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IFエロ
IF:完結後のNTR展開 主人公ビッチ化の逆ハーレム③
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こんなに深い法悦は初めてだった。もう知らなかった頃には戻れない。
「んぁ……」
「いい子だ、ロイス……」
挿入したまま体を横向きにされて、うなじを指でなぞられる。番にするために噛もうとしているのだ。こそばゆさにびくびくと震えながら、肉食動物に首を差し出す草食動物のような心地でその時をじっと待つ。
そっと歯が当たる。感触が強くなり、ブツリと皮膚が食い破られた。瞬間、脳髄を犯すような感覚が噴き上がって、俺は狂ったようにバタバタと跳ねてもんどり打った。
「ぉッ……!? ぎッ……!!」
ユリウス隊長は歓喜するように抱きしめてきた。
彼が歓んでくれるならそれは俺にとっても歓びで、何度も絶頂して潮をプシャプシャと吹き散らしていた。
「ぁッ……!? ひ、ッ……!!」
本来、番がいれば別のアルファに噛まれても無効だ。しかし確かに体が変わっていく感覚がある。
歯が離れた後、世界は二分されたようだった。ひとつはバニラの甘い世界で、ひとつはシトラスの支配的な世界だ。
ぼんやりした中で仰向けにされ、楔を打つように男根が挿入される。ユリウス隊長が腰を振ってきて、俺は呆けたままヨダレを垂れ流していた。
全てが終わり、服を整えられても俺の頭は霞んでいた。
愛しい番であるユリウス隊長は、よくやったというように俺の頭を撫でてくれる。
「私の宿舎へ行こう」
「ん……」
抱き上げられえて、逞しさに俺は陶酔した。
隊長が踏み出したとき、潮でできた水溜まりがビシャリと鳴った。
資料室を出たところで、「ロイスさん!」と呼び止める声がした。
ジョシュアが焦燥に駆られた顔で駆け寄ってくる。
そんな顔をしてほしくなくて、俺はぼんやりとしたまま眉を下げた。
「ジョシュア、どうしたんだ……?」
「――ロイスさんを返してください」
ジョシュアは俺を抱いているユリウス隊長に向かって鋭く言う。
ユリウス隊長は高圧的に述べた。
「私の番だ。塗り替わった感覚がわかるだろう」
「は? 僕の番です」
ふたりの会話を聞きながら、俺は少し考えた。ふたりとも番だと感じる。
「だいじょうぶだ、ジョシュアもユリウス隊長も番だ」
微笑みかけると、ふたりは動揺を滲ませた。
医者に診せたほうがいい、といって屋敷へ戻り、主治医の先生に診断してもらう。
「おふたりとも契約が成立しておられます」
先生の言葉を聞いて、やはり間違っていなかったと俺は満足した。
しかし、ふたりはショックを受けたような顔だった。
夜はジョシュアに躾けられてひんひんと鳴かされ、昼はユリウス隊長に密室に引きこまれて息をひそめて愛を交わす。
*
「ロイス、今日は居残り練習するの?」
ある日、勤務後に木剣を取りに行こうとしたとき、予想通りにミカエルが笑顔で声をかけてきて、俺は嬉しくなった。
ミカエルも俺への想いを諦めない、と言ってくれているのだ。こうして機会があればすかさず話しかけてくれて、俺はこれまで嬉しさと申し訳なさで揺れていた。しかし今日は計画どおりだった。
そしてミカエルと一緒に行きたいのは広場ではない。
目的地へ足を向けるとミカエルが首を傾げる。
「ん、どこ行くんだ?」
「第三訓練所に行こう」
「あそこ暗くないか?」
「いいんだ」
ふたりと番の契約ができたのなら、ミカエルとも契約ができるんじゃないだろうか。
ミカエルのフェロモンの香りは全く感じれないけれど、噛んでくれたら何かが変わる予感がするのだ。だって俺はミカエルの男性的なウッディの香りが大好きだった。
番契約ができたら、本能を縛ることができる――。
以前は恐ろしいことのように思えたけれど、いざなってしまえばこれ以上に幸福なことはないと思う。
ミカエルは俺が好きなのだから、番になれたらきっと喜んでくれる。
訓練場に着いて上の服を脱ぐと、ミカエルがぽかんとして薄く口を開いた。
俺の体はとっくに欲情していて、乳首がピンと立ってさわってほしいとねだっている。ミカエルの視線はそこに釘づけだ。
「ここ、さわってほしい。だめか……?」
「……だめじゃ、ない」
ミカエルはゴクリと生唾を飲み込むと、誘われるように幽鬼さながらにふらふらと寄ってくる。
このまま体を繋げて、うなじを噛んでもらおう。俺は三人の番になろう。
おわり
***
リクエストありがとうございました!
ビッチ化というか錯乱化でしょうか……!
次回、ED後のユリウスのヤンデレルートです。
「んぁ……」
「いい子だ、ロイス……」
挿入したまま体を横向きにされて、うなじを指でなぞられる。番にするために噛もうとしているのだ。こそばゆさにびくびくと震えながら、肉食動物に首を差し出す草食動物のような心地でその時をじっと待つ。
そっと歯が当たる。感触が強くなり、ブツリと皮膚が食い破られた。瞬間、脳髄を犯すような感覚が噴き上がって、俺は狂ったようにバタバタと跳ねてもんどり打った。
「ぉッ……!? ぎッ……!!」
ユリウス隊長は歓喜するように抱きしめてきた。
彼が歓んでくれるならそれは俺にとっても歓びで、何度も絶頂して潮をプシャプシャと吹き散らしていた。
「ぁッ……!? ひ、ッ……!!」
本来、番がいれば別のアルファに噛まれても無効だ。しかし確かに体が変わっていく感覚がある。
歯が離れた後、世界は二分されたようだった。ひとつはバニラの甘い世界で、ひとつはシトラスの支配的な世界だ。
ぼんやりした中で仰向けにされ、楔を打つように男根が挿入される。ユリウス隊長が腰を振ってきて、俺は呆けたままヨダレを垂れ流していた。
全てが終わり、服を整えられても俺の頭は霞んでいた。
愛しい番であるユリウス隊長は、よくやったというように俺の頭を撫でてくれる。
「私の宿舎へ行こう」
「ん……」
抱き上げられえて、逞しさに俺は陶酔した。
隊長が踏み出したとき、潮でできた水溜まりがビシャリと鳴った。
資料室を出たところで、「ロイスさん!」と呼び止める声がした。
ジョシュアが焦燥に駆られた顔で駆け寄ってくる。
そんな顔をしてほしくなくて、俺はぼんやりとしたまま眉を下げた。
「ジョシュア、どうしたんだ……?」
「――ロイスさんを返してください」
ジョシュアは俺を抱いているユリウス隊長に向かって鋭く言う。
ユリウス隊長は高圧的に述べた。
「私の番だ。塗り替わった感覚がわかるだろう」
「は? 僕の番です」
ふたりの会話を聞きながら、俺は少し考えた。ふたりとも番だと感じる。
「だいじょうぶだ、ジョシュアもユリウス隊長も番だ」
微笑みかけると、ふたりは動揺を滲ませた。
医者に診せたほうがいい、といって屋敷へ戻り、主治医の先生に診断してもらう。
「おふたりとも契約が成立しておられます」
先生の言葉を聞いて、やはり間違っていなかったと俺は満足した。
しかし、ふたりはショックを受けたような顔だった。
夜はジョシュアに躾けられてひんひんと鳴かされ、昼はユリウス隊長に密室に引きこまれて息をひそめて愛を交わす。
*
「ロイス、今日は居残り練習するの?」
ある日、勤務後に木剣を取りに行こうとしたとき、予想通りにミカエルが笑顔で声をかけてきて、俺は嬉しくなった。
ミカエルも俺への想いを諦めない、と言ってくれているのだ。こうして機会があればすかさず話しかけてくれて、俺はこれまで嬉しさと申し訳なさで揺れていた。しかし今日は計画どおりだった。
そしてミカエルと一緒に行きたいのは広場ではない。
目的地へ足を向けるとミカエルが首を傾げる。
「ん、どこ行くんだ?」
「第三訓練所に行こう」
「あそこ暗くないか?」
「いいんだ」
ふたりと番の契約ができたのなら、ミカエルとも契約ができるんじゃないだろうか。
ミカエルのフェロモンの香りは全く感じれないけれど、噛んでくれたら何かが変わる予感がするのだ。だって俺はミカエルの男性的なウッディの香りが大好きだった。
番契約ができたら、本能を縛ることができる――。
以前は恐ろしいことのように思えたけれど、いざなってしまえばこれ以上に幸福なことはないと思う。
ミカエルは俺が好きなのだから、番になれたらきっと喜んでくれる。
訓練場に着いて上の服を脱ぐと、ミカエルがぽかんとして薄く口を開いた。
俺の体はとっくに欲情していて、乳首がピンと立ってさわってほしいとねだっている。ミカエルの視線はそこに釘づけだ。
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「……だめじゃ、ない」
ミカエルはゴクリと生唾を飲み込むと、誘われるように幽鬼さながらにふらふらと寄ってくる。
このまま体を繋げて、うなじを噛んでもらおう。俺は三人の番になろう。
おわり
***
リクエストありがとうございました!
ビッチ化というか錯乱化でしょうか……!
次回、ED後のユリウスのヤンデレルートです。
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