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ざまぁなど知らぬ!
夢にせまる現実 ※
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「…また、やってしまった」
ダリル様とその…モニョモニョをした後に、必ず…その、だな…エロい夢を見るのは、何でだろう。
欲求不満なのかな…
あんなに、えー、その…出してるのに?
「おまけに夢精までするなんて…」
おっといけない。
さっさとパンツを洗って部屋に戻らねば。
ダリル様はすっかり寝ているし、そっと抜け出せば…抜け…抜け出したい。
「どうしよう…」
ダリル様にがっつり抱き着かれて身動きが取れない…
このままじゃ朝が来てしまう。
夢精したパンツのまま学園には行けないし、放置するとガビガビになるし…
っていうか…
あれ、夢…だよな?
なんつーの、内容が…その。
リアルすぎるっていうか。
身体が重だるいっていうか。
事後…ったって、した事ないから事後がどういうのか分かんないけど…
なんか体がムズムズする…
「ひゃっ、…っ!」
だ、ダリルさまの唇が、耳に、
ふぁっ!?
手、手が、シャツの中、
「…っ、!、…!?」
そ、こ、だめぇ、パンツの中、あぁっ!
「ん、んっ、~~っ、…!」
後ろから抱き着かれたままうつ伏せにされて、自分の体重で、ダリル様の指に、あれやこれや、押し付けてしまう。
その状態でぐにぐにと指を動かされたら、
「だりるさまっ、起きてるんでしょ、やめて…っ」
「…止めない」
おきてた!
しかもひらきなおった!
「俺はまだ満足してない」
「あ、ちょっと、ひっ!?」
双丘の狭間とやらにダリル様の股間のアレが、凶悪なサイズと硬さの、あれが、
「脚を閉じて俺の昂りを挟め」
「や、やぁっ…!」
「さもないと間違えて入れてしまうぞ?」
「は、はぃ、んんんんっ!」
挿入されたくなければスマタしろとか、そんなの、聞くしかないじゃん!!
「ああ…いい、いくぞ、ロン…」
「ひゃあ!?」
や、やだ、これもう、婚前交渉じゃ、あっ!
***
その後、仰向けやら横向きやらバックやら立ちバックやら、散々体勢を変えられつつ、その…
その、さぁ。
俺ってまだバージンなん?
もう婚前交渉しましたって言っても差し支えなくない?
「可愛いかったぞ、ロン」
「それは何よりで御座いました」
「何だその言い回しは?」
「…何でも御座いませんよ」
お尻の穴が擦れてジンジンする。
タマの裏がまだ熱い気がするし。
「不服そうだな?」
「…だってもうこれセックスじゃん」
「そうだな、セックスだな」
「認めたっ!?」
しかも秒で認めた!!
王子様が「結婚するまでしちゃ駄目」っていうしきたりを破っちゃ駄目でしょ!?
信じられない!!
「して何が悪い?」
「だって!まだ、結婚してない」
「そんな慣習を未だに守っているのはお前か良いとこの令嬢だけだ。そもそも男同士の性交渉では処女喪失を裏付ける確たる物証など無い、本人同士の申告が初めてだという事で揃っていれば良いのだ。大体俺はお前の婚約者なのだから、お前の処女を奪った道義的責任を取れというならいっそ喜ばしい。さらに言えば俺の閨教育は困難を極めている、お前以外の者を抱く気にならなさすぎるからだ。その責任をお前にも取ってもらわねば困る、王家の跡取りが生まれるかどうかは国政にも関わる一大事だ」
めっちゃ喋るじゃんダリル様…
そんなにセックスしたかったの?
「セックスしたいんじゃない、お前を抱きたいんだ」
「だ!?」
「抱いて、抱き潰して、孕ませたい」
「はらっ…!?」
な、何言ってんの、今デキちゃったら俺、仕事が、案件が、実験が、あるのに…じゃなくて!
秘術、そうだ、秘術が必要だって…えっ?
混乱する俺。
迫るダリル様。
逃げられない、俺。
ダリル様の美しい顔面で視界がいっぱいになる。
ダリル様が言う。
「秘術なしで子作り出来るか、試してみないか?」
「は…?、…ぅんっ」
呆れて塞がらない俺の口を、ダリル様が塞ぐ。
不埒とかいう言葉を通り越したキス。
遠慮なく入り込む舌は執拗に俺を追い立てて…
粘膜の擦れ合う音がいやらしくて。
お互いの息の音が恥ずかしくて。
それが興奮を生んでるって分かってて…
でも、止まらない。
必死に息継ぎしながら、快感を誤魔化そうとするけど、ダリル様はそれを許さない。
何度も何度も、キスは気持ちいい事だと教え込まれた身体では、大した抵抗もできやしない。
「んっ…んん……っ」
俺だって、その先に興味が無いわけじゃない。
だけどここは、学生寮で、そういう事をする場所じゃなくて…
でも、今まで散々、そういう事をする場所じゃないところで、エッチな事してきた。
学園の、ダリル様の執務室でも、馬車の中でも…
「は、ぁ…、…」
「愛してるよ、ロン」
背中に回された手の片方が、するりと下へ撫でろされて、さっきまでダリル様のアレを挟んでたとこへ忍び寄る。
最奥の蕾に指先が当たる。
そしていつもの…浄化魔法…が、展開…
「だから最後までしよう、ロン」
「ダリル…さ、ま…」
こ、れは…夢?
それとも、現実…?
ダリル様とその…モニョモニョをした後に、必ず…その、だな…エロい夢を見るのは、何でだろう。
欲求不満なのかな…
あんなに、えー、その…出してるのに?
「おまけに夢精までするなんて…」
おっといけない。
さっさとパンツを洗って部屋に戻らねば。
ダリル様はすっかり寝ているし、そっと抜け出せば…抜け…抜け出したい。
「どうしよう…」
ダリル様にがっつり抱き着かれて身動きが取れない…
このままじゃ朝が来てしまう。
夢精したパンツのまま学園には行けないし、放置するとガビガビになるし…
っていうか…
あれ、夢…だよな?
なんつーの、内容が…その。
リアルすぎるっていうか。
身体が重だるいっていうか。
事後…ったって、した事ないから事後がどういうのか分かんないけど…
なんか体がムズムズする…
「ひゃっ、…っ!」
だ、ダリルさまの唇が、耳に、
ふぁっ!?
手、手が、シャツの中、
「…っ、!、…!?」
そ、こ、だめぇ、パンツの中、あぁっ!
「ん、んっ、~~っ、…!」
後ろから抱き着かれたままうつ伏せにされて、自分の体重で、ダリル様の指に、あれやこれや、押し付けてしまう。
その状態でぐにぐにと指を動かされたら、
「だりるさまっ、起きてるんでしょ、やめて…っ」
「…止めない」
おきてた!
しかもひらきなおった!
「俺はまだ満足してない」
「あ、ちょっと、ひっ!?」
双丘の狭間とやらにダリル様の股間のアレが、凶悪なサイズと硬さの、あれが、
「脚を閉じて俺の昂りを挟め」
「や、やぁっ…!」
「さもないと間違えて入れてしまうぞ?」
「は、はぃ、んんんんっ!」
挿入されたくなければスマタしろとか、そんなの、聞くしかないじゃん!!
「ああ…いい、いくぞ、ロン…」
「ひゃあ!?」
や、やだ、これもう、婚前交渉じゃ、あっ!
***
その後、仰向けやら横向きやらバックやら立ちバックやら、散々体勢を変えられつつ、その…
その、さぁ。
俺ってまだバージンなん?
もう婚前交渉しましたって言っても差し支えなくない?
「可愛いかったぞ、ロン」
「それは何よりで御座いました」
「何だその言い回しは?」
「…何でも御座いませんよ」
お尻の穴が擦れてジンジンする。
タマの裏がまだ熱い気がするし。
「不服そうだな?」
「…だってもうこれセックスじゃん」
「そうだな、セックスだな」
「認めたっ!?」
しかも秒で認めた!!
王子様が「結婚するまでしちゃ駄目」っていうしきたりを破っちゃ駄目でしょ!?
信じられない!!
「して何が悪い?」
「だって!まだ、結婚してない」
「そんな慣習を未だに守っているのはお前か良いとこの令嬢だけだ。そもそも男同士の性交渉では処女喪失を裏付ける確たる物証など無い、本人同士の申告が初めてだという事で揃っていれば良いのだ。大体俺はお前の婚約者なのだから、お前の処女を奪った道義的責任を取れというならいっそ喜ばしい。さらに言えば俺の閨教育は困難を極めている、お前以外の者を抱く気にならなさすぎるからだ。その責任をお前にも取ってもらわねば困る、王家の跡取りが生まれるかどうかは国政にも関わる一大事だ」
めっちゃ喋るじゃんダリル様…
そんなにセックスしたかったの?
「セックスしたいんじゃない、お前を抱きたいんだ」
「だ!?」
「抱いて、抱き潰して、孕ませたい」
「はらっ…!?」
な、何言ってんの、今デキちゃったら俺、仕事が、案件が、実験が、あるのに…じゃなくて!
秘術、そうだ、秘術が必要だって…えっ?
混乱する俺。
迫るダリル様。
逃げられない、俺。
ダリル様の美しい顔面で視界がいっぱいになる。
ダリル様が言う。
「秘術なしで子作り出来るか、試してみないか?」
「は…?、…ぅんっ」
呆れて塞がらない俺の口を、ダリル様が塞ぐ。
不埒とかいう言葉を通り越したキス。
遠慮なく入り込む舌は執拗に俺を追い立てて…
粘膜の擦れ合う音がいやらしくて。
お互いの息の音が恥ずかしくて。
それが興奮を生んでるって分かってて…
でも、止まらない。
必死に息継ぎしながら、快感を誤魔化そうとするけど、ダリル様はそれを許さない。
何度も何度も、キスは気持ちいい事だと教え込まれた身体では、大した抵抗もできやしない。
「んっ…んん……っ」
俺だって、その先に興味が無いわけじゃない。
だけどここは、学生寮で、そういう事をする場所じゃなくて…
でも、今まで散々、そういう事をする場所じゃないところで、エッチな事してきた。
学園の、ダリル様の執務室でも、馬車の中でも…
「は、ぁ…、…」
「愛してるよ、ロン」
背中に回された手の片方が、するりと下へ撫でろされて、さっきまでダリル様のアレを挟んでたとこへ忍び寄る。
最奥の蕾に指先が当たる。
そしていつもの…浄化魔法…が、展開…
「だから最後までしよう、ロン」
「ダリル…さ、ま…」
こ、れは…夢?
それとも、現実…?
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