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第68話 エミニーラダンジョン(9)
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いつもお読みいただきありがとうございます。
大変励みになっております。
次の投稿は11月11日7:00です。
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ボス部屋を出て6階層に向かう。
6階層もトープだそうだ。ただ体長は30cmぐらいで数も多く、いたるところに落とし穴があるそうだ。穴は片足が入るくらいの直径20cmの穴、深さは50~60㎝。
一つの穴に1匹いるそうだ。
しかしこのトープは魔法が使え、穴に落ちると雷魔法を放ち体がビリッとする。
魔法の威力は小さいが、穴から抜け出さない限り雷魔法を放ち続けるらしい。
ビリッて電気が体にはしるの?絶対嫌だ!!
この階も、ジェラ兄様とマイヤーに草原の草を根元から刈ってもらうと本当に穴だらけだった。1m間隔ではないだろうか。だけど、縦横斜めバラバラなので油断すると落とし穴に嵌ってしまうところだった。
ここは魔法が使える人が穴に向かって魔法を放つ。剣だと一撃できればいいが、できなかったら剣を取ろうとして感電する。
普通は感電覚悟で討伐するらしいけれど、今回は魔法が使える人が多いためドロップ品の回収に回りますと黄金の翼の男性3人が言う。リンカさんもドロップ品の回収に回るそうだ。
ドロップ品は鉄板が穴に中に落ちているので、ここでも磁石を使って回収する。
ハミルトンとカムエラも土魔法で参戦する。
直径15㎝ぐらいのボール玉か高さ20cmぐらいの石を作成して落下させたり、土ニードルとかいろいろ試すそうだ。すべて今回試すのが初めてなので上手くいくかわからないが、今後活用できるか検証するそう。
「我々、土魔法でも魔獣を討伐できるきっかけの一歩です」とカムエラが言う。
「この数か月、アークランド魔法師団長に土魔法の者はしごかれましたから」とハミルトン。
ごめん、僕のせいだねと言うと、土魔法で討伐できるほうが嬉しいので気にしないでください。こちらがお礼を言わなくてはいけないのにと言われた。
カナルは土魔法でボールは作れるが硬くなくて落とすとすぐに壊れるそうだ。
だから今回は僕と同じ熱湯ボールを穴に落とす。
アトレ、リプカも参加して総力戦だ。
途中から数が多すぎて前に進まないという話になり、自分たちが歩いて進むための横幅2m分だけ草原の草を刈って、その2mの中にある穴だけ対応していくことになった。
ボス部屋に着きました。
横幅2mでも結構な落とし穴があり疲れました。人海戦術だけど人数が多いのでまだましだと思います。
このボス部屋はスコロと呼ばれる1mぐらい大型ムカデのようです。
スコロは矢のように自分の足先を飛ばしてきます。厄介なのがこの足先はすぐに再生されるので避けるだけでは討伐できません。
弱点は顔。顔を潰せば動きが止まるそう。あとは熱湯や火を体中にかけるのも有効だとか。
ボス部屋には20~30匹のスコロがいて、一斉に矢のように飛んでくる足先を避けながら弱点を攻める。
騎士団は土魔法で壁を作る。そして壁と壁の間に隙間を作り、隙間から魔法で攻撃するそうだ。
黄金の翼は、リンカさんの防壁で防ぎながら前進しながら、アリーさんはスコロの頭を狙い撃ちし、男性3人は剣で頭を狙うそうだ。
今回は騎士団のやり方を採用する。魔法が使える人が多いからね。
入ってすぐに熱湯のウォーターボールやファイヤーボールを放ってからすぐに壁を作ってもらう。スコロを少しは減らしたほういいだろう。
扉が青色になったので、ボス部屋に入ります。すぐに魔法が放てるように準備する。
ジェラ兄様の「撃てー」の声で僕やカナル、リプカが魔法を放つ。
するとすぐ前に土壁ができる。さすがは騎士団、動きが早い。
壁にスコロの足が当たる音がする。壁と壁の隙間にも飛んでくる。
これだと魔法を放つにしても、外れも多くなるし時間かかるよね。
何かないかなぁー。天井から熱湯を降り注ぐ?シャワー?
まぁ、やってみようか。
僕は僕たちに熱湯が降り注がないようにシャワーをイメージしながら、スコロが居そうな場所の天井に向けて熱湯のウォーターボールを放つ。
天井にあたった熱湯のウォーターボールは弾けて下に降り注ぐ。上手くはいったけれど結果が見えない。どうしたものか・・・・。
「リンカさん、前に僕たちが出るときに防御魔法お願いしてもいいですか」
「もちろん、いいけれど作戦を変えるの」
熱湯のウォーターボールを天井にぶつけて飛び散る熱湯を風魔法でスコロにかかるようにして、弱ったところで剣や魔法で攻撃した方が早く討伐できるのではないかと話した。
今よりは魔法の無駄が減りそうだと僕の案に作戦を変更する。
熱湯が出せる僕、カナル、ウィルソン。風魔法が使えるジェラ兄様、アトレ、マイヤーで熱湯をスコロたちにかかるよう調整してもらうことになった。
僕たちは土壁から出て防御魔法の壁の前にいく。
スコロたちはまだ20匹以上いるようだ。僕たちに向かって矢のような足先が飛んでくるが防御壁にあたっては落ちていく。僕たちはスコロたちがいる真上の天井を狙って熱湯のウォーターボールを連射し、ジェラ兄様たちが天井に当たって散った熱湯をスコロたちにかかるように風魔法で調整する。
だんだんとスコロたちの動きが鈍くなっていくにしたがって、矢のような足先が飛んでこなくなった。
防御壁を解除して一斉にスコロたちの頭を狙って土・氷・火・水・風魔法が放たれ次々とスコロたちは倒れていき討伐が終わった。
ドロップ品は鉄のインゴット26本だった。
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一つの穴に1匹いるそうだ。
しかしこのトープは魔法が使え、穴に落ちると雷魔法を放ち体がビリッとする。
魔法の威力は小さいが、穴から抜け出さない限り雷魔法を放ち続けるらしい。
ビリッて電気が体にはしるの?絶対嫌だ!!
この階も、ジェラ兄様とマイヤーに草原の草を根元から刈ってもらうと本当に穴だらけだった。1m間隔ではないだろうか。だけど、縦横斜めバラバラなので油断すると落とし穴に嵌ってしまうところだった。
ここは魔法が使える人が穴に向かって魔法を放つ。剣だと一撃できればいいが、できなかったら剣を取ろうとして感電する。
普通は感電覚悟で討伐するらしいけれど、今回は魔法が使える人が多いためドロップ品の回収に回りますと黄金の翼の男性3人が言う。リンカさんもドロップ品の回収に回るそうだ。
ドロップ品は鉄板が穴に中に落ちているので、ここでも磁石を使って回収する。
ハミルトンとカムエラも土魔法で参戦する。
直径15㎝ぐらいのボール玉か高さ20cmぐらいの石を作成して落下させたり、土ニードルとかいろいろ試すそうだ。すべて今回試すのが初めてなので上手くいくかわからないが、今後活用できるか検証するそう。
「我々、土魔法でも魔獣を討伐できるきっかけの一歩です」とカムエラが言う。
「この数か月、アークランド魔法師団長に土魔法の者はしごかれましたから」とハミルトン。
ごめん、僕のせいだねと言うと、土魔法で討伐できるほうが嬉しいので気にしないでください。こちらがお礼を言わなくてはいけないのにと言われた。
カナルは土魔法でボールは作れるが硬くなくて落とすとすぐに壊れるそうだ。
だから今回は僕と同じ熱湯ボールを穴に落とす。
アトレ、リプカも参加して総力戦だ。
途中から数が多すぎて前に進まないという話になり、自分たちが歩いて進むための横幅2m分だけ草原の草を刈って、その2mの中にある穴だけ対応していくことになった。
ボス部屋に着きました。
横幅2mでも結構な落とし穴があり疲れました。人海戦術だけど人数が多いのでまだましだと思います。
このボス部屋はスコロと呼ばれる1mぐらい大型ムカデのようです。
スコロは矢のように自分の足先を飛ばしてきます。厄介なのがこの足先はすぐに再生されるので避けるだけでは討伐できません。
弱点は顔。顔を潰せば動きが止まるそう。あとは熱湯や火を体中にかけるのも有効だとか。
ボス部屋には20~30匹のスコロがいて、一斉に矢のように飛んでくる足先を避けながら弱点を攻める。
騎士団は土魔法で壁を作る。そして壁と壁の間に隙間を作り、隙間から魔法で攻撃するそうだ。
黄金の翼は、リンカさんの防壁で防ぎながら前進しながら、アリーさんはスコロの頭を狙い撃ちし、男性3人は剣で頭を狙うそうだ。
今回は騎士団のやり方を採用する。魔法が使える人が多いからね。
入ってすぐに熱湯のウォーターボールやファイヤーボールを放ってからすぐに壁を作ってもらう。スコロを少しは減らしたほういいだろう。
扉が青色になったので、ボス部屋に入ります。すぐに魔法が放てるように準備する。
ジェラ兄様の「撃てー」の声で僕やカナル、リプカが魔法を放つ。
するとすぐ前に土壁ができる。さすがは騎士団、動きが早い。
壁にスコロの足が当たる音がする。壁と壁の隙間にも飛んでくる。
これだと魔法を放つにしても、外れも多くなるし時間かかるよね。
何かないかなぁー。天井から熱湯を降り注ぐ?シャワー?
まぁ、やってみようか。
僕は僕たちに熱湯が降り注がないようにシャワーをイメージしながら、スコロが居そうな場所の天井に向けて熱湯のウォーターボールを放つ。
天井にあたった熱湯のウォーターボールは弾けて下に降り注ぐ。上手くはいったけれど結果が見えない。どうしたものか・・・・。
「リンカさん、前に僕たちが出るときに防御魔法お願いしてもいいですか」
「もちろん、いいけれど作戦を変えるの」
熱湯のウォーターボールを天井にぶつけて飛び散る熱湯を風魔法でスコロにかかるようにして、弱ったところで剣や魔法で攻撃した方が早く討伐できるのではないかと話した。
今よりは魔法の無駄が減りそうだと僕の案に作戦を変更する。
熱湯が出せる僕、カナル、ウィルソン。風魔法が使えるジェラ兄様、アトレ、マイヤーで熱湯をスコロたちにかかるよう調整してもらうことになった。
僕たちは土壁から出て防御魔法の壁の前にいく。
スコロたちはまだ20匹以上いるようだ。僕たちに向かって矢のような足先が飛んでくるが防御壁にあたっては落ちていく。僕たちはスコロたちがいる真上の天井を狙って熱湯のウォーターボールを連射し、ジェラ兄様たちが天井に当たって散った熱湯をスコロたちにかかるように風魔法で調整する。
だんだんとスコロたちの動きが鈍くなっていくにしたがって、矢のような足先が飛んでこなくなった。
防御壁を解除して一斉にスコロたちの頭を狙って土・氷・火・水・風魔法が放たれ次々とスコロたちは倒れていき討伐が終わった。
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