59 / 134
王子様と皇太子殿下 4
皇太子、友との再会を喜ぶ
しおりを挟む
「カラス君!」
「ソラ君!」
あれから少し。
エース殿がソラ君に会わせてくれた。
お互いに駆け寄って、抱き合う。
「カラス君、ちょっと背、伸びた?」
「うん、ちょっとだけど、ね!」
「でもちょっと筋肉落ちた?」
「うん…ずっと寝てたから。
でも、義足もつけたし、これからまた体を動かそうと思って…そういうソラ君は、腕、太くなったね」
「あー、西の砦で薪割りばっかしてたから…」
二人で向かい合って、腕や体をお互い触ったりなんかして話していると、ソラ君の向こうから不機嫌そうな声がした。
「…2人は友だち同士、だよね?」
「そうだよ!」
「ソラ君、この人は?」
「この人はね…その…おれの恋人」
ソラ君がちょっとモジモジしながらそう言うと、不機嫌そうな声をかけて来た男が、急に機嫌を直したらしく、胸を張って、俺に自己紹介してくれた。
「そう、オレはソラの恋人の、ロウ。よろしく」
「ロウさんと、おっしゃるんですね」
「そう。ソラとお友だちの君は?」
「はい、自分はクロエと言います。
ソラ君からは、カラスと呼ばれています」
「東の辺境にいたときは、カラス君は偽名を使ってて、カラスって名乗ってたの。ね、カラス君」
「はい…皇太子ということが知れるとまずい、ということで、咄嗟に考えたものなのですが」
実はソラ君の髪の色から発想を得た、なんてことは黙っておくのが良さそうだ。
「本当の名前がわかってからも、癖でつい呼んじゃうんだよね…直したほうがいい?」
「そのままでいいよ!
だって、友達だし、あだ名ってことで」
ロウさんが大きな声で言った。
「そう、2人は友だち同士、だもんな!
特別な名前で呼ぶのも、あだ名なんだったら、友だちの証だもんな!仲良しの友だちの証!
でも、オレはお前のことクロエって呼ぶから!」
「もー、ロウさん、友だち友だちって、言い過ぎ」
「何だか照れます」
えへへ、と、ソラ君と二人で笑う。
最近の近況をお互い話す。
「クロエ君、今何してるの?」
「それがね、何と、あのシュン・コバヤシ先生の学園で、働いてるんだ!すごいでしょ。
ソラ君は?」
「今は馬の調教…だけど、剣を教えてくれっていう人が毎日来るもんで、断るのも面倒だから軽く手合わせだけしてあげたり…とか」
「ソラ教官は教える時も鬼、とか言われてそう」
「だってさ、剣をやるからには強くならないと、死んじゃうじゃない。
おれの優しさだよ」
聞けば、剣を教えてくれって来る人のほとんどは女の人なんだって。
「女の人が剣術やるのは、トーリじゃ普通なんだって。
痩せて綺麗な体を作ることからハマる人が多いみたいで、女の人が警備につかないといけないことも多いから、強い人はすごく稼げるんだってさ!」
そこから剣の話になって、そうこうしていると、ソラ君が言った。
「あのさ、久々に会ったし、軽くアレやる?」
「いいね」
ソラ君が、長い枝を2本、背中から取り出す。
アレやるつもりで持ってたんだって。
まあ、2人でやる遊びっていったらアレだもんね。
「いくぜ!」
「こいっ!」
2人でやる剣術ごっこ。
決着をつけないのがルールで、どっちかが疲れるまでずっとこれをやるんだ。
軽い枝だから、今の自分には丁度いいや。
------------
「これが遊び、とは…強いはずじゃのぉ」
いつの間にかエース殿が来ていた。
まだまだ、剣術ごっこは続いている。
「せっ!」
「ふんっ!」
ぱしぱしって枝の音が楽しい。
「さっきからずっとこれやってるんだよ」
「それでまだこの速さか…」
「目がいいのかな?」
「右目が潰れとるのに、右が見えとるような…」
もうそろそろ…腕が上がらなくなってきた。
「あー、もう、疲れた!」
「じゃあおれの勝ちだね!」
尻もちをついて降参した自分に、ソラ君は手を差し伸べる。
その手をとって立ち上がろうとしたら、エース殿が飛んできて、後ろから抱き上げるように立たせてくれる。
「義足をつけたばかりじゃろ、無理しおって…」
「いえ、この程度なら、まだ。
元々左でも剣は扱えましたので、問題は…」
「いかんいかん。先生にも言われたじゃろ、急にやりすぎると体に障ると」
そういってエース殿は自分を横抱きにしようとするので、ちょっと恥ずかしくなって
「や、あの、大丈夫…ですから」
とお断りした。
「エース様、カラス君は子どもじゃないんですから、そんな扱いしちゃ駄目っすよ」
「ぐっ…わかった」
エース殿は、ソラ君の言うこともちゃんと聞くみたいだ。この前まで敵だったのに…大人だなぁ。
「そういえば、ソラ君、エース殿に負けちゃったって聞いたけど…」
「あんなの偶然だよ」
「偶然じゃと?ならもう一回、馬上試合でもやるか?」
「いいっすよ。
リリの分そっちが大分優位ですけど、譲ってさしあげますから、いつでも」
…と、思ったけど、子どもっぽいとこもある。
不思議な人だな。
「お互い真剣じゃぞ」
「いいですよ、こっちももう死なないんで」
「おい、ソラ!」
エース殿が慌ててソラ君を止めるけど、どうしても気になったから僕はソラ君に聞いた。
「死なない?」
「うん、そうだよ。おれ、死なない体になったの」
「……えっ?」
「…あのね、カラス君、聞いて欲しいことが、あるんだ」
ソラ君が、改まったように自分に言う。
…何があったんだろ…。
「ソラ君!」
あれから少し。
エース殿がソラ君に会わせてくれた。
お互いに駆け寄って、抱き合う。
「カラス君、ちょっと背、伸びた?」
「うん、ちょっとだけど、ね!」
「でもちょっと筋肉落ちた?」
「うん…ずっと寝てたから。
でも、義足もつけたし、これからまた体を動かそうと思って…そういうソラ君は、腕、太くなったね」
「あー、西の砦で薪割りばっかしてたから…」
二人で向かい合って、腕や体をお互い触ったりなんかして話していると、ソラ君の向こうから不機嫌そうな声がした。
「…2人は友だち同士、だよね?」
「そうだよ!」
「ソラ君、この人は?」
「この人はね…その…おれの恋人」
ソラ君がちょっとモジモジしながらそう言うと、不機嫌そうな声をかけて来た男が、急に機嫌を直したらしく、胸を張って、俺に自己紹介してくれた。
「そう、オレはソラの恋人の、ロウ。よろしく」
「ロウさんと、おっしゃるんですね」
「そう。ソラとお友だちの君は?」
「はい、自分はクロエと言います。
ソラ君からは、カラスと呼ばれています」
「東の辺境にいたときは、カラス君は偽名を使ってて、カラスって名乗ってたの。ね、カラス君」
「はい…皇太子ということが知れるとまずい、ということで、咄嗟に考えたものなのですが」
実はソラ君の髪の色から発想を得た、なんてことは黙っておくのが良さそうだ。
「本当の名前がわかってからも、癖でつい呼んじゃうんだよね…直したほうがいい?」
「そのままでいいよ!
だって、友達だし、あだ名ってことで」
ロウさんが大きな声で言った。
「そう、2人は友だち同士、だもんな!
特別な名前で呼ぶのも、あだ名なんだったら、友だちの証だもんな!仲良しの友だちの証!
でも、オレはお前のことクロエって呼ぶから!」
「もー、ロウさん、友だち友だちって、言い過ぎ」
「何だか照れます」
えへへ、と、ソラ君と二人で笑う。
最近の近況をお互い話す。
「クロエ君、今何してるの?」
「それがね、何と、あのシュン・コバヤシ先生の学園で、働いてるんだ!すごいでしょ。
ソラ君は?」
「今は馬の調教…だけど、剣を教えてくれっていう人が毎日来るもんで、断るのも面倒だから軽く手合わせだけしてあげたり…とか」
「ソラ教官は教える時も鬼、とか言われてそう」
「だってさ、剣をやるからには強くならないと、死んじゃうじゃない。
おれの優しさだよ」
聞けば、剣を教えてくれって来る人のほとんどは女の人なんだって。
「女の人が剣術やるのは、トーリじゃ普通なんだって。
痩せて綺麗な体を作ることからハマる人が多いみたいで、女の人が警備につかないといけないことも多いから、強い人はすごく稼げるんだってさ!」
そこから剣の話になって、そうこうしていると、ソラ君が言った。
「あのさ、久々に会ったし、軽くアレやる?」
「いいね」
ソラ君が、長い枝を2本、背中から取り出す。
アレやるつもりで持ってたんだって。
まあ、2人でやる遊びっていったらアレだもんね。
「いくぜ!」
「こいっ!」
2人でやる剣術ごっこ。
決着をつけないのがルールで、どっちかが疲れるまでずっとこれをやるんだ。
軽い枝だから、今の自分には丁度いいや。
------------
「これが遊び、とは…強いはずじゃのぉ」
いつの間にかエース殿が来ていた。
まだまだ、剣術ごっこは続いている。
「せっ!」
「ふんっ!」
ぱしぱしって枝の音が楽しい。
「さっきからずっとこれやってるんだよ」
「それでまだこの速さか…」
「目がいいのかな?」
「右目が潰れとるのに、右が見えとるような…」
もうそろそろ…腕が上がらなくなってきた。
「あー、もう、疲れた!」
「じゃあおれの勝ちだね!」
尻もちをついて降参した自分に、ソラ君は手を差し伸べる。
その手をとって立ち上がろうとしたら、エース殿が飛んできて、後ろから抱き上げるように立たせてくれる。
「義足をつけたばかりじゃろ、無理しおって…」
「いえ、この程度なら、まだ。
元々左でも剣は扱えましたので、問題は…」
「いかんいかん。先生にも言われたじゃろ、急にやりすぎると体に障ると」
そういってエース殿は自分を横抱きにしようとするので、ちょっと恥ずかしくなって
「や、あの、大丈夫…ですから」
とお断りした。
「エース様、カラス君は子どもじゃないんですから、そんな扱いしちゃ駄目っすよ」
「ぐっ…わかった」
エース殿は、ソラ君の言うこともちゃんと聞くみたいだ。この前まで敵だったのに…大人だなぁ。
「そういえば、ソラ君、エース殿に負けちゃったって聞いたけど…」
「あんなの偶然だよ」
「偶然じゃと?ならもう一回、馬上試合でもやるか?」
「いいっすよ。
リリの分そっちが大分優位ですけど、譲ってさしあげますから、いつでも」
…と、思ったけど、子どもっぽいとこもある。
不思議な人だな。
「お互い真剣じゃぞ」
「いいですよ、こっちももう死なないんで」
「おい、ソラ!」
エース殿が慌ててソラ君を止めるけど、どうしても気になったから僕はソラ君に聞いた。
「死なない?」
「うん、そうだよ。おれ、死なない体になったの」
「……えっ?」
「…あのね、カラス君、聞いて欲しいことが、あるんだ」
ソラ君が、改まったように自分に言う。
…何があったんだろ…。
0
お気に入りに追加
159
あなたにおすすめの小説

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

【書籍化決定】俗世から離れてのんびり暮らしていたおっさんなのに、俺が書の守護者って何かの間違いじゃないですか?
歩く魚
ファンタジー
幼い頃に迫害され、一人孤独に山で暮らすようになったジオ・プライム。
それから数十年が経ち、気づけば38歳。
のんびりとした生活はこの上ない幸せで満たされていた。
しかしーー
「も、もう一度聞いて良いですか? ジオ・プライムさん、あなたはこの死の山に二十五年間も住んでいるんですか?」
突然の来訪者によると、この山は人間が住める山ではなく、彼は世間では「書の守護者」と呼ばれ都市伝説のような存在になっていた。
これは、自分のことを弱いと勘違いしているダジャレ好きのおっさんが、人々を導き、温かさを思い出す物語。
※書籍化のため更新をストップします。

光る穴に落ちたら、そこは異世界でした。
みぃ
BL
自宅マンションへ帰る途中の道に淡い光を見つけ、なに? と確かめるために近づいてみると気付けば落ちていて、ぽん、と異世界に放り出された大学生が、年下の騎士に拾われる話。
生活脳力のある主人公が、生活能力のない年下騎士の抜けてるとこや、美しく格好いいのにかわいいってなんだ!? とギャップにもだえながら、ゆるく仲良く暮らしていきます。
何もかも、ふわふわゆるゆる。ですが、描写はなくても主人公は受け、騎士は攻めです。

雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
祝【コミカライズ決定】!!
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」

美形×平凡の子供の話
めちゅう
BL
美形公爵アーノルドとその妻で平凡顔のエーリンの間に生まれた双子はエリック、エラと名付けられた。エリックはアーノルドに似た美形、エラはエーリンに似た平凡顔。平凡なエラに幸せはあるのか?
──────────────────
お読みくださりありがとうございます。
お楽しみいただけましたら幸いです。

パワハラ騎士団長に追放されたけど、君らが最強だったのは僕が全ステータスを10倍にしてたからだよ。外れスキル《バフ・マスター》で世界最強
こはるんるん
ファンタジー
「アベル、貴様のような軟弱者は、我が栄光の騎士団には不要。追放処分とする!」
騎士団長バランに呼び出された僕――アベルはクビを宣言された。
この世界では8歳になると、女神から特別な能力であるスキルを与えられる。
ボクのスキルは【バフ・マスター】という、他人のステータスを数%アップする力だった。
これを授かった時、外れスキルだと、みんなからバカにされた。
だけど、スキルは使い続けることで、スキルLvが上昇し、強力になっていく。
僕は自分を信じて、8年間、毎日スキルを使い続けた。
「……本当によろしいのですか? 僕のスキルは、バフ(強化)の対象人数3000人に増えただけでなく、効果も全ステータス10倍アップに進化しています。これが無くなってしまえば、大きな戦力ダウンに……」
「アッハッハッハッハッハッハ! 見苦しい言い訳だ! 全ステータス10倍アップだと? バカバカしい。そんな嘘八百を並べ立ててまで、この俺の最強騎士団に残りたいのか!?」
そうして追放された僕であったが――
自分にバフを重ねがけした場合、能力値が100倍にアップすることに気づいた。
その力で、敵国の刺客に襲われた王女様を助けて、新設された魔法騎士団の団長に任命される。
一方で、僕のバフを失ったバラン団長の最強騎士団には暗雲がたれこめていた。
「騎士団が最強だったのは、アベル様のお力があったればこそです!」
これは外れスキル持ちとバカにされ続けた少年が、その力で成り上がって王女に溺愛され、国の英雄となる物語。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる