嵐は突然やってくる

白うさぎ

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第11章 甘えるということ

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「直人さんもう怒ってないと思うよ~?」
百々が手を置いていうけど、そんなの直人さんじゃないからわからないじゃん・・・って思ってしまう。
「そもそもの理由がそんな長期間怒る理由でもないし、聞いた話くらいでぶちぎれるくらいなら子育ても医者も向いて無いから廉ちゃん安心しなさい?」
「百々みたいにプラス思考だったら楽なのにな」
そういって笑うと、
「百々も廉ちゃんみたいに頭よければ楽なんだけど。」
「ハイハイ、じゃあ努力で補ってください百々ちゃんは。」
「頭いいのは否定しないんだ。」
「俺はそれしかやることなかっただけだから。趣味が勉強だっただけ。」
「それは確かに。廉ちゃん友達少なかったというかほぼ0だったもんね!」
「・・・。嫌味かな?」
「ん?べつにぃ~」
としゃべりながら勉強を進めていると母親がココアを差し入れにもって来てくれた。
「二人とも、勉強は進んでるの?それともお話しが進んでるの?」
そう言って笑いながらココアをそれぞれに置いてくれた。
小さなカップケーキも。
「両方進んでる!」
「百々ちゃんはすっかり元気ね、声意外。」
「声カスカスでもよくしゃべってるよ」
「そうみたいね、しゃべりすぎてたらいつまでたっても治らないわよ」
笑いながらそう言って家事に戻っていった。
母親もしばらく病院泊りで疲れてるだろうから寝てればいいのに。
「廉ちゃん、朝の急いで入ってきたのはなんだったの?」
ココアを飲みながら百々が聞いてくる。
「あいつに声かけられて振りかえった・・・らいなかった・・・。でもカメラにも映ってないから寝ぼけてたのかも。」
「寝ぼけてたのはあるかもね。でも廉ちゃん今までそんな事なかった気するけど。」
「いや、まあ今朝はあんな夢見た後だったし。」
「まあそうか・・・。とにかく不安だったりしたらちゃんと甘えるんだよ?家族に。」
「百々と違って俺は大人だから自分で何とかできるから」
「大人ねぇ~。大人だったら甘えちゃダメなの?」
「そういうわけじゃないけど・・・」
「じゃあ甘えればいいじゃん。」
「簡単気にいうけど俺はそういうの慣れてないの。」
「廉ちゃんが甘えん坊になったらデレデレ喜ぶと思おうよ、あの二人。」
「・・・・。」
ワン!!とボスが吠えてこっちに近寄ってきたので何事かと思うと、口におもちゃをくわえていた。
「ほらボスでもこうやって甘えるんだよ?」
「いや、ボスは犬。」
「もー廉ちゃんは可愛くないなぁ」
「かわいくなくて結構。俺男だし。」
「廉ちゃんは男っていうより、男の子だけど?雰囲気。」
「百々うざ。」
午前中はそんなこんなで時間が過ぎていった。

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