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第8章 彼女と空
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「廉くん、こっち向いてごらん?」
駐車場について車から降りる前に直人さんに言われて直人さんを見る。
「うん、大丈夫そうだね。いいよ、降りて。」
「うん。」
何だったんだろ?まあいいや。と百々と車を降りてoliveに入る。
直人さんは車で待っているらしい。
「いらっしゃい。あれ?親父は?」
「車・・・。」
「こんにちは。」
後ろからひょっこり現れた知らない女性。
あれ?この女性はあったことないな・・・。
「だあれ?翔さん」と百々が聞く。
「この前言った彼女だよ。」
「今川理紗です。翔くんとは違う病院の小児病棟でナースしてます。」
ミディアムヘアのさっぱりとした明るく優しそうな女性。
「理紗さん・・・?」
「はい、お願いします。」
そう言ってにっこり笑う。
「理紗に手伝ってもらってたんだ。えっとタグ・・・。」
バッとタグの入った袋を渡して店を飛び出た。
後ろから百々が追ってくる。
「廉ちゃん!?」
車の扉を開けて飛び乗ると直人さんがびっくりした顔をしてこっちを見た。
「どうした?廉くん。なんかあったかい?」
「廉ちゃん!もー、どうしたの?」
「お家。帰る!!!」
「う、うん。タグ渡したなら帰ろうね。」
「タグは渡したよ、押し付ける様に。あと翔さん彼女さんに手伝ってもらってたみたいでさっき会ったの。」
「あ・・・。それでか。」
「え、直人さんわかったの!?」
「まあなんとなく。廉くんコンビニ寄って帰ろうね。」
「うん。」
コンビニに寄って、直人さんも一緒に店内に入る。
「アイスクリームがいいかなぁ~。」
と直人さんに促されてアイスクリームコーナーへ行く。
「百々スムージーがいいなぁ・・・」
「あ、俺もスムージーがいい・・・。」
「いいよ、僕は百合さんと翔にアイス買うから二人とも持っておいで。」
「はーい。」
俺はイチゴと豆乳、百々はメロンのスムージーを手に取って直人さんの元へ行った。
「はい、じゃあレジに行きますよ~」
先に会計を通してもらい直人さんに支払ってもらっている間に機械のところへ行く。
直人さんが会計を済ませるとすぐに俺たちの後ろについてくれるので安心した。
治安あんまりよくないって翔さんが言ってたコンビニだからね・・・。
場所的問題でコンビニに罪はないんだけど。
「直人さん、ありがと。」
「いいえ。」「ありがとー、直人さん!!」
お礼を言って車に乗り込んで自宅に帰ると母親がびっくりしていた。
「あら?早いご帰宅ね。」
俺がリビングに黙って入ると母親と直人さんが困ったように笑っていた。
駐車場について車から降りる前に直人さんに言われて直人さんを見る。
「うん、大丈夫そうだね。いいよ、降りて。」
「うん。」
何だったんだろ?まあいいや。と百々と車を降りてoliveに入る。
直人さんは車で待っているらしい。
「いらっしゃい。あれ?親父は?」
「車・・・。」
「こんにちは。」
後ろからひょっこり現れた知らない女性。
あれ?この女性はあったことないな・・・。
「だあれ?翔さん」と百々が聞く。
「この前言った彼女だよ。」
「今川理紗です。翔くんとは違う病院の小児病棟でナースしてます。」
ミディアムヘアのさっぱりとした明るく優しそうな女性。
「理紗さん・・・?」
「はい、お願いします。」
そう言ってにっこり笑う。
「理紗に手伝ってもらってたんだ。えっとタグ・・・。」
バッとタグの入った袋を渡して店を飛び出た。
後ろから百々が追ってくる。
「廉ちゃん!?」
車の扉を開けて飛び乗ると直人さんがびっくりした顔をしてこっちを見た。
「どうした?廉くん。なんかあったかい?」
「廉ちゃん!もー、どうしたの?」
「お家。帰る!!!」
「う、うん。タグ渡したなら帰ろうね。」
「タグは渡したよ、押し付ける様に。あと翔さん彼女さんに手伝ってもらってたみたいでさっき会ったの。」
「あ・・・。それでか。」
「え、直人さんわかったの!?」
「まあなんとなく。廉くんコンビニ寄って帰ろうね。」
「うん。」
コンビニに寄って、直人さんも一緒に店内に入る。
「アイスクリームがいいかなぁ~。」
と直人さんに促されてアイスクリームコーナーへ行く。
「百々スムージーがいいなぁ・・・」
「あ、俺もスムージーがいい・・・。」
「いいよ、僕は百合さんと翔にアイス買うから二人とも持っておいで。」
「はーい。」
俺はイチゴと豆乳、百々はメロンのスムージーを手に取って直人さんの元へ行った。
「はい、じゃあレジに行きますよ~」
先に会計を通してもらい直人さんに支払ってもらっている間に機械のところへ行く。
直人さんが会計を済ませるとすぐに俺たちの後ろについてくれるので安心した。
治安あんまりよくないって翔さんが言ってたコンビニだからね・・・。
場所的問題でコンビニに罪はないんだけど。
「直人さん、ありがと。」
「いいえ。」「ありがとー、直人さん!!」
お礼を言って車に乗り込んで自宅に帰ると母親がびっくりしていた。
「あら?早いご帰宅ね。」
俺がリビングに黙って入ると母親と直人さんが困ったように笑っていた。
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