449 / 586
学園6年目
最後の学園祭 2日目
しおりを挟む
学園祭2日目。
俺は昨日の魔法学会延長戦が長引いたせいもあってくたびれていた。
深夜近くまでワイワイやってたからなあ…
それに、魔法以外の話も随分したような…?
でも不用意な事を喋らないようにおじいちゃん先生がずっと付いていてくれたので助かった。
「大丈夫ですか、ルース先生?」
「ええ、まあ何とか…」
「終わったら第一砦で仮眠してください!」
「サウナも準備しておくよ!」
「サウナ、シャラパールでも流行るしそうよ」
今日はチーム側室として、エル様とカート君、ガーベラ先輩にノースさんの4人が俺を囲んでくれている。
ちなみに同じ側室であるジョンさんは出場者として、ヘザー先輩はヘヴィさんと一緒にスタッフとして闘技場へ…
ヘザー先輩は「学術交流会で話せる事もないからね」って謙遜していたけど、魔法侯爵4人が不在(!)の今、学園で光魔法を一番使えるのはヘザー先輩なのだ。
人命、大事。
「そういえば、ヘヴィさんが僕と先輩の仲を認めてくれたんです!」
「えっ、そうなの!良かったねぇ」
「クリビアさんが色々言ってくれたみたいで…へへ」
「魔王もあの美人には勝てませんね」
ははは…とみんなで笑い合い、食堂に到着。
すでに受付は開始されていて、バイオレット先輩を含む外交官の人たちもばっちり待機してくれている。
「おお、ルース、久しぶりだな!」
「バイオレット様、本日は宜しくお願いします」
「ああ、任された。
アルファード殿下とカルロス前国王殿下はもう中で談笑中だ。
ラミー…フリージア内務官もすでに中に混じっているから、宜しく頼む」
「かしこまりました」
久しぶりって、この前王宮で会った気がするけどな…まあいいか。
受付にいるのはいつもの古代魔法チーム…
のはずが、1人足りない。
「お、ルース、来たか」
「ルースさぁん!こちらで受付どうぞ!」
「ワルド先輩、ルディ君!…あれ、マグノリア教授は?」
「あっこでシャラパールの大使たちに囲まれてる」
「あー…もみくちゃだあ」
シャラパールでは「巨大ミミズVS巨大ゴーレム」関連の話は未だに人気らしく、ゴーレムを作るのに協力した人たちは何かにつけああして囲まれるんだよな…。
悪いけどマグノリア教授には犠牲になってもらおう。
俺はひっそり受付を終わらせる。
ノースさんが言う。
「そういえば、ゴーレムの歌、定期演奏会でやる、本当?」
「あー、でも歌なしの弦楽三重奏ですね。
デューイ君がやって何かあったら大変なので」
「シャラパールでも人気ある曲よ!
でも歌つけるは禁止!ルースみたいなるは困るからね」
「まだ言いますかそれ…」
いつの間にか黒歴史化してるじゃん。
あんな頑張ったのになあ…。
ブツブツ言いながらも、俺は食堂の前室へ入る。
「ルース様、ボディチェック失礼するっす!」
「アレク…主催者は別に良いんじゃねえの?」
入口付近では、王宮から応援に来たカレンデュラ先生とアレクさんが仲良くお仕事中だ。
「いや、こういう事は例外なく全員しないと…。
久しぶりですね、カレンデュラ先生…じゃなくて近衛騎士副団長?」
「はは、良いよもうトルセンで。
ルースが結婚すりゃ俺のほうが部下なんだし、そもそもそっちのほうが爵位も高いんだしさ」
「あー…爵位ね、忘れてたな最近…」
学園が気楽すぎるんだよね。
俺も公爵家のご子息に「真面目に働かんかい!」って平気で言うようになってきたし。
さて、ボディチェックも終わったし本会場へ…
すると早速軽食コーナーに知った人影が。
「おっ、ルース君やないか」
「ロメリアのおっちゃん!久しぶり…またナポリタン食うてんの?」
「好っきゃねん、このチープさが。
そやそや、ご注文通りの結界しといたで!」
「ありがとう!」
ロメリアのおっさんにしか出来ない「魔法禁止・指定魔道具以外禁止」のガッチリかつ小器用な結界があれば、安心度も高まるってもんやね。
「ほんでやな、うどんの件なんやけど」
「刻みやなくてキツネがええんですよね?
したら砂糖は国産でええとして、醤油は多分ダフォデイルから輸入するしかないんちゃうかな」
ちなみにお揚げさんは自分で作るしかない。
なぜか豆腐はあるからそれほど大変でも無いけどね…。
「あー、ほなそっちの神殿に聞いてみるわ、神殿同士の取引やったら商売にカウントされへんし」
「そんな抜け道あるんや!知らんかった…」
「せやろ?融通し合うのは助け合いの内やねん」
それよりうどん職人を育てる人材を頼むわ!
と言ってロメリアのおっちゃんはどっかへ消えていった。
アイリス商会で何とかならんもんかな。
ならんか。
「さて…」
キュポン。ゴクゴク…
俺は「疲れたときに飲んでくださいね!」と薬学コンビが調合してくれた「体力回復薬」を飲んで気合を入れ直した。
「よし!ほんじゃまあ今年も開会しますか!」
「頑張ってくださいルースさん!」
「行ってらっしゃいませ、ルース先生!」
「皆さんサポート宜しくお願いします」
「もちろん!精一杯頑張るよ!」
「ファイトね~!」
チーム側室の応援を受けて、食堂の一番奥まで行く。
そこにはすでに殿下とおじいちゃん先生が待っていて、俺をお立ち台へエスコートしてくれる。
王族2人のエスコート。
それが何を意味するのかは…まあ簡単に言うと「これはローズ王国のモノだ!」という牽制だ。
未だに色んな国から王子の嫁にならないかって引き抜きのお声がけを頂くもんだから…。
”ユーフォルビアの苗床”って、結構世界的に広まっちゃってんだろうな。
…「子どもを産む機械」。
前世で政治家が言って大炎上してたけど、こうして実際にその立場になってみるとマジで腹立つな。
ま、今生の「苗床」も大概だけど!!
俺は謎の怒りを鎮めてから、演説する。
「本日は、国際学術交流会にご参加頂き、誠に有難う御座います!」
…この台から降りたら、出来る限りの来客と話をしていかなきゃならない。
今日で脳味噌使い切るくらいの気概で、俺は台から降り…
「ルース様!私の事、覚えてらっしゃいますか」
「あ!スプーラ殿下のご学友の方ですよね?」
「そうです、お久しぶりです!」
聞けば、スプーラ殿下は魔法術大会に参加したいというゴード先輩に付いて明日こっちへ来るらしい。
「…明日も休めなくなったな…」
まあ、最後の学園祭だし。
燃え尽きるまでやるのもまた一興…?
頑張ろ…。
俺は昨日の魔法学会延長戦が長引いたせいもあってくたびれていた。
深夜近くまでワイワイやってたからなあ…
それに、魔法以外の話も随分したような…?
でも不用意な事を喋らないようにおじいちゃん先生がずっと付いていてくれたので助かった。
「大丈夫ですか、ルース先生?」
「ええ、まあ何とか…」
「終わったら第一砦で仮眠してください!」
「サウナも準備しておくよ!」
「サウナ、シャラパールでも流行るしそうよ」
今日はチーム側室として、エル様とカート君、ガーベラ先輩にノースさんの4人が俺を囲んでくれている。
ちなみに同じ側室であるジョンさんは出場者として、ヘザー先輩はヘヴィさんと一緒にスタッフとして闘技場へ…
ヘザー先輩は「学術交流会で話せる事もないからね」って謙遜していたけど、魔法侯爵4人が不在(!)の今、学園で光魔法を一番使えるのはヘザー先輩なのだ。
人命、大事。
「そういえば、ヘヴィさんが僕と先輩の仲を認めてくれたんです!」
「えっ、そうなの!良かったねぇ」
「クリビアさんが色々言ってくれたみたいで…へへ」
「魔王もあの美人には勝てませんね」
ははは…とみんなで笑い合い、食堂に到着。
すでに受付は開始されていて、バイオレット先輩を含む外交官の人たちもばっちり待機してくれている。
「おお、ルース、久しぶりだな!」
「バイオレット様、本日は宜しくお願いします」
「ああ、任された。
アルファード殿下とカルロス前国王殿下はもう中で談笑中だ。
ラミー…フリージア内務官もすでに中に混じっているから、宜しく頼む」
「かしこまりました」
久しぶりって、この前王宮で会った気がするけどな…まあいいか。
受付にいるのはいつもの古代魔法チーム…
のはずが、1人足りない。
「お、ルース、来たか」
「ルースさぁん!こちらで受付どうぞ!」
「ワルド先輩、ルディ君!…あれ、マグノリア教授は?」
「あっこでシャラパールの大使たちに囲まれてる」
「あー…もみくちゃだあ」
シャラパールでは「巨大ミミズVS巨大ゴーレム」関連の話は未だに人気らしく、ゴーレムを作るのに協力した人たちは何かにつけああして囲まれるんだよな…。
悪いけどマグノリア教授には犠牲になってもらおう。
俺はひっそり受付を終わらせる。
ノースさんが言う。
「そういえば、ゴーレムの歌、定期演奏会でやる、本当?」
「あー、でも歌なしの弦楽三重奏ですね。
デューイ君がやって何かあったら大変なので」
「シャラパールでも人気ある曲よ!
でも歌つけるは禁止!ルースみたいなるは困るからね」
「まだ言いますかそれ…」
いつの間にか黒歴史化してるじゃん。
あんな頑張ったのになあ…。
ブツブツ言いながらも、俺は食堂の前室へ入る。
「ルース様、ボディチェック失礼するっす!」
「アレク…主催者は別に良いんじゃねえの?」
入口付近では、王宮から応援に来たカレンデュラ先生とアレクさんが仲良くお仕事中だ。
「いや、こういう事は例外なく全員しないと…。
久しぶりですね、カレンデュラ先生…じゃなくて近衛騎士副団長?」
「はは、良いよもうトルセンで。
ルースが結婚すりゃ俺のほうが部下なんだし、そもそもそっちのほうが爵位も高いんだしさ」
「あー…爵位ね、忘れてたな最近…」
学園が気楽すぎるんだよね。
俺も公爵家のご子息に「真面目に働かんかい!」って平気で言うようになってきたし。
さて、ボディチェックも終わったし本会場へ…
すると早速軽食コーナーに知った人影が。
「おっ、ルース君やないか」
「ロメリアのおっちゃん!久しぶり…またナポリタン食うてんの?」
「好っきゃねん、このチープさが。
そやそや、ご注文通りの結界しといたで!」
「ありがとう!」
ロメリアのおっさんにしか出来ない「魔法禁止・指定魔道具以外禁止」のガッチリかつ小器用な結界があれば、安心度も高まるってもんやね。
「ほんでやな、うどんの件なんやけど」
「刻みやなくてキツネがええんですよね?
したら砂糖は国産でええとして、醤油は多分ダフォデイルから輸入するしかないんちゃうかな」
ちなみにお揚げさんは自分で作るしかない。
なぜか豆腐はあるからそれほど大変でも無いけどね…。
「あー、ほなそっちの神殿に聞いてみるわ、神殿同士の取引やったら商売にカウントされへんし」
「そんな抜け道あるんや!知らんかった…」
「せやろ?融通し合うのは助け合いの内やねん」
それよりうどん職人を育てる人材を頼むわ!
と言ってロメリアのおっちゃんはどっかへ消えていった。
アイリス商会で何とかならんもんかな。
ならんか。
「さて…」
キュポン。ゴクゴク…
俺は「疲れたときに飲んでくださいね!」と薬学コンビが調合してくれた「体力回復薬」を飲んで気合を入れ直した。
「よし!ほんじゃまあ今年も開会しますか!」
「頑張ってくださいルースさん!」
「行ってらっしゃいませ、ルース先生!」
「皆さんサポート宜しくお願いします」
「もちろん!精一杯頑張るよ!」
「ファイトね~!」
チーム側室の応援を受けて、食堂の一番奥まで行く。
そこにはすでに殿下とおじいちゃん先生が待っていて、俺をお立ち台へエスコートしてくれる。
王族2人のエスコート。
それが何を意味するのかは…まあ簡単に言うと「これはローズ王国のモノだ!」という牽制だ。
未だに色んな国から王子の嫁にならないかって引き抜きのお声がけを頂くもんだから…。
”ユーフォルビアの苗床”って、結構世界的に広まっちゃってんだろうな。
…「子どもを産む機械」。
前世で政治家が言って大炎上してたけど、こうして実際にその立場になってみるとマジで腹立つな。
ま、今生の「苗床」も大概だけど!!
俺は謎の怒りを鎮めてから、演説する。
「本日は、国際学術交流会にご参加頂き、誠に有難う御座います!」
…この台から降りたら、出来る限りの来客と話をしていかなきゃならない。
今日で脳味噌使い切るくらいの気概で、俺は台から降り…
「ルース様!私の事、覚えてらっしゃいますか」
「あ!スプーラ殿下のご学友の方ですよね?」
「そうです、お久しぶりです!」
聞けば、スプーラ殿下は魔法術大会に参加したいというゴード先輩に付いて明日こっちへ来るらしい。
「…明日も休めなくなったな…」
まあ、最後の学園祭だし。
燃え尽きるまでやるのもまた一興…?
頑張ろ…。
15
お気に入りに追加
2,467
あなたにおすすめの小説
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
俺の義兄弟が凄いんだが
kogyoku
BL
母親の再婚で俺に兄弟ができたんだがそれがどいつもこいつもハイスペックで、その上転校することになって俺の平凡な日常はいったいどこへ・・・
初投稿です。感想などお待ちしています。
前世である母国の召喚に巻き込まれた俺
るい
BL
国の為に戦い、親友と言える者の前で死んだ前世の記憶があった俺は今世で今日も可愛い女の子を口説いていた。しかし何故か気が付けば、前世の母国にその女の子と召喚される。久しぶりの母国に驚くもどうやら俺はお呼びでない者のようで扱いに困った国の者は騎士の方へ面倒を投げた。俺は思った。そう、前世の職場に俺は舞い戻っている。
社畜だけど異世界では推し騎士の伴侶になってます⁈
めがねあざらし
BL
気がつくと、そこはゲーム『クレセント・ナイツ』の世界だった。
しかも俺は、推しキャラ・レイ=エヴァンスの“伴侶”になっていて……⁈
記憶喪失の俺に課されたのは、彼と共に“世界を救う鍵”として戦う使命。
しかし、レイとの誓いに隠された真実や、迫りくる敵の陰謀が俺たちを追い詰める――。
異世界で見つけた愛〜推し騎士との奇跡の絆!
推しとの距離が近すぎる、命懸けの異世界ラブファンタジー、ここに開幕!
嫁側男子になんかなりたくない! 絶対に女性のお嫁さんを貰ってみせる!!
棚から現ナマ
BL
リュールが転生した世界は女性が少なく男性同士の結婚が当たりまえ。そのうえ全ての人間には魔力があり、魔力量が少ないと嫁側男子にされてしまう。10歳の誕生日に魔力検査をすると魔力量はレベル3。滅茶苦茶少ない! このままでは嫁側男子にされてしまう。家出してでも嫁側男子になんかなりたくない。それなのにリュールは公爵家の息子だから第2王子のお茶会に婚約者候補として呼ばれてしまう……どうする俺! 魔力量が少ないけど女性と結婚したいと頑張るリュールと、リュールが好きすぎて自分の婚約者にどうしてもしたい第1王子と第2王子のお話。頑張って長編予定。他にも投稿しています。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
男装の麗人と呼ばれる俺は正真正銘の男なのだが~双子の姉のせいでややこしい事態になっている~
さいはて旅行社
BL
双子の姉が失踪した。
そのせいで、弟である俺が騎士学校を休学して、姉の通っている貴族学校に姉として通うことになってしまった。
姉は男子の制服を着ていたため、服装に違和感はない。
だが、姉は男装の麗人として女子生徒に恐ろしいほど大人気だった。
その女子生徒たちは今、何も知らずに俺を囲んでいる。
女性に囲まれて嬉しい、わけもなく、彼女たちの理想の王子様像を演技しなければならない上に、男性が女子寮の部屋に一歩入っただけでも騒ぎになる貴族学校。
もしこの事実がバレたら退学ぐらいで済むわけがない。。。
周辺国家の情勢がキナ臭くなっていくなかで、俺は双子の姉が戻って来るまで、協力してくれる仲間たちに笑われながらでも、無事にバレずに女子生徒たちの理想の王子様像を演じ切れるのか?
侯爵家の命令でそんなことまでやらないといけない自分を救ってくれるヒロインでもヒーローでも現れるのか?
【完結】伴侶がいるので、溺愛ご遠慮いたします
*
BL
3歳のノィユが、カビの生えてないご飯を求めて結ばれることになったのは、北の最果ての領主のおじいちゃん……え、おじいちゃん……!?
しあわせの絶頂にいるのを知らない王子たちが吃驚して憐れんで溺愛してくれそうなのですが、結構です!
めちゃくちゃかっこよくて可愛い伴侶がいますので!
本編完結しました!
時々おまけを更新しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる