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向かえ!大団円
圧倒的戦力
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「魔物の群れの先頭は…あそこか!」
「さらにぶっ飛ばすぞ、しっかり掴まってろ!!」
今まで飛んだことの無い速さで、一気に空を駆け抜ける箒バイク。
途中でグリフォンを追い越し、ガルーダの群れを、ブリザードホークの群れを追い越し、とにかく前へ!
「民間人の保護が最優先」
ヨークさんはそこを絶対に間違えない。
魔物退治は村人を全員避難させてからだ!
「領軍も出てきてるな!」
「どっちの領も、武器は槍ですか!」
「そりゃ、親父もグラノールおじも槍だからな!」
そうだった、2人とも「鬼の五本槍」だった。
…ちなみに五本槍の由来だけど、あと3人槍の名手がいたからとかじゃなくて、2人とも投擲用の槍を4本背中に背負ってるから五本槍なんだって。
つまり2人で十本槍…紛らわしい!
「ロンバード!領軍や村人に当てないように、魔法、いけるか!?」
「炎なら!」
「よし、行け!!」
「りょーかいです!」
領軍やおじさん達に当らないように、炎の矢を放つ。
一撃一撃は小さく、できるだけ広範囲に、村の家が燃えないように、細心の注意を払って…!!
「……赤炎矢の、豪雨…!!」
これも親父の受け売りだけど、火を喰らって強くなる魔物は火山にしかいないんだそうだ。
だから大体火でいける…
だって火竜も火で倒すもんな。
「おお、すげえ!やっぱ上手いな!」
「ヨークさん、俺、降ります!」
「分かった、俺は風で魔物を村から追い出す!」
「了解!」
村人たちが箒バイクを見て声を上げる。
「ヨーク坊ちゃんだ!」
「ほんとだ、ヨーク坊ちゃま!!」
「坊ちゃまぁ!」
「馬鹿、顔上げんな!頭下げて地面に蹲ってろ、今から逃げる隙を作る!!
ロンバード、避難誘導、頼む!!」
「はい!」
俺はヨークさんから離れ、自分で飛行魔法を展開し、宙に浮く。
箒バイクは一気に降下し、魔物の列のその鼻先へ。
「よっしゃ、全力だ!…強風、暴風、大嵐、魔物を全部吹き飛ばせぇ!!」
ヨークさんが相当の魔力をつぎ込んだのが分かる、突風。
俺はその突風に乗って村の教会の屋根の上へ…!
「みんな、教会へ走って!
地下室に隠れるんだ!!」
「はい!」
「力のある人は走れない人を背負って!
俺が追い風を送るから!!」
「はい!」
壊れかけた家から何人もの人たちが駆け出す。
俺は教会を中心に風が集まるよう魔力を走らせる。
それから家の外で倒れている人がいないか探す。
今のところ、怪我人の姿は無し…!
「ロンバード!」
「ルーシャさん!グラノールさん!」
「もう大丈夫だ、降りてこい!」
いつの間にか村の中央まで上がってきていた領主様2人は、さっき突撃していった部隊に今度は逃げ遅れた村人の捜索を命令すると、俺を馬に乗せるとヨークさんのいるところまで走った。
「お疲れさん、ロンバード!」
「他にデカいのを見たか?」
「はい、グリフォンが…、もうすぐ来るかと」
と、その時、横から2台のタンデム箒…
「ロンバード君!後は任せろ!」
「ロンバード様!お待たせしました!」
そこから飛び降りた二人は…
「レドモンド君!?」
「ああ、久しいなロンバード君!」
「ビゼーさん!!」
「逞しくなられましたな、ロンバード様!」
いや、ビゼーさんは分かるけど、何でレドモンド君!?
「な、何で」
「ああ、アデアが受けた恩を、ほんの少しだけ返しにな!」
「えっ…あ、なるほど!」
つまりレドモンド君がここにいるのはアデア王国の意向って事か。
そう言えば、支援ばかり受けてると属国化待ったなし…って、ポム爺に教わったような気がするな。
つまり、アデアはオーセンに借りを作ったと思ったって事で…そう思っちゃうくらいの大きな話、と言えば…
あっ、そうだ、あれだ!
「つまり『寒さに強い種』のお返しって事?」
「…………うん?……あー……まあ…そんなところだ」
「へぇ…まだ成果も出てないのに律儀だなぁ」
というわけで、アデアの英雄とオーセンの英雄たちが肩を並べ…
「さあて、久々の魔物狩りだ!」
「死にたくない魔物は森へ帰りな!!」
ルーシャおじさんとグラノールおじさんが鬨の声を上げ、魔物たちの注意を引き付けた…!
***
それはもう、圧倒的だった。
「おや、オーセンのグリフォンは黒いのか!」
「ほう、国が違えば魔物の色も違うのですか!」
「ええ、アデアでは大体の魔物が白い!」
「そりゃまた雪に紛れると面倒でしょうな!」
「ええ、本当に…しかし魔鳥の種類が豊富だ!」
「大きな森があるからでしょう、多分!!」
4人は世間話をしながら、俺たちが通り越してきた鳥の魔物を叩き落していく。
ついでに獣の魔物も蹴散らしていく。
ヨークさんと俺はただそれを見守るだけ…
「…強すぎません?」
戦況は一気に逆転し、魔物は散るように元来た方へ逃げていく…
けど、何十の鳥の魔物は、まだ上空に残っている。
槍や剣が当たる位置より遥か上を飛びながら、何かを狙っているような…
「スフィーリア公!
グリフォンはお任せしても宜しいか!?」
「勿論だ!地面の事は、頼む!」
「おうよ任された!」
そう言えば「レドモンド君は一人でグリフォン倒せるぐらい強い」って、ダリル様から聞いたな…。
「アデアの公爵様、めちゃくちゃ強えぇしなぁ」
「しかもめっちゃ部下思いですしね」
レドモンド君、いつも部下が凍えない方法ばっか考えてるからなぁ…
使い捨てカイロの話の時、平静を装い切れてなかったもん。
思えばあの時も完全に公爵様モードだったな…
「…って、感心してる場合じゃねえぞ。
この村、バレンの組織が出入りしてるらしい」
「えっ…って、だからこの村に魔物が押し寄せたって事ですか?」
「多分な!」
魔物は復讐する生き物だ。
そして子ども思いな生き物でもある。
「って事は……」
もしかしてグリフォンの卵もここに…?
「だったら探して、返しましょう!!」
「は!?グリフォンの卵をか!?」
「帰ってくれるかもしれないじゃないですか、っていうか、その方がずっと…!」
そうだ、殺すのが当然になっちゃいけない!
卵を見つけて、返して、大人しくお帰り頂く…
それが一番!
「早くしないと、グリフォンが死んじゃう!」
急げ俺!!
「さらにぶっ飛ばすぞ、しっかり掴まってろ!!」
今まで飛んだことの無い速さで、一気に空を駆け抜ける箒バイク。
途中でグリフォンを追い越し、ガルーダの群れを、ブリザードホークの群れを追い越し、とにかく前へ!
「民間人の保護が最優先」
ヨークさんはそこを絶対に間違えない。
魔物退治は村人を全員避難させてからだ!
「領軍も出てきてるな!」
「どっちの領も、武器は槍ですか!」
「そりゃ、親父もグラノールおじも槍だからな!」
そうだった、2人とも「鬼の五本槍」だった。
…ちなみに五本槍の由来だけど、あと3人槍の名手がいたからとかじゃなくて、2人とも投擲用の槍を4本背中に背負ってるから五本槍なんだって。
つまり2人で十本槍…紛らわしい!
「ロンバード!領軍や村人に当てないように、魔法、いけるか!?」
「炎なら!」
「よし、行け!!」
「りょーかいです!」
領軍やおじさん達に当らないように、炎の矢を放つ。
一撃一撃は小さく、できるだけ広範囲に、村の家が燃えないように、細心の注意を払って…!!
「……赤炎矢の、豪雨…!!」
これも親父の受け売りだけど、火を喰らって強くなる魔物は火山にしかいないんだそうだ。
だから大体火でいける…
だって火竜も火で倒すもんな。
「おお、すげえ!やっぱ上手いな!」
「ヨークさん、俺、降ります!」
「分かった、俺は風で魔物を村から追い出す!」
「了解!」
村人たちが箒バイクを見て声を上げる。
「ヨーク坊ちゃんだ!」
「ほんとだ、ヨーク坊ちゃま!!」
「坊ちゃまぁ!」
「馬鹿、顔上げんな!頭下げて地面に蹲ってろ、今から逃げる隙を作る!!
ロンバード、避難誘導、頼む!!」
「はい!」
俺はヨークさんから離れ、自分で飛行魔法を展開し、宙に浮く。
箒バイクは一気に降下し、魔物の列のその鼻先へ。
「よっしゃ、全力だ!…強風、暴風、大嵐、魔物を全部吹き飛ばせぇ!!」
ヨークさんが相当の魔力をつぎ込んだのが分かる、突風。
俺はその突風に乗って村の教会の屋根の上へ…!
「みんな、教会へ走って!
地下室に隠れるんだ!!」
「はい!」
「力のある人は走れない人を背負って!
俺が追い風を送るから!!」
「はい!」
壊れかけた家から何人もの人たちが駆け出す。
俺は教会を中心に風が集まるよう魔力を走らせる。
それから家の外で倒れている人がいないか探す。
今のところ、怪我人の姿は無し…!
「ロンバード!」
「ルーシャさん!グラノールさん!」
「もう大丈夫だ、降りてこい!」
いつの間にか村の中央まで上がってきていた領主様2人は、さっき突撃していった部隊に今度は逃げ遅れた村人の捜索を命令すると、俺を馬に乗せるとヨークさんのいるところまで走った。
「お疲れさん、ロンバード!」
「他にデカいのを見たか?」
「はい、グリフォンが…、もうすぐ来るかと」
と、その時、横から2台のタンデム箒…
「ロンバード君!後は任せろ!」
「ロンバード様!お待たせしました!」
そこから飛び降りた二人は…
「レドモンド君!?」
「ああ、久しいなロンバード君!」
「ビゼーさん!!」
「逞しくなられましたな、ロンバード様!」
いや、ビゼーさんは分かるけど、何でレドモンド君!?
「な、何で」
「ああ、アデアが受けた恩を、ほんの少しだけ返しにな!」
「えっ…あ、なるほど!」
つまりレドモンド君がここにいるのはアデア王国の意向って事か。
そう言えば、支援ばかり受けてると属国化待ったなし…って、ポム爺に教わったような気がするな。
つまり、アデアはオーセンに借りを作ったと思ったって事で…そう思っちゃうくらいの大きな話、と言えば…
あっ、そうだ、あれだ!
「つまり『寒さに強い種』のお返しって事?」
「…………うん?……あー……まあ…そんなところだ」
「へぇ…まだ成果も出てないのに律儀だなぁ」
というわけで、アデアの英雄とオーセンの英雄たちが肩を並べ…
「さあて、久々の魔物狩りだ!」
「死にたくない魔物は森へ帰りな!!」
ルーシャおじさんとグラノールおじさんが鬨の声を上げ、魔物たちの注意を引き付けた…!
***
それはもう、圧倒的だった。
「おや、オーセンのグリフォンは黒いのか!」
「ほう、国が違えば魔物の色も違うのですか!」
「ええ、アデアでは大体の魔物が白い!」
「そりゃまた雪に紛れると面倒でしょうな!」
「ええ、本当に…しかし魔鳥の種類が豊富だ!」
「大きな森があるからでしょう、多分!!」
4人は世間話をしながら、俺たちが通り越してきた鳥の魔物を叩き落していく。
ついでに獣の魔物も蹴散らしていく。
ヨークさんと俺はただそれを見守るだけ…
「…強すぎません?」
戦況は一気に逆転し、魔物は散るように元来た方へ逃げていく…
けど、何十の鳥の魔物は、まだ上空に残っている。
槍や剣が当たる位置より遥か上を飛びながら、何かを狙っているような…
「スフィーリア公!
グリフォンはお任せしても宜しいか!?」
「勿論だ!地面の事は、頼む!」
「おうよ任された!」
そう言えば「レドモンド君は一人でグリフォン倒せるぐらい強い」って、ダリル様から聞いたな…。
「アデアの公爵様、めちゃくちゃ強えぇしなぁ」
「しかもめっちゃ部下思いですしね」
レドモンド君、いつも部下が凍えない方法ばっか考えてるからなぁ…
使い捨てカイロの話の時、平静を装い切れてなかったもん。
思えばあの時も完全に公爵様モードだったな…
「…って、感心してる場合じゃねえぞ。
この村、バレンの組織が出入りしてるらしい」
「えっ…って、だからこの村に魔物が押し寄せたって事ですか?」
「多分な!」
魔物は復讐する生き物だ。
そして子ども思いな生き物でもある。
「って事は……」
もしかしてグリフォンの卵もここに…?
「だったら探して、返しましょう!!」
「は!?グリフォンの卵をか!?」
「帰ってくれるかもしれないじゃないですか、っていうか、その方がずっと…!」
そうだ、殺すのが当然になっちゃいけない!
卵を見つけて、返して、大人しくお帰り頂く…
それが一番!
「早くしないと、グリフォンが死んじゃう!」
急げ俺!!
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