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不良の恥さらし
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「じゃあ始めるぞ、先手はカシューナッツ親衛隊。野原、梶原、肉原の順でいいな。で、後攻はかき氷連合会だ。加賀谷、森本、徳川だ。それじゃあ、始め!」
『おおおおおおっ!』
校舎から歓声が上がる。どうやら、相当盛り上がってくれるらしい。
初戦というのはとても大事だ。はじめと最後は一番大事だ。でも2戦目も大事だし3戦目も。と、とにかく
「頑張ろう」
簡単に言えば、それだけだ。
野原が一枚目を返す。いや、実際に返しているのは梶原と肉原だ。いや、肉原はトップだからと梶原にひっくり返させる。
まあそれはこちらにも言えることだ。
俺がひっくり返す。いや、実際に返すのは徳川と森本だ。いや、森本は自分がトップだからと自分一人でひっくり返す。徳川は何をしているのかというと、普段練習で使うオセロ盤を持ってきて相手のさした場所に置いていく。後に聞いたことだが、どうやら『再現』とかいうことをやっているらしい。
こうしてみると、案外似たようなことをやっていると思うかもしれない。
だが二つのチームには明確な違いがある。
まず、態度。野原が指示をだすたびに肉原は舌打ちをする。どうやら年下の野原に指示をだされることが我慢ならないらしい。
そして、返し方。
相手はとりあえずたくさん返せるところに駒を置いて行っている。だから余計に返す側の負担は増える。肉原の機嫌が悪くなるのも当然といえば当然、ではない。やはり働かない肉原。たいしてこちらは一枚一枚、返しても3枚以下がほとんど。あっという間に俺の仕事が終わってしまった。正直もっと目立ちたいという気持ちもあったが、大事なのは俺が目立つことよりも、勝つことである。
手番の交代が行われる。だがそこで、俺は信じられないものを目撃した。
肉原が野原の顔を殴りつけたのである。無抵抗に殴られる野原。郷田が別の会場をほうに目を向けている間の卑劣な行いである。
「これはないな。ない。」
徳川が思わず口に出す。当然、校舎からもブーイングが飛ぶが肉原はそれすらも気に入らないと舌打ちを飛ばす。
そして、交代の際には森本にこんなことまで言われてしまった。
「あの、こういうこと聞いていいのかわかんないけど、不良たちであれって普通にあるのか?」
普通なわけがない。こうやってほかの不良の価値を下げるからこいつらは不良の中でも嫌われるのだ。
そして、肉原は森本を見て、そこで初めて一般人だと気づいたようで、文句をつける。
「おい!こいつ一般人じゃねえか!なに入ってきてんだ!ぶっ殺すぞ!カスが!出ていけバカ!ボケ!」
郷田がわけのわからない命令を下し、指示が始まったあの日から、普通の不良たちは優秀な一般人を取り込んだり、教えてもらったりとそれなりの対策は当たり前のようにやってきた。みんなやっていることだし、そもそも郷田が認めていることである。
だがこいつらはどうやらそんな最低限の努力もしていなかったらしい。自分たちのプライドでここまで厄介な状況になって、あろうことか一般人を罵倒する。この試合が終わった後で肉原には少し痛い目を見てもらおう。
俺と徳川は心配して森本を見る。ビビッてないだろうか。
だが、そんな心配は必要なかったようだ。不機嫌そうな顔はしているが、集中も切れていない。
「よし!それじゃあ頑張るか!」
そう言って森本は自分のオセロ版に駒を並べ始めた。大きなオセロ版と同じ配置に駒を並べた後、森本は一言。
「うーん、さすがに全滅は無理か。でも、加賀谷、まあまあ良くやった。とりあえず角は取れる。あとは徳川が俺の教えたとおりに打てば勝てる。」
そう言って、相手の打った手に対して、
「かわいそうに」
とつぶやいた。
「b7、ええと、左下の、そう、そこ。」
森本の言うとおり打つ。
俺も徳川も、角の近くは危ないからいきなり打つなと言われていたが、森本はさすがに上級者としての自信があるらしい。油断を一瞬心配したが、俺たちはこれまで本気の森本に一度も勝ったことがない。心配は不要だろう。
相手の打てる場所は2つしかない。左のほうに打ったようだ。
「よし、左下の角とってしまえ!」
言われた通り角をとる。角の強さは練習で経験済みだ。
相手には打てる場所がない。どうやらパスになってしまったようだ。
森本は審判である郷田に問う。
「相手がパスになってるから、相手から駒をもらっていいですか?このままだと相手の番が来なくなりますよ。」
そういわれて戸惑うのは郷田だ、審判といってもせいぜい場外乱闘を抑え込むくらいにしか考えていなかったのだろう。
「え、それまずいか?どうしたらいい?」
と、ぎゃくに森本に聞き返した。
だが、俺たち相手ならともかく、相手は郷田である。森本は丁寧な返しをした。
「だから、向こうが打てないから、向こうの分はパスで俺たちが打てばいいんです。だから向こうの持ち駒を俺たちがもらえばいいんですよ。それが公式のルールです。」
「何!オセロのルールはそうなってるのか。」
校舎のほうを念のため確認する郷田。やがて校舎からはそうだという声が聞こえてきた。どうやら観客の中にも詳しいやつがいたらしい。
「うん、本当みたいだ。おい、森本に駒を渡せ。」
梶原がしかたなく森本に駒を渡す。要求したのは2まいだが、この奪った駒で森本は左端の列、いや、辺っていうのか。それと一番下の辺を真っ黒に染め、交代した。
最後に残った肉原だが、打てるところがない。なるほど、これがパスというやつだな。
まあこれはこいつが悪いわけではないが、いや、こいつは悪いが、仕方のないことである。本来は俺よりも頭はいいらしいが頑張らなかった結果がこれだ。うさぎとかめにもかかれている通り、地道に頑張ることが大事なのだ。
肉原が打てないので、パスである。駒を要求した。3枚だ。
だが、それを止めたのはうちの森本である。
「とりあえずパスの度に一枚もらうことにしとけ。そのほうが分かりやすいし。」
その言葉に従い、とりあえずもらった駒で徳川は角の近くから打っていく。ひっくり返されることのない隅の角をとり、その後はそこから上の辺まで真っ白にしてしまった。
「こういう技をやすり攻めというんだ。まあ、言葉とかは知らなくても別にいいが。」
森本がそう笑いながら教えてくれる。そういえば前にも聞いた気がするが、どうやら詰み、すなわち勝ちが確定したようだ。これからどう打っても、白のほうが多い数になるらしい。
そう俺に説明を終えた森本は、校舎から顔を出している山崎に手を振り始めた。
最後まで油断しないように注意しなければと思ったが、俺が今ひっくり返した石で、盤面がすべて埋まってしまったようだ。つまりは、試合終了である。
「ええと、とりあえず白の勝ちだ!だからかき氷連合会の勝ちだ!」
「正確には48対16ですね。」
郷田の説明に付け加えるのが森本だ。やはり一般人は数を数えるのが早いらしい。
さてそれでは俺たちもいったん教室に戻ろう、と思ったのだが。
バシュッ!
背後からの一撃を止める。ああ、たしか梶原とかいうやつだ。だが、その顔は震えている。俺に殴りかかるような奴の顔ではない。
「ん?どうした?けんかか?」
郷田が近くに来る。だがさすがに状況のいびつさに気づいてしまったようだ。
俺にせよ、郷田にせよ。頭はあまり悪くないがそれでも喧嘩をよくする以上研ぎ澄まされた何かってのがある。
俺はとりあえず梶原に対して、
「まあ、お前はいいや。命令されたんだろ、あいつに。」
こくこくとうなずく梶原。
「とりあえずそのままじっとしてろ。あと目も閉じとけ。悪いようにはしないさ。・・・・あいつが。」
見ると、徳川が肉原に迫っている。あ、今明確に野原に攻撃させたな!
攻撃を受け止める徳川。だがさすがに徳川もあんな野原を殴る気にもなれないらしい。まあ確かにこいつらは今日ただでさえ肉原に殴られているのだ。それも大した理由もなく。
…郷田に殴られるかもしれないが、ここまであれなら仕方がない。
だが、意外なことに郷田はため息をつき、
「よし、ここは終わったしな。俺はしばらく別の会場の様子を見てくる。前の高校の知り合いが審判やってくれてるんだよ。しばらく戻らんからまあ、ほどほどにな。」
そういって去っていく。事実上の喧嘩解禁だ。案外郷田という男は話が分かるのかもしれない。
徳川が肉原に詰め寄るより先に、俺のドロップキックが肉原の顔を直撃した。やはり吹っ飛ぶ肉原。こういうのは早い者勝ちである。
「ぶほおおっ!」
なにやら肉原は何やら動いているが、そこに容赦のない徳川のけりも入る。もともと殴るほうが得意な奴だが、それでも肉原のぜい肉にはいい一撃になっただろう。
「ぶごっ!げほっ!」
とはいえ、はいつくばっている相手にこれ以上何かをしようとは思わない。一応森本のほうを見て、
「おーい、一応聞くけど、なんかやっとくか?悪口とか結構言われてたし。」
だが、予想通りの回答が返ってきた。
「い、いや、いいよ…」
実に謙虚で大人な対応だ。さすがは一般人。俺たちとは違うのである。
『おおおおおおっ!』
校舎から歓声が上がる。どうやら、相当盛り上がってくれるらしい。
初戦というのはとても大事だ。はじめと最後は一番大事だ。でも2戦目も大事だし3戦目も。と、とにかく
「頑張ろう」
簡単に言えば、それだけだ。
野原が一枚目を返す。いや、実際に返しているのは梶原と肉原だ。いや、肉原はトップだからと梶原にひっくり返させる。
まあそれはこちらにも言えることだ。
俺がひっくり返す。いや、実際に返すのは徳川と森本だ。いや、森本は自分がトップだからと自分一人でひっくり返す。徳川は何をしているのかというと、普段練習で使うオセロ盤を持ってきて相手のさした場所に置いていく。後に聞いたことだが、どうやら『再現』とかいうことをやっているらしい。
こうしてみると、案外似たようなことをやっていると思うかもしれない。
だが二つのチームには明確な違いがある。
まず、態度。野原が指示をだすたびに肉原は舌打ちをする。どうやら年下の野原に指示をだされることが我慢ならないらしい。
そして、返し方。
相手はとりあえずたくさん返せるところに駒を置いて行っている。だから余計に返す側の負担は増える。肉原の機嫌が悪くなるのも当然といえば当然、ではない。やはり働かない肉原。たいしてこちらは一枚一枚、返しても3枚以下がほとんど。あっという間に俺の仕事が終わってしまった。正直もっと目立ちたいという気持ちもあったが、大事なのは俺が目立つことよりも、勝つことである。
手番の交代が行われる。だがそこで、俺は信じられないものを目撃した。
肉原が野原の顔を殴りつけたのである。無抵抗に殴られる野原。郷田が別の会場をほうに目を向けている間の卑劣な行いである。
「これはないな。ない。」
徳川が思わず口に出す。当然、校舎からもブーイングが飛ぶが肉原はそれすらも気に入らないと舌打ちを飛ばす。
そして、交代の際には森本にこんなことまで言われてしまった。
「あの、こういうこと聞いていいのかわかんないけど、不良たちであれって普通にあるのか?」
普通なわけがない。こうやってほかの不良の価値を下げるからこいつらは不良の中でも嫌われるのだ。
そして、肉原は森本を見て、そこで初めて一般人だと気づいたようで、文句をつける。
「おい!こいつ一般人じゃねえか!なに入ってきてんだ!ぶっ殺すぞ!カスが!出ていけバカ!ボケ!」
郷田がわけのわからない命令を下し、指示が始まったあの日から、普通の不良たちは優秀な一般人を取り込んだり、教えてもらったりとそれなりの対策は当たり前のようにやってきた。みんなやっていることだし、そもそも郷田が認めていることである。
だがこいつらはどうやらそんな最低限の努力もしていなかったらしい。自分たちのプライドでここまで厄介な状況になって、あろうことか一般人を罵倒する。この試合が終わった後で肉原には少し痛い目を見てもらおう。
俺と徳川は心配して森本を見る。ビビッてないだろうか。
だが、そんな心配は必要なかったようだ。不機嫌そうな顔はしているが、集中も切れていない。
「よし!それじゃあ頑張るか!」
そう言って森本は自分のオセロ版に駒を並べ始めた。大きなオセロ版と同じ配置に駒を並べた後、森本は一言。
「うーん、さすがに全滅は無理か。でも、加賀谷、まあまあ良くやった。とりあえず角は取れる。あとは徳川が俺の教えたとおりに打てば勝てる。」
そう言って、相手の打った手に対して、
「かわいそうに」
とつぶやいた。
「b7、ええと、左下の、そう、そこ。」
森本の言うとおり打つ。
俺も徳川も、角の近くは危ないからいきなり打つなと言われていたが、森本はさすがに上級者としての自信があるらしい。油断を一瞬心配したが、俺たちはこれまで本気の森本に一度も勝ったことがない。心配は不要だろう。
相手の打てる場所は2つしかない。左のほうに打ったようだ。
「よし、左下の角とってしまえ!」
言われた通り角をとる。角の強さは練習で経験済みだ。
相手には打てる場所がない。どうやらパスになってしまったようだ。
森本は審判である郷田に問う。
「相手がパスになってるから、相手から駒をもらっていいですか?このままだと相手の番が来なくなりますよ。」
そういわれて戸惑うのは郷田だ、審判といってもせいぜい場外乱闘を抑え込むくらいにしか考えていなかったのだろう。
「え、それまずいか?どうしたらいい?」
と、ぎゃくに森本に聞き返した。
だが、俺たち相手ならともかく、相手は郷田である。森本は丁寧な返しをした。
「だから、向こうが打てないから、向こうの分はパスで俺たちが打てばいいんです。だから向こうの持ち駒を俺たちがもらえばいいんですよ。それが公式のルールです。」
「何!オセロのルールはそうなってるのか。」
校舎のほうを念のため確認する郷田。やがて校舎からはそうだという声が聞こえてきた。どうやら観客の中にも詳しいやつがいたらしい。
「うん、本当みたいだ。おい、森本に駒を渡せ。」
梶原がしかたなく森本に駒を渡す。要求したのは2まいだが、この奪った駒で森本は左端の列、いや、辺っていうのか。それと一番下の辺を真っ黒に染め、交代した。
最後に残った肉原だが、打てるところがない。なるほど、これがパスというやつだな。
まあこれはこいつが悪いわけではないが、いや、こいつは悪いが、仕方のないことである。本来は俺よりも頭はいいらしいが頑張らなかった結果がこれだ。うさぎとかめにもかかれている通り、地道に頑張ることが大事なのだ。
肉原が打てないので、パスである。駒を要求した。3枚だ。
だが、それを止めたのはうちの森本である。
「とりあえずパスの度に一枚もらうことにしとけ。そのほうが分かりやすいし。」
その言葉に従い、とりあえずもらった駒で徳川は角の近くから打っていく。ひっくり返されることのない隅の角をとり、その後はそこから上の辺まで真っ白にしてしまった。
「こういう技をやすり攻めというんだ。まあ、言葉とかは知らなくても別にいいが。」
森本がそう笑いながら教えてくれる。そういえば前にも聞いた気がするが、どうやら詰み、すなわち勝ちが確定したようだ。これからどう打っても、白のほうが多い数になるらしい。
そう俺に説明を終えた森本は、校舎から顔を出している山崎に手を振り始めた。
最後まで油断しないように注意しなければと思ったが、俺が今ひっくり返した石で、盤面がすべて埋まってしまったようだ。つまりは、試合終了である。
「ええと、とりあえず白の勝ちだ!だからかき氷連合会の勝ちだ!」
「正確には48対16ですね。」
郷田の説明に付け加えるのが森本だ。やはり一般人は数を数えるのが早いらしい。
さてそれでは俺たちもいったん教室に戻ろう、と思ったのだが。
バシュッ!
背後からの一撃を止める。ああ、たしか梶原とかいうやつだ。だが、その顔は震えている。俺に殴りかかるような奴の顔ではない。
「ん?どうした?けんかか?」
郷田が近くに来る。だがさすがに状況のいびつさに気づいてしまったようだ。
俺にせよ、郷田にせよ。頭はあまり悪くないがそれでも喧嘩をよくする以上研ぎ澄まされた何かってのがある。
俺はとりあえず梶原に対して、
「まあ、お前はいいや。命令されたんだろ、あいつに。」
こくこくとうなずく梶原。
「とりあえずそのままじっとしてろ。あと目も閉じとけ。悪いようにはしないさ。・・・・あいつが。」
見ると、徳川が肉原に迫っている。あ、今明確に野原に攻撃させたな!
攻撃を受け止める徳川。だがさすがに徳川もあんな野原を殴る気にもなれないらしい。まあ確かにこいつらは今日ただでさえ肉原に殴られているのだ。それも大した理由もなく。
…郷田に殴られるかもしれないが、ここまであれなら仕方がない。
だが、意外なことに郷田はため息をつき、
「よし、ここは終わったしな。俺はしばらく別の会場の様子を見てくる。前の高校の知り合いが審判やってくれてるんだよ。しばらく戻らんからまあ、ほどほどにな。」
そういって去っていく。事実上の喧嘩解禁だ。案外郷田という男は話が分かるのかもしれない。
徳川が肉原に詰め寄るより先に、俺のドロップキックが肉原の顔を直撃した。やはり吹っ飛ぶ肉原。こういうのは早い者勝ちである。
「ぶほおおっ!」
なにやら肉原は何やら動いているが、そこに容赦のない徳川のけりも入る。もともと殴るほうが得意な奴だが、それでも肉原のぜい肉にはいい一撃になっただろう。
「ぶごっ!げほっ!」
とはいえ、はいつくばっている相手にこれ以上何かをしようとは思わない。一応森本のほうを見て、
「おーい、一応聞くけど、なんかやっとくか?悪口とか結構言われてたし。」
だが、予想通りの回答が返ってきた。
「い、いや、いいよ…」
実に謙虚で大人な対応だ。さすがは一般人。俺たちとは違うのである。
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