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向かえ!大団円
到達!南の端
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魔力欠乏症のお守りとミリエッタさんのネックレスを増産しつつのんびりと旅を続け、いつの間にか南の端。
「重病の患者さんがいないといいな」
「しっかり結界の石碑も調べねえと…」
「東で竜が出なかった分、何やら不穏な気もしますが」
「いやいや、そもそも竜は滅多に出てくるもんじゃないですしね」
東の端で魔物に襲われていた学生さんはバレンの手下だった、とダリル様から報告を受けた。
竜を探し当てる前に他の魔物に襲われたらしい。
北の地竜も同じ様にバレンの手下がおびき寄せたかどうかは、まだ調査中だそうだ。
「…魔物を使って、人を襲わせて、何がしたいんだか」
ヨークさんは怒りを通り越して呆れた表情だ。
「増殖期を除けば、普段魔物は好き好んで人間を食いに来ないはずなんだ。
縄張りを荒らしたり、小さな魔物を獲り過ぎたりしなきゃな」
普段の魔物は野生生物と同じで、余程の理由が無い限り人里に近づく事はない。
すみかにしてる森や山の方がよっぽど魔力はあるし、人間はやり返してくる事を知っているからだ…と言われている。
大増殖の時は考えなしで片っ端から殺していけば良かったけど、終わった後ではそうはいかない。
適度な間引きと同時に生態を調査し、魔物との共存共栄を目指すのが今のオーセンの方針だ。
「実は、その方針を提案したのはギゼル殿なのです」
「やっぱりそうですよねぇ」
前世でも野生動物の被害がニュースになった時には、人間のした事に対するしっぺ返しだって言われてたしな。
親父がそういう考えに行き着くのはある意味で必然だと思う。
「魔物に故郷を奪われた方が、魔物もまた生きているだけだと仰るのだから…説得力がありますよね」
「それに兄ちゃんは、魔物より領主の方が何倍も憎かったみたいだし…
まあ、俺もそうなんだけどさ」
魔物に喰い殺される前に、領主に食い潰されたんだ…とヨークさんが言う。
ちなみにその領主は、平民である親父が魔法を使える事に言いがかりをつけ、私刑にしようとしたところをやり返されたそうだ。
「『密偵め、許さんぞ!』とかって魔法を撃とうとしたから、兄ちゃんは咄嗟に魔法障壁を張ったんだ。
そしたら跳ね返って、死んじゃった」
「それは、何とも…間抜けですなぁ」
「でしょ、俺らみんな、こんなのに親、殺されたんだと思うと、やるせなくて仕方なかった」
ヨークさんは少し涙声になった。
その感情は、俺が簡単に理解できるものじゃなくて…
俺は無言で、魔力欠乏症のお守りに回路を刻んだ。
***
南の端について、いつものように病院へ。
事故で失った腕を再生したり、重い病気にかかっている人に治癒を施したり…。
「…癌みたいな病気って、見ないな…」
「癌?」
「ええと…自分の身体の中に制御不能なものが発生して、それがどんどん体内を食い尽くしながら増え、やがては自分を殺してしまう…というような、病気です」
「…何と面妖な」
「もし、原因も分からず痩せていくような人がいたら、連絡を貰えませんか。
俺に治せるかどうか分かりませんが、それでも何とか…一緒に病気と戦えたらと思うんです」
「分かりました」
この世界での人体解剖図を見る限り、前世と違うのは臍のあたりにある「魔湧房」だけだ。
魔力が無いと生きられない世界ではかなり重要な器官であるとともに、男同士でも子どもが産めるようになる秘術と大いに関係のある器官でもある。
それがあるから、この世界には癌という病気が無いのかもしれない。
魔法って…いや、魔力って不思議だな。
「ところでロンバード様、その…魔力欠乏症のオマモリですが、これはどこかで買えるのでしょうか」
「いえ、今のところ販売はしていません。
まだ治験の段階ですし、生産体制も整っていませんので」
「そうですか…」
最近時々、こうやって魔力欠乏症のお守りを貰おうとするお医者さんが現れる。
俺はそういう時、決まって同じ話をする。
「それに、魔力欠乏症でない人がこれをつけて生活した場合、何が起きるか分からないんです。
魔湧房に異常が出たら最悪…」
「…死んで、しまう?」
その言葉を聞いて、俺は頷いた。
このお医者さんはちゃんと可能性に思い当たった。
きっと転売なんか考えてもいない人なんだろう。
それでも俺は転売された時のリスクについて話す。
「そう、もしこれが転売されて、本来の用途ではない使い方をする人が出て、事故が起きたら…」
「えっ、転売…?そんな、」
案の定、お医者さんはそんな事しないと反論する。
でも、もうそういうレベルの問題じゃないんだ。
「先生が転売するかどうかじゃありません、品物を得るためには手段を選ばない連中がいるんです。
物があると知れば……ここも、狙われる」
どんな病気でも、早いうちに治療に入れれば回復も早い。見つけた時にすぐ渡せれば、その子が長生きできる確率は上がる。
だから、手元に予備があれば注文して届けられるのよりずっと早く対処できる。
だから念の為に持っておきたい気持ちはわかる。
だけど、それで配ったお守りが悪質な転売ヤーの手に渡って、高い値段が付いてしまったら…
魔力欠乏症の子から無理矢理に奪う奴が出てくるかも知れない。
「もし魔力欠乏症の子を見つけたら、教えてください。
俺から直接手渡します」
そうして、俺は少し特別な「魔法のお手紙」をお医者さんに託す。
連絡をくれれば、どこにいようとすぐに空を飛んで届けに来ると約束して。
転移魔法陣が本格稼働すれば、連絡があり次第すぐに届けられるだろう。
ヨークさんは今日もしっかり転移魔法陣のお仕事をしているから、それは遠い未来では無いと思う…
「人がただ死んでいくのを見守るしか出来ないのは、辛いですもんね。
何かしてあげられたら…っていう気持ちは、いくらか…分かりますから」
母さんの死んだ日の事を思い出しながら俺はお医者さんとの会話を終え、病院を後にした。
「重病の患者さんがいないといいな」
「しっかり結界の石碑も調べねえと…」
「東で竜が出なかった分、何やら不穏な気もしますが」
「いやいや、そもそも竜は滅多に出てくるもんじゃないですしね」
東の端で魔物に襲われていた学生さんはバレンの手下だった、とダリル様から報告を受けた。
竜を探し当てる前に他の魔物に襲われたらしい。
北の地竜も同じ様にバレンの手下がおびき寄せたかどうかは、まだ調査中だそうだ。
「…魔物を使って、人を襲わせて、何がしたいんだか」
ヨークさんは怒りを通り越して呆れた表情だ。
「増殖期を除けば、普段魔物は好き好んで人間を食いに来ないはずなんだ。
縄張りを荒らしたり、小さな魔物を獲り過ぎたりしなきゃな」
普段の魔物は野生生物と同じで、余程の理由が無い限り人里に近づく事はない。
すみかにしてる森や山の方がよっぽど魔力はあるし、人間はやり返してくる事を知っているからだ…と言われている。
大増殖の時は考えなしで片っ端から殺していけば良かったけど、終わった後ではそうはいかない。
適度な間引きと同時に生態を調査し、魔物との共存共栄を目指すのが今のオーセンの方針だ。
「実は、その方針を提案したのはギゼル殿なのです」
「やっぱりそうですよねぇ」
前世でも野生動物の被害がニュースになった時には、人間のした事に対するしっぺ返しだって言われてたしな。
親父がそういう考えに行き着くのはある意味で必然だと思う。
「魔物に故郷を奪われた方が、魔物もまた生きているだけだと仰るのだから…説得力がありますよね」
「それに兄ちゃんは、魔物より領主の方が何倍も憎かったみたいだし…
まあ、俺もそうなんだけどさ」
魔物に喰い殺される前に、領主に食い潰されたんだ…とヨークさんが言う。
ちなみにその領主は、平民である親父が魔法を使える事に言いがかりをつけ、私刑にしようとしたところをやり返されたそうだ。
「『密偵め、許さんぞ!』とかって魔法を撃とうとしたから、兄ちゃんは咄嗟に魔法障壁を張ったんだ。
そしたら跳ね返って、死んじゃった」
「それは、何とも…間抜けですなぁ」
「でしょ、俺らみんな、こんなのに親、殺されたんだと思うと、やるせなくて仕方なかった」
ヨークさんは少し涙声になった。
その感情は、俺が簡単に理解できるものじゃなくて…
俺は無言で、魔力欠乏症のお守りに回路を刻んだ。
***
南の端について、いつものように病院へ。
事故で失った腕を再生したり、重い病気にかかっている人に治癒を施したり…。
「…癌みたいな病気って、見ないな…」
「癌?」
「ええと…自分の身体の中に制御不能なものが発生して、それがどんどん体内を食い尽くしながら増え、やがては自分を殺してしまう…というような、病気です」
「…何と面妖な」
「もし、原因も分からず痩せていくような人がいたら、連絡を貰えませんか。
俺に治せるかどうか分かりませんが、それでも何とか…一緒に病気と戦えたらと思うんです」
「分かりました」
この世界での人体解剖図を見る限り、前世と違うのは臍のあたりにある「魔湧房」だけだ。
魔力が無いと生きられない世界ではかなり重要な器官であるとともに、男同士でも子どもが産めるようになる秘術と大いに関係のある器官でもある。
それがあるから、この世界には癌という病気が無いのかもしれない。
魔法って…いや、魔力って不思議だな。
「ところでロンバード様、その…魔力欠乏症のオマモリですが、これはどこかで買えるのでしょうか」
「いえ、今のところ販売はしていません。
まだ治験の段階ですし、生産体制も整っていませんので」
「そうですか…」
最近時々、こうやって魔力欠乏症のお守りを貰おうとするお医者さんが現れる。
俺はそういう時、決まって同じ話をする。
「それに、魔力欠乏症でない人がこれをつけて生活した場合、何が起きるか分からないんです。
魔湧房に異常が出たら最悪…」
「…死んで、しまう?」
その言葉を聞いて、俺は頷いた。
このお医者さんはちゃんと可能性に思い当たった。
きっと転売なんか考えてもいない人なんだろう。
それでも俺は転売された時のリスクについて話す。
「そう、もしこれが転売されて、本来の用途ではない使い方をする人が出て、事故が起きたら…」
「えっ、転売…?そんな、」
案の定、お医者さんはそんな事しないと反論する。
でも、もうそういうレベルの問題じゃないんだ。
「先生が転売するかどうかじゃありません、品物を得るためには手段を選ばない連中がいるんです。
物があると知れば……ここも、狙われる」
どんな病気でも、早いうちに治療に入れれば回復も早い。見つけた時にすぐ渡せれば、その子が長生きできる確率は上がる。
だから、手元に予備があれば注文して届けられるのよりずっと早く対処できる。
だから念の為に持っておきたい気持ちはわかる。
だけど、それで配ったお守りが悪質な転売ヤーの手に渡って、高い値段が付いてしまったら…
魔力欠乏症の子から無理矢理に奪う奴が出てくるかも知れない。
「もし魔力欠乏症の子を見つけたら、教えてください。
俺から直接手渡します」
そうして、俺は少し特別な「魔法のお手紙」をお医者さんに託す。
連絡をくれれば、どこにいようとすぐに空を飛んで届けに来ると約束して。
転移魔法陣が本格稼働すれば、連絡があり次第すぐに届けられるだろう。
ヨークさんは今日もしっかり転移魔法陣のお仕事をしているから、それは遠い未来では無いと思う…
「人がただ死んでいくのを見守るしか出来ないのは、辛いですもんね。
何かしてあげられたら…っていう気持ちは、いくらか…分かりますから」
母さんの死んだ日の事を思い出しながら俺はお医者さんとの会話を終え、病院を後にした。
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