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6話 襲来
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ピロリーン
「Lime?」
スマホを見ると委員長からのLimeメッセージが届いているのが確認できた。
(さっき部活の先輩から聞いたんだけど、
担任の前田先生の姿が見当たらないらしい)
えっ、前田先生の姿が見当たらない!?
(それほんとの話!? 先生とはさっきまで学校の裏庭で話してたんだけど!)
(生活指導の先生とか学校の中を探し回ってるし、ほんとだと思う。
ちなみに遠野さんは今どこにいるの?)
(もうすぐで浦添署に着くとこ。
お母さんが先に行ってるから合流して、警察に相談するところなんだけど…)
(分かった。前田先生の事は先生達が捜索してくれると思うから、
遠野さんはそのまま浦添署に向かって)
前田先生、一人で裏庭に行ったけど、何かあったのかな…。
最近起こっている失踪事件、そして樹がいなくなった事と関係が?
そんな事を考えて少し頭がフラっと来たため、カバンを地面に置き、
駐車場の壁に手をつくと、突然ブンっと言う音と共にガシャーンと
何かが壊れる音が聞こえてきた。
「えっ!?」
ふと音がした方を見てみると、駐車場に止められた車の窓に、
何かの枝のようなものが突き刺さっていた。
「さっきのブンって言う音はこれがどこからか飛んできた音!?」
って事は私が狙われているの!?
すぐに周りを見渡すが誰の姿も無く、普段と同じように車道に車が走っているだけの
情景が見て取られた。
分からないけど、何か私の周りでもおかしな事が起きているのは間違いない。
すぐに浦添署に駆け込まないと!
私はすぐさまカバンを拾い上げ、一心不乱に浦添署のある方向へと走っていった。
なぜ襲われた?
あの感じだと私個人を狙っている。
それにこのタイミング……
浦添署に向かっているのを知ってるのは、委員長か、香織。
でも目的は?
ブンッ!
またも空を切る音がしたため、曲がり角を曲がって身を隠す。
…あれ? よく考えたら、なぜあれを知ってるんだろう?
もしかして……
「浦添署が見えた!」
一瞬だけ後ろを振りかえり、何もない事を確認すると浦添署に滑り込む。
「Lime?」
スマホを見ると委員長からのLimeメッセージが届いているのが確認できた。
(さっき部活の先輩から聞いたんだけど、
担任の前田先生の姿が見当たらないらしい)
えっ、前田先生の姿が見当たらない!?
(それほんとの話!? 先生とはさっきまで学校の裏庭で話してたんだけど!)
(生活指導の先生とか学校の中を探し回ってるし、ほんとだと思う。
ちなみに遠野さんは今どこにいるの?)
(もうすぐで浦添署に着くとこ。
お母さんが先に行ってるから合流して、警察に相談するところなんだけど…)
(分かった。前田先生の事は先生達が捜索してくれると思うから、
遠野さんはそのまま浦添署に向かって)
前田先生、一人で裏庭に行ったけど、何かあったのかな…。
最近起こっている失踪事件、そして樹がいなくなった事と関係が?
そんな事を考えて少し頭がフラっと来たため、カバンを地面に置き、
駐車場の壁に手をつくと、突然ブンっと言う音と共にガシャーンと
何かが壊れる音が聞こえてきた。
「えっ!?」
ふと音がした方を見てみると、駐車場に止められた車の窓に、
何かの枝のようなものが突き刺さっていた。
「さっきのブンって言う音はこれがどこからか飛んできた音!?」
って事は私が狙われているの!?
すぐに周りを見渡すが誰の姿も無く、普段と同じように車道に車が走っているだけの
情景が見て取られた。
分からないけど、何か私の周りでもおかしな事が起きているのは間違いない。
すぐに浦添署に駆け込まないと!
私はすぐさまカバンを拾い上げ、一心不乱に浦添署のある方向へと走っていった。
なぜ襲われた?
あの感じだと私個人を狙っている。
それにこのタイミング……
浦添署に向かっているのを知ってるのは、委員長か、香織。
でも目的は?
ブンッ!
またも空を切る音がしたため、曲がり角を曲がって身を隠す。
…あれ? よく考えたら、なぜあれを知ってるんだろう?
もしかして……
「浦添署が見えた!」
一瞬だけ後ろを振りかえり、何もない事を確認すると浦添署に滑り込む。
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