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ざまぁしやがれください!

けだるげな午後

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太陽が黄色い。
そして高い。

太陽が黄色いのは、昨日イきすぎたからだ。
太陽が高いのは、目が覚めたら昼だったから。

「……ん……あ」
「どうした、ロンバード」
「授業…」
「大丈夫だ、休みに含まない様に言ってある」
「それってどういう…」
「休んでも単位に響かないという事だ。
 この前のブレスレット騒動と同じだな」
「…そっか…ならいいや」

学園はちゃんと卒業しなさい、って、最近親父が言い始めた。
前世で高校を卒業する前に死んだから、今生ではちゃんと卒業しなさい…って事らしい。
過保護だなぁ。

「腹が減っているだろう?
 食事がもうすぐ届く」
「…うん」
「昨日は気持ち良かった?」
「…………ん」

むしろ気持ち良すぎて太陽が黄色いんですが、それは…。

「俺もすごく良かった」
「……っ、婚前交渉は、駄目って」
「だから挿入はしていないだろう?」
「でもっ…え、本当…?」

いや、昨日イかされまくった後、ビッキビキにいきり立ったやつを…
滅茶苦茶に突かれて、バンバン中出しされて、秘術を受ける前にデキちゃうんじゃないかってくらい…

あれ?

「最奥の蕾に、違和感は無いだろう?」
「…さいおーのつぼみ?」
「ここの事だ」

そう言うと、ダリル様は薄いパジャマの上から的確に俺の尻の穴をつついた。

「ぎゃっ!?」
「…なんだその色気の無い声は」
「だ、だって、びっくりしたからっ」

肛門の事を美しく言う必要、ある?
回りくどい上に無駄にエロいんですけど!!

「で、どんな夢を見たんだ?」
「いいいいい言わないっ」
「…夢の中でした婚前交渉はどうだった?」
「し、し、してないもんっ」
「分かりやすく嘘をつくんじゃない」
「してないもん!!」

してないしてないしてない!
それでもういいの!!

***


「ほら、口を開けろ、ロンバード」
「あー…」

向かいに座ったダリル様がポタージュを掬ったスプーンを見せながら、俺にあーんを強要してくる。
いちいち言い方がエロい。
ダリル様は俺をどうしたいのだろうか…

うん、まあ、妻(夫?)にしたいのは分かってるけど。

「ああ、駄目じゃないか、溢すなんて…
 ちゃんと全部飲み込まないと。
 ほら、もっと大きく口を開けてご覧」
「…あーーー」

これ、俺がエロ変換してるわけじゃないよね?
絶対そういう言い方してるよね?

「…ふふ、上手に飲めたな」
「……」

何の遊びだ…んもう。

「ダリル様は、どこまでをお求めなんですか」
「何を?」
「婚前交渉手前の…その、性的な…」
「愛の交歓の事か?」
「いちいち詩的なのは何なんですか」
「詩的かどうかは知らんが、あまりはっきりと言うものでもなかろう?
 例えば、俺の肉棒をしゃぶって精液を飲」
「そうですね言わなくていいです」

下世話過ぎて無理だわ。
そしてフェラも無理だわ。
覚悟できてないし…

でも、昨日フェラしてもらったし。多分。
ごっくんもされちゃったし。多分。
いつかお返ししないと、とは思うけど。
この世界に生まれた以上、男同士でのこういうのも受け入れてきたけど。

いや、受け入れすぎちゃってるけども。

「…おいしく、なさそうだし…」
「美味しければするのか?」
「し、しねーーーし!」
「で、何味が良いんだ」
「だからしないってば!」

夢の中でだってするもんか!
ばーーーか!!
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