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024:錬金符
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さて。トイレを作ろう。スライムをまずは培養して大きくするところからなのだが、今のままでは餌もろくに食べない状態だ。寒いからな。
暖かくする必要がある。暖炉の側に捕獲器ごと持っていく。
するとスライムがモソモソと動き出した。
うん。これで準備良し。あとは餌を放り込むだけだな。
餌だが、傷んだ肉や野菜の切れ端を与える。本当は排泄物を与えたいが、その作業はやりたくないので今回はスルーだ。
これからしばらくは餌を与えて培養だ。ハーブや薬草の要らない部分をドンドコ放り込んでいけばいいだけの簡単な飼育だ。
さて十日ぐらい飼育すれば充分な大きさになるはずだ。トイレは急ぎなので、それ以上は大きくしないし繁殖もさせない。繁殖させるとなると季節を跨ぎかねない。さすがにそれはエステラが我慢できないだろう。
早く清潔なトイレでしたいよな。
ぽっとん便所は臭いし。
さて。スライムを培養している間に高等錬金術をするための道具作りをどうしようか悩む。高等錬金術とは。錬金符と言うアイテムを使った錬金術のことだ。
錬金符とは色んな効果をもたせた特殊な札のことだ。
例えば掛け合わせた素材同士が馴染むのに三日かかるアイテムがあったとしよう。加速の錬金符を使えば時間が短縮できるのだ。他にも抽出するのに五時間を要するアイテムがあったとしよう。すると一時間に短縮したりな。
さすがに生物には適応できないけどな。例えばスライムの培養とか。そういうのは出来ない。あくまで錬金アイテムの時間加速の場合だけだ。
そういった符を作るために魔紙に魔筆。魔法のインクが必要なのだが、これが作るのに時間と手間がかかる。魔法のインクづくりのために魔木と呼ばれる木を切ったり、それから煤を作ったりと、とにかく大変なのだ。筆も特殊な魔物の毛が必要だし、魔紙も専用の魔木を解すところからとなると気が遠くなるな。
「よし! 行商人さんに仕入れてもらうか!」
かなり値が張るが、必要な物だし仕方がない。
こうして俺は魔石に続いて、錬金道具や素材も色々と仕入れてもらうことにしたのだった。
でも一応、自作できないかも考えてみるか。
魔木はこの辺でも採れるし。
特殊な魔物の毛は仕方がないにししても、だ。
暖かくする必要がある。暖炉の側に捕獲器ごと持っていく。
するとスライムがモソモソと動き出した。
うん。これで準備良し。あとは餌を放り込むだけだな。
餌だが、傷んだ肉や野菜の切れ端を与える。本当は排泄物を与えたいが、その作業はやりたくないので今回はスルーだ。
これからしばらくは餌を与えて培養だ。ハーブや薬草の要らない部分をドンドコ放り込んでいけばいいだけの簡単な飼育だ。
さて十日ぐらい飼育すれば充分な大きさになるはずだ。トイレは急ぎなので、それ以上は大きくしないし繁殖もさせない。繁殖させるとなると季節を跨ぎかねない。さすがにそれはエステラが我慢できないだろう。
早く清潔なトイレでしたいよな。
ぽっとん便所は臭いし。
さて。スライムを培養している間に高等錬金術をするための道具作りをどうしようか悩む。高等錬金術とは。錬金符と言うアイテムを使った錬金術のことだ。
錬金符とは色んな効果をもたせた特殊な札のことだ。
例えば掛け合わせた素材同士が馴染むのに三日かかるアイテムがあったとしよう。加速の錬金符を使えば時間が短縮できるのだ。他にも抽出するのに五時間を要するアイテムがあったとしよう。すると一時間に短縮したりな。
さすがに生物には適応できないけどな。例えばスライムの培養とか。そういうのは出来ない。あくまで錬金アイテムの時間加速の場合だけだ。
そういった符を作るために魔紙に魔筆。魔法のインクが必要なのだが、これが作るのに時間と手間がかかる。魔法のインクづくりのために魔木と呼ばれる木を切ったり、それから煤を作ったりと、とにかく大変なのだ。筆も特殊な魔物の毛が必要だし、魔紙も専用の魔木を解すところからとなると気が遠くなるな。
「よし! 行商人さんに仕入れてもらうか!」
かなり値が張るが、必要な物だし仕方がない。
こうして俺は魔石に続いて、錬金道具や素材も色々と仕入れてもらうことにしたのだった。
でも一応、自作できないかも考えてみるか。
魔木はこの辺でも採れるし。
特殊な魔物の毛は仕方がないにししても、だ。
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