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後日談
とにかくエロい政景さん 1
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同棲して早1ヶ月。
会社を出る時間は別々だけど、帰る家は一緒…という生活にも少しずつ慣れてきた。
今日は政景さんが接待で遅くなるとの事で、俺は広いリビングでカップめんを啜っている。
自分の為に飯を作るのが急に億劫になったからだ。
「久々に食べると美味いよな」
俺は早々に晩飯を食い終えて政景さんの帰りをリビングで待つことにした。
何となくテレビを付けたら、偶然にも高田さんがテレビに出ていた。
『今お付き合いしてる彼女がいて、結婚も考えてるんです』だって。
それって美咲さんの事だよね。
だってこの前一緒に遊びに来たもん。
『安田さん、本当に兄で良いんですよね?』
『安田さん、政景さんの愛を受け入れて頂いて有難う御座います』
って謎の感謝を…
「…って、謎でもないか」
だって政景さんは結構…変わってるというか。
俺じゃなかったら通報してると思うような事いっぱいしてるんだもん。
この前もいつ撮ったのか分かんない写真出てきたし。
実物いるんだから捨てなさいって言ったけど、きっとどこかに残してるんだろうな…
「この前もこっそり撮影してたし…」
そう、ちょうどこの部屋で、このソファで…
「……何であんな衣装持ってるんだろう」
そして俺も何で着ちゃったんだろう…
「やばい、思い出しちゃった」
あの日、お風呂から出たら、パジャマの代わりに置いてあったメイド服。
メッセージカードに「きっと似合うよ、着てみてね」って書かれてて…
~~~~~
「陽向君、おふろ、入ってきたら」
「えっ、政景さん、もう入ったの?」
「うん、今日はね、うん」
「……?」
ご飯食べた後、テレビ見てる間に姿を消したと思ったらお風呂に入ってたのか。
きっとまた良からぬ事を企んでるんだな…。
「んもう…今度は何なんだろ」
政景さんの「お風呂に入っておいで」は「セックスするから準備してきなさい」という意味だ。
同棲前には「お風呂に入ってからおいで」っていうのもあって、それは玄関でヤリたいという意味だった。
「…あの時は大変だった」
まさかね、と思いながら一応準備してきた自分を褒めたら良いのか悪いのか…。
玄関入った途端にキスされて、そのまま玄関扉に押し付けられるようにしてシャツの上から乳首弄られた後、ズボンを膝まで降ろされて靴履いたまま立ちバック…というとんでもないお出迎えを食らわされたのだ。
政景さんって会社では爽やかイケメンなのに、家では変態さんなんだよな…
毎度ハメ撮りしていいか聞いてくるし。
駄目ですって言ってるけど、多分隠し撮りしてると思う…
初めてのセックスの時も動画撮ってたし。
しかし、政景さんが何を企んでいても俺にはどうしようもない。だって何か逆らえないし…
これでも政景さんのことを愛しているから、出来る限り受け入れてあげたいんだ……
~~~~~
……なーんて考えていたら、パジャマがメイド服にすり替えられていたのだ。
おまけに下着も白のレースの女物だったし。
「…どこで手に入れて来たんだろう」
まあ、最近は何でも通販できるからな。
そんなこんなで、俺はメイド服を着たままこのソファの上で政景さんに抱かれたわけなんだけど…
「…今日は随分遅いんだなぁ」
時計を見ると、もう10時を回ってる。
接待で二次会三次会とかなってたら、12時過ぎになっちゃうかもな。
「…政景さん、接待苦手だって言ってたのにな」
仕事だから仕方ないとは言っても、きっとしんどい思いをして帰って来るんだろうな。
外も寒いし、何か温かい飲み物を作ろうか。
お酒飲むと甘いものが欲しくなるから、甘めの飲み物でホッとするような何か…
「マシュマロ乗せたココアにしよう」
確かこの前お菓子作りに使ったやつが…あった!
ココアもこの辺に…あった!
後は湯を沸かすだけ…
「…準備、終わっちゃったな」
頑張った政景さんに、他に何か出来る事無いかな。
政景さんが喜ぶ事…
「…そうだ」
ここはひとつ、勇気を出して…。
「よしっ!」
気合い一発、俺は政景さんの喜ぶモノを探しに、クローゼットへと向かった。
会社を出る時間は別々だけど、帰る家は一緒…という生活にも少しずつ慣れてきた。
今日は政景さんが接待で遅くなるとの事で、俺は広いリビングでカップめんを啜っている。
自分の為に飯を作るのが急に億劫になったからだ。
「久々に食べると美味いよな」
俺は早々に晩飯を食い終えて政景さんの帰りをリビングで待つことにした。
何となくテレビを付けたら、偶然にも高田さんがテレビに出ていた。
『今お付き合いしてる彼女がいて、結婚も考えてるんです』だって。
それって美咲さんの事だよね。
だってこの前一緒に遊びに来たもん。
『安田さん、本当に兄で良いんですよね?』
『安田さん、政景さんの愛を受け入れて頂いて有難う御座います』
って謎の感謝を…
「…って、謎でもないか」
だって政景さんは結構…変わってるというか。
俺じゃなかったら通報してると思うような事いっぱいしてるんだもん。
この前もいつ撮ったのか分かんない写真出てきたし。
実物いるんだから捨てなさいって言ったけど、きっとどこかに残してるんだろうな…
「この前もこっそり撮影してたし…」
そう、ちょうどこの部屋で、このソファで…
「……何であんな衣装持ってるんだろう」
そして俺も何で着ちゃったんだろう…
「やばい、思い出しちゃった」
あの日、お風呂から出たら、パジャマの代わりに置いてあったメイド服。
メッセージカードに「きっと似合うよ、着てみてね」って書かれてて…
~~~~~
「陽向君、おふろ、入ってきたら」
「えっ、政景さん、もう入ったの?」
「うん、今日はね、うん」
「……?」
ご飯食べた後、テレビ見てる間に姿を消したと思ったらお風呂に入ってたのか。
きっとまた良からぬ事を企んでるんだな…。
「んもう…今度は何なんだろ」
政景さんの「お風呂に入っておいで」は「セックスするから準備してきなさい」という意味だ。
同棲前には「お風呂に入ってからおいで」っていうのもあって、それは玄関でヤリたいという意味だった。
「…あの時は大変だった」
まさかね、と思いながら一応準備してきた自分を褒めたら良いのか悪いのか…。
玄関入った途端にキスされて、そのまま玄関扉に押し付けられるようにしてシャツの上から乳首弄られた後、ズボンを膝まで降ろされて靴履いたまま立ちバック…というとんでもないお出迎えを食らわされたのだ。
政景さんって会社では爽やかイケメンなのに、家では変態さんなんだよな…
毎度ハメ撮りしていいか聞いてくるし。
駄目ですって言ってるけど、多分隠し撮りしてると思う…
初めてのセックスの時も動画撮ってたし。
しかし、政景さんが何を企んでいても俺にはどうしようもない。だって何か逆らえないし…
これでも政景さんのことを愛しているから、出来る限り受け入れてあげたいんだ……
~~~~~
……なーんて考えていたら、パジャマがメイド服にすり替えられていたのだ。
おまけに下着も白のレースの女物だったし。
「…どこで手に入れて来たんだろう」
まあ、最近は何でも通販できるからな。
そんなこんなで、俺はメイド服を着たままこのソファの上で政景さんに抱かれたわけなんだけど…
「…今日は随分遅いんだなぁ」
時計を見ると、もう10時を回ってる。
接待で二次会三次会とかなってたら、12時過ぎになっちゃうかもな。
「…政景さん、接待苦手だって言ってたのにな」
仕事だから仕方ないとは言っても、きっとしんどい思いをして帰って来るんだろうな。
外も寒いし、何か温かい飲み物を作ろうか。
お酒飲むと甘いものが欲しくなるから、甘めの飲み物でホッとするような何か…
「マシュマロ乗せたココアにしよう」
確かこの前お菓子作りに使ったやつが…あった!
ココアもこの辺に…あった!
後は湯を沸かすだけ…
「…準備、終わっちゃったな」
頑張った政景さんに、他に何か出来る事無いかな。
政景さんが喜ぶ事…
「…そうだ」
ここはひとつ、勇気を出して…。
「よしっ!」
気合い一発、俺は政景さんの喜ぶモノを探しに、クローゼットへと向かった。
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