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【過去ばなし】チート魔術師とチャラ男令息
溺れさせる手腕 ※
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それはとても小さな声、だった。
「すきだよ」
ギゼルが、僕の愛に応えてくれた瞬間。
「…ギゼル」
「…んっ」
僕は、ずっとずっと拒まれていた、唇へのキスをギゼルに送った。
真っ赤な顔。
少し涙が浮かぶ目は所在なく泳いで…
「かわいい」
こんなに照れているギゼル、初めて見た。
なんてかわいいんだろう。
抱きたい。
この顔を見ながらイきたい。
「ギゼル…もう一度、言って」
「………ぃゃ」
ギゼルはさっきよりも丸く小さくなって、拒否する。
なにこのかわいい生き物…っ!
「ねえ、言って?僕のこと、すき?」
「……」
こしょこしょして、ぺろぺろして、くてんってなったとこをぎゅーって広げたい。
そうして全部を暴きたい。
かわいいお腹を撫で回して、その中へ欲望の全てを注ぎたい。
「もう一回言わないと、最後までするよ?」
僕は大人げなくギゼルを脅す。
すると、ギゼルは…
「……ぃぃょ」
とても、とても小さな声で、同意した。
さらに強い力で膝を抱えこむギゼルに、僕は…
「良いんだね?ギゼル」
さて、どこから攻めようか。
そうだな、まずは項にキスをして…
それから…
ふふっ。
***
「ん…んっ…」
今まで拒絶されてた分、何度もキスを繰り返す。
ギゼルの身体から力が抜けるのは、思ったより早かった。
項にキスをして、耳の裏を舌先でくすぐるだけで膝の力が抜け、耳たぶを噛んで転がすだけで腕の力が緩んだ。
そうなったらもう、優しく肩をベッドへ押し付けるだけで…
ふふっ、最後の抵抗のつもりなのか、ぎゅっと目は瞑ったままで、口も引き結んでいたけど…
シャツの上から胸の飾りを探り当てられれば、口からは甘い息が漏れ始めた。
そうして口が緩んだところへ、キスをした。
唇より奥へ、自分を感じさせるキス。
愛と情欲を伝えるキス…
深くて、身体が疼くような、キス。
「ふぁ…は、んっ…」
悪いけど、僕はキスが上手いんだ。
もう他の誰とキスをしても、僕のキスを思い出してしまうだろうね、ギゼル。
「んっ…ふ、ふぅ、んむ…」
どこをどうすれば気持ち良いか…
ギゼルの大好きなトコロを全部探って、ギゼルの為だけのキスを作る。
「…んっ、はぁっ…あ」
キスをしながら、性感帯でない場所に触れる。
こうして安心感を持たせながらキスをして…
少し慣れてきたところで、一旦引く。
そして聞く。
「ねえ、僕のこと、好き?」
「…、…」
荒い息だけが聞こえる。
やっぱりそう簡単には言わない、か…。
「じゃあ、僕とのキスは、どう?」
「……」
「じゃあもっと、気持ち良くしないとね」
そうして一息置いてから、深いキスと一緒にまずは腰を捕まえる。
そこから手を後ろへ這わせ、あわいへと指を滑り込ませる。
そうして尻たぶをやわやわ…と揉んで、腿の付け根から少し下へと手を這わせ、そのまま脚を拡げさせる。
拡げさせた足を、僕の身体に絡ませるように誘導して、そして、また、聞く。
「ねえ、もう一度、言って?」
「……っ」
恥ずかしがるギゼル。
恥ずかしいと縮こまる癖があるのを利用して、僕をきつく抱きしめさせる。
「ギゼルのここは、こんなにも雄弁なのにね?」
「あっ!」
腰を揺すって、そこが雄々しく勃ち上がっている事を分からせる。
「あ、ん、ゆする、な、あ…っ!」
「それにココの尖りも…触らなくても、分かる」
「あっ…あっ…!」
僕の身体にギゼルの身体を擦り付けさせ、何もかもを自覚させる…
感じてるよね、気持ちいいんだよね?って。
そうしてからまたキスをして…キスをより深くしながら、今度は的確に胸のそれを、ギゼルが一番好きな方法で…優しくつまんで、軽く捏ねる。
「く、うんっ!んんっ…は、む…ふっ…」
のけぞった瞬間離れた口を、また塞ぐ。
ギゼルの雄芯と自分のものを触れ合わせ、互いの腹に押し付け合うようにして、腰を動かす。
「~~!!、ん、ふっ、ーー!」
ふふ、気持ちいいよね?ギゼル。
とろとろ先走りの露が出てるの、分かる?
分かるよね、だって、いやらしい音がするもの。
キスの水音も、こっちのぬちゅぬちゅいう音も…
君の耳を犯して、いやらしい気持ちにさせるね?
「ーー!ーーー!!」
知ってるよ。
最高潮の時にも、声が出なくなるのを。
こんな時でも、恥ずかしくなる君を。
やがてぐったりと力が抜けた君を…
「……最後まで、するよ、ギゼル」
「ぁ、ぃ……」
随分と時間をかけて、解してきたからね。
きっとすぐに…
絶頂の先へ、連れていってあげる。
僕以外の男に抱かれても、もう二度と満足出来ない身体にしてあげるから…
覚悟、してね?
「すきだよ」
ギゼルが、僕の愛に応えてくれた瞬間。
「…ギゼル」
「…んっ」
僕は、ずっとずっと拒まれていた、唇へのキスをギゼルに送った。
真っ赤な顔。
少し涙が浮かぶ目は所在なく泳いで…
「かわいい」
こんなに照れているギゼル、初めて見た。
なんてかわいいんだろう。
抱きたい。
この顔を見ながらイきたい。
「ギゼル…もう一度、言って」
「………ぃゃ」
ギゼルはさっきよりも丸く小さくなって、拒否する。
なにこのかわいい生き物…っ!
「ねえ、言って?僕のこと、すき?」
「……」
こしょこしょして、ぺろぺろして、くてんってなったとこをぎゅーって広げたい。
そうして全部を暴きたい。
かわいいお腹を撫で回して、その中へ欲望の全てを注ぎたい。
「もう一回言わないと、最後までするよ?」
僕は大人げなくギゼルを脅す。
すると、ギゼルは…
「……ぃぃょ」
とても、とても小さな声で、同意した。
さらに強い力で膝を抱えこむギゼルに、僕は…
「良いんだね?ギゼル」
さて、どこから攻めようか。
そうだな、まずは項にキスをして…
それから…
ふふっ。
***
「ん…んっ…」
今まで拒絶されてた分、何度もキスを繰り返す。
ギゼルの身体から力が抜けるのは、思ったより早かった。
項にキスをして、耳の裏を舌先でくすぐるだけで膝の力が抜け、耳たぶを噛んで転がすだけで腕の力が緩んだ。
そうなったらもう、優しく肩をベッドへ押し付けるだけで…
ふふっ、最後の抵抗のつもりなのか、ぎゅっと目は瞑ったままで、口も引き結んでいたけど…
シャツの上から胸の飾りを探り当てられれば、口からは甘い息が漏れ始めた。
そうして口が緩んだところへ、キスをした。
唇より奥へ、自分を感じさせるキス。
愛と情欲を伝えるキス…
深くて、身体が疼くような、キス。
「ふぁ…は、んっ…」
悪いけど、僕はキスが上手いんだ。
もう他の誰とキスをしても、僕のキスを思い出してしまうだろうね、ギゼル。
「んっ…ふ、ふぅ、んむ…」
どこをどうすれば気持ち良いか…
ギゼルの大好きなトコロを全部探って、ギゼルの為だけのキスを作る。
「…んっ、はぁっ…あ」
キスをしながら、性感帯でない場所に触れる。
こうして安心感を持たせながらキスをして…
少し慣れてきたところで、一旦引く。
そして聞く。
「ねえ、僕のこと、好き?」
「…、…」
荒い息だけが聞こえる。
やっぱりそう簡単には言わない、か…。
「じゃあ、僕とのキスは、どう?」
「……」
「じゃあもっと、気持ち良くしないとね」
そうして一息置いてから、深いキスと一緒にまずは腰を捕まえる。
そこから手を後ろへ這わせ、あわいへと指を滑り込ませる。
そうして尻たぶをやわやわ…と揉んで、腿の付け根から少し下へと手を這わせ、そのまま脚を拡げさせる。
拡げさせた足を、僕の身体に絡ませるように誘導して、そして、また、聞く。
「ねえ、もう一度、言って?」
「……っ」
恥ずかしがるギゼル。
恥ずかしいと縮こまる癖があるのを利用して、僕をきつく抱きしめさせる。
「ギゼルのここは、こんなにも雄弁なのにね?」
「あっ!」
腰を揺すって、そこが雄々しく勃ち上がっている事を分からせる。
「あ、ん、ゆする、な、あ…っ!」
「それにココの尖りも…触らなくても、分かる」
「あっ…あっ…!」
僕の身体にギゼルの身体を擦り付けさせ、何もかもを自覚させる…
感じてるよね、気持ちいいんだよね?って。
そうしてからまたキスをして…キスをより深くしながら、今度は的確に胸のそれを、ギゼルが一番好きな方法で…優しくつまんで、軽く捏ねる。
「く、うんっ!んんっ…は、む…ふっ…」
のけぞった瞬間離れた口を、また塞ぐ。
ギゼルの雄芯と自分のものを触れ合わせ、互いの腹に押し付け合うようにして、腰を動かす。
「~~!!、ん、ふっ、ーー!」
ふふ、気持ちいいよね?ギゼル。
とろとろ先走りの露が出てるの、分かる?
分かるよね、だって、いやらしい音がするもの。
キスの水音も、こっちのぬちゅぬちゅいう音も…
君の耳を犯して、いやらしい気持ちにさせるね?
「ーー!ーーー!!」
知ってるよ。
最高潮の時にも、声が出なくなるのを。
こんな時でも、恥ずかしくなる君を。
やがてぐったりと力が抜けた君を…
「……最後まで、するよ、ギゼル」
「ぁ、ぃ……」
随分と時間をかけて、解してきたからね。
きっとすぐに…
絶頂の先へ、連れていってあげる。
僕以外の男に抱かれても、もう二度と満足出来ない身体にしてあげるから…
覚悟、してね?
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