る隙間なんてどこにもないんだよ。なのに、なんで横恋慕が出来ると思ってんだよ? みんな100年早いぜ。ここまで言うと、皆、しゅ~んとしてしまった。
そこで詩音ちゃんが言った。
「皆さ、莉子兄の誠意を前向きに考えた方がいいよ。もし知らないままに進んでいったら、莉子の取り合いになったんじゃないの?で、どんどん勝手に恋しちゃってさ、傷ついたり、けん制し合ったり、時間と労力と精神の無駄使いをするところだったんだよ。それを莉子兄が心配して事前に止めてくれたんだよ。本当に愛情のある人で大人なんだよ。みんなのそういう姿が見えたから、先に教えてくれたんだよ。だから感謝するべきなんだよ。
みんな勝手に暴走しようとしてたんじゃないの? 私には見えてるぞ===っ!」
そこで夏君が言った「本当にその通りだな。莉子兄にはかなわないよな。勉強させてもらったよ。みんなもいいな。余計な邪心を捨てて、莉子を守る会の初心を忘れないこと。よし、エイエイオーで気勢をあげようぜ。それで一件落着にしよう」
皆集まって!、片手上げていいか?せーの!「エイエイオー!!」 よし、解散だ。みんな、お疲れさんでした。
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