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15話
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一夜明けて登城したジーク達はキサラギ達の処遇を聞いて愕然とする。
ルンフェイは死罪と決まった、ただしそれ以前の功績を考えて非公開での死罪だ。
恐らく彼女は人知れず誰も知らぬ場所で死を迎えるのだろう。
だが、キサラギの処遇についてはそうではなかった。
より罪が重いはずのキサラギには即時、死刑が言い渡されなかった。
それについてはジークばかりではなくルドも憤りを見せる。
「何故にそのような処遇となったのかお聞かせ願いたい!!」
ジークは目の前にいるキサラギを移送した騎士団長に食ってかかっていた。
「私も疑問に思うが、それを口にしてはいけないことだとお前にも分かっているだろう」
「何処からなのでしょうか?」
「上からと聞いた…思いもよらぬ、上からとな……」
それだけ語ると騎士団長はジークの前を離れていった。
直接誰かにねじ込もうにも事を知る者は誰もが取り付く島なく口を閉ざすのであった。
そうしてキサラギの行方はジークには知る術なく煙のように失せたのであった。
――――
暗い牢獄の中でキサラギは目を覚ました。
(何だこれは……!?)
キサラギは立った姿勢のまま身動きも出来ないように体が拘束されていた。
おまけに言葉を発しようとしたらご丁寧に口内にも何かはめ込まれているのに気付く。
「お目覚めかな?」
目を覚まし辺りを伺うキサラギに唐突に呼びかけられた声である。
声のする方向に目をやればそこには明らかに牢番と思わしき男が立っていた、しかしどこか違和感を感じさせる佇まいだ。
この手の野卑な男らしさが全く感じられずどこか知的ささえ漂わせている。
「あの方が手を下すことなく全てが終わった、実に好ましいことだ」
(なんだ? こいつは何を言っている!?)
脈絡を感じさせない話しぶりにキサラギは混乱させられる。
「だから、彼には褒美が必要なのさ、小さいとはいえ逸脱者を除くことに成功したのだからね」
話の流れを全く掴めないキサラギを無視して目の前の牢番はさらに続ける。
「さあ、用意は出来た、君には是非とも最後まで正気を保って欲しい」
牢番はそれだけ言うと机に置いてあったツボを取り、持っていた刷毛をツボの中に突っ込む。
取り出した刷毛には粘性のあるてかてかとした液体がまとわりついていた。
牢番の男はキサラギの口を掴むと口中に怪しげな液体を塗りたくっていく。
「もあがっ! ひゃめぐあ!」
毒を警戒し飲み込まないようにしていたキサラギはふと塗りたくられた液体が甘味を持っていることに気付く。
高級な水菓子のような甘さに思わずキサラギは塗りたくられた液体を舐めとり、そして吐き出そうとする。
「心配しなくとも毒ではないよ 誓ってただの甘いだけの液体さ……また来るよ」
牢番の男はそれだけ言うとキサラギの前から歩き去っていった。
キサラギの体は毒にもある程度の耐性がある。
牢番を信じたわけではないが空腹の中でついつい口内の甘い液体に味をしめてしまう。
再び牢番が姿を表したのは牢の窓から差し込む光がなくなった頃のことである。
この時になってキサラギは自分の置かれている異常に気付いた。
(食事が運ばれてこない……! ふざけやがって!)
「ん、何だって?」
言葉にならない言葉に牢番がキサラギにはめ込まれていた金属を外す。
自由になった口舌を用いキサラギは目の前の牢番に毒づいた。
「これが食事さ、死にたくないなら食べたまえよ」
それだけ言うとキサラギの口内に甘い液体を塗りたくり口内へと金属をはめ込んだ。
そうして来る日も来る日も同じことが繰り返された。
そして変わることのない姿勢がキサラギを更に苛んでいく。
同じ体勢で立ち続けているためか常に力が入っている部分に痺れを感じさせ始めた。
それからもキサラギの生活は変わらない。
牢番の男以外に会話するものなどおらず、その牢番はただただキサラギの口内に液体を塗りたくるのみである。
変わったことと言えばキサラギが口の中で痛みを覚え始めたことであろうか。
1ヶ月あまりが経過した。
今やキサラギの口内で痛まない場所はなかった。
口で呼吸をしようものなら取り込んだ外気が歯に触れるだけでずきずきと痛むのだ。
ここに至ってキサラギは牢番の意図を理解し、そして悔やんだ。
(塗られた液体を全部舐めとっていれば……)
例えその方法をとったとしてもこの症状は防げなかっただろう。
ましてや歯に風穴があき始めたこの段階では全てが遅きに失していた。
だがその状態になってもまだ牢番の男は液体を塗りたくるのをやめようとはしない。
「あがああ、あべ、ひゃべてああああほああああああ!!!」
痺れるような甘さがキサラギの歯に激痛をもたらしていく。
毒ではないと牢番は言ったがこの状況ではもはや毒と同じである。
、
「ああ、もう少し頑張ってくれたまえ」
牢番はそう言うとキサラギの下腹をむにむにと掴んだ。
動かされることの無かった肉体に蓄えられていた筋肉は削げ落ちそこには弛んだ脂肪が見受けられる。
キサラギは尿を垂れ流し豹変していく自分の体に涙した。
しかしこれすらもまだまだ序章に過ぎなかったのである。
「ぶうあがあああああ!!!!」
夜になればキサラギの絶叫、いや悲鳴が牢内に轟いた、だがその叫びも聞く者は一人しかいない。
眠ろうとするキサラギにはもう睡眠は許されなかった。
まぶたを閉じようとも襲い来る激痛、更に痛みはすでに口内のみでは無くなっていた。
頭や腹部にまで割れるような痛みが走り頑としてキサラギを眠りにつかせることはなくなっていたのである。
ゆえに彼に許されたのは睡眠ではなく気絶、痛みに耐えかねたキサラギの体が気を失う瞬間だけが彼の安らげる時間だ。
しかし、それも束の間、僅かな時間が過ぎれば意識を取り戻したキサラギには耐え難い苦痛が途切れることなく襲っていく。
牢番の男が再びキサラギの前に立った時、彼は少しばかり顔を歪めた。
キサラギの口からは鼻を突く臭いが漂っていたからだ。
しかし、ささいな事は捨て置かれ今日も今日とて彼はキサラギの口に甘い液体を塗りこんでいく。
キサラギが何度許しを請おうと泣き叫ぼうと日課のごとく牢番の手は止まることがない。
日増しに痛みが増す中でキサラギは衝動的に自分の舌を噛みちぎろうとする。
ガチッ
その試みは口内にはめ込まれた金属に阻まれる。
最早、彼は自分で死ぬことすらできずただ痛みを享受するだけの人形に成り下がっていた。
キサラギは死を受け入れ始めた、そんな彼が最期に望むことはジークに殺されたい……という願いである。
「さあ、もう少し……まだまだ頑張ろうか!」
けれど彼が死に至るにはまだまだもう少しの時間を要するのであった。
ルンフェイは死罪と決まった、ただしそれ以前の功績を考えて非公開での死罪だ。
恐らく彼女は人知れず誰も知らぬ場所で死を迎えるのだろう。
だが、キサラギの処遇についてはそうではなかった。
より罪が重いはずのキサラギには即時、死刑が言い渡されなかった。
それについてはジークばかりではなくルドも憤りを見せる。
「何故にそのような処遇となったのかお聞かせ願いたい!!」
ジークは目の前にいるキサラギを移送した騎士団長に食ってかかっていた。
「私も疑問に思うが、それを口にしてはいけないことだとお前にも分かっているだろう」
「何処からなのでしょうか?」
「上からと聞いた…思いもよらぬ、上からとな……」
それだけ語ると騎士団長はジークの前を離れていった。
直接誰かにねじ込もうにも事を知る者は誰もが取り付く島なく口を閉ざすのであった。
そうしてキサラギの行方はジークには知る術なく煙のように失せたのであった。
――――
暗い牢獄の中でキサラギは目を覚ました。
(何だこれは……!?)
キサラギは立った姿勢のまま身動きも出来ないように体が拘束されていた。
おまけに言葉を発しようとしたらご丁寧に口内にも何かはめ込まれているのに気付く。
「お目覚めかな?」
目を覚まし辺りを伺うキサラギに唐突に呼びかけられた声である。
声のする方向に目をやればそこには明らかに牢番と思わしき男が立っていた、しかしどこか違和感を感じさせる佇まいだ。
この手の野卑な男らしさが全く感じられずどこか知的ささえ漂わせている。
「あの方が手を下すことなく全てが終わった、実に好ましいことだ」
(なんだ? こいつは何を言っている!?)
脈絡を感じさせない話しぶりにキサラギは混乱させられる。
「だから、彼には褒美が必要なのさ、小さいとはいえ逸脱者を除くことに成功したのだからね」
話の流れを全く掴めないキサラギを無視して目の前の牢番はさらに続ける。
「さあ、用意は出来た、君には是非とも最後まで正気を保って欲しい」
牢番はそれだけ言うと机に置いてあったツボを取り、持っていた刷毛をツボの中に突っ込む。
取り出した刷毛には粘性のあるてかてかとした液体がまとわりついていた。
牢番の男はキサラギの口を掴むと口中に怪しげな液体を塗りたくっていく。
「もあがっ! ひゃめぐあ!」
毒を警戒し飲み込まないようにしていたキサラギはふと塗りたくられた液体が甘味を持っていることに気付く。
高級な水菓子のような甘さに思わずキサラギは塗りたくられた液体を舐めとり、そして吐き出そうとする。
「心配しなくとも毒ではないよ 誓ってただの甘いだけの液体さ……また来るよ」
牢番の男はそれだけ言うとキサラギの前から歩き去っていった。
キサラギの体は毒にもある程度の耐性がある。
牢番を信じたわけではないが空腹の中でついつい口内の甘い液体に味をしめてしまう。
再び牢番が姿を表したのは牢の窓から差し込む光がなくなった頃のことである。
この時になってキサラギは自分の置かれている異常に気付いた。
(食事が運ばれてこない……! ふざけやがって!)
「ん、何だって?」
言葉にならない言葉に牢番がキサラギにはめ込まれていた金属を外す。
自由になった口舌を用いキサラギは目の前の牢番に毒づいた。
「これが食事さ、死にたくないなら食べたまえよ」
それだけ言うとキサラギの口内に甘い液体を塗りたくり口内へと金属をはめ込んだ。
そうして来る日も来る日も同じことが繰り返された。
そして変わることのない姿勢がキサラギを更に苛んでいく。
同じ体勢で立ち続けているためか常に力が入っている部分に痺れを感じさせ始めた。
それからもキサラギの生活は変わらない。
牢番の男以外に会話するものなどおらず、その牢番はただただキサラギの口内に液体を塗りたくるのみである。
変わったことと言えばキサラギが口の中で痛みを覚え始めたことであろうか。
1ヶ月あまりが経過した。
今やキサラギの口内で痛まない場所はなかった。
口で呼吸をしようものなら取り込んだ外気が歯に触れるだけでずきずきと痛むのだ。
ここに至ってキサラギは牢番の意図を理解し、そして悔やんだ。
(塗られた液体を全部舐めとっていれば……)
例えその方法をとったとしてもこの症状は防げなかっただろう。
ましてや歯に風穴があき始めたこの段階では全てが遅きに失していた。
だがその状態になってもまだ牢番の男は液体を塗りたくるのをやめようとはしない。
「あがああ、あべ、ひゃべてああああほああああああ!!!」
痺れるような甘さがキサラギの歯に激痛をもたらしていく。
毒ではないと牢番は言ったがこの状況ではもはや毒と同じである。
、
「ああ、もう少し頑張ってくれたまえ」
牢番はそう言うとキサラギの下腹をむにむにと掴んだ。
動かされることの無かった肉体に蓄えられていた筋肉は削げ落ちそこには弛んだ脂肪が見受けられる。
キサラギは尿を垂れ流し豹変していく自分の体に涙した。
しかしこれすらもまだまだ序章に過ぎなかったのである。
「ぶうあがあああああ!!!!」
夜になればキサラギの絶叫、いや悲鳴が牢内に轟いた、だがその叫びも聞く者は一人しかいない。
眠ろうとするキサラギにはもう睡眠は許されなかった。
まぶたを閉じようとも襲い来る激痛、更に痛みはすでに口内のみでは無くなっていた。
頭や腹部にまで割れるような痛みが走り頑としてキサラギを眠りにつかせることはなくなっていたのである。
ゆえに彼に許されたのは睡眠ではなく気絶、痛みに耐えかねたキサラギの体が気を失う瞬間だけが彼の安らげる時間だ。
しかし、それも束の間、僅かな時間が過ぎれば意識を取り戻したキサラギには耐え難い苦痛が途切れることなく襲っていく。
牢番の男が再びキサラギの前に立った時、彼は少しばかり顔を歪めた。
キサラギの口からは鼻を突く臭いが漂っていたからだ。
しかし、ささいな事は捨て置かれ今日も今日とて彼はキサラギの口に甘い液体を塗りこんでいく。
キサラギが何度許しを請おうと泣き叫ぼうと日課のごとく牢番の手は止まることがない。
日増しに痛みが増す中でキサラギは衝動的に自分の舌を噛みちぎろうとする。
ガチッ
その試みは口内にはめ込まれた金属に阻まれる。
最早、彼は自分で死ぬことすらできずただ痛みを享受するだけの人形に成り下がっていた。
キサラギは死を受け入れ始めた、そんな彼が最期に望むことはジークに殺されたい……という願いである。
「さあ、もう少し……まだまだ頑張ろうか!」
けれど彼が死に至るにはまだまだもう少しの時間を要するのであった。
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