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106話 見守りカメラ
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今日は大学病院の診療日だった。夏君からのメールで、グループメールの構築を三輪君が作ったそうだ。俺からの連絡は皆に届き、会のメンバー間の連絡も全員で読めて共有できるそうだ。それに、会のメンバーの全員から各自の写真付きで担当と自己紹介メールが届いた。すごいねえ~。はぁ。うれしすぎてどうしていいかわからないよ。
で、早速に今日は莉子が午前で早退希望だから、友井君が自宅まで送っていく予定だそうだ。
あと、早退する段階で、事務局、講師、医務室には坂間君と羽田君が連絡するそうだ。完璧だね。じゃあ、後は莉子が早退する診断書を事務局へ送っておけばいいだけだね。本当に助かるよ。皆に感謝したい。そうメールしたら、全員がそれを見て情報を共有出来るのだそうだ。つまり、俺は一本だけで済むわけだ。凄いよねえ~。今の若者は凄いよ。本当に。感謝感謝だよ。
この前、ネットで買った見守りカメラ4個をベッドやリビング、トイレ前、玄関にも設置した。莉子にももちろん教えている。携帯からカメラの様子が見られる上に、こちらからも声掛けが出来て、莉子の返事も聞けるんだ。いいねえ~これ。このことはグループメールでカメラを通して、俺が自宅にいる莉子の見守りが出来ることを伝えた。みんなも安心してくれたようだ。
昼休みに早速カメラをチェックした。まだ帰宅していないようだ。1時半くらいならもう帰っているだろう。
再度チェックすると、映ってるよ!早速に携帯から呼びかけた。莉子、カメラから見てるよ! ふふふ。そしたらカメラに向かって手を振ってくれた。具合はどうだ?痛みが出ているんじゃないかと心配しているよ。
「うん、こうやって喋るのは慣れないねえ~。ふふふ。痛いのはやっぱりある。その時はじっとしてる。さっき薬は飲んだよ」
そうか、帰ったらまた痛み止めを入れた点滴をするからね。ごはんは食べたの?
「うん、冷凍の定食を温めて食べたよ」半分以上は食べられたよ。そうか、良かった。ポタージュスープは飲めるか? 「あっそうだね。飲めるかも。」じゃあ、それを飲んだら、また休んでね。薬やサプリも飲むんだよ。
「うん、そうするね。春ちゃん。愛してるよ」 ふふふ、ドキッとしたよ。ニヤニヤが止まらないなあ。ここは病院だぜ。あんまりへらへら出来ないんだよねえ。ふふふ。
「ふ~ん、愛してるってか?」川瀬が横やりを入れて来た。
あれ?ちょっと待って、なんか邪魔が入ったよ。「邪魔じゃないだろう?莉子ちゃん、川瀬です。調子はどうですか?」「ああ~、川瀬先生。ありがとうございます。もう大丈夫です。ありがとうございました」
じゃあ、またな。またカメラをチェックするから寝てるんだぞ。ふふふ。
「いや~にやけてましたねえ~北原先生!」もう勘弁してくれよ。川瀬も人が悪いなあ。あははは。
職員用食堂も気を付けないといろんな人に見られるなあ。今度から場所を変えよう。(笑)
「それにしてもまあ、何か所も見守りカメラですか?莉子愛もここまでくれば完璧じゃないか!恐れ入ったよ。全く」 フフフ、実はねえ、莉子の大学の仲間たちが、「莉子を守る会」というのも作ってくれたんだよ。グループメールで全部状況を仲間内で共有できるんだ。で、俺にも情報が送られて来るんだよ。
で、今日も早退することで、その仲間の一人が自宅まで送ってくれたんだって。俺本当にうれしくてさあ。
「ほう~そんなことがあるのか?凄いねえ~。これはなんかのモデルになるね。いやあ~感心したよ。」
そう笑いながら仕事に戻って行った。
僕は莉子を今しがた、カメラで確認したことと、早退の診断書を事務局にメールで送信したことをグループメールで伝えた。もちろん、友井君にもお礼を伝えた。さあ、俺も頑張らなくっちゃね。
で、早速に今日は莉子が午前で早退希望だから、友井君が自宅まで送っていく予定だそうだ。
あと、早退する段階で、事務局、講師、医務室には坂間君と羽田君が連絡するそうだ。完璧だね。じゃあ、後は莉子が早退する診断書を事務局へ送っておけばいいだけだね。本当に助かるよ。皆に感謝したい。そうメールしたら、全員がそれを見て情報を共有出来るのだそうだ。つまり、俺は一本だけで済むわけだ。凄いよねえ~。今の若者は凄いよ。本当に。感謝感謝だよ。
この前、ネットで買った見守りカメラ4個をベッドやリビング、トイレ前、玄関にも設置した。莉子にももちろん教えている。携帯からカメラの様子が見られる上に、こちらからも声掛けが出来て、莉子の返事も聞けるんだ。いいねえ~これ。このことはグループメールでカメラを通して、俺が自宅にいる莉子の見守りが出来ることを伝えた。みんなも安心してくれたようだ。
昼休みに早速カメラをチェックした。まだ帰宅していないようだ。1時半くらいならもう帰っているだろう。
再度チェックすると、映ってるよ!早速に携帯から呼びかけた。莉子、カメラから見てるよ! ふふふ。そしたらカメラに向かって手を振ってくれた。具合はどうだ?痛みが出ているんじゃないかと心配しているよ。
「うん、こうやって喋るのは慣れないねえ~。ふふふ。痛いのはやっぱりある。その時はじっとしてる。さっき薬は飲んだよ」
そうか、帰ったらまた痛み止めを入れた点滴をするからね。ごはんは食べたの?
「うん、冷凍の定食を温めて食べたよ」半分以上は食べられたよ。そうか、良かった。ポタージュスープは飲めるか? 「あっそうだね。飲めるかも。」じゃあ、それを飲んだら、また休んでね。薬やサプリも飲むんだよ。
「うん、そうするね。春ちゃん。愛してるよ」 ふふふ、ドキッとしたよ。ニヤニヤが止まらないなあ。ここは病院だぜ。あんまりへらへら出来ないんだよねえ。ふふふ。
「ふ~ん、愛してるってか?」川瀬が横やりを入れて来た。
あれ?ちょっと待って、なんか邪魔が入ったよ。「邪魔じゃないだろう?莉子ちゃん、川瀬です。調子はどうですか?」「ああ~、川瀬先生。ありがとうございます。もう大丈夫です。ありがとうございました」
じゃあ、またな。またカメラをチェックするから寝てるんだぞ。ふふふ。
「いや~にやけてましたねえ~北原先生!」もう勘弁してくれよ。川瀬も人が悪いなあ。あははは。
職員用食堂も気を付けないといろんな人に見られるなあ。今度から場所を変えよう。(笑)
「それにしてもまあ、何か所も見守りカメラですか?莉子愛もここまでくれば完璧じゃないか!恐れ入ったよ。全く」 フフフ、実はねえ、莉子の大学の仲間たちが、「莉子を守る会」というのも作ってくれたんだよ。グループメールで全部状況を仲間内で共有できるんだ。で、俺にも情報が送られて来るんだよ。
で、今日も早退することで、その仲間の一人が自宅まで送ってくれたんだって。俺本当にうれしくてさあ。
「ほう~そんなことがあるのか?凄いねえ~。これはなんかのモデルになるね。いやあ~感心したよ。」
そう笑いながら仕事に戻って行った。
僕は莉子を今しがた、カメラで確認したことと、早退の診断書を事務局にメールで送信したことをグループメールで伝えた。もちろん、友井君にもお礼を伝えた。さあ、俺も頑張らなくっちゃね。
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