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105話 大学・9(守る仲間と初顔合わせ)莉子サイド
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今日は生理4日目だったんだけど、午前だけでも授業を受けようと思って、頑張って大学に行った。まだ少しおなかが痛かったんだけど、午前だけ頑張れば、午後は帰宅して寝てようと思ったんだ。
春ちゃんは無理をしなくて良いよって言ってくれたんだけど、休むと後の勉強がつらくなるからそれもまた大変なんだよね。私は春ちゃんみたいに頭が良くないから、一度に埋め合わせをしようと思っても無理なんだもん。
今朝は春ちゃんが大学まで送ってくれた。本当にやさしいんだよね。いつもうれしいよ。ありがとう。
で、教室に入ったら、ん????、なになになに??。どういうこと??いつもの席の回りにクラスの男の子たちが数名、私の席を取り囲んでいた。へっ???ええ~、なあに? 私が目を丸くして呆然としていると、詩音ちゃんと裕司君が笑っていた。そういえば、その男の子たちもにこにこと笑っていた。
えっ、なんだろう?どうしてこんなに集まっているの??今日はなんかあるの?
そしたら、詩音ちゃんが「良かったねえ~モテモテで!」と笑ってるし、裕司君も「一挙にライバルが増えちゃったよ~へへへ」なんて言ってる。
そしたら、この前家まで送ってくれた夏君が紹介してくれた。
「おはよう、莉子ちゃん。びっくりした? ふふふ。実はね。この前もちらっと話したんだけど、この回りに座っているのが、莉子ちゃんをこれから緊急時に自宅や病院、医務室に送るのと、そのほかもいろんなことをサポートする仲間だよ。名付けて「莉子を守る会」ってわけだ。
えええ~~~~??? 私の為に??えっと......んんっと、いいの?私でいいの?私の為に?
夏君が「はいはい、まず俺を入れてこの5人が送迎メンバーで具合が悪くなった時に、送って行くのと、莉子をサポートするメンバーです。では一人一人自己紹介してね」
1・「三輪 暖です。俺は主にメールや伝達関係を構築する担当なので、お兄さんとこの全員に連絡事項が伝わるようなやり方をします。詳細はまたあとでね。よろしくお願いします」
2・「坂間 翔です。莉子ちゃんに緊急の場合があったら、その時に事務局や講師の先生や医務室に連絡する係をします。よろしくお願いします」
3・「羽田 陽人です。坂間と一緒に連絡担当をペアでやります。よろしくお願いします」
4・「友井 涼介です。俺は医務室に酸素ボンベを取りに行ったり、莉子ちゃんのお兄さんが来た時に駐車場に迎えに行ったりする担当です。よろしくお願いします」
5・浅田 夏輝「俺は皆の取りまとめと、莉子ちゃんが具合が悪くなった時に詩音ちゃんや裕司君と一緒にサポートします。先日お兄さんと少し話が出来たので顔見知りになりました。何でも言って下さい」
6・詩音ちゃん「私は家まで送ることは出来ないけど、具合が悪くなったり変化があったら、真っ先に私に言ってね。それを会のメンバーにメールすることになっているから。で、情報共有するのよ。そして、それはお兄さんにも伝わるようになっているのよ。フフフ、こういう構築を作った三輪君って凄いよね。私はちんぷんかんぷんだわ」
7・裕司君「俺は今まで通りで、家まで送ることはできないけど、やっぱり具合が悪くなった場合はサポートします。あと、莉子ちゃんと詩音ちゃんの荷物を持つ係かな。よろしくね」
夏君「あと、莉子ちゃんと詩音ちゃんと裕司君の呼び方なんだけど、もうタメで呼び捨てでもいいかな?」
「はーい!」と3人一緒に返事が揃いました。ふふふ。
「じゃあ、俺から皆を代表して莉子にお願いがあるんだ。莉子は生理がきつかったり喘息があったりで、大変だと思うけど、1つだけ約束をしてほしいんだ。まず遠慮は絶対にしない。
生理に気が付いた段階ですぐに!、そのほかに具合が悪くなりそうな時にも絶対に詩音や誰かに言うこと。これは絶対だ。それを聞いた会のメンバーは必ずメールに書き込んでみんなとお兄さんとで情報を共有するからね。いい?わかった?これは守って欲しいんだ。早めに言うことだよ」
はい、わかりました。守ります。みんな本当にありがとうございます。なんだか夢みたいで本当にうれしいです。これからもどうぞよろしくお願いします。私は頭を下げてお礼を言った。本当に感謝でいっぱいになった。
夏君「それからね、守る会以外のクラスのメンバーも、救急車が来た時は誘導するために、手分けしてやることになっているんだ。だからみんな莉子を守ろうと思っているから、頼りにしてね。」
ええ......、うれしいです。なんと言ってお礼を言っていいかわからないよ、と私はまた泣いてしまった......だってもう止まらないよ。うれしすぎて.......。
そうだ、今日ね、生理4日目だから、無理しないで午前で帰ろうかと思っているの。早速でごめんなさいなんだけど、でも、まだ元気だったら、一人で帰れるから心配しなくていいよ。
「ダメ====っ!!」と、みんなの声が揃ったところで、先生の登場で授業が始まった。
三輪君が早速メールを打ち始めてすぐ送信。全員にメールが来た。坂間君と羽田君が、帰る段階で事務局や先生と医務室にも連絡しますと言ってくれた。うわ~すごいねえ。
皆、本当にありがとうね。私はまたポロポロと泣きながら勉強を始めた。詩音ちゃんが背中をさすってくれた。
早速メールが来た。夏君からだった。今日は家に送れる人は誰にする?手を挙げてね。はーい!と友井君が手を挙げた。じゃあ、莉子、今日は友井君が送ってくれるからね。よろしくね。うわ~早い。ええ?もうすごい。もう本当にまた泣けてきたよ。
春ちゃんは無理をしなくて良いよって言ってくれたんだけど、休むと後の勉強がつらくなるからそれもまた大変なんだよね。私は春ちゃんみたいに頭が良くないから、一度に埋め合わせをしようと思っても無理なんだもん。
今朝は春ちゃんが大学まで送ってくれた。本当にやさしいんだよね。いつもうれしいよ。ありがとう。
で、教室に入ったら、ん????、なになになに??。どういうこと??いつもの席の回りにクラスの男の子たちが数名、私の席を取り囲んでいた。へっ???ええ~、なあに? 私が目を丸くして呆然としていると、詩音ちゃんと裕司君が笑っていた。そういえば、その男の子たちもにこにこと笑っていた。
えっ、なんだろう?どうしてこんなに集まっているの??今日はなんかあるの?
そしたら、詩音ちゃんが「良かったねえ~モテモテで!」と笑ってるし、裕司君も「一挙にライバルが増えちゃったよ~へへへ」なんて言ってる。
そしたら、この前家まで送ってくれた夏君が紹介してくれた。
「おはよう、莉子ちゃん。びっくりした? ふふふ。実はね。この前もちらっと話したんだけど、この回りに座っているのが、莉子ちゃんをこれから緊急時に自宅や病院、医務室に送るのと、そのほかもいろんなことをサポートする仲間だよ。名付けて「莉子を守る会」ってわけだ。
えええ~~~~??? 私の為に??えっと......んんっと、いいの?私でいいの?私の為に?
夏君が「はいはい、まず俺を入れてこの5人が送迎メンバーで具合が悪くなった時に、送って行くのと、莉子をサポートするメンバーです。では一人一人自己紹介してね」
1・「三輪 暖です。俺は主にメールや伝達関係を構築する担当なので、お兄さんとこの全員に連絡事項が伝わるようなやり方をします。詳細はまたあとでね。よろしくお願いします」
2・「坂間 翔です。莉子ちゃんに緊急の場合があったら、その時に事務局や講師の先生や医務室に連絡する係をします。よろしくお願いします」
3・「羽田 陽人です。坂間と一緒に連絡担当をペアでやります。よろしくお願いします」
4・「友井 涼介です。俺は医務室に酸素ボンベを取りに行ったり、莉子ちゃんのお兄さんが来た時に駐車場に迎えに行ったりする担当です。よろしくお願いします」
5・浅田 夏輝「俺は皆の取りまとめと、莉子ちゃんが具合が悪くなった時に詩音ちゃんや裕司君と一緒にサポートします。先日お兄さんと少し話が出来たので顔見知りになりました。何でも言って下さい」
6・詩音ちゃん「私は家まで送ることは出来ないけど、具合が悪くなったり変化があったら、真っ先に私に言ってね。それを会のメンバーにメールすることになっているから。で、情報共有するのよ。そして、それはお兄さんにも伝わるようになっているのよ。フフフ、こういう構築を作った三輪君って凄いよね。私はちんぷんかんぷんだわ」
7・裕司君「俺は今まで通りで、家まで送ることはできないけど、やっぱり具合が悪くなった場合はサポートします。あと、莉子ちゃんと詩音ちゃんの荷物を持つ係かな。よろしくね」
夏君「あと、莉子ちゃんと詩音ちゃんと裕司君の呼び方なんだけど、もうタメで呼び捨てでもいいかな?」
「はーい!」と3人一緒に返事が揃いました。ふふふ。
「じゃあ、俺から皆を代表して莉子にお願いがあるんだ。莉子は生理がきつかったり喘息があったりで、大変だと思うけど、1つだけ約束をしてほしいんだ。まず遠慮は絶対にしない。
生理に気が付いた段階ですぐに!、そのほかに具合が悪くなりそうな時にも絶対に詩音や誰かに言うこと。これは絶対だ。それを聞いた会のメンバーは必ずメールに書き込んでみんなとお兄さんとで情報を共有するからね。いい?わかった?これは守って欲しいんだ。早めに言うことだよ」
はい、わかりました。守ります。みんな本当にありがとうございます。なんだか夢みたいで本当にうれしいです。これからもどうぞよろしくお願いします。私は頭を下げてお礼を言った。本当に感謝でいっぱいになった。
夏君「それからね、守る会以外のクラスのメンバーも、救急車が来た時は誘導するために、手分けしてやることになっているんだ。だからみんな莉子を守ろうと思っているから、頼りにしてね。」
ええ......、うれしいです。なんと言ってお礼を言っていいかわからないよ、と私はまた泣いてしまった......だってもう止まらないよ。うれしすぎて.......。
そうだ、今日ね、生理4日目だから、無理しないで午前で帰ろうかと思っているの。早速でごめんなさいなんだけど、でも、まだ元気だったら、一人で帰れるから心配しなくていいよ。
「ダメ====っ!!」と、みんなの声が揃ったところで、先生の登場で授業が始まった。
三輪君が早速メールを打ち始めてすぐ送信。全員にメールが来た。坂間君と羽田君が、帰る段階で事務局や先生と医務室にも連絡しますと言ってくれた。うわ~すごいねえ。
皆、本当にありがとうね。私はまたポロポロと泣きながら勉強を始めた。詩音ちゃんが背中をさすってくれた。
早速メールが来た。夏君からだった。今日は家に送れる人は誰にする?手を挙げてね。はーい!と友井君が手を挙げた。じゃあ、莉子、今日は友井君が送ってくれるからね。よろしくね。うわ~早い。ええ?もうすごい。もう本当にまた泣けてきたよ。
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