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96話 大学へ(春樹焦る)
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月曜の朝、莉子はまだ休むだろうと思っていたのに、早くから起きて大学に行くと言ってきた。
ん??大丈夫か? また救急車は回りに迷惑だよ。「うん、絶対大丈夫。午前が終わって疲れていたら、自分から早退をお願いするから信じて」と両手で拝まれた。なんだよ。もう知らないぞ。
今日は病院の診療日だから迎えには行けないからなと言っても、まあ一度言い出すと曲げないからなあ。この頑固さは誰に似たんだ?きっと莉子の実父に似たのに違いない。莉子の実父についてはほとんど覚えていないそうだ。じゃあ、聞いてもわからないな。
大急ぎ大学の事務局に挨拶のメールを送っておいた。予定より早く大学に行くことと、体調によっては自分から早退をお願いすると本人が言っているので、よろしくという内容だ。こういうのって、俺的には破れかぶれだ。良いと言っても急変することがあるから実際には予測不可能なんだよな。まあ、しょうがない。言い出したら聞かない。
とりあえず、皆に配るお菓子は昨日買っておいたので大荷物になった。結局、俺が大学まで送っていった。でもこれをやると俺は結構病院がぎりぎりになるんだよ。ちょっと焦るよ。
小川先生には様子を見てから事後報告をしよう。またドタキャンをしても申し訳ないからな。
それと後期試験が近いから、授業がどこまで進んでいるのかを聞いてこないことには話にならない。
さあ、どうなるんだ?俺は病院で診療していても、ソワソワしていたよ。いつ電話がかかって来るか?ドキドキだった。はあー。
昼休みになっても電話は来なかった。マジかー!とりあえずこっちから莉子に電話した。
すると、もう家に帰っているというじゃないか!?なんでー??
同じクラスの子で浅田君って言うらしいんだけど、この前、救急車を誘導してくれた子の一人で、車で通学をしているんだって。それで、心配していたから、早退する時は送ってくれるって言われたんだって。で、帰ってきたそうだ。
ふ~~~~ん、そうなんだ~。マンションまで送ってくれたのか......。
なんだかざわざわする。これって虫じゃないか?と早くも嫌な予感だ。まあ、送ってくれたそうだから文句も言えない。これはありがたいことなんだよ。と自分に言い聞かせる。
なんせ診療時間内は動けないんだよ。救急車で迎えに行ってもらうしかないんだ。はーーーっ。心を落ち着かせるんだ。春樹!しっかりしろ!
仕事が終わったらすぐ帰ろう。事の顛末を詳しく聞かないと駄目だろう。 ふう。
ん??大丈夫か? また救急車は回りに迷惑だよ。「うん、絶対大丈夫。午前が終わって疲れていたら、自分から早退をお願いするから信じて」と両手で拝まれた。なんだよ。もう知らないぞ。
今日は病院の診療日だから迎えには行けないからなと言っても、まあ一度言い出すと曲げないからなあ。この頑固さは誰に似たんだ?きっと莉子の実父に似たのに違いない。莉子の実父についてはほとんど覚えていないそうだ。じゃあ、聞いてもわからないな。
大急ぎ大学の事務局に挨拶のメールを送っておいた。予定より早く大学に行くことと、体調によっては自分から早退をお願いすると本人が言っているので、よろしくという内容だ。こういうのって、俺的には破れかぶれだ。良いと言っても急変することがあるから実際には予測不可能なんだよな。まあ、しょうがない。言い出したら聞かない。
とりあえず、皆に配るお菓子は昨日買っておいたので大荷物になった。結局、俺が大学まで送っていった。でもこれをやると俺は結構病院がぎりぎりになるんだよ。ちょっと焦るよ。
小川先生には様子を見てから事後報告をしよう。またドタキャンをしても申し訳ないからな。
それと後期試験が近いから、授業がどこまで進んでいるのかを聞いてこないことには話にならない。
さあ、どうなるんだ?俺は病院で診療していても、ソワソワしていたよ。いつ電話がかかって来るか?ドキドキだった。はあー。
昼休みになっても電話は来なかった。マジかー!とりあえずこっちから莉子に電話した。
すると、もう家に帰っているというじゃないか!?なんでー??
同じクラスの子で浅田君って言うらしいんだけど、この前、救急車を誘導してくれた子の一人で、車で通学をしているんだって。それで、心配していたから、早退する時は送ってくれるって言われたんだって。で、帰ってきたそうだ。
ふ~~~~ん、そうなんだ~。マンションまで送ってくれたのか......。
なんだかざわざわする。これって虫じゃないか?と早くも嫌な予感だ。まあ、送ってくれたそうだから文句も言えない。これはありがたいことなんだよ。と自分に言い聞かせる。
なんせ診療時間内は動けないんだよ。救急車で迎えに行ってもらうしかないんだ。はーーーっ。心を落ち着かせるんだ。春樹!しっかりしろ!
仕事が終わったらすぐ帰ろう。事の顛末を詳しく聞かないと駄目だろう。 ふう。
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