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世界観崩壊注意
IF:メスガキ系主人公☆ロイズくん③(完結)
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「ユリウス隊長に模擬試合を行ってもらう!!」
翌日、訓練広場で集合すると、シド上官とかいうタヌキ親父がでかい声で言った。
おもろいやないかい。振り回してくれたお返しにボッコボコにしたるわ。
と、このとき俺は思っていた。
しかし。ユリウス隊長の手合いを見た瞬間、その思考はちり紙のようにふっとんでいった。
た、達人や――。
「最高やん……?」
なに。なにこれ。こんな強いんありえる?
え、ええやん。ありやん。俺の運命の番、かっこええやん。
さすが俺の運命の番やん――。
ただひとつ。
俺の順番で手加減されて勝ってしまったことだけは、不服だった。
試合後、ユリウス隊長から熱情のこもった眼差しを向けられる。
「君と話がしたい」
「は、はい♡」
たまらん。ついでにきちんと手合わせもしてくれへんかな。
ミカエルが「負けんな」とか横からごちゃごちゃ抜かしてくるが、知るかボケ。
突き抜けた強さは尊敬に値する。
ユリウス隊長とふたりっきりのタイミングで「手合わせして」と頼むと、隊長は切なげな眼差しになった。
「君と真剣勝負はできない」
正直、ショックやった。
本気の手合わせをしてほしい。
俺も隊長とやったら番になりたいけど、このまま番になったら後悔する。
「…………一回きりでええ。真剣勝負してくれたら、番になるわ」
俺は戦って――
負けた。
これできっぱり諦めよう。
いさぎええな、と思う。
空は快晴や。
そして、いきなり番契約するほど急ぐこともないし。
我が家に一旦帰ることになり、一応、ジョシュアくんにも説明した。
「…………は? 許すわけないですけど」
「ん?」
ジョシュアくんは黒い渦をバックにして、圧力を放っている。
「こっちはチンコも気分的にもずっと苛ついてんですよ、散々ガマンさせといて運命とかに渡すわけないでしょ」
「ん?」
不意打ちで捕まえられ、犯されて、俺はうなじを噛まれていた。
「四年分犯してやりますよッ……!!」
「ぁ、ぁッ♡ いややぁ……ッ♡」
「速攻でメス堕ちしてんじゃねぇよッ」
上位のアルファに体が媚びてまう。
あれ悪くないやん、と思ってしまったときには、俺はジョシュアくんに拉致されていた。
監禁生活の中、強者のフェロモンに屈服させられる。
「ンォォ……ッ♡」
「連続アクメしろッ」
しかし、監禁生活にも飽きてきた。
なんで俺がジョシュアくんごときに屈服せなあかんねん。
どうにか脱出できへんかなと四苦八苦して外にメッセージ送ってみる。
後日、憲兵隊なのか連続殺人犯なのかわからないやつが監禁場所に乗りこんできて、強姦されそうなって、いややーって思ってたらなんやかんやあったあげくにジョシュアくんたちが集合してきて保護された。
勢ぞろいした面々――ユリウス隊長やミカエルやジョシュアくんを見て、俺はうむ、と頷く。
やっぱユリウス隊長が最高やな。
けど偽装に付き合ってくれたし、ジョシュアくんにも感謝したってもええな。チンポもよかったしな。
「ジョシュアくんは愛人としてチンポ使ったるわ。結婚相手はユリウス隊長な!」
すると全員が激昂してきて、俺は犯され噛まれ、なんとジョシュアくんに続いてユリウス隊長とも番になった。
さらに半年後、頻繁に噛まれまくっているうちに、ミカエルとも番っぽい繋がりができてきた。
夜の寝室。今日も三人のアルファが囲んでくる。
ユリウス隊長は絶対零度の眼差しをしながら、奥までぐぽっとえぐってくる。
「かッ……、かんにん、してッ……ッ♡」
「…………許されると思っているのか?」
ミカエルは殺伐とした顔でどちゅどちゅと揺さぶってくる。
「へばってんじゃねえぞッ、クズが……!!」
「おッ……、おかし、なるぅッ……ッ♡」
ジョシュアくんに挿入されたころには朦朧としていたけど、種付けプレスされて悶絶した。
「何勝手にイッてるんです? こっちは苛々が全く収まらないんですよね……」
「ン、オォォッ……ッ♡ ォッ、ィッ……♡」
事後、快楽の余韻でビクビクと痙攣する。
やけど、なんで俺が叱られたみたいになってるん?
俺は全員に向けてハンッと鼻で笑った。
「おれの番になれたこと、感謝しぃや……♡」
すると全員が激怒した顔でかかってきて、第四ラウンドへもつれた。
あかん、死んでまう。しぬ、しぬ――。
そのうち三人で連携して責めてきた。乳首もチンポも玉もしごかれる。なんで息ぴったりなん――。
「ぁッ……、ぉッ……♡」
「反省しろ、ザコが」
三人がかりできて見下してんちゃうぞ――と思うけど、天国見えて悪うなかったわ。
そして、その生活にも慣れてきたころ、思った。
「あれ? 昼間ヒマやし、騎士もできるんちゃう……!?」
俺がオメガという事実は知れ渡っとるが、関係あるかい。
オメガの俺に倒されてピイピイ泣いとる騎士どもの顔おがんだるわ。
さっそく基地へ乗りこみ、ザーコザーコと転がしたった。
すると夜中、三人からまたお仕置きを受けた。
「な、なんでっ?♡ なんでぇ……っ?♡」
「煽ってんのわからないんですか……?」
「加減はいらねえらしいな……」
「立てないようにしてやろう……」
お、俺は負けへん――。
おわる
*****
論外系男子でした!
オリハルコンメンタルです!
主人公が論外のクズすぎて3人は一致団結してます!
広告閲覧ありがとうございます!うれしいです!
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え、ええやん。ありやん。俺の運命の番、かっこええやん。
さすが俺の運命の番やん――。
ただひとつ。
俺の順番で手加減されて勝ってしまったことだけは、不服だった。
試合後、ユリウス隊長から熱情のこもった眼差しを向けられる。
「君と話がしたい」
「は、はい♡」
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ミカエルが「負けんな」とか横からごちゃごちゃ抜かしてくるが、知るかボケ。
突き抜けた強さは尊敬に値する。
ユリウス隊長とふたりっきりのタイミングで「手合わせして」と頼むと、隊長は切なげな眼差しになった。
「君と真剣勝負はできない」
正直、ショックやった。
本気の手合わせをしてほしい。
俺も隊長とやったら番になりたいけど、このまま番になったら後悔する。
「…………一回きりでええ。真剣勝負してくれたら、番になるわ」
俺は戦って――
負けた。
これできっぱり諦めよう。
いさぎええな、と思う。
空は快晴や。
そして、いきなり番契約するほど急ぐこともないし。
我が家に一旦帰ることになり、一応、ジョシュアくんにも説明した。
「…………は? 許すわけないですけど」
「ん?」
ジョシュアくんは黒い渦をバックにして、圧力を放っている。
「こっちはチンコも気分的にもずっと苛ついてんですよ、散々ガマンさせといて運命とかに渡すわけないでしょ」
「ん?」
不意打ちで捕まえられ、犯されて、俺はうなじを噛まれていた。
「四年分犯してやりますよッ……!!」
「ぁ、ぁッ♡ いややぁ……ッ♡」
「速攻でメス堕ちしてんじゃねぇよッ」
上位のアルファに体が媚びてまう。
あれ悪くないやん、と思ってしまったときには、俺はジョシュアくんに拉致されていた。
監禁生活の中、強者のフェロモンに屈服させられる。
「ンォォ……ッ♡」
「連続アクメしろッ」
しかし、監禁生活にも飽きてきた。
なんで俺がジョシュアくんごときに屈服せなあかんねん。
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後日、憲兵隊なのか連続殺人犯なのかわからないやつが監禁場所に乗りこんできて、強姦されそうなって、いややーって思ってたらなんやかんやあったあげくにジョシュアくんたちが集合してきて保護された。
勢ぞろいした面々――ユリウス隊長やミカエルやジョシュアくんを見て、俺はうむ、と頷く。
やっぱユリウス隊長が最高やな。
けど偽装に付き合ってくれたし、ジョシュアくんにも感謝したってもええな。チンポもよかったしな。
「ジョシュアくんは愛人としてチンポ使ったるわ。結婚相手はユリウス隊長な!」
すると全員が激昂してきて、俺は犯され噛まれ、なんとジョシュアくんに続いてユリウス隊長とも番になった。
さらに半年後、頻繁に噛まれまくっているうちに、ミカエルとも番っぽい繋がりができてきた。
夜の寝室。今日も三人のアルファが囲んでくる。
ユリウス隊長は絶対零度の眼差しをしながら、奥までぐぽっとえぐってくる。
「かッ……、かんにん、してッ……ッ♡」
「…………許されると思っているのか?」
ミカエルは殺伐とした顔でどちゅどちゅと揺さぶってくる。
「へばってんじゃねえぞッ、クズが……!!」
「おッ……、おかし、なるぅッ……ッ♡」
ジョシュアくんに挿入されたころには朦朧としていたけど、種付けプレスされて悶絶した。
「何勝手にイッてるんです? こっちは苛々が全く収まらないんですよね……」
「ン、オォォッ……ッ♡ ォッ、ィッ……♡」
事後、快楽の余韻でビクビクと痙攣する。
やけど、なんで俺が叱られたみたいになってるん?
俺は全員に向けてハンッと鼻で笑った。
「おれの番になれたこと、感謝しぃや……♡」
すると全員が激怒した顔でかかってきて、第四ラウンドへもつれた。
あかん、死んでまう。しぬ、しぬ――。
そのうち三人で連携して責めてきた。乳首もチンポも玉もしごかれる。なんで息ぴったりなん――。
「ぁッ……、ぉッ……♡」
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そして、その生活にも慣れてきたころ、思った。
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