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IFエロ
IF:モブレ腹パンからの運命の番の慰めH②
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「遅くなってすまない、ロイス……!」
隊長はホコリまみれの床に迷いなく膝をつくと、割れ物のように優しく俺を抱きしめてくれた。
シトラスの香りに包まれて、俺は安堵で弛緩していた。
頼れるのは彼なのだ、と心から理解していた。運命の番といわれるゆえんがわかった。
どこにいてもこうして真っ先に駆けつけてくれるから。体と魂で俺と繋がっているから。俺をすべてにおけることの第一にしてくれるから、運命なのだ。
弟への愛しさはあるけれど、俺のうなじを噛んでほしいと思える存在は、彼だ。
「抑制剤を持ってきた、飲め」
「ぁ――、や」
かぶりを振ると、ロイス? と、ユリウス隊長が困った色をにじませる。
抑制剤を飲むよりも、俺は溢れ出るフェロモンで彼の気を引き留めたかった。
オメガのヒートは、アルファを誘惑するためにあるのだ。こんなにフェロモンを出して誘惑しているのだから、愛してほしい。清廉な彼の剥き出しの欲望をぶつけてほしい。絶頂の余韻で震えているあさましい体を彼の色に塗りかえてほしい――。
「た、隊長……っ。すき、です……っ」
「ああ……。知っているとも」
深い声音で全肯定してくれて、しみるように愛しさがあふれてくる。
「あなたが……、ほしっ……」
「君の気持ちはわかっている……。だが、ここでは」
「あ……」
なだめられて悲しくなってくる。そうだ、ここは廃墟で、周りには三人の卒業生がいるのだ。頭に残った理性がだめだ、と告げている。
けれどもうひと時も待っていたくなかった。すごく怖かったからこそ、今すぐフェロモンが隊長にしかわからないように、番にしてほしい。俺のフェロモンを感じられる存在をユリウス隊長だけにしてほしい。
「ロイス、服を整え――」
冷静につとめる彼のくちびるを――、俺は背中を伸ばしてうばった。
ユリウス隊長はしばらく固まっていたけれど、一心不乱に唇をもとめて吸いつくと、応じるように舌を絡めてきてくれた。
「んんっ……!」
ぐっと後頭部を抱えられて強く求められ、舌を吸って歯列をなぞられる。
甘い唾液で口内が満たされ、頭も体もとろとろと煮崩れていく。
ユリウス隊長はわずかに唇をはなすと、熱情のこもった目で告げた。
「――止まれない。いいんだな、ロイス……?」
大きく頷く。もう俺も止まれない。彼しか見えない。
番の契約には性行為が必要で、ユリウス隊長は俺をあいたテーブルに向けて立たせると、後孔へと指をさしこんでクチュクチュと前後した。
「ぁっ……、はぁ……っ!」
ユリウス隊長が腰を掴んでくれていなければ、すぐに膝をついていただろう。
周囲には倒れた卒業生たちがおり、俺はそれを見回しながら身もだえた。
まわりなんてどうでもよくて、一刻も早く彼に精を注いでもらうことばかりを考えていた。
「たい、ちょっ……! はや、くっ……!」
「……君が迷いを抱いていることも知っている。だが、必ず幸せにすると誓う」
「え……?」
ぐ、と窄まりに熱杭が宛がわれ、次の瞬間、それは圧倒的な質量で押し入ってきた。
「ぉッ……、ッ……!!」
俺はテーブルにしがみつきながらガクガクと震えた。
めりめりと開かれて圧迫感で息が苦しい。
けれど本能は従順に彼を受け入れようとしていて、苦しさを軽減するように脳に心地よいモヤがおりてくる。
「ふっ……! ぁ、っ……!」
「まずはオメガの歓びを教えてやろう……。じっくりと味わうと良い。君がヒートを起こした原因である運命をその身で学びなさい」
ぐいと腰を固定され、教え込むようにゆるやかに男根で内部をこねられる。
亀頭で奥をえぐられるとやんわりとした痛みと狂いそうな快楽が溢れてきて、パチパチと頭蓋の中で火花が飛び散った。自然と舌先が尖ってしまうけれど、自分の表情を気にする余裕はない。肉壁がぎゅうぎゅうと蠢き、隊長の熱した証を食いしめる。中に注いでほしい。彼のすべてがほしい。
ユリウス隊長は抽挿を速めていき、ばちゅばちゅと激しい音が鳴り響く。
気絶していた男たちが「ぅぅ……」と昏倒したまま呻いている。
俺はとうとう尻を突き出して絶頂していた。
「は、んッ!! ッ……!!」
「く、」
ユリウス隊長も息を詰める。
ビュルビュルと奥に迸りを感じて、中に精を浴びる幸せに感じいった。
けれど、肝心な契約はこれからだ。期待に鼓動が逸って、顔が無意識に微笑んでいく。
「かんっ、で……?」
「今は仮契約としよう。落ち着いたときにふたたび噛むから心しておけ」
二度も噛んでくれるなんて、俺は幸せものだ。
愛している――、と隊長が耳元で告げた。吐息が首筋にふれる。
直後にガリ、と深く歯が立てられて、接触部から全身に電流が迸った。脳内でバチバチとスパークしていて、全身の毛穴が広がり、俺は目を剥いた。
「ぁッ……!! ぁッ、ッ……!?」
ビシャビシャと尿道口から液体が噴き出して、テーブルの下に水溜まりを作っていく。
テーブルはガタガタと大きな音を立てて揺れ続けた。ユリウス隊長は背後から抱きしめながら、さらに深く歯を立ててくる。
「ぁッ、ひッ……!! ぎ、ぃッ……!!」
楽園のような拷問のような壮絶な快楽だった。
運命の番、という強烈な存在を肌身をもって感じていた。
もう離れたくない。別れられない。自分という存在が頭のてっぺんから足のつま先まで痺れるように作り替わっていく。俺のすべてが彼ひとりによって構成されていく。本能を縛るなんていう生やさしい契約じゃない。俺自身が生まれ変わっている。
うなじから歯が抜けたとき、崩れそうになった体をユリウス隊長がそっと抱き上げてくれた。
「ロイス……、私は改めて運命を感じている。君はどうだ?」
「ぁっ……、ぁっ……!!」
ユリウス隊長ともう一度唇を重ねる。
俺はうっとりして甘い味にひたった。ぴちゃぴちゃと淫靡な音が響く。
俺も理解していた。ユリウス隊長が唱える、運命の繋がりを感じていた。元々、ユリウス隊長のひとつとして生まれてきたのだと思えてくる。神さまなのか何なのかはわからないけれど、俺たちを確実に結びつける力がそこにあって、それこそがこの世で最優先すべき命題なのだ。
この身のすべてが彼のものになった。
そして迷いなく断言できる。この優美なアルファが、運命の名のもとに俺のものになった――。
ジョシュア、ミカエル、と頭のすみで姿を描いた。
好きだと言ってくれたふたりを選べなくて申し訳ないけれど……。
この絶対的な存在を拒めるはずがない。俺はユリウス隊長に支配されていたい。
唇が離れると急速に眠気が押し寄せてきて、まぶたが重くなってきた。
「眠いなら眠るといい」
「ん……」
「次に起きたら、君の屋敷のベッドで側にいる」
俺は微笑みながらまぶたを下ろした。
目覚めたら寝室のベッドで、時間も場所も忘れて彼と体を繋げたい。
おわり
***
リクエストありがとうございました!
次回総受けビッチ化ENDです
隊長はホコリまみれの床に迷いなく膝をつくと、割れ物のように優しく俺を抱きしめてくれた。
シトラスの香りに包まれて、俺は安堵で弛緩していた。
頼れるのは彼なのだ、と心から理解していた。運命の番といわれるゆえんがわかった。
どこにいてもこうして真っ先に駆けつけてくれるから。体と魂で俺と繋がっているから。俺をすべてにおけることの第一にしてくれるから、運命なのだ。
弟への愛しさはあるけれど、俺のうなじを噛んでほしいと思える存在は、彼だ。
「抑制剤を持ってきた、飲め」
「ぁ――、や」
かぶりを振ると、ロイス? と、ユリウス隊長が困った色をにじませる。
抑制剤を飲むよりも、俺は溢れ出るフェロモンで彼の気を引き留めたかった。
オメガのヒートは、アルファを誘惑するためにあるのだ。こんなにフェロモンを出して誘惑しているのだから、愛してほしい。清廉な彼の剥き出しの欲望をぶつけてほしい。絶頂の余韻で震えているあさましい体を彼の色に塗りかえてほしい――。
「た、隊長……っ。すき、です……っ」
「ああ……。知っているとも」
深い声音で全肯定してくれて、しみるように愛しさがあふれてくる。
「あなたが……、ほしっ……」
「君の気持ちはわかっている……。だが、ここでは」
「あ……」
なだめられて悲しくなってくる。そうだ、ここは廃墟で、周りには三人の卒業生がいるのだ。頭に残った理性がだめだ、と告げている。
けれどもうひと時も待っていたくなかった。すごく怖かったからこそ、今すぐフェロモンが隊長にしかわからないように、番にしてほしい。俺のフェロモンを感じられる存在をユリウス隊長だけにしてほしい。
「ロイス、服を整え――」
冷静につとめる彼のくちびるを――、俺は背中を伸ばしてうばった。
ユリウス隊長はしばらく固まっていたけれど、一心不乱に唇をもとめて吸いつくと、応じるように舌を絡めてきてくれた。
「んんっ……!」
ぐっと後頭部を抱えられて強く求められ、舌を吸って歯列をなぞられる。
甘い唾液で口内が満たされ、頭も体もとろとろと煮崩れていく。
ユリウス隊長はわずかに唇をはなすと、熱情のこもった目で告げた。
「――止まれない。いいんだな、ロイス……?」
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「ぁっ……、はぁ……っ!」
ユリウス隊長が腰を掴んでくれていなければ、すぐに膝をついていただろう。
周囲には倒れた卒業生たちがおり、俺はそれを見回しながら身もだえた。
まわりなんてどうでもよくて、一刻も早く彼に精を注いでもらうことばかりを考えていた。
「たい、ちょっ……! はや、くっ……!」
「……君が迷いを抱いていることも知っている。だが、必ず幸せにすると誓う」
「え……?」
ぐ、と窄まりに熱杭が宛がわれ、次の瞬間、それは圧倒的な質量で押し入ってきた。
「ぉッ……、ッ……!!」
俺はテーブルにしがみつきながらガクガクと震えた。
めりめりと開かれて圧迫感で息が苦しい。
けれど本能は従順に彼を受け入れようとしていて、苦しさを軽減するように脳に心地よいモヤがおりてくる。
「ふっ……! ぁ、っ……!」
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ぐいと腰を固定され、教え込むようにゆるやかに男根で内部をこねられる。
亀頭で奥をえぐられるとやんわりとした痛みと狂いそうな快楽が溢れてきて、パチパチと頭蓋の中で火花が飛び散った。自然と舌先が尖ってしまうけれど、自分の表情を気にする余裕はない。肉壁がぎゅうぎゅうと蠢き、隊長の熱した証を食いしめる。中に注いでほしい。彼のすべてがほしい。
ユリウス隊長は抽挿を速めていき、ばちゅばちゅと激しい音が鳴り響く。
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「く、」
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俺も理解していた。ユリウス隊長が唱える、運命の繋がりを感じていた。元々、ユリウス隊長のひとつとして生まれてきたのだと思えてくる。神さまなのか何なのかはわからないけれど、俺たちを確実に結びつける力がそこにあって、それこそがこの世で最優先すべき命題なのだ。
この身のすべてが彼のものになった。
そして迷いなく断言できる。この優美なアルファが、運命の名のもとに俺のものになった――。
ジョシュア、ミカエル、と頭のすみで姿を描いた。
好きだと言ってくれたふたりを選べなくて申し訳ないけれど……。
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唇が離れると急速に眠気が押し寄せてきて、まぶたが重くなってきた。
「眠いなら眠るといい」
「ん……」
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俺は微笑みながらまぶたを下ろした。
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