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第81話 再びエミニーラダンジョン(9)
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いつもお読みいただきありがとうございます。
次の投稿は11月17日7:00です。
.。o○ .。o○ .。o○ .。o○ .。o○ .。o○ .。o○ .。o○
ボス部屋の中は砂漠でした。まだ続くか砂漠・・・。
3歩ほど歩いたところで、僕の体にしっぽが絡みつき砂漠の中から体長2mぐらいのオオトカゲが現れた。
つかさずジェラ兄様がオオトカゲの頭を剣で一刀両断。僕は砂の上に放り投げられた。
奥のほうを見るとカナルも僕と同じようにオオトカゲのしっぽに絡まれているところをグレゴリーさんが剣で倒しカナルも解放された。
「ジェラ兄様、どういうことですか」
このボス部屋は砂に同化したオオトカゲのケンゲ。毒などはなく背中を踏まれるとしっぽで対象物を絡み取り、食べるらしい。
動きは鈍いし頭か胴体を切断すればいいので剣で討伐できるそうだ。ただし、このボス部屋にいるケンゲが何匹いるかは不明。
背中を踏まれ、しっぽで対象物を絡み取らないと姿を現さないからこのボス部屋を歩き回るしかないそうだ。歩いていなかった場所も時間がたって歩くとケンゲが居たりするから法則はないそうだ。
ボス部屋から解放されるのは、砂漠がなくなりドロップ品が部屋の中央に落ちていると終了で出口が現れる。
解放条件はケンゲの討伐数でも時間でもないらしく不明。だから2、3人に分かれてこのボス部屋を歩き回るしかないみたい。
あと討伐で狙うのは頭。胴体の場合はケンゲの酸がかかってこないように気をつけないといけないらしい。
「過去ここでケンゲに食べられた人いるの。あと酸がかからないようにするって何かあるの」と聞くと
いるらしい。食ベられたことに気づいた仲間が、すぐにケンゲの頭を切断して討伐しケンゲが崩れたところで出てきたそうだ。ただ、ケンゲの体内の酸にやられて服や皮膚の一部が溶けていたそうだ。このチームは剣の達人が多いから大丈夫。
だから頑張って歩き回ってくれって。
酷いよ。ジェラ兄様。
確かに僕には剣での討伐は無理だろう。だから囮になって貢献しろってことだと思うけれど、何度もしっぽに絡み取られるのもなぁー。
解放条件っていったい何なのだろうか。
解らないから歩きながら考える。たまにケンゲの背中を踏んでは僕はしっぽに絡み取られ、マイヤーかウィルソンが助けてくれる。
僕の後ろにいる2人はケンゲに絡まれていない。
僕ばかりって酷くない?助けてもらっているから文句は言えないけれど・・・。
「うわっ」と声がしたので後ろを振り向くとウィルソンがケンゲを踏んだらしくしっぽに絡み取られていた。マイヤーが助けるのかと思ったら、ウィルソンはウォーターカッターでケンゲの頭を切断して自ら討伐していた。
ケンゲの頭が僕の方に飛んできた。頭をよけようとしたときにケンゲの目が青いことに気づいた。確かめようとしたけれど砂に落下すると崩れてなくなった。
ケンゲの目の色って砂色。砂漠と同化しているから目まで砂色だったはず。
もしかして・・・・・。
「マイヤー、ウィルソンみたいに自分で討伐することって多いの」
「近くに助けがいない場合とか、腕が自由に動く場合は自分ですることもあります」
「ケンゲの目が青くなることってある」
「見たことないですね。何かわかったのですか」
僕はウィルソン自身で討伐したケンゲの目が青くなっていたこと、もしかすると自分でケンゲを討伐した数で終了になるのではないかと話す。
このボス部屋に入ったときは自分自身でケンゲを討伐することが1回か2回は必ずあるそうだ。
「きゃぁ」と声がした方が見るとアリーさんがケンゲに絡め取られていたが、アリーさんは氷魔法でケンゲの頭を潰してした。
あぁ、ケンゲの目が青色になったか見えなかった。
僕の考えをみんなに伝えたところ、このボス部屋ではみんな自分自身で何度か討伐しているらしい。
セーラムさんたち黄金の翼の男性陣はどうやって討伐しているかというと両腕が動く場合、自分の体とケンゲのしっぽの隙間に剣を差し込んでしっぽを切断する、またはしっぽの付け根部分を切断して体が自由になったところで反撃するらしい。
だから大人たちは自分で討伐できる場合は自分自身で討伐することになった。
僕もケンゲの頭に何度かウォーターカッターを放ったけれど弾き返されたから自分で討伐するのは諦めた。まだ威力が弱いみたいだ。
11階層の魔物だからそんなに簡単にはいかないのだろう。大人たちは楽々討伐しているからできそうに思ったけれど残念。
試してだめだったので、そばにいるマイヤーとウィルソンに任せた。
カナルとリンカさんはグレゴリーさんやウィルさんと一緒に行動している。
僕のそばにいたアトレがケンゲのしっぽに絡み取られた。
「アトレ」と僕が叫ぶもアトレは冷静にウィンドカッターでケンゲの頭を切断して、ストンと砂に着地する。アトレがかっこいい。
ケンゲの目は砂色から青色に変化しているのが見えたがすぐに崩れてしまった。
そして部屋から一挙に砂がなくなり部屋の中央にステンレスのインゴットと大袋あった。ステンレスのインゴットは28本、大袋には大小の紫水晶と黄水晶がたくさん入っていた。
ボス部屋を出てから自分自身で討伐した数を聞いて回ると合計28体だった。インゴットの数と一緒だ。
「ハルトの考えが当たったようだな。こんなに早くあのボス部屋を出ることは初めてだ」とジェラ兄様。
「そうですね。討伐の数は毎回変わるかもしれないです。今まで2、3人で組んで討伐していたことが仇になっていたとは思いませんでした」とマイヤー。
「これからは攻略しやすくなったということだね」と僕。
今日の討伐は終了した。
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ボス部屋の中は砂漠でした。まだ続くか砂漠・・・。
3歩ほど歩いたところで、僕の体にしっぽが絡みつき砂漠の中から体長2mぐらいのオオトカゲが現れた。
つかさずジェラ兄様がオオトカゲの頭を剣で一刀両断。僕は砂の上に放り投げられた。
奥のほうを見るとカナルも僕と同じようにオオトカゲのしっぽに絡まれているところをグレゴリーさんが剣で倒しカナルも解放された。
「ジェラ兄様、どういうことですか」
このボス部屋は砂に同化したオオトカゲのケンゲ。毒などはなく背中を踏まれるとしっぽで対象物を絡み取り、食べるらしい。
動きは鈍いし頭か胴体を切断すればいいので剣で討伐できるそうだ。ただし、このボス部屋にいるケンゲが何匹いるかは不明。
背中を踏まれ、しっぽで対象物を絡み取らないと姿を現さないからこのボス部屋を歩き回るしかないそうだ。歩いていなかった場所も時間がたって歩くとケンゲが居たりするから法則はないそうだ。
ボス部屋から解放されるのは、砂漠がなくなりドロップ品が部屋の中央に落ちていると終了で出口が現れる。
解放条件はケンゲの討伐数でも時間でもないらしく不明。だから2、3人に分かれてこのボス部屋を歩き回るしかないみたい。
あと討伐で狙うのは頭。胴体の場合はケンゲの酸がかかってこないように気をつけないといけないらしい。
「過去ここでケンゲに食べられた人いるの。あと酸がかからないようにするって何かあるの」と聞くと
いるらしい。食ベられたことに気づいた仲間が、すぐにケンゲの頭を切断して討伐しケンゲが崩れたところで出てきたそうだ。ただ、ケンゲの体内の酸にやられて服や皮膚の一部が溶けていたそうだ。このチームは剣の達人が多いから大丈夫。
だから頑張って歩き回ってくれって。
酷いよ。ジェラ兄様。
確かに僕には剣での討伐は無理だろう。だから囮になって貢献しろってことだと思うけれど、何度もしっぽに絡み取られるのもなぁー。
解放条件っていったい何なのだろうか。
解らないから歩きながら考える。たまにケンゲの背中を踏んでは僕はしっぽに絡み取られ、マイヤーかウィルソンが助けてくれる。
僕の後ろにいる2人はケンゲに絡まれていない。
僕ばかりって酷くない?助けてもらっているから文句は言えないけれど・・・。
「うわっ」と声がしたので後ろを振り向くとウィルソンがケンゲを踏んだらしくしっぽに絡み取られていた。マイヤーが助けるのかと思ったら、ウィルソンはウォーターカッターでケンゲの頭を切断して自ら討伐していた。
ケンゲの頭が僕の方に飛んできた。頭をよけようとしたときにケンゲの目が青いことに気づいた。確かめようとしたけれど砂に落下すると崩れてなくなった。
ケンゲの目の色って砂色。砂漠と同化しているから目まで砂色だったはず。
もしかして・・・・・。
「マイヤー、ウィルソンみたいに自分で討伐することって多いの」
「近くに助けがいない場合とか、腕が自由に動く場合は自分ですることもあります」
「ケンゲの目が青くなることってある」
「見たことないですね。何かわかったのですか」
僕はウィルソン自身で討伐したケンゲの目が青くなっていたこと、もしかすると自分でケンゲを討伐した数で終了になるのではないかと話す。
このボス部屋に入ったときは自分自身でケンゲを討伐することが1回か2回は必ずあるそうだ。
「きゃぁ」と声がした方が見るとアリーさんがケンゲに絡め取られていたが、アリーさんは氷魔法でケンゲの頭を潰してした。
あぁ、ケンゲの目が青色になったか見えなかった。
僕の考えをみんなに伝えたところ、このボス部屋ではみんな自分自身で何度か討伐しているらしい。
セーラムさんたち黄金の翼の男性陣はどうやって討伐しているかというと両腕が動く場合、自分の体とケンゲのしっぽの隙間に剣を差し込んでしっぽを切断する、またはしっぽの付け根部分を切断して体が自由になったところで反撃するらしい。
だから大人たちは自分で討伐できる場合は自分自身で討伐することになった。
僕もケンゲの頭に何度かウォーターカッターを放ったけれど弾き返されたから自分で討伐するのは諦めた。まだ威力が弱いみたいだ。
11階層の魔物だからそんなに簡単にはいかないのだろう。大人たちは楽々討伐しているからできそうに思ったけれど残念。
試してだめだったので、そばにいるマイヤーとウィルソンに任せた。
カナルとリンカさんはグレゴリーさんやウィルさんと一緒に行動している。
僕のそばにいたアトレがケンゲのしっぽに絡み取られた。
「アトレ」と僕が叫ぶもアトレは冷静にウィンドカッターでケンゲの頭を切断して、ストンと砂に着地する。アトレがかっこいい。
ケンゲの目は砂色から青色に変化しているのが見えたがすぐに崩れてしまった。
そして部屋から一挙に砂がなくなり部屋の中央にステンレスのインゴットと大袋あった。ステンレスのインゴットは28本、大袋には大小の紫水晶と黄水晶がたくさん入っていた。
ボス部屋を出てから自分自身で討伐した数を聞いて回ると合計28体だった。インゴットの数と一緒だ。
「ハルトの考えが当たったようだな。こんなに早くあのボス部屋を出ることは初めてだ」とジェラ兄様。
「そうですね。討伐の数は毎回変わるかもしれないです。今まで2、3人で組んで討伐していたことが仇になっていたとは思いませんでした」とマイヤー。
「これからは攻略しやすくなったということだね」と僕。
今日の討伐は終了した。
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