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Ⅱ. 革命
第参話 気取りすぎる女と気取らなすぎる女
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新大阪駅に着くと、そこから電車とバスを乗り継ぎ、昼過ぎには深谷荘についた。ほとんど一軒家みたいな小さな民宿だが、宿泊可能人数が少ないことを考慮するとむしろ大き過ぎるぐらいだ。玄関で70歳ぐらいのお婆さんが出迎えてくれた。僕たちを見ると、お婆さんはなぜか一瞬気まずそうな顔をした。どうしたのだろう?
「おばさん、お久しぶりです」
「い、いらっしゃい。ほら、長旅で疲れたでしょう? 早く部屋にお上がりなさい」
そう言ってお婆さんは僕たちを部屋に案内した。広々とした和室だ。部屋の隅に布団が3つ重ねられている。あれ、3つ?
「ヒマリちゃん、それと貴女、ごめんなさいね。まさかヒマリちゃんが男友達を連れてくるとは思わなくて」
なるほど、それで僕を見て困惑したのか。アカネは僕の耳を引っ張った。おい、もう少し容赦しろ。
「私はコイツの彼女なので大丈夫です」
アカネがそう言うと、お婆さんは「あら」と言いながら顔を赤くした。可愛らしいお婆さんだ。
「私も大丈夫です。コーセーさんは良識のある方ですから」
そう言ってヒマリは僕に微笑みかけた。信頼に満ちた表情に見えるが、なんだか少し圧を感じる。「まさか彼女がいる前で私に不埒なことを働いたりはしませんよね?」ということだろう。僕は思わず顔が強ばる。
「そう? じゃあ、ゆっくりしていってね。すぐにご飯を持ってくるわ」
そう言ってお婆さんは去っていった。アカネは部屋に入り、畳の上に大の字で寝そべる。
「やっぱり日本人には畳よねー」
ヒマリが荷物を起きながらアカネの脚を蹴った。
「アカネさん、薄ピンクで無地の可愛らしいパンツが丸見えです」
「詳細に説明するな!」
アカネが慌てて起き上がる。僕は急いで目をそらした。やっぱり、無理を言ってでも、もう一部屋用意してもらったほうがよかったかもな……僕は大きなため息をつきながら部屋に上がった。
少しした後で、お婆さんが昼飯を持ってきた。ご飯に味噌汁、魚に漬物、質素だが美味しそうだ。朝から腹ペコの僕たちは勢いよくご飯をかきこんだ。
「で、これからどうする?」
今度は一番乗りで食べ終わったアカネが訊ねた。
「ライブまであと4時間もありますし、どこか観光に行きましょうか」
「それなら大仙古墳を見に行かない? ライブハウスとも近いし」
僕もヒマリも異論はなかった。僕たちは電車を乗り継ぎ大仙古墳に向かい、そこで2時間ほど観光を楽しんだ。アカネは歴史に興味があるというより、観光気分を味わいたかったようだった。元気よく古墳周辺を闊歩する。一方のヒマリは優等生らしく興味深そうに遺物を眺めていた。
「大仙古墳って世界3大墳墓の一つなんですね」
看板を見てヒマリが言うと、
「え? 私が世界3大美女の一人だって?」
都合のいい耳だ。アカネの耳をコピーして世界中の人につけたら、きっと世界中の人は今の100倍幸せになることだろう。
「はい。アカネさんは世界3大奇人の一人です」
「世界3大貴人?いやー照れるなぁ」
アカネ、「き」の字が違うぞ。貴人じゃなくて奇人だ。ヒマリは絶対零度の目でアカネを見ている。カナダの豪雪地帯に住む人だってこんな目はしない。少し前はこんな目をする子じゃなかったんだが……
日が暮れ始める頃に僕たちはライブハウスに到着した。階段の手摺にとまったカラスが鋭く鳴く。
「ライブハウスなんて初めてだから緊張するなぁ」
よく見るとアカネも拳を握りながら臨戦態勢をとっている。まるで喧嘩しに行くみたいだ。初ライブハウスに緊張する僕たちを見て、ヒマリは苦笑いした。
「私は姉によく連れてきてもらっていたので全然大丈夫なんですけど、やっぱり普通の人からすると怖いものなんですね」
「だって、全裸でヘドバンしながら危険薬物売りつけてくる危ないバンドマンとかいそうじゃない」
「バンドマンをなんだと思ってるんですか」
ヒマリは呆れた顔でアカネを見ながら、ライブハウスの扉を開ける。僕たちは恐る恐るヒマリについていく。ヒマリは受け付けでチケットを渡すとステージ前に移動した。すでに何人か人が集まっている。20人はいるだろうか?
「そう言えば、貴女のお姉さんも危ないバンドマンだったわね」
アカネがそう言うと、ヒマリは抗議した。
「危ないは余計です。変な人ではあったけど」
「変な人?」
僕が訊くとヒマリはアカネを指さした。アカネはギョッとした顔を見せる。
「こんな感じの人です」
なるほど。たしかに変な人らしい。ヒマリとアカネが仲がいいのは単に女子同士だからだと思っていたが、どうやらアカネがマシロ先輩に似ていたからみたいだ。どうりでツッコミのキレがいいわけだ。僕が色々と納得していると、アカネが拗ねた顔で、
「変な人を彼女にした貴方も変な人なんだからね」
ふん、と言いながら顔を背けるアカネと、言い訳を探している僕を見て、ヒマリは必死に笑いを堪えていた。フロアの照明が暗くなる。ライブが始まるようだ。
「 いやー、思ったより楽しめたわね。それに、皆ちゃんと服着てて安心したわ」
「何に安心してるんですか。それにしてもいいライブだったね! やっぱり苅谷さんギター上手いなぁ」
「素人の僕でも目を見張ってしまったよ。一際目立っていたね」
「でしょ、でしょ! 名古屋にいた時も、地元No.1ギタリストって言われてたんだから」
ヒマリは興奮しながら飛び跳ねた。敬語も少し危うくなっている。こんなにはっちゃけたヒマリは初めて見た。
「ヒマリー」
振り向くと控室からショートカットの女性が顔を覗かせながら手招きしている。
「苅谷さん!」
駆け出していくヒマリを僕とアカネも小走りで追いかける。苅谷さんは控え室に僕たちを入れてくれた。
「苅谷さん! ライブ最っ高でした!」
「苅谷さん? ミドリお姉ちゃんじゃなくて? しかもなんで敬語?」
「あっ、いや、その」
あたふたするヒマリの背中をアカネがポンと叩いた。見栄を張るな、ということだろう。僕もヒマリに微笑みかける。ヒマリは顔を染めながら小さく頷いた。
「ミドリお姉ちゃん、紹介するね。部活の先輩のアカネさんとコーセーさん」
「部活の先輩?」
「友達みたいなものです」
僕がそう言うと、苅谷さんは少しホッとしたような表情を見せた。怪しい人だと思われていたのだろうか?
「私は苅谷緑。ミドリって呼んで」
ミドリさんは僕とアカネに微笑みかけた。
「それでね、ミドリお姉ちゃん。実は聞きたいことがあって……」
ミドリさんはヒマリの口に人差し指を添えた。そして今度はヒマリの背中から飛び出しているギターケースを指さす。
「まずは弾こうぜ」
ヒマリは満面の笑みで大きく頷いた。
「うん!」
ヒマリとミドリさんが一緒に弾き歌いする様子は本物の姉妹みたいだった。ヒマリはミドリさんに相当懐いているようで、ミドリさんにべったりのヒマリはいつもの数倍幼く見える。本人に言ったら怒りそうだが、容姿も相まってまるで小学生みたいだ。
「ギターはミドリお姉ちゃんに教えてもらったんですよ」
「えっ、マシロ先輩じゃないの?」
僕が疑問を呈するとミドリさんは笑いながら、
「アイツ、教えるの本当にヘタだったのよ。それで見兼ねた私が代わりに教えてあげたってわけ」
「お姉ちゃんったら、『アレして』とか『こんな感じ』とかしか言わないだもん。しまいには『ギターに教えてもらいなさい』なんて言っちゃって。ミドリお姉ちゃんを少しは見習ってほしかったよ」
なるほど。まさに姉の代わりだったわけか。どうりでよく慕っているわけだ。
「それにしても、タメ口のヒマリは新鮮ね。いつもは優等生気取ってかしこまっちゃってるんだもん」
「アカネさんは気取らなさすぎです。いつも軽口ばっかり叩いてるし、今日なんてパンツ見せてたじゃないですか」
気取りすぎる女と気取らなすぎる女。二人を足して2で割ったらちょうどよくなるだろう。お互いがお互いを見習ってほしいものだ。
「っていうか、いつまで私たちに敬語使ってるのよ。しかも私のこと『アカネちゃん』って呼んでくれないし」
アカネが頬を膨らませながらヒマリを責める。
「先輩なんだから当然でしょう? ねえ、コーセーさん」
ヒマリが同意を求める。いつもならヒマリの肩を持つのだが……
「『コーセーくん』じゃないの?」
「え!? コーセーさん!?」
ヒマリは目を丸くして驚く。ミドリさんは膝を叩いて大笑いした。
「私も賛成。アンタは昔から気取りすぎなのよ」
「ミドリお姉ちゃんまで!?」
ヒマリは観念した様子で大きく息を吐いた。
「分かったよ。アカネちゃん、コーセーくん」
項垂れる僕たちの末っ子を微笑ましく思いながら、僕たちは声を合わせて笑った。ヒマリは顔を上げると鋭くアカネを睨みつける。
「でもパンツを見せるのはどうかと思うよ」
「それは僕もそう思う」
「私も賛成」
「パンツの話はもういいでしょ!」
今度はアカネが肩を落とす。僕たちは腹を抱えて笑った。
「おばさん、お久しぶりです」
「い、いらっしゃい。ほら、長旅で疲れたでしょう? 早く部屋にお上がりなさい」
そう言ってお婆さんは僕たちを部屋に案内した。広々とした和室だ。部屋の隅に布団が3つ重ねられている。あれ、3つ?
「ヒマリちゃん、それと貴女、ごめんなさいね。まさかヒマリちゃんが男友達を連れてくるとは思わなくて」
なるほど、それで僕を見て困惑したのか。アカネは僕の耳を引っ張った。おい、もう少し容赦しろ。
「私はコイツの彼女なので大丈夫です」
アカネがそう言うと、お婆さんは「あら」と言いながら顔を赤くした。可愛らしいお婆さんだ。
「私も大丈夫です。コーセーさんは良識のある方ですから」
そう言ってヒマリは僕に微笑みかけた。信頼に満ちた表情に見えるが、なんだか少し圧を感じる。「まさか彼女がいる前で私に不埒なことを働いたりはしませんよね?」ということだろう。僕は思わず顔が強ばる。
「そう? じゃあ、ゆっくりしていってね。すぐにご飯を持ってくるわ」
そう言ってお婆さんは去っていった。アカネは部屋に入り、畳の上に大の字で寝そべる。
「やっぱり日本人には畳よねー」
ヒマリが荷物を起きながらアカネの脚を蹴った。
「アカネさん、薄ピンクで無地の可愛らしいパンツが丸見えです」
「詳細に説明するな!」
アカネが慌てて起き上がる。僕は急いで目をそらした。やっぱり、無理を言ってでも、もう一部屋用意してもらったほうがよかったかもな……僕は大きなため息をつきながら部屋に上がった。
少しした後で、お婆さんが昼飯を持ってきた。ご飯に味噌汁、魚に漬物、質素だが美味しそうだ。朝から腹ペコの僕たちは勢いよくご飯をかきこんだ。
「で、これからどうする?」
今度は一番乗りで食べ終わったアカネが訊ねた。
「ライブまであと4時間もありますし、どこか観光に行きましょうか」
「それなら大仙古墳を見に行かない? ライブハウスとも近いし」
僕もヒマリも異論はなかった。僕たちは電車を乗り継ぎ大仙古墳に向かい、そこで2時間ほど観光を楽しんだ。アカネは歴史に興味があるというより、観光気分を味わいたかったようだった。元気よく古墳周辺を闊歩する。一方のヒマリは優等生らしく興味深そうに遺物を眺めていた。
「大仙古墳って世界3大墳墓の一つなんですね」
看板を見てヒマリが言うと、
「え? 私が世界3大美女の一人だって?」
都合のいい耳だ。アカネの耳をコピーして世界中の人につけたら、きっと世界中の人は今の100倍幸せになることだろう。
「はい。アカネさんは世界3大奇人の一人です」
「世界3大貴人?いやー照れるなぁ」
アカネ、「き」の字が違うぞ。貴人じゃなくて奇人だ。ヒマリは絶対零度の目でアカネを見ている。カナダの豪雪地帯に住む人だってこんな目はしない。少し前はこんな目をする子じゃなかったんだが……
日が暮れ始める頃に僕たちはライブハウスに到着した。階段の手摺にとまったカラスが鋭く鳴く。
「ライブハウスなんて初めてだから緊張するなぁ」
よく見るとアカネも拳を握りながら臨戦態勢をとっている。まるで喧嘩しに行くみたいだ。初ライブハウスに緊張する僕たちを見て、ヒマリは苦笑いした。
「私は姉によく連れてきてもらっていたので全然大丈夫なんですけど、やっぱり普通の人からすると怖いものなんですね」
「だって、全裸でヘドバンしながら危険薬物売りつけてくる危ないバンドマンとかいそうじゃない」
「バンドマンをなんだと思ってるんですか」
ヒマリは呆れた顔でアカネを見ながら、ライブハウスの扉を開ける。僕たちは恐る恐るヒマリについていく。ヒマリは受け付けでチケットを渡すとステージ前に移動した。すでに何人か人が集まっている。20人はいるだろうか?
「そう言えば、貴女のお姉さんも危ないバンドマンだったわね」
アカネがそう言うと、ヒマリは抗議した。
「危ないは余計です。変な人ではあったけど」
「変な人?」
僕が訊くとヒマリはアカネを指さした。アカネはギョッとした顔を見せる。
「こんな感じの人です」
なるほど。たしかに変な人らしい。ヒマリとアカネが仲がいいのは単に女子同士だからだと思っていたが、どうやらアカネがマシロ先輩に似ていたからみたいだ。どうりでツッコミのキレがいいわけだ。僕が色々と納得していると、アカネが拗ねた顔で、
「変な人を彼女にした貴方も変な人なんだからね」
ふん、と言いながら顔を背けるアカネと、言い訳を探している僕を見て、ヒマリは必死に笑いを堪えていた。フロアの照明が暗くなる。ライブが始まるようだ。
「 いやー、思ったより楽しめたわね。それに、皆ちゃんと服着てて安心したわ」
「何に安心してるんですか。それにしてもいいライブだったね! やっぱり苅谷さんギター上手いなぁ」
「素人の僕でも目を見張ってしまったよ。一際目立っていたね」
「でしょ、でしょ! 名古屋にいた時も、地元No.1ギタリストって言われてたんだから」
ヒマリは興奮しながら飛び跳ねた。敬語も少し危うくなっている。こんなにはっちゃけたヒマリは初めて見た。
「ヒマリー」
振り向くと控室からショートカットの女性が顔を覗かせながら手招きしている。
「苅谷さん!」
駆け出していくヒマリを僕とアカネも小走りで追いかける。苅谷さんは控え室に僕たちを入れてくれた。
「苅谷さん! ライブ最っ高でした!」
「苅谷さん? ミドリお姉ちゃんじゃなくて? しかもなんで敬語?」
「あっ、いや、その」
あたふたするヒマリの背中をアカネがポンと叩いた。見栄を張るな、ということだろう。僕もヒマリに微笑みかける。ヒマリは顔を染めながら小さく頷いた。
「ミドリお姉ちゃん、紹介するね。部活の先輩のアカネさんとコーセーさん」
「部活の先輩?」
「友達みたいなものです」
僕がそう言うと、苅谷さんは少しホッとしたような表情を見せた。怪しい人だと思われていたのだろうか?
「私は苅谷緑。ミドリって呼んで」
ミドリさんは僕とアカネに微笑みかけた。
「それでね、ミドリお姉ちゃん。実は聞きたいことがあって……」
ミドリさんはヒマリの口に人差し指を添えた。そして今度はヒマリの背中から飛び出しているギターケースを指さす。
「まずは弾こうぜ」
ヒマリは満面の笑みで大きく頷いた。
「うん!」
ヒマリとミドリさんが一緒に弾き歌いする様子は本物の姉妹みたいだった。ヒマリはミドリさんに相当懐いているようで、ミドリさんにべったりのヒマリはいつもの数倍幼く見える。本人に言ったら怒りそうだが、容姿も相まってまるで小学生みたいだ。
「ギターはミドリお姉ちゃんに教えてもらったんですよ」
「えっ、マシロ先輩じゃないの?」
僕が疑問を呈するとミドリさんは笑いながら、
「アイツ、教えるの本当にヘタだったのよ。それで見兼ねた私が代わりに教えてあげたってわけ」
「お姉ちゃんったら、『アレして』とか『こんな感じ』とかしか言わないだもん。しまいには『ギターに教えてもらいなさい』なんて言っちゃって。ミドリお姉ちゃんを少しは見習ってほしかったよ」
なるほど。まさに姉の代わりだったわけか。どうりでよく慕っているわけだ。
「それにしても、タメ口のヒマリは新鮮ね。いつもは優等生気取ってかしこまっちゃってるんだもん」
「アカネさんは気取らなさすぎです。いつも軽口ばっかり叩いてるし、今日なんてパンツ見せてたじゃないですか」
気取りすぎる女と気取らなすぎる女。二人を足して2で割ったらちょうどよくなるだろう。お互いがお互いを見習ってほしいものだ。
「っていうか、いつまで私たちに敬語使ってるのよ。しかも私のこと『アカネちゃん』って呼んでくれないし」
アカネが頬を膨らませながらヒマリを責める。
「先輩なんだから当然でしょう? ねえ、コーセーさん」
ヒマリが同意を求める。いつもならヒマリの肩を持つのだが……
「『コーセーくん』じゃないの?」
「え!? コーセーさん!?」
ヒマリは目を丸くして驚く。ミドリさんは膝を叩いて大笑いした。
「私も賛成。アンタは昔から気取りすぎなのよ」
「ミドリお姉ちゃんまで!?」
ヒマリは観念した様子で大きく息を吐いた。
「分かったよ。アカネちゃん、コーセーくん」
項垂れる僕たちの末っ子を微笑ましく思いながら、僕たちは声を合わせて笑った。ヒマリは顔を上げると鋭くアカネを睨みつける。
「でもパンツを見せるのはどうかと思うよ」
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