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向かえ!大団円

様と殿下と呼び捨て ※

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俺が風呂から上がると、ダリル様がベッドの上で紙の束をぺらぺらとめくっていた。
報告書か何かかな…俺も見ていいやつだろうか。

そっと近寄ると、ダリル様は俺に気が付いたらしく顔を上げた。

「…随分長かったな」
「はぁ、頭からずっと細かい砂が出続けて…」

何度も洗って、乾かして…。
頭皮に風をあてて吹き飛ばそうとしたけど…晩ご飯に間に合わなくなっちゃうから諦めた。

…俺がそうダリル様に報告すると、ダリル様はベッドの上で胡坐をかき、俺を手招きした。

「それは難儀だな…ちょっと見てやろう、ここへ頭を乗せてみろ」
「あっ、はい」

脚と脚の間の空間にすっぽりと頭を入れる。
するとダリル様は俺の髪を手で梳きながら言う。

「髪、大分伸びたな」
「あー…、そうですね」

出発前は短く切った髪も、最近はちょっとばかしくくれるようになってきた。
まあ、結婚するのに髪の長さはそれほど…
ただ、王子妃のティアラが微妙な感じになるってだけで。

「…長い間、離れていたものだ」
「…うん」
「頑張ったな、ロンバード」
「…うん」

ダリル様の手は、優しく俺の髪を梳き続ける。
何だかとても気持ちいい…

「愛してるよ、ロンバード」
「…俺も、愛してます…ダリル様」

婚約者だから、ずっとダリル「様」と呼んで来た。
自分でダリル様をダリル「殿下」と呼んだ時…

とても、寂しいと思った。

「…ダリル様」
「どうした、ロンバード」
「ダリル殿下」
「何だ、急によそよそしい」
「…ダリル」
「ああ、二人きりの時はそう呼べ」
「…セックスの時だけじゃなくて?」
「……それは、誘っていると捉えて良いのか?」
「だって…」

そう、さっきから考えないようにしてたけど。
つむじ周辺に、さっきから…当たってる。

「夕食が、夜食になるぞ」
「……うん」

俺はそっと体を起こし、ダリル様を見つめる。
ダリル様は優しく微笑んで…

「……んっ、ふ、~~!」

いきなり激しいキスに、持ち込んだ…!

***

何度も激しいキスをして、息が上がる。
何度目かのキスの最中に、風呂上がりに着たシャツの上からまさぐられるように触られ…

「あ…ふ、んむ…はふ、あっ…!」
「…旅の間、自分で触ったりしたか?」
「あっ…ん、してな…んんっ!」
「それにしては敏感じゃないか…ん?」
「あ!」

見つけた、と言わんばかりにカリカリと引っ掻かれ、ぷくりと主張するそれをきゅい、と摘ままれる。

「あっ、あん、あ、んん」
「…誰にも、許していないな?」
「あ、たり、ま、えっ!あ、ふぁ…!」

乳首をいじられながら、首筋に食らいつくような愛撫。
それが少しずつ、鎖骨の辺りまで降りて来る。
シャツのボタンが一つずつ外され、その度に少しずつダリル様の口が下へと攻めてくる。

「ん、ふ、あっ、ん、はふぅ」
「俺も、お前だけだ…」

最後の一つが外れ、シャツがはだけさせられる。
ダリル様の舌が臍をくりくり、と舐めた後、上へと…乳首へと、到達して、ぺろぺろと優しく触れた後、きつく吸いあげられて、こり、と噛まれる。

「ひ、あっ!…あ、あっ!」
「だが、お前を抱く事を思いながら、何度も…自分で、…した」

ダリル様の突然の告白に、恥ずかしくなる。
だって、とんでもない事言われてるのに…

「…、うれ、しい」

下半身を、密着させる。
お互いのアレが大きくなっているのを感じる。

「だりる…すき、だいすき」
「ああ、俺も…愛してるよ、ロン」

自分から膝上まで、ズボンとパンツを降ろす。
ダリル様が俺の穴に、洗浄魔法をかける。
あの、不思議な…気持ちが、せり上がる…

「…っあ、ふぁ…っ」
「久し振りだから…しっかり、慣らそうな?」
「うん、……して」

くぷり、と指が一本、差し込まれ、そして…
拡げるように、円を描きながら、奥へ…

「ひんっ!」
「ふふ、そう…ココだ」
「あっ!や、ひっ、ふぁっ!はんっ!」
「ああ…いいな、とても…そそる」

性急に2本目の指が差し込まれ、後ろの穴を解しにかかる。
ぐちゅ、ぐちゅと音が出るほど暴れる指が、時折前立腺を刺激して、腰が勝手に揺れる。

「だり、る、も、イっ…いぃっ、うっ!」
「何度でもイけ、今まで我慢していたんだろう?
 …随分と、濃い」

そう言ってダリル様は、早々に出てしまった俺の…精液、腹の上に出た、それを…指で掬って、

「ゃっ、きたない、だめ!」
「汚くはないな、ここから出たばかりだ」

べろり、と舐め…ニヤリと笑う。

「も、ねぇ、だりるの、いれて、きつくても、いいからぁ…!」
「駄目だ」

そう言って、入れる指を3本に増やされる。
そして、より激しく、ぐちゃぐちゃにーーーー

「はぅ、ひ!あぅ!あん!イぐ、あっーーー」
「ふふ…ココだけでイく事は、ちゃんと覚えているようだな…?」
「お、おぼえ、ぁ、から、挿れ、あぁあ!」



そうして、三回イかされて、その後は…

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