飼い猫はご主人を食べる

紫蘇

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箱庭でのせいかつ

爛れた現実(うつつ) ※4P注意

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予想される痛みに耐えようと目を固く閉じる。

「怖がらなくていい、ご主人…」

甘い低音が左の鼓膜を揺らす。

「ただみんなで気持ちよくなるだけだ…な?」

蠱惑的な声が右から届き、直後に耳の中へぬるりと何か…多分舌、だと思うものが入ってきて、ぐちゅ、ぐちゅと卑猥な音が脳味噌を支配する。
ぴこ、っと勃ち上がってる乳首を後ろから回された手で両方ともつままれて、くねられて、先端をかりかり引掻かれて、左の耳朶を甘噛みされる。

その甘噛みに、これが夢でないことを知らされて、
僕の理性が急に仕事を始める。

だめだ、こんな、ゆるされない。
僕には、こんなこと、ゆるされていない!!

僕は声を上げたいけれど、口は猫耳美少年のなすがままに蹂躙されていて…。

「m、m、n…」

子音だけがフゴフゴ鼻から出る。

受け止めきれない現実に、
理性はまた成りををひそめ、
本能の部分だけが異様に回転する…

『すごい、きもちい…もっと、ほしい』

にちゅ…と音を立てて美少年の口が離れると、今度は左を向かされてダンディとキスが始まる。
顔に添えるために右手が乳首から離れると、そこをねろり、と舐められる。

舐めて、吸われて、食まれて、僕はもうビク、ビクと体を跳ねさせる以外にどうしようもなくて。

それなのに、おへそのあたりをぺろぺろと舐められて、弛緩しきった下半身をぱかんと開かれて、両方の太ももの内側をさわさわ…と撫でられる。

セックス未経験の僕にとって、あまりにも行き過ぎた快感が指の先までびりびりと届く。
それを察してなのか、あたたかい手が僕の右手を撫でさするように重ねられる。

『ああ、おかしくなる、おかしくなりたい』

だらしなく垂れ下がっていたはずの僕のあそこが、みっともなく立ち上がっているのを感じる。
そこを細い指がなぞる。

「ここは僕が一番を貰っちゃお」

ちゅ…っ。ちゅ、ちゅ、れろ…

「!?」

その様子を見て我に返る。

うそだ、うそだ、そんな、ふてきせつな!!

腰骨から脊髄を通って脳幹まで一気に粟立つ。
そんな汚いもの、美少年の口に入れるなんて、死刑になっても足りない!!

僕は回らない頭でダンディとのキスを振り切って叫ぶ。

「らめぇ!!」

空いている左手で彼の頭をどかせようとしたけど、その左手は横から奪われて、キスされ、指をしゃぶられる。
ようやく解放された左の乳首は、また別の指で弾かれ、あそばれる。

「やめ、ひ、い、い、いい、いいっ!!」

その間もじゅぷじゅぷといやらしい音をたててアソコをしゃぶられ続け、必死でイくのを我慢するけど、お尻の穴を指で軽く擦られた瞬間、

「…ぁ!」

僕は完全に暴発して、彼の口の中にしゃ、射精を、してしまった。

「ご、ご、ごめ…」

少年は吸い上げる様にして自分の口から僕のアレを抜くと…

「いっぱいでたね、ごしゅじん♡」

と口の中に溜まった白濁を見せてから、

「ん~♡」

と言って、見せつける様にごくんと、飲んだ。

「ひ、ひ、あ」

僕はずるずるとダンディの体から滑り落ち、彼のまたぐらへ頭を預ける形になった。

そのまま彼の顔を見上げる。
彼は目をぎらつかせて微笑む。
彼の指が僕の唇をなぞり…
そして言う。

「ご主人、ここの、初めてを…
 我の精を、受けてくれるか?」

僕はもう何も考えられず、はい、と答えた。
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