【完結】スパダリを目指していたらスパダリに食われた話

紫蘇

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メリー、クリスマス!

サンタコスか、トナカイコスか 2

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風呂から出てそこに置いてあったのは…

「やっぱり、サンタだった」

しかも女の子が着るタイプの…。

「そうだよね…」

今までの傾向を考えても、学ラン以外全部女装だもん。

政景さんは女の子が好きなわけじゃないけど、俺が恥ずかしがる姿が好きみたい…
あと、着せたままエッチするのも好きみたい。

「俺、政景さんとセックスする時、丸裸ってあんまなった事無いもんなぁ」

言っちゃ駄目かもしんないけど、スカートってパンツ脱いだら臨戦モードじゃん?
だから何て言うか…便利なんだと思う。

「まだボンデージじゃないだけましか…」

それも時間の問題だと思うけどね。
政景さん、Sだし…。

俺はサンタコスを手に取り、

「と、その前に…っと」

洗濯機の中に隠しておいたプレゼントを仕込んで、その上からサンタコスを着て…
風呂場からリビングへと戻った。

***

風呂場から上がると、政景さんがキッチンでトナカイの被り物をしてコーヒーを淹れていた。

「…やっぱり可愛いね、ひな」
「政景さんも、かわ…いい…?」
「ふふ、クリスマスだから、たまには羽目を外してもいいかなって」

いや、羽目はよく外しているほうだと思うのですが?
だけど俺のツッコミは届くはずもなく、政景さんは俺にスポドリの入ったコップを手渡した。

「心を落ち着けようと思ってコーヒーを淹れてみたんだけど…
 よく考えたら、お風呂上がりの水分補給には向かないよね」

そう言って政景トナカイさんは項垂れる。
いや、被り物をしているから、全く顔が見えないんだよね…
どうしてそんなすっぽりと頭を覆い尽くすものを準備したんだろう。

「そもそも、それ被ってたらコーヒー飲めなくないですか…?」
「うん、でも色々と考えたんだけどさ。
 サンタさんが自分に従順なはずのトナカイに犯される…って、いいなと思って」

どういう思考!?
あと、話が繋がってなくない!?

「だからね、陽向。
 ここで君を犯してもいいかな」
「ひょっ!?」

政景さんは言うが早いか、俺をくるりと向こう側へ向けて、背中から抱き着いた。

「コーヒーが零れたらいけないから、これは一旦避けておこうね」
「ん、あっ、ちょっ」

容赦なく服の上から胸を揉む政景さん。
いきなりの事に抵抗する俺を調理台に押し付けて、腰をぴったりとケツにくっつけてくる。
ちょっとアソコが勃ってるのが分かって、一気に恥ずかしさが増す。

スカートをたくしあげられてケツが丸出しになる。
サプライズのためにパンツを履いてなかった俺に、政景さんは被り物の中から言う。

「下着を付けてないだなんて…サンタさんもこうなる事を期待してたんだ?」
「んっ、あ、違…っ」
「エッチなサンタさんにはお仕置きだね」
「あっ、あん!」

パチン、と左の尻たぶを叩かれる。
その音が何度もキッチンに響き、淫猥な気分にさせられる。

「あっ、いた、ひんっ、ああんっ」
「お尻叩かれて感じてるの?
 悪い子…右のお尻もペンペンしなきゃね?」
「あっ、あう、いいっ…」

お尻が痛くてじんじんする。
それなのに勃起してる自分がもう分からなくなってくる。
政景さんは満足したのか、俺の尻を両手で包み込むように撫で回す。

「おムネも可愛がってあげたいけど、この上からじゃ、乳首が分からないなぁ」
「へ…ふぇ、わっ!?」

政景さんが袖をぐい、と引っ張ると、ビリビリっと簡単に取れてしまった。
こんなとこ芸が細かいのやめて欲しい、と思った瞬間破れたとこから政景さんの手が侵入してきた。

「ふふ、あったあった」
「あっ、だめ、だめっ、やぁっ!」

政景さんに、サンタコスの下に仕込んでるものをバレたくない一心で、俺は身を捩って政景さんの手を留めさせようとする。
政景さんはお構いなしに指でぐにぐに乳首を刺激してくる。

「あっ、あっ、も、やぁっ」
「そんな事言って、体は正直だね?」
「あっ、あう、や、つまんじゃ、つねっ、ぁ!」
「ふふ、乳首コリコリだよ?サンタさん」
「あぃっ、はふっ、んん!」
「ほら、ほら、乳首でイっちゃえ」

いつもの「乳輪ごとつまみ上げて乳首を弾く」やつをやられて、調理台の端っこを掴む手が震える。

「あっ、あっ、あっ」

母音と涎しか出ない口。
尻の狭間に擦り付けられる政影さんのアレが、会陰とタマの裏側をがしがし刺激してくる。

「遠慮無くイって良いんだよ?
 サンタさんだって男の子だもんね、キモチ良くなっちゃったら、おちんちんからミルク発射しちゃうんだもんね」

そう言って、政影さんが、俺の乳首にぐっと爪をたてた。

「いっ、いいっ、ひぃっ!イっ、くぅーーっ!」

痛烈な痛みと後ろ暗い快楽に、俺のキモチイイが頂点に達する。

「あっーー」
「ふふ、良くイけましたね、サンタさん」
「あ…あ…」
「そんなサンタさんには、ご褒美にトナカイさんのフル勃起チンポをあげよう、ね!」

ぱんっ!

「ぅああ!?」
「一気に奥まで入ったね、サンタさん♡」
「あっ…はっ、ぐ…」
「奥をいっぱい突いて、結腸責めで昇天させてあげようね♡」

政影さんは俺の尻たぶをこれでもかと割り開き、奥の奥を高速で責め立てる。
ずちゅずちゅずちゅずちゅーーー

「あが、が、がぁっ、あぅっーーー」
「ほらほらほら、本能剥き出しだねサンタさん。
 トナカイに犯されて、奥まで蹂躙されて、嫌なのにキモチ良くてトんじゃいそうだね、おちんちんからカウパートロットロ…」

指でぐりぐり先っぽを、先っぽに空いた穴を、指で、

「いっ、ひ、うああっ…!」
「トナカイさんはね、サンタさんのお尻を見るたびに『ぶち込みたい』と思ってたんだよ。
 サンタさんに出会ってからずっと、毎日そう思いながらイイ男を演じてたんだよ」
「ひっ、ぎ、あ、となかい、さぁっ、ん!」
「君に想いが届くなんて奇跡、あると思わなかったんだよ。
 だから、カラダから、私のものにしたんだよ…!」
「ま、さ、かげっ、さぁんっ、あ!」
「好きだ、愛してる、だけじゃ足りない、全部欲しい、欲しくて堪らない、ヒナ…っ!」

奥に熱いものが放たれる感覚…
そして、政影さんの動きが止まる。
乱暴に脱ぎ捨てられる被り物。
泣きそうな政影さんの顔…

「ひな、ぜんぶ、ほしい」
「…うん」
「君の今も、未来も、身も心も…全部」
「うん」

分かってるよ、政景さん。
今日はさ、クリスマスだから。
俺はサンタクロースだから…

「ねえ政景さん?
 このサンタ服、脱がせてみて」

俺は、あなたに、俺をあげる。
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