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003:村
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工房で制作し雑貨屋をやりたい。言うは易く行うは難し。
まずは、その工房を備えた店の建物を作らないといけない。現在は夏で、かなり暑い。これから2、3ヶ月もすれば作物の収穫と冬支度が始まり忙しい季節がやってくる。この辺の冬の雪はそれなりに降り積もるから、それまでに建てないといけない。
俺が帰って来たことで、その日の夜には、村の上役たちも交えて話し合いが行われた。
「まずは領主様に報告だな。そんで許可をもらってから建てる感じか」
「だな。夏場は暑くて作業が大変だ。基礎部分は夏場にやるとして、その上の建物は秋の収穫祭が終わってからか?」
「そうだな。冬支度が終わって1ヶ月ぐらいで作ると言う感じになるだろう。工期的にはなんとかなるな」
「場所はどうする?」
「ジンが言うには水を結構な量、使うらしい」
「そうなると北にある川沿いか、南の井戸の側だな」
「井戸の側は駄目だ。共用場だ」
「となると川の側になる」
「それだと森側ぐらいしか空きがないな。大丈夫なのか?」
森の側。しかも川沿いとなると獣や魔物と言った存在の危険が多い。話を聞いていた俺が発言を求めて手を挙げる。
「どうだジン? 森の側だけど大丈夫か?」
「はい。現在ある魔物避けより強力なのを作ります」
「ほぉ。そんな物が出来るのか」
「はい。後で皆さんにも配りますよ」
「よし。なら問題ないな。他に何が必要だ?」
俺はオーブンを希望した。
「オーブンも欲しいです」
「オーブンか。かなりの費用がかかるぞ? 大丈夫か?」
「大丈夫です」
こうして建設計画が立てられていくのだった。
※
※
※
生まれ故郷に帰ってきた俺だが、当面は村の宿屋の部屋で過ごすことになる。10年も前に出ていった実家に、今さら居場所なんて無いのだ。
会合が終わった後。俺は実家に招かれて食事をした。久しぶりに食べた母の料理は懐かしい味で、何だか気持ちが暖かくなった。ホッとする味だな。ついでに弟妹たちとも交流を深め、父とも大いに語り合った。
主に都会での生活のことを。
「どんな感じだったんだ?」
「田舎とは時間の感覚が違うね。あっちはキビキビしていて。ボーっとしていたらあっという間に夜だよ」
「はっは。なんだそれは。ところで学校ってどんな所なんだ?」
「学校は新しい建物と古い建物が交じる感じのちぐはぐな場所だったよ。何せ時折、教室の一部が吹っ飛ぶもんだからさぁ……」
「おいおい。大丈夫なのか?」
「あっはっは。大丈夫。怪我人が出ても自前の傷薬で直しちゃうから。たまに3等級のポーションが必要な怪我人が出たりして大変だったよ」
「……お前が無事で良かったよ。本当に」
そんなくだらない会話だ。でも「息子と一緒に酒が飲める日が来るとはなぁ」と言って、しみじみと語る父の姿が印象深かった。
※
※
※
翌日の早朝。俺は宿屋の1階の食堂で朝食を摂っていたのだが、そこには他にも客がいた。冒険者と呼ばれる職業の人達だ。
この村は街道から離れ、森寄りに拓かれた村で、すぐ近くに樹海と呼ばれ大変に恐れられる森がある。
だが同時に、魔物や動物。各種貴重な薬草やキノコと言った資源にも恵まれている。そんな森に分け入るのが冒険者たちだ。
彼らは村の防衛戦力でもある。
ちなみに村には最近になって作られたという冒険者ギルドの建物もあるそうだ。少しは発展していたようだ。俺は依頼する側なので活用することもあるだろう。
黙々と食事をしていると「よぉ、兄ちゃん。ちょっといいか?」と話しかけられた。
振り返るとそこにはスキンヘッドの強面な男が立っていた。。
「この村の者か?」
俺は「一応そうですね」と答える。
「一応?」
「はい。昔に村を出て昨日、帰ってきたところなんです」
「ほぉ。出戻りか。どこに行っていたんだ?」
「王都です」
「王都かぁ。いいなぁ。俺も一度は行ってみてぇぜ」
そんな会話を始めると、男が俺の隣に腰掛けた。
「王都の女ってなぁどんな感じだ?」
聞かれた俺は、とある女性を思い出していた。
「そうですね。洗練されてて、ちょっと気位が高くて……大変です」
「あぁ……やっぱ、そんな感じか」
「田舎から出てきた男なんて基本、見向きもされません」
そう言うと男が口を開けて笑った。
「あっはっは。なんだそれは。経験談か?」
「はい」
「そぉかぁ。くっそぉ。一度でいいから都会の女と付き合ってみてぇぜ」
「大変ですよぉ」
「おっ、ってことは付き合えたのか?」
「まぁ一応……」
「ほほぉ。それはいいなぁ」
そう言って男が、声を潜めた。
「それで? どう大変なんだ?」
「まずお金がかかります」
「うへぇ。他には?」
「田舎出身なので知っていて当然のこと。出来て当然のことが分からないし出来ない」
「ほぉ。例えば?」
「女性に会ったら、まず褒める」
「何だそりゃ?」
「そういう挨拶があるんです。今日もキレイだねとか。今日は一段とキレイだね。と言った具合です」
「マジか?」
「マジです」
俺が真剣な表情で答えると男が天を仰いだ。
「くはぁ。都会の女ってめんどくせぇ」
「あはは。でもこれ。王都だと普通になっているので効果が無いんです。それなのにやらないと機嫌が悪くなる。本当に面倒くさい。で、す、が、田舎だとこれが結構いけるんですよ?」
「マジか?」
「マジです」
「経験談か?」
「僕の経験ではないですけどね。田舎から出てきた女性は言われ慣れていないので、都会の男の言葉にころっと。なんてことも多いんだそうです。実際に俺の王都生まれの友人たちは、そうやって遊び回っていました」
すると男は拳を握りしめて言った。
「くっそぉ。都会の男どもめ!」
俺は、その男の様子が面白くて笑った。
「あっはっは。確かに。僕も当初は羨ましかったなぁ」
その言葉を聞いて、男の目が光った。
「当初は……だと!」
「ふふん」
そう言って俺が得意げにすると男が笑った。
「あっはっは。お前。面白いやつだな。そうだ! 自己紹介がまだだったな。俺はゲーネッツっていうんだが、お前さんは?」
「ジンです。よろしくゲーネッツさん」
「あぁあぁ。よせよせ。呼び捨てでいい」
その後も俺はゲーネッツと話を続けるのだった。
まずは、その工房を備えた店の建物を作らないといけない。現在は夏で、かなり暑い。これから2、3ヶ月もすれば作物の収穫と冬支度が始まり忙しい季節がやってくる。この辺の冬の雪はそれなりに降り積もるから、それまでに建てないといけない。
俺が帰って来たことで、その日の夜には、村の上役たちも交えて話し合いが行われた。
「まずは領主様に報告だな。そんで許可をもらってから建てる感じか」
「だな。夏場は暑くて作業が大変だ。基礎部分は夏場にやるとして、その上の建物は秋の収穫祭が終わってからか?」
「そうだな。冬支度が終わって1ヶ月ぐらいで作ると言う感じになるだろう。工期的にはなんとかなるな」
「場所はどうする?」
「ジンが言うには水を結構な量、使うらしい」
「そうなると北にある川沿いか、南の井戸の側だな」
「井戸の側は駄目だ。共用場だ」
「となると川の側になる」
「それだと森側ぐらいしか空きがないな。大丈夫なのか?」
森の側。しかも川沿いとなると獣や魔物と言った存在の危険が多い。話を聞いていた俺が発言を求めて手を挙げる。
「どうだジン? 森の側だけど大丈夫か?」
「はい。現在ある魔物避けより強力なのを作ります」
「ほぉ。そんな物が出来るのか」
「はい。後で皆さんにも配りますよ」
「よし。なら問題ないな。他に何が必要だ?」
俺はオーブンを希望した。
「オーブンも欲しいです」
「オーブンか。かなりの費用がかかるぞ? 大丈夫か?」
「大丈夫です」
こうして建設計画が立てられていくのだった。
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生まれ故郷に帰ってきた俺だが、当面は村の宿屋の部屋で過ごすことになる。10年も前に出ていった実家に、今さら居場所なんて無いのだ。
会合が終わった後。俺は実家に招かれて食事をした。久しぶりに食べた母の料理は懐かしい味で、何だか気持ちが暖かくなった。ホッとする味だな。ついでに弟妹たちとも交流を深め、父とも大いに語り合った。
主に都会での生活のことを。
「どんな感じだったんだ?」
「田舎とは時間の感覚が違うね。あっちはキビキビしていて。ボーっとしていたらあっという間に夜だよ」
「はっは。なんだそれは。ところで学校ってどんな所なんだ?」
「学校は新しい建物と古い建物が交じる感じのちぐはぐな場所だったよ。何せ時折、教室の一部が吹っ飛ぶもんだからさぁ……」
「おいおい。大丈夫なのか?」
「あっはっは。大丈夫。怪我人が出ても自前の傷薬で直しちゃうから。たまに3等級のポーションが必要な怪我人が出たりして大変だったよ」
「……お前が無事で良かったよ。本当に」
そんなくだらない会話だ。でも「息子と一緒に酒が飲める日が来るとはなぁ」と言って、しみじみと語る父の姿が印象深かった。
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翌日の早朝。俺は宿屋の1階の食堂で朝食を摂っていたのだが、そこには他にも客がいた。冒険者と呼ばれる職業の人達だ。
この村は街道から離れ、森寄りに拓かれた村で、すぐ近くに樹海と呼ばれ大変に恐れられる森がある。
だが同時に、魔物や動物。各種貴重な薬草やキノコと言った資源にも恵まれている。そんな森に分け入るのが冒険者たちだ。
彼らは村の防衛戦力でもある。
ちなみに村には最近になって作られたという冒険者ギルドの建物もあるそうだ。少しは発展していたようだ。俺は依頼する側なので活用することもあるだろう。
黙々と食事をしていると「よぉ、兄ちゃん。ちょっといいか?」と話しかけられた。
振り返るとそこにはスキンヘッドの強面な男が立っていた。。
「この村の者か?」
俺は「一応そうですね」と答える。
「一応?」
「はい。昔に村を出て昨日、帰ってきたところなんです」
「ほぉ。出戻りか。どこに行っていたんだ?」
「王都です」
「王都かぁ。いいなぁ。俺も一度は行ってみてぇぜ」
そんな会話を始めると、男が俺の隣に腰掛けた。
「王都の女ってなぁどんな感じだ?」
聞かれた俺は、とある女性を思い出していた。
「そうですね。洗練されてて、ちょっと気位が高くて……大変です」
「あぁ……やっぱ、そんな感じか」
「田舎から出てきた男なんて基本、見向きもされません」
そう言うと男が口を開けて笑った。
「あっはっは。なんだそれは。経験談か?」
「はい」
「そぉかぁ。くっそぉ。一度でいいから都会の女と付き合ってみてぇぜ」
「大変ですよぉ」
「おっ、ってことは付き合えたのか?」
「まぁ一応……」
「ほほぉ。それはいいなぁ」
そう言って男が、声を潜めた。
「それで? どう大変なんだ?」
「まずお金がかかります」
「うへぇ。他には?」
「田舎出身なので知っていて当然のこと。出来て当然のことが分からないし出来ない」
「ほぉ。例えば?」
「女性に会ったら、まず褒める」
「何だそりゃ?」
「そういう挨拶があるんです。今日もキレイだねとか。今日は一段とキレイだね。と言った具合です」
「マジか?」
「マジです」
俺が真剣な表情で答えると男が天を仰いだ。
「くはぁ。都会の女ってめんどくせぇ」
「あはは。でもこれ。王都だと普通になっているので効果が無いんです。それなのにやらないと機嫌が悪くなる。本当に面倒くさい。で、す、が、田舎だとこれが結構いけるんですよ?」
「マジか?」
「マジです」
「経験談か?」
「僕の経験ではないですけどね。田舎から出てきた女性は言われ慣れていないので、都会の男の言葉にころっと。なんてことも多いんだそうです。実際に俺の王都生まれの友人たちは、そうやって遊び回っていました」
すると男は拳を握りしめて言った。
「くっそぉ。都会の男どもめ!」
俺は、その男の様子が面白くて笑った。
「あっはっは。確かに。僕も当初は羨ましかったなぁ」
その言葉を聞いて、男の目が光った。
「当初は……だと!」
「ふふん」
そう言って俺が得意げにすると男が笑った。
「あっはっは。お前。面白いやつだな。そうだ! 自己紹介がまだだったな。俺はゲーネッツっていうんだが、お前さんは?」
「ジンです。よろしくゲーネッツさん」
「あぁあぁ。よせよせ。呼び捨てでいい」
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