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第43話 醜い龍の追憶4
しおりを挟むボクはすぐに里へと向かった。
もう街は目と鼻の先だったけど、そんなことは関係なかった。
幸い荷物は荒らされた様子もない。
険しい道のりも足が軽く感じる。
里に戻るとボクは即座に母に経緯を話した。
「お母さん、春がきた」
「分かったから少し落ち着きなさい、リズ」
「落ち着いてるよ。冷静にならないと上手くいくものもいかないからね」
「この話を聞かされるのは5回目なのだけど……?」
困ったように笑いながらもその顔はどこか嬉しそうだ。
ボクだってそうだ。今が生きてきた中で一番幸せかもしれない。
口元が緩むのを抑えられない。多幸感で胸がぽかぽかして、なんだか空に浮かんでるみたいな気分になった。
「髪が黒くてね、凄く優しいんだ」
「格好良かったのね」
「絶世の美男子だったね」
「そうだったかしら……?」
黒髪以外は平凡に見えたような……? という母の言葉に呆れてしまう。
「分かってないなぁ、お母さんは。あの人よりもイケメンなんて見たことないよ?」
「ふふっ、そうかもしれないわね」
浮かれっぱなしだ。口数が多いなと自覚する。自分でも分かっているけど、制御できない。というかする気も起きない。
こんなに楽しいのはいつ以来だろう。
皆に自慢話ができちゃうな。
「……リズ、だけど龍眼は確定した未来を視せるものではないのよ?」
「む」
確かに無視できない確率とはいえその未来が外れる可能性も0ではなかった。
龍眼は訪れる可能性のある未来を予見する能力だ。
母が見たのはどの場面だったんだろう。
「慎重に行動しなさい。落ち着いて動いたらきっと大丈夫だから」
「……うん、そうだね。まだ油断はできないね」
というより先がある程度分かるならアドバイスとかもらえないかな。
龍眼があれば百人力なんだけど……なんて、さすがにそこまで母に無理はさせられない。
とても体力を使う力だというのは理解している。
彼のことも大事だけど、今までボクを愛して育ててくれた母だって大切な人なんだからね。
「……孫の顔もそのうち見れるかもしれないわね」
「お、お母さん!?」
気が早い、そう口にしながらも、決して悪い気はしなかった。
とはいえ先程の母の言うことも分かる。
未来は未定で確定するものではない。
あくまで高い確率があるというだけのものだ。
あの人が別人という可能性だってあるわけだし……
今まで散々見下されてきた。
悪意に晒され続けてきたこの世の者とも思えない容貌。
本当に彼は受け入れてくれるのだろうか?
「少し調べてみるかな」
◇
自分が死のうと思った時に、颯爽と身も心も救ってくれたあの出会いは素直に喜んだけど、冷静になった今、お母さんに指摘されボクが努力しなければその未来は手繰り寄せられないことを思い出し気を引き締める。
彼がボクの未来だという根拠は、黒髪だけ。
お母さんも純粋な黒だと言ってた特徴は一致するし時期も同じだ。
グリルの街に帰ると銀翼の皆への挨拶もそこそこに冒険者ギルドへと向かった。
恐らくは巨大な怪物を見たとギルドに報告に行っているのではないかと。だけど……彼はあの時のことを誰にも話していなかった。
何故か、と考えた時に心当たりは一つしかなかった。
誰にも言わないでほしい。あんな口約束を愚直に守っているんだ。
危険を報告する義務について知らないということは、冒険者とはあまりかかわらないのかもしれない。
それから、彼を見つけるのに時間はかからなかったが調査は続けた。
というか彼に声をかけるのが怖かったから、言い訳をするように調べ続けていたんだ……
酷く緊張した。いや、緊張なんて生温いものじゃない
彼の姿を見るだけで喉が渇いて、動悸が止まらなくなる。
もしかしたらという希望と、どうせ今度もという卑屈な絶望に挟まれて頭がおかしくなりそうだった。
自分を見てくれるほどの特異性が彼にあるのかという確認行為だなんて、失礼なことをしている自覚はあった。
しかし、ここでもう一度拒絶されたら今度こそ自分は終わる。
比喩でも例えでもない。
そんな確信にも近い予感があった。
あの時一度は諦めた人に愛される生涯が失われることが本当に恐ろしく感じられた。
だけど、しばらく調べるうちに違和感が出始めた。
彼の素性が分からないのだ。
身元、経歴、故郷、家族構成、その一切が不明。
一応身元の保証人はA級冒険者のアランというらしいけど……
しかし、それだけだ。
探偵も雇ったが何一つ分からずじまい。
あれだけの目立つ容姿だというのに何一つとしてここに来るまでのことが分からなかった。
何か良からぬ存在なのではないかと疑うのも無理はなかったと思う。
それほどに彼の存在は異質なものだった。
分からない。
それがグリルの街で彼のことを調べた結論だった。
彼の名前はトーワというらしい。
家名もあった。自ら進んで明かしてはいないようだったけど、隠している様子もなかった。
ただミヤナギなんて貴族は調べても出てこなかった。
続けて違和感を感じたのが識字に関してだ。
彼はこの国の言葉が分かるのに、文字の読み書きができなかった。
この国の識字率は他国と比べてもそれなりに高い。なのに子供でも知ってるような簡単な読み書きさえもその一切が彼は出来なかった。
調べれば調べるほどちぐはぐな謎が出てくる。
しかし、そんな怪しすぎる経歴とは裏腹に街の人間との関係は良好なものだった。
誰にでも優しく笑いかける姿に何度もドキリとさせられた。
馬鹿みたいだ。もしかしたらボクにも優しくしてくれるのかな、なんて。
それに彼はどんな美人にも心を動かされていないように見えた。
子供が転んだら優しく回復魔法をかける。ボクほどではないけど顔があまり良くない人にも優しい。
街の人たちに朗らかに笑いかける黒髪の男性。
……え、格好良くない?
あの人が本当にボクの将来の旦那様なのか。
なんだかそう考えると顔が熱くなり、無性に胸が苦しくなった。
だけど嫌な感じはしない。
いや、落ち着こう。まだ決まったわけじゃない。
未来は確定したものではない、ただ可能性があるだけだ。
だけど、その可能性が今回は手が届くところにあるかもしれない……その確かな事実が何よりもボクの心を掻き立てた。
「?」
そんなある日のことだ。
彼は東に位置する森の中に大荷物を背負って一人で入っていった。
冒険者になったばかりの彼には難易度が合っていないんじゃ……
危なかったので、ボクの方で周囲に威圧を飛ばして魔物を退けておいた。
危険な場所だけど、そのことを理解できていないように思える。
そうこうしているうちにも彼はどんどん奥へと入っていく……考えたくはないけど、ここまで怪しいと邪教の関係者という可能性もあるかもしれない。
眉唾だけど、邪神を信仰する人間も確かに存在していた。
そういう人間は危険だ。
人を生贄に捧げるような話も聞いたことがある。
表面上は普通を装って、裏では危険思想に基づく儀式をするチャンスを伺っていたり……
彼もその類の人間なのだろうか。
確かに彼の経歴はおかしいけど……信じたい。
そんな人間じゃないと思いたかったけど、何にせよもう少し調べる必要はありそうだ。
彼は森の中を歩き慣れていない様子で進み、野宿も慣れていない様子だ。自衛手段もないように見える。焚火も半分くらい寝ながら番をしていた。おかげでボクは寝ずの番だ。
ボクが見ていなかったら確実に命を落としていただろう。
そのまましばらくついていくとどこか見たことがある気がする場所になってきた。
何か巨大なものが木々をへし折りながら進んだような跡、大穴の空いた沼? ここは……
そこにはぬかるんで柔らかい地面に枝か何かで文字が書かれていた。
汚い文字だった。まるでスライムが無理やり這いずって文字を書いたみたいな……
読み辛かったけど、この場で何とか解読を試みた。
「この、この前は? えっと、ありがとう、ございました……具合? よく、なりましたか……?」
……ん?
一瞬本気で意味が分からなかった。
だけどそれもすぐのこと。ボクは気付いた。
これはたぶん……
「ボクのこと……?」
ここは彼と初めて出会った森の中だ。
そういえばこの辺りだったか。よく覚えてたな。
なるほど、ボクを心配して来てくれたってことか。
こんな危険なところまで一人で来たのはそれが理由か。
約束を守って、こんな危ないところまで一人で……
……いやいや。
ツッコミどころが多い。まず野生の龍に文字が読めるとでも思っていたのだろうか?
ボクが龍化した龍族だと知っていたなら話は違うけど、最初の反応を見るにその可能性は低いだろう。
というか字が汚すぎる。まるで文字を覚えたての子供じゃないか。
ボクもボクでよく読めたなって思うよ。
あんなに怯えてたのに、魔物だらけのこんな森の奥に一人で来るとか、あの姿のボクを心配してるとか。
平和ボケだ。最初に抱いた感想をより強く感じた。
無性に顔が熱い。
「ハァ……ははっ」
何だか肩の力が一気に抜けた気がする。
彼は馬鹿なんだろう。
そして、それを疑うボクも馬鹿だった。
あの人は底抜けのお人好しだ。
彼は怪しいけど、そんなことができるほど悪人でもない。
そんな立場に立てるほど器用でもない。
ただ優しいだけだったんだろう。
何だか彼を疑ってた自分が馬鹿々々しくて笑えてしまう。
可笑しかった。可笑しすぎて涙が出てきた。
◇
彼を時々見守るのがボクの楽しみになった。
冒険者としての活動も無下にはできないけど、時間の許す限り彼を探した。
見つけるのは容易だった。この街であれほどの黒髪は彼くらいしか居ない。
ボクが見ていない間に彼は何度かクエストを失敗していた。
そのことを知って正直歯痒かった。
自分に任せてくれたらどんなことでも手伝うのにと。
「おーう、来たかトーワ。頼まれてた包帯置いてあるぞ」
「ありがとうございます。あ、そっちの見てもいいですか?」
物陰に隠れて彼を見守る。
気配は完璧に消しているし、加えて魔法で音もない。
これなら見つからないだろう。
トーワ君の姿を遠くから見つめる。
夜のような黒髪。優しそうに垂れ気味の瞳。いや、優しそうというか絶対優しい。龍化状態のボクにあんな風に話しかけることができるなんてどこの聖人だろうか。
加えてどんな相手にも態度を変えない。見た目で人を判断しないところも凄く好印象。
彼は街の人たちに話しかけられて楽しそうに談笑している。
その穏やかな姿がボクにはとても眩しい在り方に思えた。
「……格好いい」
ボクの未来の旦那様は今日も最高に格好良かった。
その眩いばかりの笑顔に、この場でごろごろと転げ回りたくなるくらいだ。勿論そんなみっともない姿は晒さないけど。
ボクはいまだに話しかけることができていない。
だって、あの人とは将来的に伴侶になるんだし、何だか照れ臭いじゃないか。
前向きな理由としては焦る必要がないというのもあった。
いつか結ばれるならと楽観できる。これまでのボクにはなかった心の余裕だ。
物陰に隠れて遠隔レンズでトーワ君を見る。
冒険者を目指していたようだったけど、どうやら諦めたらしい。
一度ギルドに行ったときに誰かが自慢気に黒髪の冒険者に絡んだとかいう話をしていたのを聞いて思わず怒ってしまった。
ボクのことならまだいい。でもトーワ君だけは駄目だ。
制御しきれずにちょっとだけ鱗も出てしまった。ボクの旦那様(予定)に何をするんだと怒りを堪えるのに苦労したよ。
トーワ君はあんな野蛮な人間が傷つけていい人じゃないんだ。
それから心配性になったボクは、彼に見つからない程度に周囲の魔物を片付けたりもした。
目を離した隙にアプルトレントに囲まれていた時もあったけど、これは颯爽と登場するチャンスなのでは? なんて考えているうちに他の冒険者に助けられていた。
話しかけられなかったのは残念だけど、彼に怪我がなくて何よりだった。
「でも最初はどうすればいいんだろう。いきなりあの時のドラゴンです、だなんて変なナンパみたいだし……」
母も言っていた通り龍眼の予言は少なからず外れる可能性もあった。
つまり自分の行動次第では、ボクの危惧する未来がやってくるという危険性も孕んでいる。
血が凍えるような寒気を感じた。
自分が立っているのかも怪しくなるほどの眩暈に襲われる。
「……ふーっ」
深く息を吸い込んで呼吸を整えた。
冷静になったことでまた彼への恋慕の情が胸いっぱいに広がった。
やはり冷静に考えて行動するべきだ。決して彼に話しかけることが照れ臭くて恥ずかしいとかではない。
「ハンカチとか落とさないかな……それを拾って届けた時に、彼が『も、もしかしてあなたはあの時の……』とか、あはは、な、なんてっ!」
ボクは何を言っているんだろう。
最近心が弾みっぱなしだ。
彼のことを考えるだけでまともに思考さえも働かなくなる。
トーワ君のことがよく分からないのは変わらない。
どのタイミングが最良なのか。偶然を装って遠いところで顔を隠してすれ違ってるのに彼が気付く様子は全くない。いや、さすがに顔が分からないなら無理があるかな。
顔を隠した状態で仲良くなるべきだろうか?
でもそれをすると顔を見られた時に一気に嫌われたりとか……また眩暈がした。
ここのところこれの繰り返しだ。
情緒が不安定になっている。
「今日は本か……勉強してるのかな」
最近の行動を見て分かったことだけど、彼は冒険者の道は諦めたみたいだった。
一緒にパーティーを組むのも楽しそうだなと思っていたけど、伴侶となる相手に理解を示すのも良妻の条件だろう。
もしかして治療師を目指してるのかな? さっきも医療道具を買っていたみたいだし。
治療師か……それならいつか診てもらいたいな。
ボクはほとんど怪我なんてしないけど、再会のきっかけとしては丁度いい。
どんな道だろうとボクはトーワ君をボクも応援している。
勉強に励むトーワ君の横顔は眩かった。思わず涎が出そうになる。
彼は読書家らしく週に何冊も本を読んでいた。というより文字を覚える一環かな?
とんでもない習得速度だ。連日頑張っているようだし、トーワ君の頑張りが報われてほしいと願うばかりだった。
「リズ? こんなところで何してんだ?」
「ん? あぁ、アイリじゃないか、どうしたの?」
「こっちの台詞なんだが。怪しさ満点だったぞ……」
アイリからは「本屋に用があるんだが、一緒に行くか?」と誘われたけど、ボクは断った。
今日も一日トーワ君を見守るのに忙しいから。
「ああ、アイリ。待って待って。少し話さないかい?」
このまま行けばアイリとトーワ君がすれ違ってしまう。
勿論何もないとは思うけど、重婚が許された現代でどんなミラクルが起こるか分からない。
もしかしたら彼女が第二夫人になる可能性も否定できなかったし、警戒するに越したことはないだろう。
「いいけど、なんかテンション高いな。いいことでもあったのか?」
「うん、凄くいいことがあったんだ。教えないけどね」
「なんだそりゃ」
とはいえ、そろそろ進展があってもいい気がするな。
トーワ君を知ってから既にひと月と少し。いい加減お話くらいしたいけど……
だけど、出会いは大切だと思うんだ。
人の姿で顔を合わせたことがないから怖いというのが正直なところだけど、彼はボクを見て気付いてくれるだろうか?
「そういうアイリも浮足立っているように見えるけど?」
「……実はな、今晩飲みに誘われてるんだよ」
「? 誰に?」
「依頼者だな。この前リズがいない間にクリアしたクエストがあっただろ?」
小声で耳打ちしてきた。
……呆れた。そんなどこの馬の骨とも知れない男に抱かれることを夢見るなんてね。
というより以前にも似たようなこと言ってなかったっけ。
あの時は泣きながらお酒を飲むシルヴィとアイリに一晩中付き合った覚えがある。
凝りていないのだろうか?
もう二度と男なんて信じないって言ってた気がするけど。
「こ、今度は身元もハッキリしてる商人だ……流石に大丈夫だろ……」
うーん、どうだろう。
結局は同じ価値観を持った人間だしね。
おだてられていい気にさせられるか、騙されるか……なんにせよ結末はそこまで変わらない気がする。
「リズ、お前も」
「行かない」
即答したボクにアイリは面食らったようだった。
前までなら少しは心が揺れていたかもしれない。
人の温もりを求めていただろう。
しかし、さっきも言ったようにそれは以前までの話だ。もし知らない相手に心が動くようならボクはこの場で自害でもなんでもするよ。
お前は何様だと自分に怒り狂うだろう。彼以外とだなんて、知らない人とだなんて、とんでもない愚考だ。
トーワ君がいる今となってはあり得ない。
「……まあ、気持ちは分かるけどな」
即座に拒否したボクを見てアイリが違う勘違いをしていた。
確かに今までのことを考えたらボクが”怖がっている”と思うのが自然だろう。
だけど違うんだ。今回だけはそんな理由じゃないんだ。
ボクは浮気なんてしないからね。あの人以外に心を許すことなんてしない。
相手がいる優越感から気楽に構えることができていた。
アイリから訝しそうな目を向けられる。
でも、ちょっとくらいは教えてもいいかな?
アイリは友達だし、それに断ったんだから、せめて理由くらいはね。
「アイリ」
「うん?」
腕を組み、ふふん、と笑いボクは告げた。
「ボクにはね、将来の相手がいるんだ!」
これが彼を知る経緯とその顛末。
そして、ボクの初恋だった。
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