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第五章 ハタチ
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「廉くん、どれを初めて飲みたい?」
「アルコール、初めてだし3%~5%がいいと思うんだけど」
「あれ、、、」
「ほー、はじめては梅酒か」
「廉ちゃん、適当に選んだな」
「そうなの?」
「廉ちゃん梅あんまり得意じゃないよ」
「廉くん、疲れたんじゃない?目、トロンってなってる」
「こりゃ明日晩酌は無理かな」
そう言って直人さんが笑ってる。
「廉くん、ヘッドホンこのまま外していようね。寝ちゃいそうだから。」
「精神安定の音楽?」
「そうそう。だから、落ち着いたらリラックスしすぎちゃうのかな?廉くん結構眠たそうだから」
「なんかかわいいけど、心配だな。」
「もう廉ちゃん寝る5分前の顔してるから帰ろう?」
「そうね」
「じゃぁ、廉ちゃん梅酒でいいのね?」
「・・・うん」
「百々、これ!」
なんか某カフェのカフェラテとスイーツが見えた気がする・・・。
ふぁぁ・・・あくびが止まらない・・・。
直人さんが支払ってくれて旅館に戻る。
なんとかホテルに戻ったがそこからパタリとベッドに寝てしまった。
「やっぱり駄目だったか」
そんな声が聞こえたんだけど、もう体もポカポカだし疲労感で・・・。
次に起きてスマホを見ると深夜2時。
「あれ?起きた?」
「ん?あら?廉ちゃん起きちゃった?」
直人さんと母親が起きていた。
「・・・・」
「お風呂はいる?」
お風呂は朝がいいな・・・今の時間なら・・・。
「朝がいいのね」
そう言ってクスリと笑う母親。
「せっかくだから親子水入らずで初めての晩酌してみる?」
「・・・・うん」
横を見ると百々も翔さんもぐっすり寝ている。
ゆっくりとベッドを降りて、二人がいるところへ行く。
「廉ちゃんあなたさっき何のお酒選んだか覚えてる?」
「・・・ん?」
「やっぱり。梅酒選んだのよ?」
「・・・」
「ほら、これ。百々ちゃんが選んでおいてくれたわよ?」
ぶどうの絵が描いてある缶チューハイ。
「あと、ビール。これは僕が選んだけどね。」
「みんなで飲みましょ?最初からお酒が悪い思い出になったら嫌だしね」
「はい。コップ。」
三等分にプラコップに入れられたお酒。
「空腹にお酒はよくないんだけど、廉くん一口だけ何か食べて。」
そう言っておつまみを出されたからイカのおつまみを選んで食べる。
「どっち先に飲む?」
ビールを持つ。
「じゃぁ廉くん20歳おめでとう」
「「かんぱーい」」
三人で乾杯する。
「廉ちゃん、いっぱいいろんなことあったけど20歳になったね。おめでとう。」
「廉くん、これからもみんなでいろんな思い出作ろうね。」
「・・・うん。」
「ずるいんですけど・・・。」
「あら?翔君目が覚めた?」
「うん、そんなにぎやかに乾杯されたら目が覚めるよ。」
「翔も飲むか?」
「当り前!!」
「廉ちゃん意外と平気そうね」
ビールを飲む俺を見て母親が言う。
「いや、百合さん廉くんずっと少しずつ飲んでるから。実質50ccくらいしか飲んでないよ。」
「あら。」
「わぁ!」
久々に出た大きな声にみんながびっくりする。
だって・・・百々が抱き着いてきたんだもん!!
「みんなが百々をのけ者にしてる!!」
「アルコール、初めてだし3%~5%がいいと思うんだけど」
「あれ、、、」
「ほー、はじめては梅酒か」
「廉ちゃん、適当に選んだな」
「そうなの?」
「廉ちゃん梅あんまり得意じゃないよ」
「廉くん、疲れたんじゃない?目、トロンってなってる」
「こりゃ明日晩酌は無理かな」
そう言って直人さんが笑ってる。
「廉くん、ヘッドホンこのまま外していようね。寝ちゃいそうだから。」
「精神安定の音楽?」
「そうそう。だから、落ち着いたらリラックスしすぎちゃうのかな?廉くん結構眠たそうだから」
「なんかかわいいけど、心配だな。」
「もう廉ちゃん寝る5分前の顔してるから帰ろう?」
「そうね」
「じゃぁ、廉ちゃん梅酒でいいのね?」
「・・・うん」
「百々、これ!」
なんか某カフェのカフェラテとスイーツが見えた気がする・・・。
ふぁぁ・・・あくびが止まらない・・・。
直人さんが支払ってくれて旅館に戻る。
なんとかホテルに戻ったがそこからパタリとベッドに寝てしまった。
「やっぱり駄目だったか」
そんな声が聞こえたんだけど、もう体もポカポカだし疲労感で・・・。
次に起きてスマホを見ると深夜2時。
「あれ?起きた?」
「ん?あら?廉ちゃん起きちゃった?」
直人さんと母親が起きていた。
「・・・・」
「お風呂はいる?」
お風呂は朝がいいな・・・今の時間なら・・・。
「朝がいいのね」
そう言ってクスリと笑う母親。
「せっかくだから親子水入らずで初めての晩酌してみる?」
「・・・・うん」
横を見ると百々も翔さんもぐっすり寝ている。
ゆっくりとベッドを降りて、二人がいるところへ行く。
「廉ちゃんあなたさっき何のお酒選んだか覚えてる?」
「・・・ん?」
「やっぱり。梅酒選んだのよ?」
「・・・」
「ほら、これ。百々ちゃんが選んでおいてくれたわよ?」
ぶどうの絵が描いてある缶チューハイ。
「あと、ビール。これは僕が選んだけどね。」
「みんなで飲みましょ?最初からお酒が悪い思い出になったら嫌だしね」
「はい。コップ。」
三等分にプラコップに入れられたお酒。
「空腹にお酒はよくないんだけど、廉くん一口だけ何か食べて。」
そう言っておつまみを出されたからイカのおつまみを選んで食べる。
「どっち先に飲む?」
ビールを持つ。
「じゃぁ廉くん20歳おめでとう」
「「かんぱーい」」
三人で乾杯する。
「廉ちゃん、いっぱいいろんなことあったけど20歳になったね。おめでとう。」
「廉くん、これからもみんなでいろんな思い出作ろうね。」
「・・・うん。」
「ずるいんですけど・・・。」
「あら?翔君目が覚めた?」
「うん、そんなにぎやかに乾杯されたら目が覚めるよ。」
「翔も飲むか?」
「当り前!!」
「廉ちゃん意外と平気そうね」
ビールを飲む俺を見て母親が言う。
「いや、百合さん廉くんずっと少しずつ飲んでるから。実質50ccくらいしか飲んでないよ。」
「あら。」
「わぁ!」
久々に出た大きな声にみんながびっくりする。
だって・・・百々が抱き着いてきたんだもん!!
「みんなが百々をのけ者にしてる!!」
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