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王子様と皇太子殿下 6
王子、結局また自分が悪い
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「おどれらぁあ!」
朝日が昇る直前に、儂は隣の家を襲撃した。
やつらの寝室を開けたら、喉元に、剣、が…
「……なんだ、エースさんか」
「……ソラ……カッコイイ……」
鬼神の鬼神ぶりはこんなところでも…糞っ。
2人なかよくご就寝で、羨ましいですわ!
「朝も早くから殺気立ってどうしたんすか?」
「お前らのせいで…お前らのせいでぇぇえ」
「「?」」
「クロエが反抗期じゃあぁあ」
----------
「はあ、つまり…自分に厳しくありたいから、1人でしたい、とこういうことですか」
「そうじゃ!お前らが何か吹き込んだに違いない、そうじゃろ!?」
「そりゃ相談には乗ったし…ツライ話も聞いたけど、オレは「自分に自信を持て」って言っただけだぞ」
「ソラは!?お前は!?」
「おれ、話聞いただけですもん」
そもそも1人でするもんなんだから普通だろ?
と言って不思議そうな顔を、2人して…ぐぬぬ。
儂はもう怒っていた。
やつらが悪いに違いないと怒っていた。
「エースさんとカラス君を、足して2つに割れればいいのになあ」
「ほんとだな、あっちは自分が全部悪いし、こっちは他人が全部悪いからなぁ」
「なんじゃと!?」
はあ、とため息をついて、ソラが言った。
「そもそも、それ、カラス君の自慰を「手伝う」んじゃなくて、あんたがカラス君のおちんちんに触りたくてやってんでしょ?」
「うぐっ」
「何で「手伝う」なんて言うんですか」
「それは、その…そうしたら、クロエに、嫌われずに、最初の…を、と…思って…」
「真っ正直に言わないのが悪いんすよ?
何で分かんないんすか、そういうこと」
「う…だって、その…」
「だっても何もねーでしょ。
カラス君に常に最悪のことを考えて行動する癖があることくらい分かってるでしょうが!」
「まさか…本気で手伝ってもらってるって、思ってるってこと!?」
ロウの言葉に、ソラは腕組みをして頷いた。
「最悪の場合、アレをエース様が善意でしてくださっていると想定して、備えようとしてるんすよ。
半分以上は分かってると思いますよ?
頭めちゃくちゃいいんですもん。
敵の心理を読むのも上手いしね。
でも、今回は恋愛という不測の事態なんすよ。
しかも相手は母国ぶっ潰した本人で自分は名前だけとはいえ敗戦した国の皇太子だし、言う事は何でも聞かなきゃいけないって事もあるし」
「う…うむ…」
「今までの経験上、命令されてきたのは最悪最低のことばっか。
だから『好きな人とするエッチなことはキモチイイ』なんて信じてなかったのに、あんたとの「エッチなこと」で生まれて初めてキモチイイって思ったんだ、それで自分の中の色んなことが崩れて混乱してんだ、だから自分が頼ってきたやり方に縋ってんだ、分かれよ」
な、今、ソラは…何と?
聞き間違いでなければ、それは…
「そ、その…ソラ、」
「なんすか?」
「その、クロエは儂のこと…好き…なのか?その、恋愛という意味で…」
「は?馬鹿なの?今それ聞くとこ?」
冷たい目でバッサリ斬られた。
「うっ…すまん…」
「ってことは、また、自分の発言でこうなってるってことなの?」
「簡単に言うと、そうすね」
ソラは続けた。
「カラス君はあんたが好きだから精通が来ないのを悩んでるんだし、大きくなっていく自分に価値がないんじゃないかって悩んでんだろ?」
「では、その…儂はどうすれば…」
「さあ、勝手になされば?と思いますけどね。
自分が辛抱できないんなら、きちんとそう言って頼み込むしかないんじゃないですか?
あと、ちゃんと愛してるって言ってください。
「エッチなこと」のときじゃなくて、普通に、何でもないときに」
ロウがソラの言葉に相槌を打つ。
「本心でぶつかるのが1番ってことだな!」
「そうっす。
自分がそうしたいからする。
自分が触って満たされたくて触る。
触りたいんだって、ちゃんと言わなきゃ」
「う……分かった」
「帰ったら、まず言ってくださいよ?
『好きだ、愛してる』って」
「う…はい…」
ソラの怒涛の攻撃に続いて、ロウが言う。
「お前さ、あいつのことちゃんと毎日褒めてやれよな、かわいいとか優しいとか賢いとか、いくらでも褒めるとこあるだろうがよ。仕事中でも飯食ってる時でも、気づいたときにはいつでもな。
ベッドの中以外でもちゃんと言えよ」
「う…うむ…」
「…あいつ、自分のこと嫌いすぎるんだよ。
お前みたいに自分のしたことをそのまま自信にできる人間じゃないんだから…子どもの頃からずっと、自分の存在を否定されてきたんだろ?…その、奴隷みたいに、背中に焼印…あるのも、そういうことなんだろ?」
「……うん」
ソラが駄目押しする。
「自分の気持ち、きっちりと全部言ってくださいよ。
骨の髄まで甘やかしたい、もっと「依存して」欲しいって、他ならぬ自分の気持ちでしょ?
あと、自分の話も、包み隠さず全部したらどうすか?
今カラス君の中ではあんたは完璧な聖人君子で、そんなだからカラス君の中のあんたは、エッチなことも自分のためじゃなく他人のためにしてやるようなやつ、なんじゃないの」
「……うむ」
「おれは、あんたが恋に悩んで右往左往するカッコ悪いやつだって知ってるけど、作戦会議までしてたなんて、カラス君は知らないんだからさ」
「……わかった」
儂は決意を固めた。
格好悪くても、何でもいい。
クロエの全部が欲しい、身も心も…未来も。
そうしていると、ロウとソラが顔を見合わせてにっこりと笑いあって…
「わかったんならさっさとお帰り下さい」
と、家から儂を叩き出した。
朝日が昇る直前に、儂は隣の家を襲撃した。
やつらの寝室を開けたら、喉元に、剣、が…
「……なんだ、エースさんか」
「……ソラ……カッコイイ……」
鬼神の鬼神ぶりはこんなところでも…糞っ。
2人なかよくご就寝で、羨ましいですわ!
「朝も早くから殺気立ってどうしたんすか?」
「お前らのせいで…お前らのせいでぇぇえ」
「「?」」
「クロエが反抗期じゃあぁあ」
----------
「はあ、つまり…自分に厳しくありたいから、1人でしたい、とこういうことですか」
「そうじゃ!お前らが何か吹き込んだに違いない、そうじゃろ!?」
「そりゃ相談には乗ったし…ツライ話も聞いたけど、オレは「自分に自信を持て」って言っただけだぞ」
「ソラは!?お前は!?」
「おれ、話聞いただけですもん」
そもそも1人でするもんなんだから普通だろ?
と言って不思議そうな顔を、2人して…ぐぬぬ。
儂はもう怒っていた。
やつらが悪いに違いないと怒っていた。
「エースさんとカラス君を、足して2つに割れればいいのになあ」
「ほんとだな、あっちは自分が全部悪いし、こっちは他人が全部悪いからなぁ」
「なんじゃと!?」
はあ、とため息をついて、ソラが言った。
「そもそも、それ、カラス君の自慰を「手伝う」んじゃなくて、あんたがカラス君のおちんちんに触りたくてやってんでしょ?」
「うぐっ」
「何で「手伝う」なんて言うんですか」
「それは、その…そうしたら、クロエに、嫌われずに、最初の…を、と…思って…」
「真っ正直に言わないのが悪いんすよ?
何で分かんないんすか、そういうこと」
「う…だって、その…」
「だっても何もねーでしょ。
カラス君に常に最悪のことを考えて行動する癖があることくらい分かってるでしょうが!」
「まさか…本気で手伝ってもらってるって、思ってるってこと!?」
ロウの言葉に、ソラは腕組みをして頷いた。
「最悪の場合、アレをエース様が善意でしてくださっていると想定して、備えようとしてるんすよ。
半分以上は分かってると思いますよ?
頭めちゃくちゃいいんですもん。
敵の心理を読むのも上手いしね。
でも、今回は恋愛という不測の事態なんすよ。
しかも相手は母国ぶっ潰した本人で自分は名前だけとはいえ敗戦した国の皇太子だし、言う事は何でも聞かなきゃいけないって事もあるし」
「う…うむ…」
「今までの経験上、命令されてきたのは最悪最低のことばっか。
だから『好きな人とするエッチなことはキモチイイ』なんて信じてなかったのに、あんたとの「エッチなこと」で生まれて初めてキモチイイって思ったんだ、それで自分の中の色んなことが崩れて混乱してんだ、だから自分が頼ってきたやり方に縋ってんだ、分かれよ」
な、今、ソラは…何と?
聞き間違いでなければ、それは…
「そ、その…ソラ、」
「なんすか?」
「その、クロエは儂のこと…好き…なのか?その、恋愛という意味で…」
「は?馬鹿なの?今それ聞くとこ?」
冷たい目でバッサリ斬られた。
「うっ…すまん…」
「ってことは、また、自分の発言でこうなってるってことなの?」
「簡単に言うと、そうすね」
ソラは続けた。
「カラス君はあんたが好きだから精通が来ないのを悩んでるんだし、大きくなっていく自分に価値がないんじゃないかって悩んでんだろ?」
「では、その…儂はどうすれば…」
「さあ、勝手になされば?と思いますけどね。
自分が辛抱できないんなら、きちんとそう言って頼み込むしかないんじゃないですか?
あと、ちゃんと愛してるって言ってください。
「エッチなこと」のときじゃなくて、普通に、何でもないときに」
ロウがソラの言葉に相槌を打つ。
「本心でぶつかるのが1番ってことだな!」
「そうっす。
自分がそうしたいからする。
自分が触って満たされたくて触る。
触りたいんだって、ちゃんと言わなきゃ」
「う……分かった」
「帰ったら、まず言ってくださいよ?
『好きだ、愛してる』って」
「う…はい…」
ソラの怒涛の攻撃に続いて、ロウが言う。
「お前さ、あいつのことちゃんと毎日褒めてやれよな、かわいいとか優しいとか賢いとか、いくらでも褒めるとこあるだろうがよ。仕事中でも飯食ってる時でも、気づいたときにはいつでもな。
ベッドの中以外でもちゃんと言えよ」
「う…うむ…」
「…あいつ、自分のこと嫌いすぎるんだよ。
お前みたいに自分のしたことをそのまま自信にできる人間じゃないんだから…子どもの頃からずっと、自分の存在を否定されてきたんだろ?…その、奴隷みたいに、背中に焼印…あるのも、そういうことなんだろ?」
「……うん」
ソラが駄目押しする。
「自分の気持ち、きっちりと全部言ってくださいよ。
骨の髄まで甘やかしたい、もっと「依存して」欲しいって、他ならぬ自分の気持ちでしょ?
あと、自分の話も、包み隠さず全部したらどうすか?
今カラス君の中ではあんたは完璧な聖人君子で、そんなだからカラス君の中のあんたは、エッチなことも自分のためじゃなく他人のためにしてやるようなやつ、なんじゃないの」
「……うむ」
「おれは、あんたが恋に悩んで右往左往するカッコ悪いやつだって知ってるけど、作戦会議までしてたなんて、カラス君は知らないんだからさ」
「……わかった」
儂は決意を固めた。
格好悪くても、何でもいい。
クロエの全部が欲しい、身も心も…未来も。
そうしていると、ロウとソラが顔を見合わせてにっこりと笑いあって…
「わかったんならさっさとお帰り下さい」
と、家から儂を叩き出した。
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