嵐は突然やってくる

白うさぎ

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第四章 また一緒に。

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「廉くんそろそろ自宅療養に切りかえようかと思ってるんだけど、百合さんいいかい?」
「もちろん!ごはんも徐々に食べれてるように思うし。」
ネズミの国から10日後、俺は退院していいことになった。
気分には波がある。
トラウマが濃く出る日は正直大変で・・・パニックが1日に2回、きっかけは様々。
翔さんの時もあれば、周りから聞こえる大きな音だったり。
翔さんとは近くにいてもいい時もあるし、視界に入るだけでびっくりして震えが始まる時もある。
会話はまだ難しい。
間に百々が入り、たまに二言くらいは話す日もあったけど。
親が医者と看護師だしなんなら主治医だから他の人とは違いすぐに退院できてラッキーだけど、リハビリへ行くついでに毎日病院に親の仕事と一緒に出ないといけないらしい。
寝るところが自宅になっただけで、親が仕事の間はリハビリトレーニングだからスパルタなのかも・・・。
食事が少しだけとれるようになっただけで、落ちた体力はそのまま。
しばらくは1Fの親の部屋で一緒に過ごすことになるらしい。
「廉ちゃん2Fは上がれないから百々ちゃんに取りに行ってほしいものあったら頼むって約束できる?」
自力で行けそうだけど、とりあえず『うん』って言わないと駄目そうだな。ってことで頷いた。


早速自宅に帰ったのだけど、自力で駐車場から玄関まで歩くのもやっとで、最終的には直人さんに抱えられて帰宅した。
そりゃそうだよね、ほぼリハビリせず帰ってるんだから。
車いすっていう手も考えたらしいが、辞めたらしい。
ソファに座らせてもらい足を伸ばす。
「廉くん、お家ではストレッチしていこうね。早く歩きたいでしょ?」
「・・・・」
「廉ちゃん、スポーツドリンク飲んでね!」
そう言ってストローのついたペットボトルを渡された・・・。ええ。あのいつかのキャラクターのやつです。
「百々ちゃんびっくりするかしらね」
そう言って笑っている。
百々と翔さんには退院を伝えてないらしい。
二人とも18時過ぎに帰るとのことで、少し疲れたのでお昼寝タイムをもらった。
「廉くん1時間たったら起こすね。」
1時間だけかぁ~と思いながらもすぐに夢の世界へ旅立った。


「廉く~ん?もう1時間たったから起きようか。」
「・・・・ん!」
「あれ?廉くーん?」
「・・・・っ!!!」
「廉ちゃんこちょこちょ昔から嫌いよね!」
わかってるならやらないでよ!!
眉間にしわを寄せて目を覚ました。
「さて少しだけストレッチしよう。」
やっぱり、親が主治医だと自宅療養もスパルタだった・・・。

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