愛と金と女体化

愛と金と女体化

「ん…あっ」
「痛いか？」
「大丈夫、続けて、くれっ」
「ん、了解、ふふっ」
「な、なんだよ」
「いや別に。まさかお前がこんなにかわいくなるなんてと思っただけさ。」
「ば、ばか！」
「むう、ばかとはなんだ。性格はまだ男のままみたいだなあ。そういうこと言うやつには、こうだ！」
「ふぁ、ふああああっ！や、やめろっ、そんなにおくまでっ、あああああっ！」
「お前はもう女の子なんだからな？これから少しずつ女の子としての仕草や振る舞いってのを教えてやるよ」
「やあああんっ、やだっ、そんな奥までこんこんしちゃやだあっ」
「ま、反応は完ぺきに女の子なんだけどな。」

女体化病。急速に広まった未知の病により、全男性の一割が女体化した。
政府はこれを人口増加に利用しようと考え、女体か男子が妊娠すると莫大な補助金を出すことにした。
つまり、女体化男子は一般人からすればなかなかの金づるなのである。　
「あ、あんっ、ああん…」
「ほらほら、もっと腰ふっていいぞ。おれのちんこ、気持ちいいだろう？」
「き、きもちいいっ、お前のっ、きもちよくて、へんになるぅっ」
「ああ、俺もきもちいいよ、おまえの中も、あとは、それから」
おもむろに、乳房を鷲掴みにする。
「ああんっ、やっ…」
「この豊満な胸も、全部、俺の物だ」
びくんと、女性のからだが震える。もと男性であるが。
男に支配され、独占される。女として強制的に悦びを与えられる。
それが男性的でないことはわかっている。わかっていても本能は抗えない。
そして、お金目当てだということも。
「っ！出すぞ！しっかり受け止めて、しっかり妊娠しろよ！」
「う、うんっ！はああんっ！やっ、ああんっ、きてっ、きてぇぇっ！」
「お前も一緒にイクんだよ！にんしんしろっ！」
「はああんっ！わかってるっ、おれっ、もう、イクっ、いっちゃうのっ、ふあああああっ！」
「孕めっ！孕めえええっ！」
「イクっ、いっちゃうっ！はあああああんっ！」



「なんだよ、お前俺が金目当てでお前を抱いたとでも思ってたのか？」
「…」
男はため息をついて、妊婦の腹をさする。
その手には深い深い、愛情があり、
「いい母親として、頑張ってくれよ？俺だって、いい父親として頑張るからさ。」
「…うん。」
二人はそっと大きさの違う手をかさねるのだった。