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箱庭でのせいかつ
つくりかえられる ※4P注意
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よ、と右足を持ち上げられて、僕は左を向く。
そこにはそそり立つ太くて立派なペニスがあった。
「ご主人?」
精を受けるというのは、きっと…。
むくり、と自分の押し込めた欲望が疼く。
僕は何とか少し体を起こして、それの先に許しを得るためのキスをする。
ダンディの顔を見ると、彼が頷いたので、おそるおそる舐めてみる。
ほんのり甘くて…花の香りがする。
欲望はついに表へ出て、僕を突き動かす。
亀頭を口の中に納めて舌で転がす。
陰茎に添えた右手を上下に動かすと、甘い吐息が上から漏れてくる。
僕は夢中になってそれをしゃぶる。
さっき自分がされて気持ちよかったことを再現するように…
歯をたてないように、舌と唇を使って、音が出ないように、口の中に溜まる唾液と先走りを飲み込みながら…
高く持ち上げられた右足の腿を撫でられながら、僕はまた右耳の後ろを舐められる。
一度射精をしたからか少しだけ頭が回る様になったのに、その愛撫で、僕は、また快楽に支配されていく。
「んむ~」
可愛らしい声でふてくされる美少年が目に入り、
その彼がニコっと笑ったと思うと、僕の胸に口を寄せて…
「んちゅ♡」
「んん!?」
さっきから弄られたり吸われたりして腫れあがってる乳首に口づけた後、ねろねろと舐め始めた。
「おいしい…♡」
いや、美味しくはないでしょ…と思った瞬間、
「んぐ!」
急に耳朶を強く噛まれてびりっ!と快感が走る。
その後、ゆっくりとその唇は首筋を通り、背中へ降りていく。
僕は自分の背中がブツブツだらけだったのを思い出して、正気に返る。
僕は駄目だと、背中にいる彼に伝えようとして口からしゃぶっていたものを出そうとすると、
「駄目だ、止めるな」
と頭を抑えられて、逆にそれを喉の奥までのみ込んでしまう。
えずきそうになりながら涙目でそれを受け入れ、んぐ、んぐ、と舌を動かすと、口の中のそれが大きくなる。
絶頂が近いのだと思い、動きを早めると、くっ…と頭上からうめき声が聞こえ、口の中にどぷり…と濃い蜜が放たれる…
「全部、飲んで」
甘く響く低音が直接頭の中に聞こえて、僕は、蜜を溢さない様にして口からちゅぽん…と屹立を出してから、それをごくりと飲み込む。
胃の中がほんのり温かくなる…
いや、胃だけじゃなくて、身体の中、内臓全体がぽかぽかしているような…
「もう一度、してご覧」
背中へのキスはまだ止まず、それを止める気力もなく、もう一度ダンディのそこを咥えようとして…
「だめー!次はぼくの番!」
美少年がそれを制止しようとダンディを押しのけようとする…が、彼は動かない。
「スミの精はまだ薄い、駄目だ」
「やだやだ!フクばっかずるい!!」
「ご主人の精をもう一度貰え。
そうすれば力が満ちる」
「ぶー」
分かったよ、と言ってスミは…って、
「待って!?す、スミ!?」
「…?なあにご主人?」
「君は、スミなの!?」
「そうだよ?」
待って、これってどういうこと。
「どうでも良い、ほらもう一度…咥えて」
じゃあこの白猫耳ダンディは…
「フク…?」
「左様」
じゃあ背中をぺろぺろしてるのは、
「ぼ、たん?」
「ん~、どしたご主人」
え、あ、どういうこと。
さっき猫だから猫としてって、ねえ、僕はそう納得しようとしたんだよ。
「いいじゃん別に~」
「あっ、こら、スミっ…んふっ!?」
はむ。
スミは遠慮も何もなく僕のペニスを咥え、
僕は混乱したままフクの…さっき出したはずなのにちっとも萎えていないそれに、口づけた。
そこにはそそり立つ太くて立派なペニスがあった。
「ご主人?」
精を受けるというのは、きっと…。
むくり、と自分の押し込めた欲望が疼く。
僕は何とか少し体を起こして、それの先に許しを得るためのキスをする。
ダンディの顔を見ると、彼が頷いたので、おそるおそる舐めてみる。
ほんのり甘くて…花の香りがする。
欲望はついに表へ出て、僕を突き動かす。
亀頭を口の中に納めて舌で転がす。
陰茎に添えた右手を上下に動かすと、甘い吐息が上から漏れてくる。
僕は夢中になってそれをしゃぶる。
さっき自分がされて気持ちよかったことを再現するように…
歯をたてないように、舌と唇を使って、音が出ないように、口の中に溜まる唾液と先走りを飲み込みながら…
高く持ち上げられた右足の腿を撫でられながら、僕はまた右耳の後ろを舐められる。
一度射精をしたからか少しだけ頭が回る様になったのに、その愛撫で、僕は、また快楽に支配されていく。
「んむ~」
可愛らしい声でふてくされる美少年が目に入り、
その彼がニコっと笑ったと思うと、僕の胸に口を寄せて…
「んちゅ♡」
「んん!?」
さっきから弄られたり吸われたりして腫れあがってる乳首に口づけた後、ねろねろと舐め始めた。
「おいしい…♡」
いや、美味しくはないでしょ…と思った瞬間、
「んぐ!」
急に耳朶を強く噛まれてびりっ!と快感が走る。
その後、ゆっくりとその唇は首筋を通り、背中へ降りていく。
僕は自分の背中がブツブツだらけだったのを思い出して、正気に返る。
僕は駄目だと、背中にいる彼に伝えようとして口からしゃぶっていたものを出そうとすると、
「駄目だ、止めるな」
と頭を抑えられて、逆にそれを喉の奥までのみ込んでしまう。
えずきそうになりながら涙目でそれを受け入れ、んぐ、んぐ、と舌を動かすと、口の中のそれが大きくなる。
絶頂が近いのだと思い、動きを早めると、くっ…と頭上からうめき声が聞こえ、口の中にどぷり…と濃い蜜が放たれる…
「全部、飲んで」
甘く響く低音が直接頭の中に聞こえて、僕は、蜜を溢さない様にして口からちゅぽん…と屹立を出してから、それをごくりと飲み込む。
胃の中がほんのり温かくなる…
いや、胃だけじゃなくて、身体の中、内臓全体がぽかぽかしているような…
「もう一度、してご覧」
背中へのキスはまだ止まず、それを止める気力もなく、もう一度ダンディのそこを咥えようとして…
「だめー!次はぼくの番!」
美少年がそれを制止しようとダンディを押しのけようとする…が、彼は動かない。
「スミの精はまだ薄い、駄目だ」
「やだやだ!フクばっかずるい!!」
「ご主人の精をもう一度貰え。
そうすれば力が満ちる」
「ぶー」
分かったよ、と言ってスミは…って、
「待って!?す、スミ!?」
「…?なあにご主人?」
「君は、スミなの!?」
「そうだよ?」
待って、これってどういうこと。
「どうでも良い、ほらもう一度…咥えて」
じゃあこの白猫耳ダンディは…
「フク…?」
「左様」
じゃあ背中をぺろぺろしてるのは、
「ぼ、たん?」
「ん~、どしたご主人」
え、あ、どういうこと。
さっき猫だから猫としてって、ねえ、僕はそう納得しようとしたんだよ。
「いいじゃん別に~」
「あっ、こら、スミっ…んふっ!?」
はむ。
スミは遠慮も何もなく僕のペニスを咥え、
僕は混乱したままフクの…さっき出したはずなのにちっとも萎えていないそれに、口づけた。
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