【完結】ざまぁは待ってちゃ始まらない!

紫蘇

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【過去ばなし】チート魔術師とチャラ男令息

学園せいかつ ※

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中途半端な学生寮の問題は、とある筋からの妨害により建築に必要な人員が集められなかったから、だそうだ。
できる範囲で部屋数のある建物を作った結果、ああいう事になったんだとさ。

本当かどうかは知らない。

まあ、ちょーっと事情を説明して「資材よこせ」と言ったら山ほど用意してくれたし、良いか。


そんなわけで、俺は王様が用意してくれた「理想の学園寮」の設計図を見ながら、出せる限りのゴーレムを使い、3ヶ月かけて寮を完成させた…

そう、3ヶ月かかった。

だから当然、公爵様の娘さんの入寮には間に合わなかった。
だから娘さんは仕方なく、寮が出来るまでの間、王宮に逗留して貰う事になった。
だから若き王と娘さんが出会うのも自然な事で…

その2人が良い雰囲気になるのも自然な事だった。

問題は、その娘さんが…

「おいギゼル殿、メルバとはどうなんだ」
「…どう、とは」
「もうヤったのかって」
「ヤっ!?」

結構あけすけな性格…というか、海の男の間で育った感が凄いってとこなんだけど。

メルバと初めて会った時も、

「へえ…君があの『しとねの貴人』か?
 ふーん…確かにイイ男だが、物足りんな」

と言い放ち、港まで聞こえてきたというメルバの「武勇伝」をご披露くださりやがって…
メルバはメルバで

「それはもう昔の話ですよ。
 今はギゼルしか愛せない身体になってしまいましたからね」

とか言いやがって……。

まるで俺がお前と、せ、せ…っ、してるみたいに!
ま、まだ触られてやってるだけだっ!!
き、き、き…きす、も、まだだしっ!!

そ、それなのに、メルバの奴、毎日夕方になるとやってきて、晩飯を作ってくれてから、それから…

「ではカリーナ様、今日は失礼致しますね」
「ひゃっ、こら、メルバ、離っ…」
「おいおい、食堂でおっぱじめるなよ?
 ではお休み、ギゼル殿、メルバ殿」

颯爽と出て行くカリーナ様を見送った後に、俺の部屋に俺を連れ込んで、

「今日もお仕事頑張って疲れちゃった…
 ギゼル、癒して?」

ベッドの上に俺を転がして、有無を言わせず俺の上に乗って……

「だったら、毎日、来んなっ、て…っ」
「だーめ、ちゃんと安全なご飯、食べさせないといけないでしょ?」
「だからっ、何で脱がせる、ぴゃぁっ!」
「痣や傷が無いか調べるためだって、いつも言ってるじゃない…
 ほら、ここもちゃんと見せて?」
「やめろっ、やめろって、ふぁ!?」

真っ裸にされて、ケツの穴まで見られて…

「やっ…、見る、なぁ…っ」
「どうして?大事な事でしょう?
 ギゼルの蕾が無事か、確認しないと。
 雄芯や蜜袋にも異常があってはいけないし…
 ほら、手をどけて、全部見せて?」
「ないっ、ないから!やめ、きゃっ!?」

股間を隠してる手にキスされて、舐められて。
おまけにケツの穴を指でマッサージしてきて。

「やめ…やめっ…て、きたない…」
「大丈夫、ココを洗浄する魔法は使えるから」
「だ、から、いゃう、ふ、うきゅ…っ…!」

コップに水を溜められるだけじゃなく、ケツの穴を綺麗にする魔法が使えたなんて、誤算で…

「少し指、入れるからね…」

なんて言うから、それを阻止しようとしたら、まんまと股間の手をどかされて…

「ちゃんと機能するか、見ておこうね…」

って、いって、ぺろってして、ぱくって…!!

「や、やらって、ゆって、あっ…!」

やらしい音をたてながらふ、ふ、ふぇ…っ!

「あっ!あぅ、ふぁっ…んひ…っ!?」

空いてる手で、ち、ち、ち…、っ、さわって、
空いてない手は、ケツの穴の中、入ってきて、

「んぅっ…!くふ、ふぅっ!」

ケツの中にある、せーかんたい、くりくりして、
前は、じゅぽじゅぽって、やらしくて、
むね、むねの、は、きゅっ、ぴん、ぴんって、はじくように、されて、

「ん!ん、…!~~~っ!」

…イったらまた、繰り返される、キモチイイ事の連続。

「ふふっ…いっぱいイってね?」
「ば、か…!」

なんで!
なんでこんなことになるんだ、あっ!?
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