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「やめ、で、ッ……やめて、ゆるじで、くだざ……ッ、んゅ゛!」
後孔から触手が抜けた。排泄感に襲われ、目の前が霞む。肩で呼吸を繰り返し、折れていない方の手で地面を引っ掻いた。
────このモンスターが何をしたいか、見当もつかない。けれど、このままじゃ絶対にまずい気がする。
僕はなんとか隙を見つけて逃げようと試みる。しかし、心意気は無惨にも散った。
「……ひぃ!?」
ボロンと現れたモノに息を呑む。浮き出た血管がピクピクと蠢き、先端から液体を滲ませたそれは、紛れもなく男性器であった。
見せつけるように僕の股間に擦りよせ、摩る。自分の粗末な性器と彼の性器は太さも違えば、亀頭の大きさも違う。
いつか見た、父の性器を思い出す。まだ幼い頃、一緒に風呂に入っていた際に見たモノ。大人になると大きくなるのだなと幼心に思っていた。
今、自分の目の前に鎮座するものは、そんな大人のモノとは比べ物にならないほど巨大だ。腹に乗っかったそれは重みがあるし、先端は胸あたりにまで達しそうなほどである。
「っ……!」
性器の先端から垂れる液体の匂いで頭がぼんやりとする。グッと唇を噛み締め、顔を背けた。
「ひゃッ、なに、して……!?」
彼が体勢を整えた。張った亀頭を後孔にピタリと当てる。
────もしかして。
その時、僕は遅すぎる理解をした。記憶の奥深くに置かれていた、ある事件が蘇る。隣村で、とある女性がモンスターに捕まったことがあった。彼女は陵辱の挙句にモンスターの子供を孕んだらしい。
正直、異種族であるモンスターに犯され、孕む女性の被害は少なくない。しかし、その女性は一味違ったのだ。
彼女は閉経をしている上に、これまでの人生で一度も身籠もったことのない、いわゆる妊娠しづらい体の持ち主だったのだ。
父が事件について、こう言っていた。モンスターは人間の女であれば簡単に身籠らせることができる、と。続けて、こうも言っていた。中には女だけではなく、男を狙うモンスターもいる。彼らにとって、人間の体は良い苗床でしかない。だから気をつけろ、と────。
僕は彼の言葉を思い出しながら、何度も浅く呼吸を繰り返す。彼らにとって、人間の体は良い苗床でしかない────父の声音がリフレインする。自分でも驚くほど、全身に汗をかいていた。
モンスターが腰を動かした。同時に、体が真っ二つに裂ける様な痛みが広がる。
「ひぎぃッ!?」
ズンと入り込んだ性器は、僕の体内に収まるには大きすぎる。目の前が真っ白になり、意識が飛びかける。人中に何かが伝い、やがて上唇に滲んだ。口内に伝わる塩気でそれが鼻血だと理解する。脳がビリビリと痺れ、眩暈がした。
ぐったりと力をなくし失神していた僕の体をモンスターが軽々と抱き上げ、腰を掴む。ずるりと体内から性器が抜かれる感覚に、目を覚ました。
「ヒッ、ぐ……────おごッ、……ッ!」
引き抜かれた途端に最奥に性器がねじ込む。自然と背中が反り、体がガクガクと震えた。モンスターは気持ちが良いのか、裂けた口元を歪めている。何度も何度も中を往復され、その度にカウパー液のようなものが後孔からプシっと溢れた。
後孔から触手が抜けた。排泄感に襲われ、目の前が霞む。肩で呼吸を繰り返し、折れていない方の手で地面を引っ掻いた。
────このモンスターが何をしたいか、見当もつかない。けれど、このままじゃ絶対にまずい気がする。
僕はなんとか隙を見つけて逃げようと試みる。しかし、心意気は無惨にも散った。
「……ひぃ!?」
ボロンと現れたモノに息を呑む。浮き出た血管がピクピクと蠢き、先端から液体を滲ませたそれは、紛れもなく男性器であった。
見せつけるように僕の股間に擦りよせ、摩る。自分の粗末な性器と彼の性器は太さも違えば、亀頭の大きさも違う。
いつか見た、父の性器を思い出す。まだ幼い頃、一緒に風呂に入っていた際に見たモノ。大人になると大きくなるのだなと幼心に思っていた。
今、自分の目の前に鎮座するものは、そんな大人のモノとは比べ物にならないほど巨大だ。腹に乗っかったそれは重みがあるし、先端は胸あたりにまで達しそうなほどである。
「っ……!」
性器の先端から垂れる液体の匂いで頭がぼんやりとする。グッと唇を噛み締め、顔を背けた。
「ひゃッ、なに、して……!?」
彼が体勢を整えた。張った亀頭を後孔にピタリと当てる。
────もしかして。
その時、僕は遅すぎる理解をした。記憶の奥深くに置かれていた、ある事件が蘇る。隣村で、とある女性がモンスターに捕まったことがあった。彼女は陵辱の挙句にモンスターの子供を孕んだらしい。
正直、異種族であるモンスターに犯され、孕む女性の被害は少なくない。しかし、その女性は一味違ったのだ。
彼女は閉経をしている上に、これまでの人生で一度も身籠もったことのない、いわゆる妊娠しづらい体の持ち主だったのだ。
父が事件について、こう言っていた。モンスターは人間の女であれば簡単に身籠らせることができる、と。続けて、こうも言っていた。中には女だけではなく、男を狙うモンスターもいる。彼らにとって、人間の体は良い苗床でしかない。だから気をつけろ、と────。
僕は彼の言葉を思い出しながら、何度も浅く呼吸を繰り返す。彼らにとって、人間の体は良い苗床でしかない────父の声音がリフレインする。自分でも驚くほど、全身に汗をかいていた。
モンスターが腰を動かした。同時に、体が真っ二つに裂ける様な痛みが広がる。
「ひぎぃッ!?」
ズンと入り込んだ性器は、僕の体内に収まるには大きすぎる。目の前が真っ白になり、意識が飛びかける。人中に何かが伝い、やがて上唇に滲んだ。口内に伝わる塩気でそれが鼻血だと理解する。脳がビリビリと痺れ、眩暈がした。
ぐったりと力をなくし失神していた僕の体をモンスターが軽々と抱き上げ、腰を掴む。ずるりと体内から性器が抜かれる感覚に、目を覚ました。
「ヒッ、ぐ……────おごッ、……ッ!」
引き抜かれた途端に最奥に性器がねじ込む。自然と背中が反り、体がガクガクと震えた。モンスターは気持ちが良いのか、裂けた口元を歪めている。何度も何度も中を往復され、その度にカウパー液のようなものが後孔からプシっと溢れた。
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