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結局 神戸には武藤が一人で行くことになった。
修司は仕事で日程が合わなかったし、まさか男女が二人きりで旅行に行くわけにはいかなかったからだ。
「それに先生、私たちを連れていってどう説明するつもりだったんですか?
いきなりK地区の~と言ったって向こうはちんぷんかんぷんですよ?
『あの事件とこの事件に関連があるかも』っていうのは、あくまでも私の推測っていうか勘にすぎないんですからね」
「あーそうだよね。そこんとこ気を付けないとね」
「あと、お土産忘れないでくださいね」
そう言って町子は『るるぶ』で調べたお土産リストを手渡す。
「え~っ、新幹線の車内販売じゃダメ?
めんどくさい~っ」
そうして武藤は一人神戸へ向かい、修司は仕事へ、そして町子はアパートの部屋ですっかり行くつもりになっていた神戸のガイドブックを眺めながら暇な休日を過ごしていた。
そろそろ夕飯の準備でもするかな、と気の進まない腰をヨッコラショと上げたのと ほとんど同時にドアをノックされた。
「えっ?魔子ちゃん?」
ドアの外にはパンクなファッションの魔子ちゃんが暗い顔で立っていた。
「え?どうした?」
聞きながら、しばらく居候させてくれ、なんて言われたらイヤだな、と町子はぼんやり考えていた。
「・・・友香子から電話があったんだけど、様子がおかしかったんだよ。
東京で楽しかった、とか、友達になってくれてありがとう、とか。
まるでお別れみたいな言い方ばっかりして」
「・・・・」
友香子ちゃんと魔子ちゃんはロック雑誌の文通相手募集で知り合ったらしい。
「友香子の実家の電話番号は知らないから・・・」
町子は魔子と二人でコンビニの前の公衆電話に向かった。
テレホンカードが投入口に吸い込まれていく。
『 そういえば私も友香子ちゃんの家の電話番号を知らない』
町子は実家に電話を掛けた。
東京に出て来てから一年以上経つが、実家に電話をするのは初めてだった。
しばらくコールが続いて、出てきたのは弟の政信だった。
「え?姉ちゃん?なに?」
迷惑そうな声。
「ちょっと友香子ちゃんの家の電話番号調べてくれない?」
「ユカコ?」
「ほら、K地区の、黒崎さんの」
「あ~。今 電話しても誰も出ないよ」
「・・・なんで?」
「みんな病院に行ってる。
友香子さんが自殺したって大騒ぎしてるから」
「えっ?!・・・死んだの?」
「死んだかまでは分かんないけど、だから母ちゃん達も今 家にいないし」
「どこ行ってるの?」
「病院じゃね?」
「・・・・またあとで電話するから」
そう言って町子は受話器を置いた。
魔子が心配そうな顔で町子を見ていた。
「・・・友香子ちゃん、自殺を図ったみたい。
今、私の親も様子を見に行ってるみたいだから、もう少したたないと詳しいことは分からないと思う」
町子と魔子はコンビニで食品や飲料品を買って、来た道を言葉少なにトボトボ歩いた。
ホンの1ヶ月くらい前に三人で騒いだのに、今日は二人だけだった。
「友香子が助かりますように」
魔子が缶チューハイに祈りを捧げた。
町子も手を合わせた。
「魔子ちゃん。良かったら今日、泊まっていかない?
あとで私の親にもう一回電話してみるし」
「うん。帰っても気になってしょうがないと思うし」
二人は買ってきた弁当を広げたが、なかなか箸は進まなかった。
「・・・友香子、死なないよね?」
魔子が確かめるように町子の顔をじっと見た。
派手ななりをしているくせに気弱な表情をしている。
町子は魔子の期待している答えを返してやることができずに、
「今はまだ分からない」
と言った。
「友香子にとって町子ちゃんって希望の星、みたいなものだったんだよね」
魔子ちゃんがポツリと言った。
「私が?」
魔子が微かな笑みを浮かべてゆっくり頷いた。
「私も友香子も、なんていうか、見えない鎖?カッコつけてるみたいだけど、そんなようなものにガンジガラメ・・・って感じ」
「魔子ちゃんは出られたんじゃないの?」
「走って走って逃げたけど、まだ柵の中、みたいな。
ズーーーーーーッとフェンスが続いているヴィジョン?」
「孫悟空的な?」
「そうそう」
「・・・魔子ちゃんは、何か心当たりとかあるの?」
「・・・なんの?」
「・・・自殺」
「・・・私達はいつも未来の話しかしなかったからね。
せめて手紙の中だけでは幸せでカッコいい自分でいたかったから」
「・・・そうか」
手持ち無沙汰でテレビをつける。
トレンディードラマの主人公がキラキラアーバンライフを見せつける。
「田舎の子がこんなドラマ見たら、東京にいったらこんな生活ができるって思っちゃうじゃんねー?」
魔子が仕方なさそうに笑って見せた。
10時を過ぎたので再び公衆電話に向かった。
今度は母の久子が出た。
「あんた全然連絡もしないで。元気なの?」
「うん。大丈夫。職場でも可愛がってもらえてる」
「友香子ちゃんが町子には彼氏がいるっていってたけど本当なの?どんな人?」
「あー、それは今度ちゃんと話すから、友香子ちゃんはどうなったの?」
「・・・」
「テレフォンカードの度数が減っちゃうから早く教えてよ!」
「とりあえず命は助かったけど、今はまだ意識が戻らない」
友香子はドアのノブにスカーフを引っ掛けて、座るように首を吊っていたそうだ。
「・・・なんで?」
「・・・本人に聞かなきゃ分かんないけど・・・タカシくんの事が原因じゃないかなって・・・この話、誰にもしちゃいけないからね」
「タカシって・・・黒野?」
「そう」
「どうゆうこと?」
「黒野さんと黒崎さんで縁談があったらしくて、・・・友香子ちゃんは嫌がってたみたいね」
「・・・嫌がってるのに縁談って!それに友香子ちゃんは来月20才なんだよ?!
結婚なんて早すぎるでしょ!
頭オカシイんじゃないの?K地区の人は!」
「そんなこと言うもんじゃないよ」
「・・・お母さんは?・・・お母さんだって本当はK地区の人と結婚しなきゃいけなかったんじゃないの?
なんでお父さんと結婚したの?」
「・・・うちは・・・黒崎さんとか黒野さん程の家柄じゃないから・・」
「あんなクソ田舎で家柄とかバッカじゃないの?!
あーもうテレカ無くなるわ。また明日電話するから・・」
ビーッと音を立てて電話が切れて、受話器を戻すと度数0になったテレカが吐き出されてきた。
翌日再び電話をすると、
友香子は一命を取り止めたものの、
『脳に障害を負った可能性があり、このまま目覚めないかもしれない』
との医師の説明を受けて泣き崩れる友香子の母親を慰めるのが辛かった、と久子は言った。
その翌日、町子に友香子からの手紙が届いた。
町子ちゃんへ
東京に遊びに行ったことは私にとって、人生で一番の幸せな思い出だよ。
仲良くしてくれてありがとうね。
この手紙が届く頃にはきっと私はいなくなってるね。
町子ちゃん。
すごく迷ったけど、友達だと思うからこそ、知ってることを言うね。
私のこと恨むかも知れないけど。
修司くんのお母さんは町子ちゃんのお父さんの不倫相手だったんだよ。
どうするかは町子ちゃんが決めればいい。
私は町子ちゃんの幸せを心から願っているよ。
本当だよ。
町子ちゃんは私の希望の星だよ。
絶対に幸せでいてね。
友香子
P.S 読んだら燃やしてね
修司は仕事で日程が合わなかったし、まさか男女が二人きりで旅行に行くわけにはいかなかったからだ。
「それに先生、私たちを連れていってどう説明するつもりだったんですか?
いきなりK地区の~と言ったって向こうはちんぷんかんぷんですよ?
『あの事件とこの事件に関連があるかも』っていうのは、あくまでも私の推測っていうか勘にすぎないんですからね」
「あーそうだよね。そこんとこ気を付けないとね」
「あと、お土産忘れないでくださいね」
そう言って町子は『るるぶ』で調べたお土産リストを手渡す。
「え~っ、新幹線の車内販売じゃダメ?
めんどくさい~っ」
そうして武藤は一人神戸へ向かい、修司は仕事へ、そして町子はアパートの部屋ですっかり行くつもりになっていた神戸のガイドブックを眺めながら暇な休日を過ごしていた。
そろそろ夕飯の準備でもするかな、と気の進まない腰をヨッコラショと上げたのと ほとんど同時にドアをノックされた。
「えっ?魔子ちゃん?」
ドアの外にはパンクなファッションの魔子ちゃんが暗い顔で立っていた。
「え?どうした?」
聞きながら、しばらく居候させてくれ、なんて言われたらイヤだな、と町子はぼんやり考えていた。
「・・・友香子から電話があったんだけど、様子がおかしかったんだよ。
東京で楽しかった、とか、友達になってくれてありがとう、とか。
まるでお別れみたいな言い方ばっかりして」
「・・・・」
友香子ちゃんと魔子ちゃんはロック雑誌の文通相手募集で知り合ったらしい。
「友香子の実家の電話番号は知らないから・・・」
町子は魔子と二人でコンビニの前の公衆電話に向かった。
テレホンカードが投入口に吸い込まれていく。
『 そういえば私も友香子ちゃんの家の電話番号を知らない』
町子は実家に電話を掛けた。
東京に出て来てから一年以上経つが、実家に電話をするのは初めてだった。
しばらくコールが続いて、出てきたのは弟の政信だった。
「え?姉ちゃん?なに?」
迷惑そうな声。
「ちょっと友香子ちゃんの家の電話番号調べてくれない?」
「ユカコ?」
「ほら、K地区の、黒崎さんの」
「あ~。今 電話しても誰も出ないよ」
「・・・なんで?」
「みんな病院に行ってる。
友香子さんが自殺したって大騒ぎしてるから」
「えっ?!・・・死んだの?」
「死んだかまでは分かんないけど、だから母ちゃん達も今 家にいないし」
「どこ行ってるの?」
「病院じゃね?」
「・・・・またあとで電話するから」
そう言って町子は受話器を置いた。
魔子が心配そうな顔で町子を見ていた。
「・・・友香子ちゃん、自殺を図ったみたい。
今、私の親も様子を見に行ってるみたいだから、もう少したたないと詳しいことは分からないと思う」
町子と魔子はコンビニで食品や飲料品を買って、来た道を言葉少なにトボトボ歩いた。
ホンの1ヶ月くらい前に三人で騒いだのに、今日は二人だけだった。
「友香子が助かりますように」
魔子が缶チューハイに祈りを捧げた。
町子も手を合わせた。
「魔子ちゃん。良かったら今日、泊まっていかない?
あとで私の親にもう一回電話してみるし」
「うん。帰っても気になってしょうがないと思うし」
二人は買ってきた弁当を広げたが、なかなか箸は進まなかった。
「・・・友香子、死なないよね?」
魔子が確かめるように町子の顔をじっと見た。
派手ななりをしているくせに気弱な表情をしている。
町子は魔子の期待している答えを返してやることができずに、
「今はまだ分からない」
と言った。
「友香子にとって町子ちゃんって希望の星、みたいなものだったんだよね」
魔子ちゃんがポツリと言った。
「私が?」
魔子が微かな笑みを浮かべてゆっくり頷いた。
「私も友香子も、なんていうか、見えない鎖?カッコつけてるみたいだけど、そんなようなものにガンジガラメ・・・って感じ」
「魔子ちゃんは出られたんじゃないの?」
「走って走って逃げたけど、まだ柵の中、みたいな。
ズーーーーーーッとフェンスが続いているヴィジョン?」
「孫悟空的な?」
「そうそう」
「・・・魔子ちゃんは、何か心当たりとかあるの?」
「・・・なんの?」
「・・・自殺」
「・・・私達はいつも未来の話しかしなかったからね。
せめて手紙の中だけでは幸せでカッコいい自分でいたかったから」
「・・・そうか」
手持ち無沙汰でテレビをつける。
トレンディードラマの主人公がキラキラアーバンライフを見せつける。
「田舎の子がこんなドラマ見たら、東京にいったらこんな生活ができるって思っちゃうじゃんねー?」
魔子が仕方なさそうに笑って見せた。
10時を過ぎたので再び公衆電話に向かった。
今度は母の久子が出た。
「あんた全然連絡もしないで。元気なの?」
「うん。大丈夫。職場でも可愛がってもらえてる」
「友香子ちゃんが町子には彼氏がいるっていってたけど本当なの?どんな人?」
「あー、それは今度ちゃんと話すから、友香子ちゃんはどうなったの?」
「・・・」
「テレフォンカードの度数が減っちゃうから早く教えてよ!」
「とりあえず命は助かったけど、今はまだ意識が戻らない」
友香子はドアのノブにスカーフを引っ掛けて、座るように首を吊っていたそうだ。
「・・・なんで?」
「・・・本人に聞かなきゃ分かんないけど・・・タカシくんの事が原因じゃないかなって・・・この話、誰にもしちゃいけないからね」
「タカシって・・・黒野?」
「そう」
「どうゆうこと?」
「黒野さんと黒崎さんで縁談があったらしくて、・・・友香子ちゃんは嫌がってたみたいね」
「・・・嫌がってるのに縁談って!それに友香子ちゃんは来月20才なんだよ?!
結婚なんて早すぎるでしょ!
頭オカシイんじゃないの?K地区の人は!」
「そんなこと言うもんじゃないよ」
「・・・お母さんは?・・・お母さんだって本当はK地区の人と結婚しなきゃいけなかったんじゃないの?
なんでお父さんと結婚したの?」
「・・・うちは・・・黒崎さんとか黒野さん程の家柄じゃないから・・」
「あんなクソ田舎で家柄とかバッカじゃないの?!
あーもうテレカ無くなるわ。また明日電話するから・・」
ビーッと音を立てて電話が切れて、受話器を戻すと度数0になったテレカが吐き出されてきた。
翌日再び電話をすると、
友香子は一命を取り止めたものの、
『脳に障害を負った可能性があり、このまま目覚めないかもしれない』
との医師の説明を受けて泣き崩れる友香子の母親を慰めるのが辛かった、と久子は言った。
その翌日、町子に友香子からの手紙が届いた。
町子ちゃんへ
東京に遊びに行ったことは私にとって、人生で一番の幸せな思い出だよ。
仲良くしてくれてありがとうね。
この手紙が届く頃にはきっと私はいなくなってるね。
町子ちゃん。
すごく迷ったけど、友達だと思うからこそ、知ってることを言うね。
私のこと恨むかも知れないけど。
修司くんのお母さんは町子ちゃんのお父さんの不倫相手だったんだよ。
どうするかは町子ちゃんが決めればいい。
私は町子ちゃんの幸せを心から願っているよ。
本当だよ。
町子ちゃんは私の希望の星だよ。
絶対に幸せでいてね。
友香子
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