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【リーンハルト:9歳】
第239話 ちょっと待って
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いつもお読みいただきありがとうございます。
ファンタジー部門24h.ポイントランキング1位本当にありがとうございます。
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1日2話投稿、引き続き頑張っていけるところまでいきたいと思います。
次の投稿は本日午後の予定です。
よろしくお願いいたします。
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今度は冒険者ギルドだ。
冒険者ギルドの応接室でも同じように新人4人を紹介する。
「マックベリーギルド長、展覧会の申し込み状況教えてもらっていい」と聞くと副ギルド長のギャビンさんから
①お土産部門
1.食べ物部38件 2.工芸部65件
②料理部門
1.食堂の部4件 2.露店の部47件
「ちょっと、待って。なんで商業ギルドよりも申込件数が多いの?町で申請するなら商業ギルドでしょ、冒険者ギルドがない町もあるよね」
「あのな、ギルドはないが村から何かしら依頼があるのは冒険者ギルドの方が多い。だから一緒に申請してくるんだよ。あと村単位をやめて個人、団体にしたから件数が増えたと思うぞ」
商業ギルドに申込しているのは領都・エミニーラ・町関係者。
冒険者ギルドに申込しているのは村関係者ということ?
「予選会確定だ」私のつぶやきに反応したのが後ろに立っている新人4人。
「ひえっ」「そんな」とか小さな声がした。
マックベリーさんたちは笑っていた。
なんで仕事が増えるのに笑っているのか聞くと、この話を聞いたときからこうなることは予想していたそうだ。
「そこで提案だが、展覧会予定日に露店だけの予選会にして、展覧会はさらに1か月後にしないか。広場と露店市場を使えば予選会はできるだろう。展覧会の予行演習と思えばいい」マックベリーさんからの提案はありがたい。
予選会を領都でするなら展覧会の予行演習になる。
展覧会当日の混乱が最小限に抑えられると思う。
「わかりました。父上に相談にはなりますが、日程はわかりませんが露店部門のみ予選会の方向で進めたいです」
商業ギルドと同じように参加申込書を預かり、部門ごとの件数をメモして冒険者ギルドにも件数メモを渡して、屋敷にもどった。
4人には、仕訳(部門別にどこからの申込か、村・町・領都・エミニーラ、参加人数、商品名など)をすぐに取り掛かってもらう。
あと領内の地図も商会から借りてくるように伝えて、私は父上の書斎に報告に行く。
「やっぱり予選会をすることになるのか。はぁー」とため息をつかれた。
私はマックベリーさんからの提案の件を話した。
「確かに露店部門が多い。3月末までには100件超えそうだ。予行演習か上手い事いうな。やることが増えるが予行演習といわれれば新人も当日ぶっつけ本番よりよかったかもと思うだろう」
要は言い方か。
追加で仕事が増えた、いやいや感の仕事よりも、予行演習できてラッキーと思って仕事するのではモチベーションが違うか。
「世界樹から持ち帰った討伐した魔獣の数も多かったし、スケルトンフラワーの色付きが高い値で売れたから、領民に還元と思えばよかろう。日程も予選会した者には1か月程度、空けないと仕事もあるからきついだろう」
「あと領民が展覧会に来たいといっている人が増えているそうです。そこで希望者に予選会と展覧会(王都とエミニーラ)のどれかに来てもらうのはどうでしょうか」
「全額我々持ちはできないぞ」
「はい、食費・宿泊費は自己負担。ただし予選会のみ宿泊費1/3援助。村から領都・エミニーラまで往復警護付でどうでしょうか」
「なるほど、予選会の方が不人気になる。そこで宿泊費の援助か」
予選会の告知と展覧会の日程変更を至急領内にかわら版でお知らせや参加者に連絡。
展覧会開催を1か月伸ばすとなると新たに宿や広場・露店市場を押さえることと、店や宿に便乗値上げをしないように注意、準備する物の確保など追加予算の概算を至急するようにと言われた。
・・・・しばらくは手伝わないといけないようだ。
商業ギルドから帰ってきたフレッドが「エミニーラでも予選会を開催してほしいと依頼されました」と青ざめた顔で報告してくる。
展覧会開催日を予選会にすると領都の宿泊・会場はそのまま使うし、さらに展覧会が別に開催されるので追加で利益がある。
しかしエミニーラは別の日に開催とはいえ、おさえた日はキャンセルになる。
不公平だとエミニーラ側から抗議が入るだろうといわれたらしい。
商業ギルドの指摘は正しい。
キャンセル料を払うかエミニーラでも予選会をするかどうかか。
新街のことを考えると予選会を両方で開催になりそうだ。
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1.食べ物部38件 2.工芸部65件
②料理部門
1.食堂の部4件 2.露店の部47件
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「あのな、ギルドはないが村から何かしら依頼があるのは冒険者ギルドの方が多い。だから一緒に申請してくるんだよ。あと村単位をやめて個人、団体にしたから件数が増えたと思うぞ」
商業ギルドに申込しているのは領都・エミニーラ・町関係者。
冒険者ギルドに申込しているのは村関係者ということ?
「予選会確定だ」私のつぶやきに反応したのが後ろに立っている新人4人。
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マックベリーさんたちは笑っていた。
なんで仕事が増えるのに笑っているのか聞くと、この話を聞いたときからこうなることは予想していたそうだ。
「そこで提案だが、展覧会予定日に露店だけの予選会にして、展覧会はさらに1か月後にしないか。広場と露店市場を使えば予選会はできるだろう。展覧会の予行演習と思えばいい」マックベリーさんからの提案はありがたい。
予選会を領都でするなら展覧会の予行演習になる。
展覧会当日の混乱が最小限に抑えられると思う。
「わかりました。父上に相談にはなりますが、日程はわかりませんが露店部門のみ予選会の方向で進めたいです」
商業ギルドと同じように参加申込書を預かり、部門ごとの件数をメモして冒険者ギルドにも件数メモを渡して、屋敷にもどった。
4人には、仕訳(部門別にどこからの申込か、村・町・領都・エミニーラ、参加人数、商品名など)をすぐに取り掛かってもらう。
あと領内の地図も商会から借りてくるように伝えて、私は父上の書斎に報告に行く。
「やっぱり予選会をすることになるのか。はぁー」とため息をつかれた。
私はマックベリーさんからの提案の件を話した。
「確かに露店部門が多い。3月末までには100件超えそうだ。予行演習か上手い事いうな。やることが増えるが予行演習といわれれば新人も当日ぶっつけ本番よりよかったかもと思うだろう」
要は言い方か。
追加で仕事が増えた、いやいや感の仕事よりも、予行演習できてラッキーと思って仕事するのではモチベーションが違うか。
「世界樹から持ち帰った討伐した魔獣の数も多かったし、スケルトンフラワーの色付きが高い値で売れたから、領民に還元と思えばよかろう。日程も予選会した者には1か月程度、空けないと仕事もあるからきついだろう」
「あと領民が展覧会に来たいといっている人が増えているそうです。そこで希望者に予選会と展覧会(王都とエミニーラ)のどれかに来てもらうのはどうでしょうか」
「全額我々持ちはできないぞ」
「はい、食費・宿泊費は自己負担。ただし予選会のみ宿泊費1/3援助。村から領都・エミニーラまで往復警護付でどうでしょうか」
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予選会の告知と展覧会の日程変更を至急領内にかわら版でお知らせや参加者に連絡。
展覧会開催を1か月伸ばすとなると新たに宿や広場・露店市場を押さえることと、店や宿に便乗値上げをしないように注意、準備する物の確保など追加予算の概算を至急するようにと言われた。
・・・・しばらくは手伝わないといけないようだ。
商業ギルドから帰ってきたフレッドが「エミニーラでも予選会を開催してほしいと依頼されました」と青ざめた顔で報告してくる。
展覧会開催日を予選会にすると領都の宿泊・会場はそのまま使うし、さらに展覧会が別に開催されるので追加で利益がある。
しかしエミニーラは別の日に開催とはいえ、おさえた日はキャンセルになる。
不公平だとエミニーラ側から抗議が入るだろうといわれたらしい。
商業ギルドの指摘は正しい。
キャンセル料を払うかエミニーラでも予選会をするかどうかか。
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