安キャバ嬢のオラ営録

響子

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面接!からの~体験入店! *3

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念のため言っておきますと吹き抜けではなく一応外からは見えなくなっていました。 



にしてもただの階段にブランドバッグが転がっていたり、つっぱり棒にドレスやチャイナドレスがひっかかっているのはかーなりシュールな光景でした(・∀・)



動揺している響子をスルーで手に何かファイル的なものを持った店長が階段に腰掛けました。



面接くるう(・∀・)



勧められて下の段に腰をおろし、覚悟を決めます。 更衣室もない店なのに、腹をくくってきてしまった為、帰るという選択肢が頭に浮かばなかったのが運の尽きー!!



そしてオニ店が口を開きかけた瞬間



「オニー!!おるんかー!」



と、バカみたいに大きい声と共に扉が開けられました。



やってきたのは響子のお父さんくらいの年齢と思われる成金っぽい、こましに言うと水商売っぽい男性。 ミ○ミの帝王に出てくる悪徳業者の人みたいな感じでした(・∀・)若い人に伝わる?←



「社長、どうしました」


さっとオニ店長が立ち上がりました。



 社長‥どんだけわかりやすくや〇ざな見た目(・∀・)と思わず内心つっこみました。



年に似合わない明るい茶髪。指にはCartierやBVLGARIのごりごりしたリング。 そして主張の強い腕時計。垣間見える銀歯。そして金歯。



「おう、邪魔したな。面接中か」


 「いえ、問題ないです」



 社長と呼ばれた男が響子に気づいて、銀歯を見せてつつ全力スマイルをくれました。 内心はどん引きしつつ、とりあえず笑い返しました(・∀・)ビクビク



「オニは他にすることあるだろ。オレが面接するわ!」



えええ(・∀・)



言うなりオニ店のファイルをひったくりました。でもそんな気まぐれ行動はあるあるなのか



「じゃあ社長お願いします!」 


とファイルを奪われたオニ店はいともあっさりと店内へ戻って行ってしまいました(・∀・)



 状況がどんどん悪化している‥……



胡散臭い、後に響子が大っ嫌いになる社長は響子を外の喫茶店に連れ出しました。



 正直、このままマフィアに売られるんじゃ、ふ頭に連れていかれるんじゃないか…と身構えつつ観念してついていきました。



通常はあの非常階段で店長が面接を行うらしいんですけどね。社長暇だったんでしょうね、そういう人です(・∀・)キライ


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