【完結】どれだけ永く生きてても

紫蘇

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王子様と皇太子殿下 6

★王子の欲、皇太子の欲

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まだ昼も来ないうちの台所で、
「んっ…ふ、ん……ッ」
くちゅ、くちゃ、と音を立てて舌を絡ませる。
たっぷり唾液を飲ませる…
眷属の唾液は媚薬になるとユーゴから聞いた。
濃さは生きておる長さで決まるらしい。
儂は300年しか生きとらんから、そこまで濃くはなかろうが、そのぶんたっぷり飲ませてやる。

クロエの目が、とろりとしてきた。
顔も赤みが増して…舌を自分から、差し出してくる。
さらに唾液を乗せるように、舌と舌を合わせる。
両手で尻を掴み、揉む。
クロエが唇を離して、

「や、だ…」

と言うので、

「分かっておる。すぐベッドに連れていくからの」

ひょい、とクロエを横抱きにする。
その間も頬に、耳に、鼻に、口づける。

「や…だめ…」
「…だめって言うても、やめてはいかんのだろ?」

クロエの顔が赤くなる。
「無理」という言葉が出る前に、ベッドに寝かせて口を口で塞ぐ。
今日1日、朝までたっぷりと…愛してやる。

シャツの上から、乳首をぽりぽりと引っ掻く。
「っ!…っ!」
鼻息が荒くなって、ぴくぴくと腰が動く。
まだ、直接触らない。たっぷり布ごしに愛撫される気持ちよさを教えこむ。

あいつらは本当に馬鹿じゃのう。
前戯も無しで突っ込むなどと、童貞でもせんようなことを強要しよって…。
まあ、そのおかげで「好きな人とするのは気持ちいい」と教え込める訳じゃが…

許す気は微塵もない。

今度はくるくると、爪を立てて小さな円を描く。
「…っ、は、はっ、ん、んぅ…っ!」
口を離すと、小さな喘ぎ声が聞こえる。
クロエの耳元で囁く。
「気持ちいいか?」
クロエから返事はない代わりに、ひっ、ひぅ、と喘ぎ声が上がる。
そろそろ摘んで…少し捻ったり戻したり、大好きなあれをしてやるかな、ほれ。
「ひぁ!あ、あっ…!あっ、……っあア!」
びくり、と背を反らすクロエ。
もしかしてコレで軽くイッたのでは…?
そっと股間を嗅いでみる。…まだ、出てないようじゃが…念の為、このままココを吸っておくか。

「ひゃあ!ひ、ひ、や、やだ、や!」

ズボンごしにナニを吸われて、驚いたらしい。
こんなことくらいで驚くとは、可愛いの…
ズボンを下ろし、下着の上からアレを食べるように…はむはむと、少し歯を立てて刺激する。

「や!や、やあっ、ふ、ふっ、ふぅッ」

勿論、乳首はちゃんと弄ったまんまじゃ。

「は、はぅ…っ!は、はう、う!」

目を閉じて、顔をこちらに見せ、眉を寄せて…
口元に右手を持ってきたいようじゃが、無いから口は塞げぬよな。
下着ごしに舌を這わせ、味わう。たまらぬ…
びく、びくと腰が跳ねて…いかん、逃しては…
口で下着をずらし、ぶるりと出てきたそれを直接口の中へ入れ、今度は歯を立てないように、ねぶる。

「あ、あっ!」

先走りの味が口内で広がる。たっぷり味わうために先っぽをちゅう、と吸って飲んでしまう。

「あひぃっ!」

さすがに、出んか…。
シャツをたくしあげ、乳首を見ると、赤く腫れ上がって…食べて、と言わんばかり。
なら、食べてしまおうかの…
ぱく。

「あひっ」

ちゅっ、ぺろ、ぺろ、かりっ、ちゅうっ。

「ひ、ひ、ひ、ひい!」

吸って、舐めて、噛んで、吸う。
もう一つのほうは…舐めて、舐めて、唾液を塗りこむ。
どちらの乳首も、唾液で濡らし、光らせる。
息をふっ、と吹きかける。

「ひゃっ!」

今度は右耳があった場所の後ろを舐める。
たっぷり舐めたら左も舐める。耳たぶを齧る。
耳の穴に舌を入れて、卑猥な水音を聞かせる。

「ん、んふ、ふう、ん」

もう一度濃厚な口づけをする。
どこにも触らないで、口づけ。
それが終わると、首筋をたっぷり味わいつつ…
鎖骨と鎖骨の真ん中あたりをきつく吸う。

「いぅっ」

そのまま口づけを下へ下へと…かわいいおへそに到達したら、そこへ舌を入れてくりくりかき回す。

「ひゃう、きゅ、きゅっ」

不思議な喘ぎ声、可愛くてたまらぬ…
指で、乳首をつんつんとつつく。
ゆるいゆるい快楽を染み込ませる。
その手を乳首から離して、ズボンも下着も剥ぎ取る。
脚を開かせ、膝を持ち上げ、ふとももを付け根からたっぷり舐めあげ、口づけし、そこかしこに痕をつける。

「いっ、ひ、いっ、ひぃ、ひっ」

右から左、左から右…今度はアソコに触れない。
あまり触れすぎると痛くなるし、なめなめしすぎるとふやけるから、お預けじゃ。

クロエがたまらず、左手を股間に伸ばそうとするのを、口で阻止する。そのまま指を舐め、薬指の付け根を軽く噛む。

「あっ!」

右は出しても手がないじゃろ?
切断の治療の痕にも口づけ、舐める。

「ふあ、ふあ、」

くるりとクロエをうつ伏せにする。
腰を持ち上げ膝立ちにさせ、尻をたっぷり堪能する。
まろみといい、肌の吸いつく様といい…これだけで3食はいけそうな味わいに、夢中で揉みしだき、そこにも痕をつける。きつく吸うたび、クロエがぴく、ぴくと動く。
もう、肘で自分を支えられなくなったクロエは、頭と胸で体を支え、尻だけを上げる格好になる。
たっぷり唾液を染み込ませた乳首が、シーツで擦れて感じている…らしい。

「あ…あ…」

エロい、エロすぎる…
ここも、ひくひくと…
尻の穴をぺろり、と舐める。

「やっ…!きたないの…!」

多少汚かろうが別に大したことではない。だが、

「気になるなら、綺麗にしよう…少し待っておれ。
絶対に自分で気持ちのいいところを触ったり…シーツに擦り付けたりするなよ?…出たら困るからな…」

台所でぬるま湯と柔らかい布、それから…油を用意する。香油といかないのがちとカッコ悪いが…。

----------

用意が出来て寝室に戻ると、クロエが荒い息をしながら、出ていった時と同じ格好で待っていた。
ちゃんと触らずに待っていたようだ。

「待たせたか?」
「う、ん」
「よしよし、いい子じゃな」

ご褒美に、首の後ろに口づける。
そのまま背骨を舐め下ろす。
右の腰あたりに、焼印の痕。
この忌々しいものも、クロエが眷属になればなくなるじゃろうか?

尻の割れ目が始まるあたりまでたっぷり味わう。
汗も甘美な味がする。

「ココをきれいにしような?」
「は、い…」

ぬるま湯に布を浸して、それで穴をきれいにする。
その間も、たっぷり尻を楽しむ。

「きれいで…食べてしまいたくなるな」

甘い果実のように、齧りついてみる。

「あっ、だめっ」

ちゅくちゅくと、尻の穴をきれいに拭く。
布に含ませた湯を中へ入れ、出たものを拭く。

「ん…っ、く、う、…う…」

表情が強烈に歪む。
受け入れるための下準備が、怖いのだろう。
今までは、これが終わったら地獄の責めが待っとったんだから…それは恐ろしいはずじゃ。
よく、耐えてくれとる…良い子、良い子…。
頭を撫でる。

「可愛い…何もかも、愛しくて…美しい」
「ひ、ひぐ…ひっく、う、う…」
「愛してる、クロエ…」

今度は、片方の乳首を弄りながら、する。

「ひっ!ひあ、やっ、な、あん!」
「…さっきより感じるか?」
「は、はぃっぃ、ぃ、い、い…い、い…」
「素直な子じゃの…ふふ」

達しない程度にゆるゆると乳首をさわりながら、
何度か穴へ湯を入れては拭き、清める。

「きれいになった…良いか?」
「は、は、はひ、はい」

同意があったので、遠慮なくそこを舐める。
小さな喘ぎ声がは、は、と聞こえる。
ひくひくと尻の穴が反応する。

少しでも媚薬が効けば、痛みを無くせるかもしれん。
ここも、唾液を擦り込むように…出来れば、中も。

「ひぁ、や、なかっ、あ、ひ!?」

ぐり、ぐりと舌を入れた後…口づけのふりをして、そこへ唾液を流し込む。
暫くそうして入り口を舌で捏ね回していると、

「……、あ、は、や、あつい…」
「……どこが熱い?」
「おしり、なかっ…ンっ…うず、くぅ…」

クロエの顔は甘く崩れ、目が潤んで、口の端からよだれが出て…エロいなどという範囲を超えている。
その顔だけで、儂はこの先永遠にオカズに困らないだろう、と下品な事を考える。

「あ、あついの、どうにか、」
「…指を入れるぞ?」

油を指で掬い、つぷ、と入れる。
堅い蕾が抵抗するが、少しずつ指で探りながら侵入していく。くち、くちと音が出る。

「…辛くないか?」
「あっ、は、はひ…っ」

このあたりも少し、感じるようじゃ。
だが、少し奥、こり、と当たるところがある。

「ひっ!」

……見つけた。イイトコロ。

「…どうした?ここが…何かあるのか?」

意地悪くコリコリを続ける。

「ひ、ひ、ひっ、ひいっ、ひぃ、い、い!」

竿を手でゆるめに扱く。
ぬるぬると、また先走りが出ている。
先走りを亀頭に塗り込むようにすると、腰が跳ねて、またコリコリに指があたる。

「はう、はぅ、や、そこ、ゆび、だめっ…、!」

もしかしたら、と思い、クロエの下に潜り込んでソコを口に咥える。

「ふぁ!」

後ろの感じるところを指でトントンしながら、たっぷり舐めしゃぶる。
クロエの腰が無意識に前後に動いて、前も後ろも自分から求めてくる。じゅぷ、くちゅ、ジュプ、クチュ…
淫猥な音がさらに感度を高めさせる。

「あっ!あ!あ!あっ!」

まだやめない。指をそっと2本に増やす。
ぐりぐりと捻ってそこを解す。
クロエの腰が止まらなくなった。
気持ち良すぎて、飛んでしまえ。

「あ、あひっ、は、は、く、く、くるっ!」

前と後ろを同時に責められて、ついにクロエは…
初めての射精をしたのだった。
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