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「っ、ご、……ッ、……!」
髪を掴み、力任せにルタの頭を動かす。彼は抵抗する気力もないのか、されるがままだった。そんな姿にも、欲情を煽られる。
絹のような髪が指に絡みついている。動かすたびにプチプチと切れたが、気にならなかった。
────彼は今、俺専用のオナホールになっている。
あんなに気高くて、優しくて、勇敢な男が今では俺たちの慰み者として扱われている。なんとまあ、悲惨で滑稽で、それでいて甘美だろうか。
グチュグチュと響く音と、ルタの短い声が鼓膜を支配する。目を伏せ、涙を流しながら必死に事が終わるのを待っている彼の指先が震えていた。
腰を叩きつける。肉の柔らかい壁にぶつかりながら、喉の最奥へ性器をねじ込ませた。
「ッ、~……! ッ!」
喉が狭まり、性器を締め付ける。愛撫するように、粘膜が俺を受け入れる。
彼の内部に汚いものをねじ込んでいると思うと、呼吸が乱れる。
「ッ、ん゛、ご、ッ、……! ぐ、~ッ……!」
彼の苦しんでいる表情に見惚れながら奥を亀頭で攻めていると、喉がビクビクと痙攣し始める。やがて、何かを吐き出そうとするように蠢いた。
咄嗟に体を離す。同時に彼の口から液体が漏れ出た。俺は驚きのあまり、目を見開く。しかし、周りの男にとって隊長の嘔吐など茶飯事なのだろうか。何も言わなかった。
床に体液が飛び散る。ゼェゼェと肩で呼吸を繰り返し、口の中に広がる苦味を嚥下しているルタは、静かに涙を溢していた。
吐き出された液体を凝視する。そこには、噛み砕かれた食物のようなものはない。胃液と白濁液が混じったものが、散らばっていた。
────隊長の体内には、精液しかないんだ。
こんな美しい生き物が様々な男の精液で胃を満たしている事実に、興奮を抑えきれない。
苦しそうに俯いている彼の前髪を掴み、一気に性器を喉へねじ込んだ。一秒でも早く、彼の体内へ精子を植え付けたい。胃のなかで消化され、彼の体内を駆け巡る一部になりたい。
そう考えるだけで、胸が締め付けられた。
「ごっ、っ……ッ、!」
苦しげに眉を歪め、涙を流し、鼻水を垂らす彼が俺の太ももへ爪を立てる。弱々しい抵抗が興奮を招き、更に奥へねじ込んだ。喉いっぱいに性器を入れられたルタは吐くことさえできず、ただ苦痛に耐えている。
「隊長、隊長、たいちょうッ……!」
ふと、誰かが笑う声がした。パッと顔を上げる。バグシだ。このふざけた茶番の元凶である彼が、愉快げに口角を歪めている。
足元が泥濘のように感じた。ズブズブと浸かる足が、沼に沈むようだ。ドクドクと血が巡り、汗が滲む。
────こんな下衆な連中と一緒なんだ。
冷静な自分が、ルタの周りに屯する男たちを見つめる。アントンは恍惚な表情を浮かべながら隊長を犯していたし、ゴドフリーたちはその様子を値踏みするように鑑賞している。
俺は────俺は、堕ちてしまった。俺だけはルタを守ろうと思っていた。けれど、無理だった。堕ちてしまった。
ふと、視線を落とす。そこには俺の性器を口いっぱいに、なんなら喉の奥にまで挿入されたルタがいる。掴んだ髪を乱暴に動かすたびに、鼻水と唾液とそれに混じった胃液が飛び散る。
汚いとは思わない。むしろ色んな男の体液に塗れていながらも、彼はこの集落で一番美しい。
髪を掴み、力任せにルタの頭を動かす。彼は抵抗する気力もないのか、されるがままだった。そんな姿にも、欲情を煽られる。
絹のような髪が指に絡みついている。動かすたびにプチプチと切れたが、気にならなかった。
────彼は今、俺専用のオナホールになっている。
あんなに気高くて、優しくて、勇敢な男が今では俺たちの慰み者として扱われている。なんとまあ、悲惨で滑稽で、それでいて甘美だろうか。
グチュグチュと響く音と、ルタの短い声が鼓膜を支配する。目を伏せ、涙を流しながら必死に事が終わるのを待っている彼の指先が震えていた。
腰を叩きつける。肉の柔らかい壁にぶつかりながら、喉の最奥へ性器をねじ込ませた。
「ッ、~……! ッ!」
喉が狭まり、性器を締め付ける。愛撫するように、粘膜が俺を受け入れる。
彼の内部に汚いものをねじ込んでいると思うと、呼吸が乱れる。
「ッ、ん゛、ご、ッ、……! ぐ、~ッ……!」
彼の苦しんでいる表情に見惚れながら奥を亀頭で攻めていると、喉がビクビクと痙攣し始める。やがて、何かを吐き出そうとするように蠢いた。
咄嗟に体を離す。同時に彼の口から液体が漏れ出た。俺は驚きのあまり、目を見開く。しかし、周りの男にとって隊長の嘔吐など茶飯事なのだろうか。何も言わなかった。
床に体液が飛び散る。ゼェゼェと肩で呼吸を繰り返し、口の中に広がる苦味を嚥下しているルタは、静かに涙を溢していた。
吐き出された液体を凝視する。そこには、噛み砕かれた食物のようなものはない。胃液と白濁液が混じったものが、散らばっていた。
────隊長の体内には、精液しかないんだ。
こんな美しい生き物が様々な男の精液で胃を満たしている事実に、興奮を抑えきれない。
苦しそうに俯いている彼の前髪を掴み、一気に性器を喉へねじ込んだ。一秒でも早く、彼の体内へ精子を植え付けたい。胃のなかで消化され、彼の体内を駆け巡る一部になりたい。
そう考えるだけで、胸が締め付けられた。
「ごっ、っ……ッ、!」
苦しげに眉を歪め、涙を流し、鼻水を垂らす彼が俺の太ももへ爪を立てる。弱々しい抵抗が興奮を招き、更に奥へねじ込んだ。喉いっぱいに性器を入れられたルタは吐くことさえできず、ただ苦痛に耐えている。
「隊長、隊長、たいちょうッ……!」
ふと、誰かが笑う声がした。パッと顔を上げる。バグシだ。このふざけた茶番の元凶である彼が、愉快げに口角を歪めている。
足元が泥濘のように感じた。ズブズブと浸かる足が、沼に沈むようだ。ドクドクと血が巡り、汗が滲む。
────こんな下衆な連中と一緒なんだ。
冷静な自分が、ルタの周りに屯する男たちを見つめる。アントンは恍惚な表情を浮かべながら隊長を犯していたし、ゴドフリーたちはその様子を値踏みするように鑑賞している。
俺は────俺は、堕ちてしまった。俺だけはルタを守ろうと思っていた。けれど、無理だった。堕ちてしまった。
ふと、視線を落とす。そこには俺の性器を口いっぱいに、なんなら喉の奥にまで挿入されたルタがいる。掴んだ髪を乱暴に動かすたびに、鼻水と唾液とそれに混じった胃液が飛び散る。
汚いとは思わない。むしろ色んな男の体液に塗れていながらも、彼はこの集落で一番美しい。
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