27 / 34
箱庭でのせいかつ
共寝の効果? ※
しおりを挟む
パン、と腰が打ちつけられるたびに、気を失いそうになる。
ごりゅ、ごりゅ、とナカをえぐられ、ぷちゅ、ぷちゅ、と奥へフクの、が、あたる。
きもちいい、とか、もう、無くて、カラダが、感覚が、沸き立って、
「フク、フクっ…!」
「奏汰…もっと、呼べ」
「うんっ、フク、フク、あっ、ひ、」
「我の事が好きか?」
「あんっ、あっ、すき、すき、フクっ」
沸騰し続ける。
空焚きになるまで、熱し続けられる…
感情も、感覚も、何もかもが熱い。
何度目かの到達で、もう何も出なくなった。
それでももう止められない、いわゆるイキっぱなしという状態になっている…らしい。
さっきフクがそう言ってた。
身体は若くない、性欲だって…30過ぎたあたりから有ったかどうかも怪しいものだ。
それでも見た目だけで「エロオヤジ」とか「変態」とか、言われて、でも童貞だってバレたらもっと笑われて馬鹿にされて遂には「生きる価値無し」って言われるんだ。
所詮人間は見た目。
そんなこと分かり切ってる。
でも見た目を整える余裕は無くて。
飼っている猫ちゃんにさえ好かれていれば…
「あ、ああ…っ、あ、あっ、」
「奏汰…可愛い…声を、もっと、聞かせて」
そうか、僕は人からの好意を求めなくなった分、彼らに愛を注いできたんだ。
自分よりも彼らを優先してずっと生きてきた。
その、愛に、応えて、くれたんだ。
「すき、すきっ、あ、あい、あい…っ!!」
「ああ…我もだ、奏汰…っ」
僕から進んで愛を伝えると、
フクは奥の奥をガツガツと突いてきて、
僕の口からはだらしなく母音だけが、出、
ーーーーーーーー。
***
気が付いたら…朝、だった。
ボタンとスミが起こしに来てくれて、ぐちゃぐちゃになったシーツを回収してくれる。
それでもフクは全裸で寝ている。
目のやり場に困る。
僕は、昨日あれだけセックスしたのに、どこも痛くないし快調そのもの…
「あ…れ?」
また少しお腹まわりがすっきりしたような…?
今度はどこが良くなったんだろう。
肝臓かな。
でもお尻にはまだ何か入ってる感じがして…
そこを触ってみると、アナルプラグが入っていた。
「!!?」
そう言えば初エッチの次の朝もそうだった!
…と思い出して赤くなっていると、ボタンが言った。
「ご主人、今日の朝飯はパンでいい?」
「パンもあるの!?」
「うん、昨日の晩、暇だったから…焼いた」
「焼いたの!?ボタン、すごいね!」
「そ、そっか…?へへへ」
ボタンは早く来いよ!と言って台所へ消えた。
お腹は空いてるからご飯は食べたいんだけど…これ、勝手に抜いていいのかなあ。
またしても僕が悩んでいると、
目の前に猫耳美少年が現れて、言った。
「昨夜はお楽しみでしたね?」
「スミ…それ、どこで覚えてきたの」
「ゲーム!!」
「えっ、あ、ああ…そっか」
見た目は未成年でも、僕より長生きなんだもんな。
そりゃ知ってるよな…ド○クエ。
先に行って待ってるね、といってスミも台所へ消えた。
とりあえずお尻のコレは、フクに聞こう。
僕は全裸で寝ている猫耳ダンディ…たるんだ場所の無い均整のとれた体にはいくつかの傷跡が有る…に声を掛ける。
「ねえ、フク、起きて。朝だよ」
「…駄目だ、もう少し…ご主人も一緒に寝るのだ」
「えっ、どうかしたの?」
「昨夜少々ご主人に注ぎ過ぎたか、精が少し足りぬ」
「えええ」
「目覚めるには、濃厚なキスが必要だ。ご主人…」
「う、うん…」
僕はフクの言った通りに自分からキスを…
すると台所へ繋がる襖がスパァン!と開いて、ボタンとスミが怒る。
「調子乗んなよフク!」
「だまされちゃだめ、ご主人!」
「む、バレたか」
「ええ!?嘘なの!?」
するとフクはニッコリと笑って僕にキスをして…
「あ~!今日のご主人はぼくのものなのに!!」
「全く、心の狭い奴め。
ああご主人、ちょっと失礼…」
「わっ!ひゃあっ!?」
フクは僕のお尻に手を延ばすと、きゅぽ、と、プラグを抜いた。
「さて、飯にしようご主人」
「それは俺のセリフ!!」
フクとボタンが言い合う。
台所からはスミの声も聞こえる。
「はーやーくー!コーヒー冷めちゃうよう!!」
賑やかで楽しい朝…。
今日も一日が始まる。
ごりゅ、ごりゅ、とナカをえぐられ、ぷちゅ、ぷちゅ、と奥へフクの、が、あたる。
きもちいい、とか、もう、無くて、カラダが、感覚が、沸き立って、
「フク、フクっ…!」
「奏汰…もっと、呼べ」
「うんっ、フク、フク、あっ、ひ、」
「我の事が好きか?」
「あんっ、あっ、すき、すき、フクっ」
沸騰し続ける。
空焚きになるまで、熱し続けられる…
感情も、感覚も、何もかもが熱い。
何度目かの到達で、もう何も出なくなった。
それでももう止められない、いわゆるイキっぱなしという状態になっている…らしい。
さっきフクがそう言ってた。
身体は若くない、性欲だって…30過ぎたあたりから有ったかどうかも怪しいものだ。
それでも見た目だけで「エロオヤジ」とか「変態」とか、言われて、でも童貞だってバレたらもっと笑われて馬鹿にされて遂には「生きる価値無し」って言われるんだ。
所詮人間は見た目。
そんなこと分かり切ってる。
でも見た目を整える余裕は無くて。
飼っている猫ちゃんにさえ好かれていれば…
「あ、ああ…っ、あ、あっ、」
「奏汰…可愛い…声を、もっと、聞かせて」
そうか、僕は人からの好意を求めなくなった分、彼らに愛を注いできたんだ。
自分よりも彼らを優先してずっと生きてきた。
その、愛に、応えて、くれたんだ。
「すき、すきっ、あ、あい、あい…っ!!」
「ああ…我もだ、奏汰…っ」
僕から進んで愛を伝えると、
フクは奥の奥をガツガツと突いてきて、
僕の口からはだらしなく母音だけが、出、
ーーーーーーーー。
***
気が付いたら…朝、だった。
ボタンとスミが起こしに来てくれて、ぐちゃぐちゃになったシーツを回収してくれる。
それでもフクは全裸で寝ている。
目のやり場に困る。
僕は、昨日あれだけセックスしたのに、どこも痛くないし快調そのもの…
「あ…れ?」
また少しお腹まわりがすっきりしたような…?
今度はどこが良くなったんだろう。
肝臓かな。
でもお尻にはまだ何か入ってる感じがして…
そこを触ってみると、アナルプラグが入っていた。
「!!?」
そう言えば初エッチの次の朝もそうだった!
…と思い出して赤くなっていると、ボタンが言った。
「ご主人、今日の朝飯はパンでいい?」
「パンもあるの!?」
「うん、昨日の晩、暇だったから…焼いた」
「焼いたの!?ボタン、すごいね!」
「そ、そっか…?へへへ」
ボタンは早く来いよ!と言って台所へ消えた。
お腹は空いてるからご飯は食べたいんだけど…これ、勝手に抜いていいのかなあ。
またしても僕が悩んでいると、
目の前に猫耳美少年が現れて、言った。
「昨夜はお楽しみでしたね?」
「スミ…それ、どこで覚えてきたの」
「ゲーム!!」
「えっ、あ、ああ…そっか」
見た目は未成年でも、僕より長生きなんだもんな。
そりゃ知ってるよな…ド○クエ。
先に行って待ってるね、といってスミも台所へ消えた。
とりあえずお尻のコレは、フクに聞こう。
僕は全裸で寝ている猫耳ダンディ…たるんだ場所の無い均整のとれた体にはいくつかの傷跡が有る…に声を掛ける。
「ねえ、フク、起きて。朝だよ」
「…駄目だ、もう少し…ご主人も一緒に寝るのだ」
「えっ、どうかしたの?」
「昨夜少々ご主人に注ぎ過ぎたか、精が少し足りぬ」
「えええ」
「目覚めるには、濃厚なキスが必要だ。ご主人…」
「う、うん…」
僕はフクの言った通りに自分からキスを…
すると台所へ繋がる襖がスパァン!と開いて、ボタンとスミが怒る。
「調子乗んなよフク!」
「だまされちゃだめ、ご主人!」
「む、バレたか」
「ええ!?嘘なの!?」
するとフクはニッコリと笑って僕にキスをして…
「あ~!今日のご主人はぼくのものなのに!!」
「全く、心の狭い奴め。
ああご主人、ちょっと失礼…」
「わっ!ひゃあっ!?」
フクは僕のお尻に手を延ばすと、きゅぽ、と、プラグを抜いた。
「さて、飯にしようご主人」
「それは俺のセリフ!!」
フクとボタンが言い合う。
台所からはスミの声も聞こえる。
「はーやーくー!コーヒー冷めちゃうよう!!」
賑やかで楽しい朝…。
今日も一日が始まる。
0
お気に入りに追加
67
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
平凡な俺、何故かイケメンヤンキーのお気に入りです?!
彩ノ華
BL
ある事がきっかけでヤンキー(イケメン)に目をつけられた俺。
何をしても平凡な俺は、きっとパシリとして使われるのだろうと思っていたけど…!?
俺どうなっちゃうの~~ッ?!
イケメンヤンキー×平凡
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
美しき父親の誘惑に、今宵も息子は抗えない
すいかちゃん
BL
大学生の数馬には、人には言えない秘密があった。それは、実の父親から身体の関係を強いられている事だ。次第に心まで父親に取り込まれそうになった数馬は、彼女を作り父親との関係にピリオドを打とうとする。だが、父の誘惑は止まる事はなかった。
実の親子による禁断の関係です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
別れようと彼氏に言ったら泣いて懇願された挙げ句めっちゃ尽くされた
翡翠飾
BL
「い、いやだ、いや……。捨てないでっ、お願いぃ……。な、何でも!何でもするっ!金なら出すしっ、えっと、あ、ぱ、パシリになるから!」
そう言って涙を流しながら足元にすがり付くαである彼氏、霜月慧弥。ノリで告白されノリで了承したこの付き合いに、βである榊原伊織は頃合いかと別れを切り出したが、慧弥は何故か未練があるらしい。
チャライケメンα(尽くし体質)×物静かβ(尽くされ体質)の話。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
目が覚めたら囲まれてました
るんぱっぱ
BL
燈和(トウワ)は、いつも独りぼっちだった。
燈和の母は愛人で、すでに亡くなっている。愛人の子として虐げられてきた燈和は、ある日家から飛び出し街へ。でも、そこで不良とぶつかりボコボコにされてしまう。
そして、目が覚めると、3人の男が燈和を囲んでいて…話を聞くと、チカという男が燈和を拾ってくれたらしい。
チカに気に入られた燈和は3人と共に行動するようになる。
不思議な3人は、闇医者、若頭、ハッカー、と異色な人達で!
独りぼっちだった燈和が非日常な幸せを勝ち取る話。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。
小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。
そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。
先輩×後輩
攻略キャラ×当て馬キャラ
総受けではありません。
嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。
ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。
だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。
え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。
でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!!
……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。
本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。
こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる