215 / 312
第8章 彼女と空
・
しおりを挟む
「百々ちゃんは彼氏くんはいないのかい?」
「いないよ!!百々忙しいもん!」
「嘘だね。男とlineしてた。」
「見たの!?」
「見えたの。」
「そう。百々ちゃんにも彼氏が・・・。」
「直人さん、百々ちゃんだってもう高校3年生になるんだから。」
母親は笑っているが直人さんは少し落ち込んでいた。
「お願いだからまだ家で暮らしてね?せっかく家族になったのにすぐに出て行かれたんじゃ悲しい・・・。」
「直人さんそんなキャラだっけ?」
「親父はこういうキャラの時あるよ。」
「そうなんだ・・・」
確かに俺が家出した時も騒いだの直人さんと翔さんだもんな・・・。
「とにかくあのラインの人は彼氏じゃないよ!」
「ハイハイ」
母親はなんとなく察してるような気もするけど・・・。
「廉くんはずっとここにいるもんね?」
直人さんが笑顔でこっちに話を投げてきた。
「・・・。5年目標に出ていく。」
「・・・ダメだよ?なんかあったらどうするの」
あれ?俺男だよ?
「そうそう。廉くんは一人暮らしだなんて危なすぎるよ!」
「いや・・。大丈夫でしょ。できてたし・・・。」
「大丈夫じゃないよ!廉くんは隙だらけだし、かわいいし、きれいだし。」
直人さんと翔さんは本当に俺に対してなにか特殊なフィルターを通してでしか見れないような人体的設定でもあるのだろうか。
「廉ちゃん、福岡楽しそうに生活してたみたいだしね。」
「うん。楽しかった。」
「そんなこと言わないでよ~!」
「・・・・。」
「直人さんの方が子供離れしばらくできないわね」
「そういえば、プレゼントって何だったの?」
「コップだったよ。」
「コップ増える~」
そう言って百々がけらけら笑ってる。
確かにコップもらいがちだもん。
「ま、使えるしいいんじゃない?」
「コッププレゼントするってことはまだ男慣れしてないってことかな?」
「百々~、男慣れとか嫌な言葉使わないで。」
「えーでも本当じゃん。普通好きな人ならアクセサリーとかさ。」
「まぁ確かに。」
「どんな子なの?」
「うーん・・・普通の子だよ。黒髪で、メイクは素朴で・・・」
「これさ、実はやばい女ってパターンあるかもよ?」
「え?そんなことあるのかな?」
「きれいな子?」
「まあ。」
「羽間さんよりも?」
「未来?あー。未来とは別枠なんだよな見た目。」
「羽間さんと付き合えばいいのに。」
「未来は彼氏いるよ。もう。」
「いい女は貰い手わんさかいるからね~」
「百々は売れ残るね。」
「廉ちゃん夜覚悟しといてね。」
「百々ちゃん夜は騒がず早く寝なさいよ?」
「ママ廉ちゃんをかばう気!?」
「いないよ!!百々忙しいもん!」
「嘘だね。男とlineしてた。」
「見たの!?」
「見えたの。」
「そう。百々ちゃんにも彼氏が・・・。」
「直人さん、百々ちゃんだってもう高校3年生になるんだから。」
母親は笑っているが直人さんは少し落ち込んでいた。
「お願いだからまだ家で暮らしてね?せっかく家族になったのにすぐに出て行かれたんじゃ悲しい・・・。」
「直人さんそんなキャラだっけ?」
「親父はこういうキャラの時あるよ。」
「そうなんだ・・・」
確かに俺が家出した時も騒いだの直人さんと翔さんだもんな・・・。
「とにかくあのラインの人は彼氏じゃないよ!」
「ハイハイ」
母親はなんとなく察してるような気もするけど・・・。
「廉くんはずっとここにいるもんね?」
直人さんが笑顔でこっちに話を投げてきた。
「・・・。5年目標に出ていく。」
「・・・ダメだよ?なんかあったらどうするの」
あれ?俺男だよ?
「そうそう。廉くんは一人暮らしだなんて危なすぎるよ!」
「いや・・。大丈夫でしょ。できてたし・・・。」
「大丈夫じゃないよ!廉くんは隙だらけだし、かわいいし、きれいだし。」
直人さんと翔さんは本当に俺に対してなにか特殊なフィルターを通してでしか見れないような人体的設定でもあるのだろうか。
「廉ちゃん、福岡楽しそうに生活してたみたいだしね。」
「うん。楽しかった。」
「そんなこと言わないでよ~!」
「・・・・。」
「直人さんの方が子供離れしばらくできないわね」
「そういえば、プレゼントって何だったの?」
「コップだったよ。」
「コップ増える~」
そう言って百々がけらけら笑ってる。
確かにコップもらいがちだもん。
「ま、使えるしいいんじゃない?」
「コッププレゼントするってことはまだ男慣れしてないってことかな?」
「百々~、男慣れとか嫌な言葉使わないで。」
「えーでも本当じゃん。普通好きな人ならアクセサリーとかさ。」
「まぁ確かに。」
「どんな子なの?」
「うーん・・・普通の子だよ。黒髪で、メイクは素朴で・・・」
「これさ、実はやばい女ってパターンあるかもよ?」
「え?そんなことあるのかな?」
「きれいな子?」
「まあ。」
「羽間さんよりも?」
「未来?あー。未来とは別枠なんだよな見た目。」
「羽間さんと付き合えばいいのに。」
「未来は彼氏いるよ。もう。」
「いい女は貰い手わんさかいるからね~」
「百々は売れ残るね。」
「廉ちゃん夜覚悟しといてね。」
「百々ちゃん夜は騒がず早く寝なさいよ?」
「ママ廉ちゃんをかばう気!?」
11
お気に入りに追加
18
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
『 ゆりかご 』 ◉諸事情で非公開予定ですが読んでくださる方がいらっしゃるのでもう少しこのままにしておきます。
設樂理沙
ライト文芸
皆さま、ご訪問いただきありがとうございます。
最初2/10に非公開の予告文を書いていたのですが読んで
くださる方が増えましたので2/20頃に変更しました。
古い作品ですが、有難いことです。😇
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
" 揺り篭 " 不倫の後で 2016.02.26 連載開始
の加筆修正有版になります。
2022.7.30 再掲載
・・・・・・・・・・・
夫の不倫で、信頼もプライドも根こそぎ奪われてしまった・・
その後で私に残されたものは・・。
・・・・・・・・・・
💛イラストはAI生成画像自作
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。

ご飯を食べて異世界に行こう
compo
ライト文芸
会社が潰れた…
僅かばかりの退職金を貰ったけど、独身寮を追い出される事になった僕は、貯金と失業手当を片手に新たな旅に出る事にしよう。
僕には生まれつき、物理的にあり得ない異能を身につけている。
異能を持って、旅する先は…。
「異世界」じゃないよ。
日本だよ。日本には変わりないよ。
すこやか食堂のゆかいな人々
山いい奈
ライト文芸
貧血体質で悩まされている、常盤みのり。
母親が栄養学の本を読みながらごはんを作ってくれているのを見て、みのりも興味を持った。
心を癒し、食べるもので健康になれる様な食堂を開きたい。それがみのりの目標になっていた。
短大で栄養学を学び、専門学校でお料理を学び、体調を見ながら日本料理店でのアルバイトに励み、お料理教室で技を鍛えて来た。
そしてみのりは、両親や幼なじみ、お料理教室の先生、テナントビルのオーナーの力を借りて、すこやか食堂をオープンする。
一癖も二癖もある周りの人々やお客さまに囲まれて、みのりは奮闘する。
やがて、それはみのりの家族の問題に繋がっていく。
じんわりと、だがほっこりと心暖まる物語。
お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?
すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。
お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」
その母は・・迎えにくることは無かった。
代わりに迎えに来た『父』と『兄』。
私の引き取り先は『本当の家』だった。
お父さん「鈴の家だよ?」
鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」
新しい家で始まる生活。
でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。
鈴「うぁ・・・・。」
兄「鈴!?」
倒れることが多くなっていく日々・・・。
そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。
『もう・・妹にみれない・・・。』
『お兄ちゃん・・・。』
「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」
「ーーーーっ!」
※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。
※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。
※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)
十年目の結婚記念日
あさの紅茶
ライト文芸
結婚して十年目。
特別なことはなにもしない。
だけどふと思い立った妻は手紙をしたためることに……。
妻と夫の愛する気持ち。
短編です。
**********
このお話は他のサイトにも掲載しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる