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まるっこい美学
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「さて、秋月君、実験の時間だ。」
「またですか?博士」
若き天才科学者と、知的な細身の美人、秋月は今日もラボで議論の最中だ。
建設的な議論ではない。
「だから、なんで毎回私が実験台なんですか!」
「安心しろ、毒はない。さあ!食べてみてくれ!博士の命令だ!」
博士ハラスメント、訴えれば間違いなく勝てる。だが、秋月も博士のことは嫌いではないし、なんだかんだ言っていいところの方が多いのだ。本当に嫌なことはさせないよう、最低限の気遣いも持ち合わせている…かもしれない。
「これですか?うーん、確かにおいしそうですけど…」
「実際うまいぞ、食べてみるといい。」
「…その前に聞きます。これはいったい何の実験なんですか?」
「…食べればわかる」
「食べる前に教えてください!」
大体いつも退路を断たれたのちに現実と向き合うことになる。秋月だって成長するのだ。
「安心しろ、君の彼氏の許可は取ってある。なあ、和人(かずと)くん」
「っ!なんで和人を連れてきてるんですか?」
「いや、僕もさっき、今日暇なら来てくれって言われて…」
「…なんであんたは私の彼氏の連絡先を知ってるんですか…」
いろいろな気苦労が重なり、研究員、秋月ゆうかはため息をついた。
「結論から言うと、これは体重を増加させる薬、つまり『肥満薬』の実験だね。」
「絶対やだっ!」
ゆうかは、激怒した。なんで毎日のように食事に気を使って維持しているこのスーパーボディをみすみす捨てないといけないのか。
というか、それ以前に女として嫌だ。和人は何かしら乗せられたに違いない。
職務放棄と言われても構わない。今日でこの博士とも終わりだと思って和人と一緒に帰ろうとする秋月。だが、
「頼む!安心しろ!効果は3時間で切れるから!ちゃんと元に戻るから!」
そして、博士は報酬の特別ボーナスを出すと、ハワイ旅行のチケットまでちらつかせる。こういうお金持ちの博士が一番めんどくさい。
だが、それならわざわざ和人を連れてこなくてもよかったじゃないかと思わずにいられない秋月。
「だったら、せめて和人を呼ばないでくださいよ!なんで太ったところを彼氏に見せないといけないんですか!」
「ゆうかちゃん、おちついて、僕は気にしないから。」
「私がするのっ!」
だが、
「そりゃ一番近くで秋月君を見ていた人がいた方が何か変化に気づくかもしれんだろう?その方が万全だし安全だ。」
そして、微妙に筋の通ったことを返され、うなだれる秋月である。
「本当に!本当に嫌な顔しないよね!?本当にみすてないでね!これは実験だけど!太った私を見下したりは…」
「しない、しないから。大丈夫だよ。太ってもちゃんと大好きだよ。」
「ほんとだよね!太った私も大事にしてくれるんだよね!?」
和人はメモを書き留める。実験前、ゆうかはいろいろと不安定だった。と。
「じ、じゃあ、いくね。」
死地に赴く戦士の表情で、ゆうかは太る覚悟をした。
それは、一見するとポテトチップスにしか見えなかった。
しかし、博士が言うには、これ一枚で1キロ太るらしい。
「さあ、全部食べるのだ。」
博士の無慈悲な言葉が突き刺さる。
ゆうかだってポテチは嫌いではない。
だが、肥満を代表する食べ物なのは分かっていた。
「これは仕事、これは仕事…」
うわごとのようにつぶやいて、そして、
おそるおそる、一枚目を口に入れた。
「…おいしい。」
太る味だとは分かっていた。普段なら絶対に避ける味、
だが、
(仕事だもんね。たべないと)
せいぜいポテチ一袋分、しかも元に戻れるのだからと自分に言い聞かせてゆうかはポテトチップスを完食した。
「食べました…でも、今のところは、なんとも。」
名にも変化がないのが逆に怖い。
「そうカリカリするな。時期に来る。」
「時期にって…んっ、こ、これはっ」
本当に突然やってきた。
身体が膨らみ始めたのだ。
「いやっ…」
面影を残しつつも、秋月の体は丸みを帯びていく。かっこよく着込んだスーツはきつくなってきたようで。
「うぐっ、く、くるしいっ」
それをせっせとボタンを緩める和人。だが、自分の彼女の変わりように目を奪われているのも確かだ。
そして、その細い腰はだんだんと太くなっていき、おなか周りに贅肉が見え始める。顔も若干丸みを帯びたようで、最終的には、以前よりぽっちゃりした秋月が出来上がった。
「はずかしいっ。和人ッ、見ないでっ」
肥満体型となったゆうかは、その太い腕で顔を隠した。
博士は、『あとは若いお二人で』と、お見合いのようなことを言って去っていく。
和人と、肥満化したゆうかの二人っきりになった。
「…そんなにじろじろみないで」
「うん、ごめんね。でも、かわいいよ?」
僕の言葉に、優香ちゃんは迫力満点に言い返します。
「嘘よ!こんなひどい体なのに…」
「そこまででもないと思うけどなあ。肉付きがあって顔も丸みを帯びてて、これはこれでかわいいと思うよ。」
「…もう、恥ずかしい。」
うーむ、珍しい。
優香ちゃんは頭がよくて、クールな知的系だ。もちろん、感情を表に出すことだってそこそこあったのだけど、ここまで恥ずかしがってもじもじしている優香ちゃんは初めて見たかもしれない。
優香ちゃんは今の体を嫌がっているのかもしれないけど、その恥ずかしそうな表情と合わさって非常にナイスだ。それに、
「ほら、実験だから、ね?僕はどんな優香ちゃんだって大好きだし。ちゃんと最後まで頑張ろう?」
「う、うん…」
大きくなったおしりが椅子に会わずに座り直しを繰り返す優香ちゃん。そんな様子でさえ、非常に愛らしい。
博士から渡されたメモをざっと読むと、お互いがいつもやっているようにスキンシップを、そして今夜一晩いつも道理にふるまうように、と書かれていた。
…うん。まあいいですよと引き受けた僕が言うのもなんだけど、あの博士は本当にすごい人なんだなあ。
いつも二人きりでやることと言えば、夜の営みのことだろう。
「じゃあ、触るよ。」
「お、お願いっ、あ、ちょっとまってっ。この体が汗かいてるから…臭いかも…」
「大丈夫だよ」
「きゃっ」
多少強引だったけど服を脱がせてその豊満な、否、少し太り気味な体を凝視する。
「み、見ないでよぉ」
「そんなこと言われても…」
やっぱり太ったことにより、おしりと胸は大きくなっている。若干おなかに肉がついてしまっているけれどこれも想定の範囲内。というかあの優香ちゃんがこんなだらしない体になっているという事実が僕を興奮させた。
「この汗のにおいも、優香ちゃんが出してると思うと、興奮する。」
「やあっ、やだああっ!」
「んっ、むねっ、あんっ、見ないでっ」
思わず伸びた手で胸やおしりをいろいろ触ってみてしまう。一方の優香ちゃんは恥ずかしそうに顔を背けるばかりだ。普段努力して体型を維持している分、このような状態が恥ずかしくてたまらないのだろう。
でも。
「見て、優香ちゃん、僕の、もうこんなに大きくなってるんだよ?」
自分の肉棒をまじまじと見せつける。普段はやらないし、恥ずかしいけど優香ちゃんを安心させるためだ。
案の定、優香ちゃんは驚いていた。
「…うそ。和人、こんな体でも興奮してるの?ひょっとして、デブ専?」
「そんなわけないでしょ?優香ちゃんだからかわいいって思えるの。」
少しばかり傷ついた僕は優香ちゃんのおなかの肉をつかんでみた。
「い、いやぁ!やめてぇっ!」
「変なこと言った罰。あんまり見くびらないでね。」
そのまま肉をつかんでプルプルと震えさせてみる。すると、連動するように体全体がぶるぶると震えていた。
「お願いっ、やあんっ!わたしがわるかったからっ、やめてええっ!」
落ち着きを取り戻した両者。だがその体は程よくほてっており、いつでもお互いが触れ合えるだけの近さにいた。
「ほ、ほんとに、こんな私でも、いいの?」
こんな私…大きな体に若干っ太ったおなか周りのことだろうか。僕は何も返さず、ただ、
「んああああっ!和人ッ」
その肉棒を優香ちゃんの中に押し込んだ。
「優香ちゃんの中っ、いつもより弾力があるっていうか。豊満だから抱き心地がいいというか。」
「いやっ!いわないでっ、あんっ、アアッ!和人ッ、あんっ。」
「顔、隠さないで。かわいいんだからちゃんと僕に見せてよ。」
事あるごとに手で顔を隠してしまう優香ちゃんから強引に手を取り、その可愛い顔をしっかりと観察する。
「ふぁあっ!かずとっ、かずとっ!だめっ!」
いつもよりそそられるというか、反応が可愛いというか。
気づけば僕は、優香ちゃんの胸に流れ落ちた汗を嗅いでいた。
「ふぁあっ、和人ッ、嗅がないでっ!恥ずかしいっ、アンッ、ああっ、だめっ」
「恥ずかしいの?じゃあ、これは?」
僕は思わず、いじわるがしたくなってしまい、優香ちゃんのおなかの肉をつまんでみた。
「いやあっ!やめてぇっ!あんっ、あんっ!はずかしいよおっ!アンッ、あんっ!」
「大丈夫だよ、優香ちゃん。僕のことだけを見ていて。そうすれば、何にも恥ずかしいことなんてないからね。」
「うんっ、うんっ!和人ッ和人おっ!アンッ、アアンッ、だめっ!」
パンパンと、大きくなったおしりも叩く、そのリズムに合わせてしっかり腰も降った。
僕が動くたびに、優香ちゃんの体も揺れる。いつもでは考えられないほどの重みを感じる。
「おなかっ、つかまれたままっ、うごかれるなんてっ、恥ずかしい…んあああっ!」
「ごめんね。反応が可愛かったからつい。」
あやまりはするけど、止めるつもりはない。
「んっ、アンッ、ああっ!なんでっ!ああんっ!だめえっ!わたしっ、わたしいっ!」
そのまま体を引き寄せてより深くまで打ち付ける。
「アンッ!アンッ!あああああっ!」
恥ずかしさと快楽のはざまにあるかのような、とても可愛らしい声と姿である。
「ひゃんっ!アンッ!ダメっ!もうっ!きてっ、きてっ!私もう、だめになっちゃうからっ!」
「ダメになってもいいんだよ?イクならもうちょっと待って。僕も一緒にイキたい。」
「あんっ!早くっ、はやくうっ!」
そして、
「そろそろいくよ!」
「きてえっ、和人おっ!わたしのなかにっ、たくさんどぴゅどぴゅだしてぇっ!」
「うっ、でるっ!」
「うんっ、アッ!私っ!アンッ、イクっ、和人ッ!あっ!アアアアンッ!」
豊満な肉体を揺らしながらも、優香ちゃんは果てたのだった。
「…ほんとに元に戻るのね。よかった。」
「うん。そうだね。」
あのすがたの優香ちゃんも可愛かったけど、せっかく頑張って体系を維持してるんだからその努力を台無しにしたくもない。
「あの、和人?」
「ん?」
なんだろう、さっきからかったことを怒られるのだろうか。
と、一瞬だけ不安になるも。
「…ありがとう、あんなになっちゃった私も、愛してもらえて、うれしかった。」
それは、今まで見た中で一番うれしそうな、優香ちゃんの笑顔だった。」
「…うん」
「あ、でも私あんなには太らないわよ。この姿のまま和人をメロメロにするんだから。」
「あはは、お手柔らかにね。」
少し寂しくも、少し安心したとある休日の話でした。
「またですか?博士」
若き天才科学者と、知的な細身の美人、秋月は今日もラボで議論の最中だ。
建設的な議論ではない。
「だから、なんで毎回私が実験台なんですか!」
「安心しろ、毒はない。さあ!食べてみてくれ!博士の命令だ!」
博士ハラスメント、訴えれば間違いなく勝てる。だが、秋月も博士のことは嫌いではないし、なんだかんだ言っていいところの方が多いのだ。本当に嫌なことはさせないよう、最低限の気遣いも持ち合わせている…かもしれない。
「これですか?うーん、確かにおいしそうですけど…」
「実際うまいぞ、食べてみるといい。」
「…その前に聞きます。これはいったい何の実験なんですか?」
「…食べればわかる」
「食べる前に教えてください!」
大体いつも退路を断たれたのちに現実と向き合うことになる。秋月だって成長するのだ。
「安心しろ、君の彼氏の許可は取ってある。なあ、和人(かずと)くん」
「っ!なんで和人を連れてきてるんですか?」
「いや、僕もさっき、今日暇なら来てくれって言われて…」
「…なんであんたは私の彼氏の連絡先を知ってるんですか…」
いろいろな気苦労が重なり、研究員、秋月ゆうかはため息をついた。
「結論から言うと、これは体重を増加させる薬、つまり『肥満薬』の実験だね。」
「絶対やだっ!」
ゆうかは、激怒した。なんで毎日のように食事に気を使って維持しているこのスーパーボディをみすみす捨てないといけないのか。
というか、それ以前に女として嫌だ。和人は何かしら乗せられたに違いない。
職務放棄と言われても構わない。今日でこの博士とも終わりだと思って和人と一緒に帰ろうとする秋月。だが、
「頼む!安心しろ!効果は3時間で切れるから!ちゃんと元に戻るから!」
そして、博士は報酬の特別ボーナスを出すと、ハワイ旅行のチケットまでちらつかせる。こういうお金持ちの博士が一番めんどくさい。
だが、それならわざわざ和人を連れてこなくてもよかったじゃないかと思わずにいられない秋月。
「だったら、せめて和人を呼ばないでくださいよ!なんで太ったところを彼氏に見せないといけないんですか!」
「ゆうかちゃん、おちついて、僕は気にしないから。」
「私がするのっ!」
だが、
「そりゃ一番近くで秋月君を見ていた人がいた方が何か変化に気づくかもしれんだろう?その方が万全だし安全だ。」
そして、微妙に筋の通ったことを返され、うなだれる秋月である。
「本当に!本当に嫌な顔しないよね!?本当にみすてないでね!これは実験だけど!太った私を見下したりは…」
「しない、しないから。大丈夫だよ。太ってもちゃんと大好きだよ。」
「ほんとだよね!太った私も大事にしてくれるんだよね!?」
和人はメモを書き留める。実験前、ゆうかはいろいろと不安定だった。と。
「じ、じゃあ、いくね。」
死地に赴く戦士の表情で、ゆうかは太る覚悟をした。
それは、一見するとポテトチップスにしか見えなかった。
しかし、博士が言うには、これ一枚で1キロ太るらしい。
「さあ、全部食べるのだ。」
博士の無慈悲な言葉が突き刺さる。
ゆうかだってポテチは嫌いではない。
だが、肥満を代表する食べ物なのは分かっていた。
「これは仕事、これは仕事…」
うわごとのようにつぶやいて、そして、
おそるおそる、一枚目を口に入れた。
「…おいしい。」
太る味だとは分かっていた。普段なら絶対に避ける味、
だが、
(仕事だもんね。たべないと)
せいぜいポテチ一袋分、しかも元に戻れるのだからと自分に言い聞かせてゆうかはポテトチップスを完食した。
「食べました…でも、今のところは、なんとも。」
名にも変化がないのが逆に怖い。
「そうカリカリするな。時期に来る。」
「時期にって…んっ、こ、これはっ」
本当に突然やってきた。
身体が膨らみ始めたのだ。
「いやっ…」
面影を残しつつも、秋月の体は丸みを帯びていく。かっこよく着込んだスーツはきつくなってきたようで。
「うぐっ、く、くるしいっ」
それをせっせとボタンを緩める和人。だが、自分の彼女の変わりように目を奪われているのも確かだ。
そして、その細い腰はだんだんと太くなっていき、おなか周りに贅肉が見え始める。顔も若干丸みを帯びたようで、最終的には、以前よりぽっちゃりした秋月が出来上がった。
「はずかしいっ。和人ッ、見ないでっ」
肥満体型となったゆうかは、その太い腕で顔を隠した。
博士は、『あとは若いお二人で』と、お見合いのようなことを言って去っていく。
和人と、肥満化したゆうかの二人っきりになった。
「…そんなにじろじろみないで」
「うん、ごめんね。でも、かわいいよ?」
僕の言葉に、優香ちゃんは迫力満点に言い返します。
「嘘よ!こんなひどい体なのに…」
「そこまででもないと思うけどなあ。肉付きがあって顔も丸みを帯びてて、これはこれでかわいいと思うよ。」
「…もう、恥ずかしい。」
うーむ、珍しい。
優香ちゃんは頭がよくて、クールな知的系だ。もちろん、感情を表に出すことだってそこそこあったのだけど、ここまで恥ずかしがってもじもじしている優香ちゃんは初めて見たかもしれない。
優香ちゃんは今の体を嫌がっているのかもしれないけど、その恥ずかしそうな表情と合わさって非常にナイスだ。それに、
「ほら、実験だから、ね?僕はどんな優香ちゃんだって大好きだし。ちゃんと最後まで頑張ろう?」
「う、うん…」
大きくなったおしりが椅子に会わずに座り直しを繰り返す優香ちゃん。そんな様子でさえ、非常に愛らしい。
博士から渡されたメモをざっと読むと、お互いがいつもやっているようにスキンシップを、そして今夜一晩いつも道理にふるまうように、と書かれていた。
…うん。まあいいですよと引き受けた僕が言うのもなんだけど、あの博士は本当にすごい人なんだなあ。
いつも二人きりでやることと言えば、夜の営みのことだろう。
「じゃあ、触るよ。」
「お、お願いっ、あ、ちょっとまってっ。この体が汗かいてるから…臭いかも…」
「大丈夫だよ」
「きゃっ」
多少強引だったけど服を脱がせてその豊満な、否、少し太り気味な体を凝視する。
「み、見ないでよぉ」
「そんなこと言われても…」
やっぱり太ったことにより、おしりと胸は大きくなっている。若干おなかに肉がついてしまっているけれどこれも想定の範囲内。というかあの優香ちゃんがこんなだらしない体になっているという事実が僕を興奮させた。
「この汗のにおいも、優香ちゃんが出してると思うと、興奮する。」
「やあっ、やだああっ!」
「んっ、むねっ、あんっ、見ないでっ」
思わず伸びた手で胸やおしりをいろいろ触ってみてしまう。一方の優香ちゃんは恥ずかしそうに顔を背けるばかりだ。普段努力して体型を維持している分、このような状態が恥ずかしくてたまらないのだろう。
でも。
「見て、優香ちゃん、僕の、もうこんなに大きくなってるんだよ?」
自分の肉棒をまじまじと見せつける。普段はやらないし、恥ずかしいけど優香ちゃんを安心させるためだ。
案の定、優香ちゃんは驚いていた。
「…うそ。和人、こんな体でも興奮してるの?ひょっとして、デブ専?」
「そんなわけないでしょ?優香ちゃんだからかわいいって思えるの。」
少しばかり傷ついた僕は優香ちゃんのおなかの肉をつかんでみた。
「い、いやぁ!やめてぇっ!」
「変なこと言った罰。あんまり見くびらないでね。」
そのまま肉をつかんでプルプルと震えさせてみる。すると、連動するように体全体がぶるぶると震えていた。
「お願いっ、やあんっ!わたしがわるかったからっ、やめてええっ!」
落ち着きを取り戻した両者。だがその体は程よくほてっており、いつでもお互いが触れ合えるだけの近さにいた。
「ほ、ほんとに、こんな私でも、いいの?」
こんな私…大きな体に若干っ太ったおなか周りのことだろうか。僕は何も返さず、ただ、
「んああああっ!和人ッ」
その肉棒を優香ちゃんの中に押し込んだ。
「優香ちゃんの中っ、いつもより弾力があるっていうか。豊満だから抱き心地がいいというか。」
「いやっ!いわないでっ、あんっ、アアッ!和人ッ、あんっ。」
「顔、隠さないで。かわいいんだからちゃんと僕に見せてよ。」
事あるごとに手で顔を隠してしまう優香ちゃんから強引に手を取り、その可愛い顔をしっかりと観察する。
「ふぁあっ!かずとっ、かずとっ!だめっ!」
いつもよりそそられるというか、反応が可愛いというか。
気づけば僕は、優香ちゃんの胸に流れ落ちた汗を嗅いでいた。
「ふぁあっ、和人ッ、嗅がないでっ!恥ずかしいっ、アンッ、ああっ、だめっ」
「恥ずかしいの?じゃあ、これは?」
僕は思わず、いじわるがしたくなってしまい、優香ちゃんのおなかの肉をつまんでみた。
「いやあっ!やめてぇっ!あんっ、あんっ!はずかしいよおっ!アンッ、あんっ!」
「大丈夫だよ、優香ちゃん。僕のことだけを見ていて。そうすれば、何にも恥ずかしいことなんてないからね。」
「うんっ、うんっ!和人ッ和人おっ!アンッ、アアンッ、だめっ!」
パンパンと、大きくなったおしりも叩く、そのリズムに合わせてしっかり腰も降った。
僕が動くたびに、優香ちゃんの体も揺れる。いつもでは考えられないほどの重みを感じる。
「おなかっ、つかまれたままっ、うごかれるなんてっ、恥ずかしい…んあああっ!」
「ごめんね。反応が可愛かったからつい。」
あやまりはするけど、止めるつもりはない。
「んっ、アンッ、ああっ!なんでっ!ああんっ!だめえっ!わたしっ、わたしいっ!」
そのまま体を引き寄せてより深くまで打ち付ける。
「アンッ!アンッ!あああああっ!」
恥ずかしさと快楽のはざまにあるかのような、とても可愛らしい声と姿である。
「ひゃんっ!アンッ!ダメっ!もうっ!きてっ、きてっ!私もう、だめになっちゃうからっ!」
「ダメになってもいいんだよ?イクならもうちょっと待って。僕も一緒にイキたい。」
「あんっ!早くっ、はやくうっ!」
そして、
「そろそろいくよ!」
「きてえっ、和人おっ!わたしのなかにっ、たくさんどぴゅどぴゅだしてぇっ!」
「うっ、でるっ!」
「うんっ、アッ!私っ!アンッ、イクっ、和人ッ!あっ!アアアアンッ!」
豊満な肉体を揺らしながらも、優香ちゃんは果てたのだった。
「…ほんとに元に戻るのね。よかった。」
「うん。そうだね。」
あのすがたの優香ちゃんも可愛かったけど、せっかく頑張って体系を維持してるんだからその努力を台無しにしたくもない。
「あの、和人?」
「ん?」
なんだろう、さっきからかったことを怒られるのだろうか。
と、一瞬だけ不安になるも。
「…ありがとう、あんなになっちゃった私も、愛してもらえて、うれしかった。」
それは、今まで見た中で一番うれしそうな、優香ちゃんの笑顔だった。」
「…うん」
「あ、でも私あんなには太らないわよ。この姿のまま和人をメロメロにするんだから。」
「あはは、お手柔らかにね。」
少し寂しくも、少し安心したとある休日の話でした。
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